まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動(まつたけ山復活させ隊)NEWSLETTER509

2010年05月28日 |  マツタケの林地栽培 
今日は活動日です。朝起きた時は11℃を寒暖計は差していましたが、出かける頃には20℃近くまで上昇し、絶好の活動日となった。家を10時前に出ました。途中岩倉の田んぼの様子を見ました。この前18日に植えた稲の苗はその後順調に伸びていました。


 本日の参加者は24名で次の通り。
橋本、加藤、周田、阿閉仁、阿閉眞、榎本、雅子、大久保、川本、三品、中広、前田、小原、三輪、内田、中野、マツ子、多田、猫田、山田、石原、まり子、有山、藤井の方々

 とうもろこしの苗が植えられていています。

トマトの苗も大きくなってきました。

ジャガイモ畑も花が満開です。

いちご畑                                ふき畑

 一番茶を採った後の茶の木の様子

畑わさびに今年は挑戦する予定ですがここでは順調に育っています。

畑に咲いている花々


皆伐した香川山の松も実生から4年目を向かえてどんどん成長してきました。

 玉城山の斜面にあった材木を林道まで下す作業を午前と午後に分けて行いました。


材木を置く場所を設定しました。

 斜面から下した材木を林道の脇に並べて積み上げました。

 お昼のお献立 食事の様子


 30日に陶器の本焼きを行うために保管されている素焼き陶器は6月12日の5周年記念に使う予定。


 三さんと川本さんの班は午後から中野さん、マツ子さんの応援を受けて作業をしました。


  香川山ベースキャンプの下の道路沿いの溝も溜まった土砂を揚げました。

 テーブルにシートをかけて帰り支度
報告:三輪
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まつたけ「十字軍」運動まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER508

2010年05月26日 |  マツタケの林地栽培 
葉わさび栽培検討会風景 



京まつたけ復活・里山再生市民運動



 
次(241回)の活動は5月28日(金)、午前10時、岩倉香川山です.マツタケ山づくりを楽しみましょう! 

葉わさび栽培班誕生
5月25日、京都林務事務所の岩田さんと西村さんを講師に迎え、我々の活動の場にある林で、葉わさび栽培の可能性を考える研修を実施した.興味を持つ方が10名参加した.
 香川山頂上奥のヒノキ林では、いくら葉わさびといえども、水管理が大変であると思えるので除外することになった.澤田山と玉城山の頂上にある林は同様の悩みを抱えるためこれまた栽培候補地から除外.
 日曜日以来の大雨で澤田山中広班とヤマガラの里班の間にある林道南側の沢筋には水が流れている.中広班活動場所への入り口付近は、日照と気温(地温)と土壌水分の関係でわさび栽培にぴったりであることが判明.
 わさびはこのあたりでは、気温が高いため夏越しの管理が面倒なので戴いた5株の1年苗を栽培し生理生態を学ぶことにした.香川山キャンプの畑で葉わさびと行者ニンニクが育っているので、問題は苗を植えました、全部鹿に食われましたとならないようにすることであろう(下記メール参照).
10名の参加者を中心に、栽培候補エリアで気温や地温を測定し、9月末までに下ごしらえを進めることになった.興味のある方はグループの世話人である榎本さんにおたずね下さい.

5周年記念大パーティー開催
日 時:6月12日(土)9時~17時ごろ(第243回活動日)
 会 場:香川山BC(まつたけ十字軍運動拠点)
 会 費:3000円.保護者同伴の子供は無料
 形 式:海鮮バーベキュー(三陸沖海産物産地直送)
尼吹山にある濱稔の顕彰碑のお参りと草刈りなど清掃をします.
その他何でも猫田さんまで要望をお寄せ下さい。

梅雨マツタケ情報を下さい!
九州地区でも、ツユマツタケ(さまつ)は未だ発生してないようである.ここ2年は宮崎県高隈辺りに6月半ばから7月初め頃発生していた.その前は、4月下旬に熊本県天草辺りで発生していた.発生情報があれば是非教えて下さい.京都でも祇園祭頃までは期待されると聞いています.
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

★お知らせ
1)田圃の作業 楽しい昼食を味わうために労働力の提供をお願いします!
 ・草取り・・・7月の予定。

2)里山再生ワークショップ開催のお知らせ
と き:平成22年5月30日(日)集合13時30分
ところ:滋賀県彦根市荒神山(総山)登山口に集合
対 象:集落のみなさん、県大生、共同研究者
申込み:不要。当日現地に集合してください。
服装等:山で軽作業できる服装(長袖長ズボン、運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど)ノコ・ナタを持っている人は持参してください
雨天が予想される場合:降水確率(滋賀県北部(彦根)午前7時)が60%以上の場合は中止(順延:日時未定)、その他足もとが相当悪い場合は中止することがあります
主催・問い合わせ:
 下石寺自治会 まちづくり委員会 西川時男 090-5886-4222
 滋賀県立大学 鵜飼研究室 電話:0749-28-8502 .メール:ukai@ses.usp.ac.jp

3)5周年記念並びにまつたけ山づくり奮闘記出版(遅延気味)記念パーティ
「まつたけ十字軍運動(まつたけ山復活させ隊)」の活動が2005年6月16日に開始され、この6月でまる5年が経ち、いよいよ6年目を迎えることになる。そこで、5周年を記念しさらに運動が発展・浸透して全国のアカマツ林が再生、”まつたけ”が50年前のように身近に食せることを願って記念(祈念)パーティを開催します。この活動を祝うに相応しい本の出版準備も峠を越えた.
 日頃ご無沙汰しているメンバーも、新たに参加してみようかなと思っている「里山大好き」もこぞってご参加ください。
 まつたけ十字軍運動(まつたけ山復活させ隊)のメンバーである岩手県宮古市田老の加藤さんにお願いをして旬の魚介類を手に入れたい。
 日 時:6月12日(土)9時~17時ごろ(第243回活動日)
 会 場:香川山BC(まつたけ十字軍運動拠点)
 会 費:3000円(予定)保護者同伴の子供は無料
 形 式:海鮮バーベキュー(三陸沖海産物産地直送)
その他何でも猫田さんまで要望をお寄せ下さい。
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§メール便り
1)滋賀県立大学の黒田 末寿さん
葉ワサビは興味があります。年間水温が15度以下の谷川なら、ほっといてもできるようです。小面積ならシカ対策は網と針金だけでいけると思います。
ワサビの栽培は滋賀県でもあちこちで盛んにやってましたが、シカのせいでみんな壊滅しました。日野町は、金気(鉄)の水でワサビの根に黒い縞が入り売り物にな らずやめたのですが。余呉では今も家の前の川や山の斜面でワサビが取れます。ワサビは今北さんが昔やったこともあるので、データをいろいろもっています。

§運動は皆さんのカンパで成り立っています!
振込先
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

§今年の予定と目標
1)マツタケ山づくり奮闘記の出版
2)京都造形芸術大学通信教育部環境学受講生がマツタケ山づくりに参加
  9月11日(土)に予定.交通案内など応援を願います.
3)林間わさび栽培に取りかかりたい
4)若い松林をつくろう!京都の景観・伝統行事を守ろう
  全作業区で実施.
5)元気を取り戻したシロを覆土(玉城山2月12日完了))
6)マツタケ感染アカマツ実生苗で人工のシロを作りたい!
和歌山県高野山岩田山に、クリーンルーム建設。農林水産省の補助申請予定
7)各地との交流推進
北海道旭川、岩手県岩泉町岩泉商工会、岩手県洋野町大野高校、石川県珠洲市金沢大学能登学舎、滋賀県彦根市滋賀県立大学荒神山、同沖島、和歌山県高野町岩田山、香川県小豆島、広島県庄原市マツタケ研究会
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

★私達のマツタケ山造り
作業内容は二通りに分けることができる.
これらの意味をよく理解し作業をすることが必要
①植生の調節
  植物の密度の適正化:平均地温の調節、落葉量の調節,土壌水分含量の適正化。伐る樹種、残す樹種、作業時期にこだわる必要はない。除間伐材は必ず集積地へ搬出しなければならない。
  ○アカマツ:枯損木,被庄木は地際から切る。枝払い後、玉切りして集積地に運び出す。枯損木は焼却する.
  ○広葉樹他(含 ヒノキ、スギ):
      大径木:株元直径5cm以上の木は地際から切る。枝払い後、玉切り後、
集積地へ搬出。
      
○中小径木:最近の異常気象による発生期の高温障害を防ぐために、直径
1~5cmの木は密度を4-7本/m2に調節する。日当たり、風通
しや落葉量を調節する。中段切りをしなくてもよい。枝払い後、
集積地に搬出.
   
○灌木等:膝頭より低い草本や灌木は地際から切ったり,根から抜き集積地へ搬
出.

②土壌条件の適正化(地掻)落葉落枝層と腐植層の厚みの適正化。以下の(a)~(c)の条件を改善.林外に搬出
(a)物理的要因 土壌の硬度,土壌構造や保水力の改善,根のB層への移行
   を促進。
(b)化学的要因 有機物供給源の除去=富栄養状態の改善。
(c)微生物的要因 土壌微生物の質と量の改善=競争微生物や病原微生物の
   減少。
  地掻の強さは、褐色森林土壌が見え隠れする程度に実施する。
☆各作業区の紹介
1)香川山
 ○ヤマガラグループ(ヤマガラの里Cエリア)
 ゲート入り口右側斜面を整備中。このエリアを若いアカマツ林に戻す予定。
 斜面正面エリアのススキ刈り取りなど補整作業に取り組んでいる。
皆伐区は、予定どおりに再生が進み、アカマツ幼樹の群落が美しい.斜面の地掻など補整作業を実施している.
一段と、マツノザイセンチュウ病による枯損木が周辺に目立っている.伐倒焼却の要あり.

2)澤田山
アカマツ林でマツタケの生息地を再生するというエリアとコナラ林を整備するエリアとがある.第1地整備地と第2整備地ごとにネライを定めて各班ごとに独自に作業を進めている.かつてアカマツ林化を考えて伐ったところの補整が進んでいる。
第1整備地は、
○村上班
マツタケ山づくりが行われている.京都府のホンシメジ接種試験が相当前に行われ、そのとき整備もされたが、菌根性のきのこの発生には至ってない.土壌の問題があると思える.補整の手入れが必要な状態になってきている.
○阿閉班
南側のやはりアカマツ林帯で、やがて両区はつながるという.エスケープした檜・杉など大径木の処理が進んでいる.美しいアカマツ林になってきている.

第2整備地は、
ヤマガラの里と呼ぶ.以前から整備を始めているところは「ヤマガラの里A地区」と呼び、整備が完了している.その西に当たるところを尾根部(アカマツ林を再生)、傾斜地部(コナラ林にする)など3区に分け、それぞれ生態的特徴を生かした整備を進めている.ここは「ヤマガラの里B地区」と呼ばれる.分からないことなどは前田・小原さんにお尋ね下さい.

第3整備地は、
作業エリアでは、アカマツ林再生を考え、尾根筋でアカマツ林再生作業が続いている.5-6年前には尾根筋でマツタケが採れたと聞くが、今、アカマツがないに等しい.アカマツ林の再生作業中.
○澤田山中広班
澤田山の一角にあるアカマツ林再生現場の作業を見聞したが、尾根筋がさっぱりとした広葉樹林にしたてあげられている。やはり、長年放置されると、我々の力量では歯が立ちにくいのだ。この立木密度、この林床堆積物では、アマチュアの尋常作業ではアカマツ林に戻せないためにそうなっている.作業エリアを広めずに尾根筋を、幅10mの範囲に限って、尾根沿いに順次皆伐。

○澤田山宮崎班 仲間を集めています!
現在、尾根筋アカマツ再生予定域から出る除間伐材、地掻き腐植の林外搬出路の確保を始めている。アカマツだけを残して尾根筋幅10mに沿っての皆伐がほぼ完了しました。作業中にも枯れ始めるアカマツが出てきており生き残りはわずか数本でアカマツ林再生の期待薄ですが、彼らがまいた種で子孫が増えてくれることにわずかな望みをつなぎたいと思います。
 資材用に使えそうなヒノキはもったいないのであまり細切れにせず搬出したいと思います。除伐したソヨゴなどで簡単な木馬道を作って滑らして下ろしています。コナラは薪サイズに玉切って搬出する予定です。これから除伐した木の搬出、片付けに人手が要りますので応援よろしくお願いします。片付けが済んだら地掻きを始めます。まあ、楽しみながら気長にノンビリやっていきます。
なお、シューター設置予定の下部山域はすでにアカマツが壊滅状態で、コナラを中心とした落葉広葉樹、ソヨゴを中心とした常緑広葉樹の混交林に相変化している。そのためアカマツ林再生よりも、向かいのヤマガラ班整備地Aに合わせて薪炭材・落葉腐植堆肥採取林、昆虫・キノコ・山菜・野鳥観察・森林浴などの癒し林として再生する方が有意義と考え、その方向で整備を進める予定。
できれば将来、下部林内には休憩所的な東屋も作ってみたい。また、整備で出る粗朶類を利用して、ヤマガラ班A区に習って作業域周囲をシシ垣で囲いたい。
 
3)玉城山は2班が共同で作業をしている。
○榎本班
○三品班
昔は、山全体がマツタケの発生に適したアカマツ林であったが、林道が造られたためにその下のエリアからマツタケが消えた.岩泉まつたけ研究所の向林試験林内で、全く同じことを経験している.林道を一つ通すだけのように考えがちだが、周りの環境ががらりと変り水の流れも変化する.
尾根筋には、アカマツ林密度が比較的高く残っているので、榎本班と三品班で上部と下部からマツタケの生活するアカマツ林の再生作業に取り組んでいる.
地表の堆積物を堆肥化し、冬には水田に鋤き込む.マツのザイセンチュウ病害木の伐倒焼却活動が一旦終了したように見えたが、再開している.
ここは、市民によるマツタケ山づくりのお手本として有名になった.今まで、プロによる手入れで、マツタケ発生の復活は、「有から有は簡単である」と実証されている.しかし、市民による手入れでマツタケ発生の成果が出たケース(2007)は、ここが日本初の地である.
その後の発生がないので、発生ポイント周辺に覆土を試みた.シロが生きていたなら必ず元気になる.撒水実験にも取り組むという意欲的作業が見られる.

§まつたけ十字軍運動に参加するには
下記の1から7を了承の上、参加下さい.また、 “まつたけ十字軍運動とは?”も併せてご理解下さい.尚、初めての方は事前に連絡が必要(連絡先は下記主催者).
1)参加資格は問わない. 参加時間は自由、ただし、コアタイム(昼食時)の参加は必須.
2)事故を起こさないように各自勤めること.傷害保険等は各自加入のこととし、事故の責任は当事者に帰するものとする.

3)服装等:山で軽作業できる服装(運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど).ゲスト用には少し準備されているが、ノコ・ナタの持参を原則としている.
4)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さんは補修や軽作業などされます.
5)持参するもの:昼食は作るので、MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器、飲料水(お茶があるので水筒)など.
6)道具類や備品は、個人購入のものや皆さんのカンパで購入したものです.大切に扱うよう願います.備品類は汚れを洗った後、保管場所に戻すこと.また、使用した食器やコップ類は洗って戻すこと.出したゴミ等は各自持ち帰ること.
一切の「資源」の提供は主催者に連絡を願いたい.
7)参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

§活動拠点へのアクセスなど
8)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは現地アカマツ林(京都市左京区岩倉村松町138-20バス停「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分).
叡山電鉄「岩倉」駅から現地アカマツ林へ2.3Km(徒歩30分)
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

9)<皆さんの活動の様子を見ることができる>
ブログ画面左下ブックマーク(Bookmark)中のNikonまつたけ復活・里山再生運動を左クリックすると、Nikon Onlinegalleryにはいる.akamatsurinさんのホームとなっている.アルバム一覧からお好きなものを左クリックすれば写真一覧が出てきます.スライドショーなどお楽しみ下さい.写真を印刷したり保存したりできます.

§開催予定日 2010年5月-9月
活動場所は岩倉香川山
(京都市左京区岩倉村松町138-20 京都バス「岩倉村松」から北東へ450m
徒歩6分)   活動開始は、午前10時頃から終わりは午後4時頃.
自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は参加の要あり.
第242回 6月04日(金)ブログ報告:榎本
第243回 12日(土)ブログ報告:池内 5周年・出版記念パーティー
第244回 18日(金)ブログ報告:宮崎
第245回 26日(土)ブログ報告:三輪
第246回 7月03日(土)ブログ報告:榎本
第247回 09日(金)ブログ報告:宮崎
第248回 17日(土)ブログ報告:池内
第249回 23日(金)ブログ報告:三輪
第250回 31日(土)ブログ報告:榎本
第251回 8月06日(金)ブログ報告:宮崎
第252回 20日(金)ブログ報告:三輪
第253回 28日(土)ブログ報告:池内
第254回 9月03日(金)ブログ報告:榎本
第255回 11日(土)ブログ報告:宮崎  京都造形芸大環境学受講生参加
第256回 17日(金)ブログ報告:三輪
第257回 25日(土)ブログ報告:榎本
第258回 10月2日(土)ブログ報告:池内

§まつたけ十字軍運動とは?
今、1年間に40,000種もの生物が絶滅(約13分に1種)していると推測されている.生き物1種の絶滅は、10種から30種の生き物の絶滅を呼ぶという.
日本で、802種の動物が絶滅危惧種とされ、7000種の維管束植物の24.1%(4種に1種)が絶滅危惧種に挙げられている(2007年).
環境省によれば、絶滅危惧種の50%強に当たる生物の生息地は、人里離れた奥山でなく里地里山と呼ばれる私たちの生活の場である.緑が豊かになって生き物が追われている!私達の周りにありふれた生き物であったフクジュソウやヒメシャガなど、メダカやチョウ類やニホンウサギなど、またオオタカやイヌワシなどが、消え続けている.マツタケも、京都府では絶滅危惧種に指定されている.生物の保全・多様性上危機に瀕する里山(アカマツ林)をマツタケ山に戻すことが目的である.
私たちのマツタケ山づくりは、山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視する.マツタケ山づくりで生まれるバイオマスの利用は、「自然」との共生型すなわち徹底した有機物循環型「農林業」に組み込まれるように最大限努力する.また、我々の成果は、情報として正しく発信し、全国に230万haあるアカマツ林に普及させることを願っている.
近代マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動拠点として、我々は循環型農林「業」を楽しむ.「楽しむ」ということにおいて、いわゆる農林業的作業と異なる.時折のイヴェントや開催日の昼食タイムに集まることによって、作業など情報を共有し、互いの知恵や技術を学び、また、里山復活の喜びをともにする.
運動は、木を伐る人・運ぶ人・軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、設備を造る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人などすべての参加者が、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことを第一義的に置きつつ、また、全国の読者の支援で維持運営されている.
まつたけ十字軍運動全体は、アリストテレス風に言えば、個の参加者の総和以上の意味を持つ.それ故、参加者はこの運動の全体性を見失わないようにしたい.

§主 催
まつたけ十字軍運動・まつたけ山復活させ隊
代表 吉村 文彦(マツタケ生態科学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305

§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典
080-6123-4706

香川理化学研究所
代表 香川 晴男
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まつたけ「十字軍」運動まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER507

2010年05月22日 |  マツタケの林地栽培 

アカマツ林復活の兆し!(玉城山尾根)

 

 京まつたけ復活・里山再生市民運動

 

第240回(5月22日(土))活動報告
 

 ゴールデンウィークの頃は「寒い寒い」と言っていたのに、一転「暑い暑い」真夏日。京都は30度を越えたとのことでした。季節感も何もあったもんじゃない。地下のマツタケ菌も「いったいどうせえっちゅうんじゃ!」とさぞかし戸惑っていることでしょう。
 本日の参加者は(敬称略)、前田、橋本、松本(忠)、周田、有山、加藤、内田、松本(仁)、堀井、松浦、吉川、上林、宮崎、杉山、森、三品、榎本、雅子、大久保、江指、中広、石原、阿閉(仁)、阿閉(眞)、多田、川本、田中、藤井、小吹、玉城、三木、田、吉村(代表)、中野、山田の35名の皆さんでした。

<玉城山>
榎本班と三品班の整備域がついにつながりました(クリックで拡大)。

写真のほぼ中央がドッキング地点、中央より左=三品班、右=榎本班。

旧両班境界あたりに休憩用ベンチを作成中。

延々と続く地道な地掻き。これが大事。その成果がタイトル画像のアカマツ実生幼木発生となって実を結んだのです。

支障木を処分。

山の整備に、BCの畑の世話に、枯損松焼却場の掃除にと、どこにでも出没、大活躍の有山さん。70ウン歳ですよ!。

きれいになりました(三品班尾根)。

こんなに頑張ってるのに...、今だ松枯れは止まず。薪用に処理中。

除伐したヒノキ、枯損松は集積場に集め林道へ下ろし搬出。

2月に覆土したシロ域(推定)のその後。赤土の見える昭和30年代の山肌モデル。


<澤田山>
ヤマガラの里班
第2整備地。除伐はほぼ終了し地掻き進行中。相当量の腐植堆積があり搬出も困難なため集積場に集めカブトムシのお宿とする予定。

宮崎班
実生幼松が自生し始めた玉城山尾根筋をモデル目標に整備中。
除伐したヒノキも材として活かしたく、できる限り3m以上で、太いものは半割に裁断・軽量化し集積場へ搬出。

中広班
今回は写真取材できませんでしたが、NEWSLETTER505のとおり、長らく放置されていたコナラがきれいに片付けられていました。

<香川山BC>
陶芸グループでは早朝より素焼きを行いました。夕方5時半頃に漸く目標の800度(814度)に達しました。

本日の昼食メニュー。ちらし寿司、タコ酢の物、ハマグリの澄まし汁。

昼食中さんの“名司会”で各班の現状報告会がもたれました。

一日の〆は機器、備品の点検整備。地味ですが大切な作業です。

(宮崎 記)

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まつたけ「十字軍」運動まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER506

2010年05月20日 |  マツタケの林地栽培 
上賀茂神社の競馬(5月13日堀井公雄さん撮影)



京まつたけ復活・里山再生市民運動


 
次(240回)の活動は5月22日(土)、午前10時、岩倉香川山です.マツタケ山づくりを楽しみましょう! 

5月30日(日)13時30分から、滋賀県彦根市荒神山でマツタケ山づくりが行われる.下記お知らせをご覧下さい.

梅雨マツタケはまだである.昨年秋の発生まで、順調に伸びた菌根が秋の凶作で死滅せずに生き残っていると考えることもでき、初夏の頃に梅雨マツタケの発生が多いと考える採り手も多い.もちろん発生の条件が揃えばである.
いち早く発生する九州地区でも、ツユマツタケ(さまつ)は未だ発生してないようである.ここ2年は宮崎県高隈辺りに6月半ばから7月初め頃発生していた.その前は、4月下旬に熊本県天草辺りで発生していた.発生情報があれば是非教えて下さい.京都でも祇園祭頃までは期待されると聞いています.


★お知らせ
1)田圃の作業 楽しい昼食を味わうために労働力の提供をお願いします!
 ・草取り・・・7月の予定。

2)5月25日(火)午前10時30分地下鉄国際会館3番出口付近に集り、玉城山と澤田山に移動.その後香川山で討論.葉わさび栽培可能ヒノキ林を調査、鹿害対策の検討、苗の選定など講師を招いて実地講習。講習後、香川山で質疑応答

3)里山再生ワークショップ開催のお知らせ
と き:平成22年5月30日(日)集合13時30分
ところ:滋賀県彦根市荒神山(総山)登山口に集合
対 象:集落のみなさん、県大生、共同研究者
申込み:不要。当日現地に集合してください。
服装等:山で軽作業できる服装(長袖長ズボン、運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど)ノコ・ナタを持っている人は持参してください
雨天が予想される場合:降水確率(滋賀県北部(彦根)午前7時)が60%以上の場合は中止(順延:日時未定)、その他足もとが相当悪い場合は中止することがあります
主催・問い合わせ:
 下石寺自治会 まちづくり委員会 西川時男 090-5886-4222
 滋賀県立大学 鵜飼研究室 電話:0749-28-8502 .メール:ukai@ses.usp.ac.jp

4)5周年記念並びにまつたけ山づくり奮闘記出版(遅延気味)記念パーティ
「まつたけ十字軍運動(まつたけ山復活させ隊)」の活動が2005年6月16日に開始され、この6月でまる5年が経ち、いよいよ6年目を迎えることになる。そこで、5周年を記念しさらに運動が発展・浸透して全国のアカマツ林が再生、”まつたけ”が50年前のように身近に食せることを願って記念(祈念)パーティを開催します。この活動を祝うに相応しい本の出版準備も峠を越えた.
 日頃ご無沙汰しているメンバーも、新たに参加してみようかなと思っている「里山大好き」もこぞってご参加ください。
 まつたけ十字軍運動(まつたけ山復活させ隊)のメンバーである岩手県宮古市田老の加藤さんにお願いをして旬の魚介類を手に入れたい。
 日 時:6月12日(土)9時~17時ごろ(第243回活動日)
 会 場:香川山BC(まつたけ十字軍運動拠点)
 会 費:3000円(予定)保護者同伴の子供は無料
 形 式:海鮮バーベキュー(三陸沖海産物産地直送)
その他何でも猫田さんまで要望をお寄せ下さい。

§メール便り
1)梅小路・堀井公雄さん
葵祭の前の儀式「上賀茂神社・競馬(くらべうま)神事」舞楽衣装を身にまとった騎手が馬にまたがり全力疾走です。すごい迫力。

§運動は皆さんのカンパで成り立っています!
振込先
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
★今年の予定と目標
1)マツタケ山づくり奮闘記の出版
2)京都造形芸術大学通信教育部環境学受講生がマツタケ山づくりに参加
  9月11日(土)に予定.交通案内など応援を願います.
3)林間わさび栽培に取りかかりたい
4)若い松林をつくろう!京都の景観・伝統行事を守ろう
  全作業区で実施.
5)元気を取り戻したシロを覆土(玉城山2月12日完了))
6)マツタケ感染アカマツ実生苗で人工のシロを作りたい!
和歌山県高野山岩田山に、クリーンルーム建設。農林水産省の補助申請予定
7)各地との交流推進
北海道旭川、岩手県岩泉町岩泉商工会、岩手県洋野町大野高校、石川県珠洲市金沢大学能登学舎、滋賀県彦根市滋賀県立大学荒神山、同沖島、和歌山県高野町岩田山、香川県小豆島、広島県庄原市マツタケ研究会

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
★私達のマツタケ山造り
作業内容は二通りに分けることができる.
これらの意味をよく理解し作業をすることが必要
①植生の調節
  植物の密度の適正化:平均地温の調節、落葉量の調節,土壌水分含量の適正化。伐る樹種、残す樹種、作業時期にこだわる必要はない。除間伐材は必ず集積地へ搬出しなければならない。
  ○アカマツ:枯損木,被庄木は地際から切る。枝払い後、玉切りして集積地に運び出す。枯損木は焼却する.
  ○広葉樹他(含 ヒノキ、スギ):
      大径木:株元直径5cm以上の木は地際から切る。枝払い後、玉切り後、
集積地へ搬出。
      
○中小径木:最近の異常気象による発生期の高温障害を防ぐために、直径
1~5cmの木は密度を4-7本/m2に調節する。日当たり、風通
しや落葉量を調節する。中段切りをしなくてもよい。枝払い後、
集積地に搬出.
   
○灌木等:膝頭より低い草本や灌木は地際から切ったり,根から抜き集積地へ搬
出.

②土壌条件の適正化(地掻)落葉落枝層と腐植層の厚みの適正化。以下の(a)~(c)の条件を改善.林外に搬出
(a)物理的要因 土壌の硬度,土壌構造や保水力の改善,根のB層への移行
   を促進。
(b)化学的要因 有機物供給源の除去=富栄養状態の改善。
(c)微生物的要因 土壌微生物の質と量の改善=競争微生物や病原微生物の
   減少。
  地掻の強さは、褐色森林土壌が見え隠れする程度に実施する。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

☆各作業区の紹介
1)香川山
 ○ヤマガラグループ(ヤマガラの里Cエリア)
 ゲート入り口右側斜面を整備中。このエリアを若いアカマツ林に戻す予定。
 斜面正面エリアのススキ刈り取りなど補整作業に取り組んでいる。
皆伐区は、予定どおりに再生が進み、アカマツ幼樹の群落が美しい.斜面の地掻など補整作業を実施している.
一段と、マツノザイセンチュウ病による枯損木が周辺に目立っている.伐倒焼却の要あり.

2)澤田山
アカマツ林でマツタケの生息地を再生するというエリアとコナラ林を整備するエリアとがある.第1地整備地と第2整備地ごとにネライを定めて各班ごとに独自に作業を進めている.かつてアカマツ林化を考えて伐ったところの補整が進んでいる。
第1整備地は、
○村上班
マツタケ山づくりが行われている.京都府のホンシメジ接種試験が相当前に行われ、そのとき整備もされたが、菌根性のきのこの発生には至ってない.土壌の問題があると思える.補整の手入れが必要な状態になってきている.
○阿閉班
南側のやはりアカマツ林帯で、やがて両区はつながるという.エスケープした檜・杉など大径木の処理が進んでいる.美しいアカマツ林になってきている.

第2整備地は、
ヤマガラの里と呼ぶ.以前から整備を始めているところは「ヤマガラの里A地区」と呼び、整備が完了している.その西に当たるところを尾根部(アカマツ林を再生)、傾斜地部(コナラ林にする)など3区に分け、それぞれ生態的特徴を生かした整備を進めている.ここは「ヤマガラの里B地区」と呼ばれる.分からないことなどは前田・小原さんにお尋ね下さい.

第3整備地は、
作業エリアでは、アカマツ林再生を考え、尾根筋でアカマツ林再生作業が続いている.5-6年前には尾根筋でマツタケが採れたと聞くが、今、アカマツがないに等しい.アカマツ林の再生作業中.
○澤田山中広班
澤田山の一角にあるアカマツ林再生現場の作業を見聞したが、尾根筋がさっぱりとした広葉樹林にしたてあげられている。やはり、長年放置されると、我々の力量では歯が立ちにくいのだ。この立木密度、この林床堆積物では、アマチュアの尋常作業ではアカマツ林に戻せないためにそうなっている.作業エリアを広めずに尾根筋を、幅10mの範囲に限って、尾根沿いに順次皆伐。

○澤田山宮崎班 仲間を集めています!
現在、尾根筋アカマツ再生予定域から出る除間伐材、地掻き腐植の林外搬出路の確保を始めている。アカマツだけを残して尾根筋幅10mに沿っての皆伐がほぼ完了しました。作業中にも枯れ始めるアカマツが出てきており生き残りはわずか数本でアカマツ林再生の期待薄ですが、彼らがまいた種で子孫が増えてくれることにわずかな望みをつなぎたいと思います。
 資材用に使えそうなヒノキはもったいないのであまり細切れにせず搬出したいと思います。除伐したソヨゴなどで簡単な木馬道を作って滑らして下ろしています。コナラは薪サイズに玉切って搬出する予定です。これから除伐した木の搬出、片付けに人手が要りますので応援よろしくお願いします。片付けが済んだら地掻きを始めます。まあ、楽しみながら気長にノンビリやっていきます。
なお、シューター設置予定の下部山域はすでにアカマツが壊滅状態で、コナラを中心とした落葉広葉樹、ソヨゴを中心とした常緑広葉樹の混交林に相変化している。そのためアカマツ林再生よりも、向かいのヤマガラ班整備地Aに合わせて薪炭材・落葉腐植堆肥採取林、昆虫・キノコ・山菜・野鳥観察・森林浴などの癒し林として再生する方が有意義と考え、その方向で整備を進める予定。
できれば将来、下部林内には休憩所的な東屋も作ってみたい。また、整備で出る粗朶類を利用して、ヤマガラ班A区に習って作業域周囲をシシ垣で囲いたい。
 
3)玉城山は2班が共同で作業をしている。
○榎本班
○三品班
昔は、山全体がマツタケの発生に適したアカマツ林であったが、林道が造られたためにその下のエリアからマツタケが消えた.岩泉まつたけ研究所の向林試験林内で、全く同じことを経験している.林道を一つ通すだけのように考えがちだが、周りの環境ががらりと変り水の流れも変化する.
尾根筋には、アカマツ林密度が比較的高く残っているので、榎本班と三品班で上部と下部からマツタケの生活するアカマツ林の再生作業に取り組んでいる.
地表の堆積物を堆肥化し、冬には水田に鋤き込む.マツのザイセンチュウ病害木の伐倒焼却活動が一旦終了したように見えたが、再開している.
ここは、市民によるマツタケ山づくりのお手本として有名になった.今まで、プロによる手入れで、マツタケ発生の復活は、「有から有は簡単である」と実証されている.しかし、市民による手入れでマツタケ発生の成果が出たケース(2007)は、ここが日本初の地である.
その後の発生がないので、発生ポイント周辺に覆土を試みた.シロが生きていたなら必ず元気になる.撒水実験にも取り組むという意欲的作業が見られる.

§まつたけ十字軍運動に参加するには
下記の1から7を了承の上、参加下さい.また、 “まつたけ十字軍運動とは?”も併せてご理解下さい.尚、初めての方は事前に連絡が必要(連絡先は下記主催者).
1)参加資格は問わない. 参加時間は自由、ただし、コアタイム(昼食時)の参加は必須.
2)事故を起こさないように各自勤めること.傷害保険等は各自加入のこととし、事故の責任は当事者に帰するものとする.

3)服装等:山で軽作業できる服装(運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど).ゲスト用には少し準備されているが、ノコ・ナタの持参を原則としている.
4)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さんは補修や軽作業などされます.
5)持参するもの:昼食は作るので、MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器、飲料水(お茶があるので水筒)など.
6)道具類や備品は、個人購入のものや皆さんのカンパで購入したものです.大切に扱うよう願います.備品類は汚れを洗った後、保管場所に戻すこと.また、使用した食器やコップ類は洗って戻すこと.出したゴミ等は各自持ち帰ること.
一切の「資源」の提供は主催者に連絡を願いたい.
7)参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

§活動拠点へのアクセスなど
8)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは現地アカマツ林(京都市左京区岩倉村松町138-20バス停「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分).
叡山電鉄「岩倉」駅から現地アカマツ林へ2.3Km(徒歩30分)
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

9)<皆さんの活動の様子を見ることができる>
ブログ画面左下ブックマーク(Bookmark)中のNikonまつたけ復活・里山再生運動を左クリックすると、Nikon Onlinegalleryにはいる.akamatsurinさんのホームとなっている.アルバム一覧からお好きなものを左クリックすれば写真一覧が出てきます.スライドショーなどお楽しみ下さい.写真を印刷したり保存したりできます.

§開催予定日 2010年5月-9月
活動場所は岩倉香川山
(京都市左京区岩倉村松町138-20 京都バス「岩倉村松」から北東へ450m
徒歩6分)   活動開始は、午前10時頃から終わりは午後4時頃.
自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は参加の要あり.
第240回 5月22日(土)ブログ報告:宮崎
第241回 28日(金)ブログ報告:三輪
第242回 6月04日(金)ブログ報告:榎本
第243回 12日(土)ブログ報告:池内 5周年・出版記念パーティー
第244回 18日(金)ブログ報告:宮崎
第245回 26日(土)ブログ報告:三輪
第246回 7月03日(土)ブログ報告:榎本
第247回 09日(金)ブログ報告:宮崎
第248回 17日(土)ブログ報告:池内
第249回 23日(金)ブログ報告:三輪
第250回 31日(土)ブログ報告:榎本
第251回 8月06日(金)ブログ報告:宮崎
第252回 20日(金)ブログ報告:三輪
第253回 28日(土)ブログ報告:池内
第254回 9月03日(金)ブログ報告:榎本
第255回 11日(土)ブログ報告:宮崎  京都造形芸大環境学受講生参加
第256回 17日(金)ブログ報告:三輪
第257回 25日(土)ブログ報告:榎本
第258回 10月2日(土)ブログ報告:池内

§まつたけ十字軍運動とは?
今、1年間に40,000種もの生物が絶滅(約13分に1種)していると推測されている.生き物1種の絶滅は、10種から30種の生き物の絶滅を呼ぶという.
日本で、802種の動物が絶滅危惧種とされ、7000種の維管束植物の24.1%(4種に1種)が絶滅危惧種に挙げられている(2007年).
環境省によれば、絶滅危惧種の50%強に当たる生物の生息地は、人里離れた奥山でなく里地里山と呼ばれる私たちの生活の場である.緑が豊かになって生き物が追われている!私達の周りにありふれた生き物であったフクジュソウやヒメシャガなど、メダカやチョウ類やニホンウサギなど、またオオタカやイヌワシなどが、消え続けている.マツタケも、京都府では絶滅危惧種に指定されている.生物の保全・多様性上危機に瀕する里山(アカマツ林)をマツタケ山に戻すことが目的である.
私たちのマツタケ山づくりは、山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視する.マツタケ山づくりで生まれるバイオマスの利用は、「自然」との共生型すなわち徹底した有機物循環型「農林業」に組み込まれるように最大限努力する.また、我々の成果は、情報として正しく発信し、全国に230万haあるアカマツ林に普及させることを願っている.
近代マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動拠点として、我々は循環型農林「業」を楽しむ.「楽しむ」ということにおいて、いわゆる農林業的作業と異なる.時折のイヴェントや開催日の昼食タイムに集まることによって、作業など情報を共有し、互いの知恵や技術を学び、また、里山復活の喜びをともにする.
運動は、木を伐る人・運ぶ人・軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、設備を造る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人などすべての参加者が、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことを第一義的に置きつつ、また、全国の読者の支援で維持運営されている.
まつたけ十字軍運動全体は、アリストテレス風に言えば、個の参加者の総和以上の意味を持つ.それ故、参加者はこの運動の全体性を見失わないようにしたい.

§主 催
まつたけ十字軍運動・まつたけ山復活させ隊
代表 吉村 文彦(マツタケ生態科学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305

§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典
080-6123-4706

香川理化学研究所
代表 香川 晴男
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まつたけ「十字軍」運動まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER田植号

2010年05月18日 |  マツタケの林地栽培 
平成22年5月18日(火)に我々の田んぼの田植えを行いました。午前10時前から岩倉の田んぼに仲間が終結、玉城兄さんのご指導の元、田植えを行いました。二条植えの機械を使って田んぼの中に入り、予め作成しておいた苗代の稲を植えて行きました。

あぜ道に並べられた苗床

 集まった仲間は榎本、玉城兄、玉城、加藤、周田、石原、前田、小原、三輪、大久保、堀井、橋本、ツトムさん他の方々
機械で植えられない箇所は仲間が田んぼの中に入って苗代の稲を植えました。

苗床を機械にセットします。

大分植わってきました。実際に田んぼの中に入って機械を操作しながら真っ直ぐに植えて行くのは、大変、足元は泥に足を取られるので、中々真っ直ぐに機械を進めることが出来ません。



周田さんが苗床の下に板を差込、根を切って、機械にセットし易い様にしています。これが結構難しい。


 午前中に1反の田んぼにすべて苗を植えることが出来ました。
これから9月頃まで水の管理や草の除去をなどを行います。上手く育てることが出来れば、来年の我々の昼食を賑わすことになると思います。
(文責 三輪)
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まつたけ「十字軍」運動( まつたけ山復活させ隊)NEWSLETTER505

2010年05月14日 |  マツタケの林地栽培 
今日は茶摘み・・・。



京まつたけ復活・里山再生市民運動
 
第239回(5月14日(金))活動報告


 八十八夜も過ぎたというのに肌寒く、終日時雨模様の一日であった。林屋師匠の指導の下、茶摘みをした後ホットプレート上で茶揉み、新茶を味わった。(敬称略)橋本、前田、雅子、榎本、中広、中川、堀井、小原、森、加藤、林屋、三輪、大久保、大島、中野、阿閉(仁)、阿閉(眞)、内田、藤井、山田、猫田、玉城、まりこ、三品の24名の方々が参加された。

<茶摘み・茶揉み作業>


<ポスト民芸>・・・素焼きの準備。近藤先生製作「まつたけ十字軍運動」の落款も出来た。
 

<本日の山作業>・・・今回は共同作業を行い、重作業が大いにはかどった。
・澤田山Ⅰ(阿閉班)・・・地掻き作業の続き。
 
・澤田山Ⅱ(ヤマガラ班)・・・伐採してあった中広班のコナラを玉切りにして搬出した。 わさび田も順調。
     

<BC>・・・アジの開き、かに玉、香ばしい新茶の茶飯など。

・作業を終えて・・・


<田圃・水張り完了>・・・いよいよ田植え、応援をよろしく。


<お知らせ>
5月15日 朝7時から素焼き作業。・・・800℃に至るまで焚きます。

田植え・・・5月18日(火)10時開始~正午過ぎ(晴雨不問)
        田圃に集合。長靴と足首を縛る紐、タオルなど持参。
        田植機の運転体験が出来ます。(一部田の四隅など、皆で手植もします。)

共同作業について・・・各班ごとに少人数で作業をすると、何日(回)もかかる作業が、共同でおこなえば一日で済んでしまう。そこで今回、月に1回程度、特に人手が必要な班は事前に声をかけ(要請)、その作業区に集まって作業(人海戦術で)をしてはどうかとの声があがった。皆で応援しましょう。

<榎本記>



<追報告>・・・「5月15日 朝7時から素焼き作業」は延期され、作品を窯に詰める作業が行われた。
<5/16追記>
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まつたけ「十字軍」運動( まつたけ山復活させ隊)NEWSLETTER504

2010年05月12日 |  マツタケの林地栽培 
今年の茶葉の出来栄えです.これを摘み茶づくりします.


京まつたけ復活・里山再生市民運動
 
次(239回)の活動は5月14日(金)、午前10時、岩倉香川山です.マツタケ山づくりを楽しみましょう! 毎日の活動日に、乾いた喉を潤している、新茶づくりを行います.

2006年3月4日、第32回活動日に、林屋和男さん指導の下、参加者全員で植付けた茶の木も、当時は20cmほどのひょろ長い線状のものだったが、今では立派な丸みのある茶樹に育っています.いつの間にかどなたのお手植えのものかを示す標識もなくなり、手入れも林屋さん頼みになってしまいました(反省!?).
今年も茶摘の時がきました.林屋師匠とその弟子雅子姉がホットプレートを用いて茶(紅茶)づくりを手ほどきします.電子レンジが使えれば(どなたかご持参下されば)、より緑茶に近いものが作れるとのことです.

お茶探検隊も8、9日にお茶摘みをしました。お陰さまでいいお茶が出来ました。
ホットプレートは私のものは持参します。もう1~2台あると仕事が捗りましょうし、多くの方に体験していただけるのですが…。
 また電子レンジが使えると、蒸し製の緑茶が作れます。なければ 昨年と同じく釜炒り風のお茶を作りましょう(林屋 和男氏)。

 さて、4月の気象だが、京都アメダス(市街地)では、毎日の最高気温の平均値が17.5℃、最低気温の平均が8.1℃、平均気温のそれは12.6℃、雨量は191.5mm,日照時間の合計が140.7時間である.
僕たちの活動場所香川山の毎日の最高気温の平均値は15.8℃、最低は6.6℃、平均は11.2℃.岩倉はだいぶ寒い.
京都市の雨量は平年(4月)の135.4%、日照時間は84.5%、最高気温の平年差は-2.2℃、最低は-0.9℃、平均で-1.4℃と大変寒い雨の多い月であった.

気になる香川山の地温は、まだ低い(4月;7.5-15.0℃).平均地温は上旬が9.9℃、中旬11.0℃、下旬で11.1℃であった.京都では、雨量はいいだろうが、この地温では梅雨マツタケはまだである.昨年秋の発生まで、順調に伸びた菌根が秋の凶作で死滅せずに生き残っていると考えることもでき、初夏の頃に梅雨マツタケの発生が多いと考える採り手も多い.もちろん発生の条件が揃えばである.

今年の、九州地区でも、ツユマツタケ(さまつ)は未だ発生してないようである.ここ2年は宮崎県高隈辺りに6月半ばから7月初め頃発生していた.その前は、4月下旬に熊本県天草辺りで発生していた.発生情報があれば是非教えて下さい.京都でも祇園祭頃までは期待されると聞いています.
 

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★お知らせ
1)茶摘・新茶作り
 5月14日(金)茶摘の後、林屋師匠と雅子姉の指導で新茶を作り皆で味わいま
す。ホットプレートもしくは電子レンジを用いたお茶づくりの実践

2)田圃の作業 楽しい昼食を味わうために労働力の提供をお願いします!
 ・代かき、田植え・・・5月初~中旬の予定。
 ・草取り・・・7月の予定。

3)5月25日(火)午前10時30分地下鉄国際会館3番出口付近に集り、玉城山と澤田山に移動.その後香川山で討論.葉わさび栽培可能ヒノキ林を調査、鹿害対策の検討、苗の選定など講師を招いて実地講習。講習後、香川山で質疑応答

4)5周年記念並びにまつたけ山づくり奮闘記出版記念パーティ
「まつたけ十字軍運動(まつたけ山復活させ隊)」の活動が2005年6月16日に開始され、この6月でまる5年が経ち、いよいよ6年目を迎えることになる。そこで、5周年を記念しさらに運動が発展・浸透して全国のアカマツ林が再生、”まつたけ”が50年前のように身近に食せることを願って記念(祈念)パーティを開催します。この活動を祝うに相応しい本の出版準備も峠を越えた.
 日頃ご無沙汰しているメンバーも、新たに参加してみようかなと思っている「里山大好き」もこぞってご参加ください。
 まつたけ十字軍運動(まつたけ山復活させ隊)のメンバーである岩手県宮古市田老の加藤さんにお願いをして旬の魚介類を手に入れたい。
 日 時:6月12日(土)9時~17時ごろ(第243回活動日)
 会 場:香川山BC(まつたけ十字軍運動拠点)
 会 費:3000円(予定)保護者同伴の子供は無料
 形 式:海鮮バーベキュー(三陸沖海産物産地直送)
その他何でも猫田さんまで要望をお寄せ下さい。

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★今年の予定と目標
1)マツタケ山づくり奮闘記の出版
2)京都造形芸術大学通信教育部環境学受講生がマツタケ山づくりに参加
  9月11日(土)に予定.交通案内など応援を願います.
3)林間わさび栽培に取りかかりたい
4)若い松林をつくろう!京都の景観・伝統行事を守ろう
  全作業区で実施.
5)元気を取り戻したシロを覆土(玉城山2月12日完了))
6)マツタケ感染アカマツ実生苗で人工のシロを作りたい!
和歌山県高野山岩田山に、クリーンルーム建設。農林水産省の補助申請予定
7)各地との交流推進
北海道旭川、岩手県岩泉町岩泉商工会、岩手県洋野町大野高校、石川県珠洲市金沢大学能登学舎、滋賀県彦根市滋賀県立大学荒神山、同沖島、和歌山県高野町岩田山、香川県小豆島、広島県庄原市マツタケ研究会

§メール便り
§運動は皆さんのカンパで成り立っています!
カンパありがとう:ヤマガラの里班、KMさん からカンパを頂戴しました.
振込先
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173
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★私達のマツタケ山造り
作業内容は二通りに分けることができる.
これらの意味をよく理解し作業をすることが必要
①植生の調節
  植物の密度の適正化:平均地温の調節、落葉量の調節,土壌水分含量の適正化。伐る樹種、残す樹種、作業時期にこだわる必要はない。除間伐材は必ず集積地へ搬出しなければならない。
○アカマツ:枯損木,被庄木は地際から切る。枝払い後、玉切りして集積地に運び出す。枯損木は焼却する.
○広葉樹他(含 ヒノキ、スギ):
      大径木:株元直径5cm以上の木は地際から切る。枝払い後、玉切り後、集積地へ搬出。
      
○中小径木:最近の異常気象による発生期の高温障害を防ぐために、直径
1~5cmの木は密度を4-7本/m2に調節する。日当たり、風通
しや落葉量を調節する。中段切りをしなくてもよい。枝払い後、
集積地に搬出.
   
○灌木等:膝頭より低い草本や灌木は地際から切ったり,根から抜き集積地へ搬出.

②土壌条件の適正化(地掻)落葉落枝層と腐植層の厚みの適正化。以下の(a)~(c)の条件を改善.林外に搬出
(a)物理的要因 土壌の硬度,土壌構造や保水力の改善,根のB層への移行
   を促進。
(b)化学的要因 有機物供給源の除去=富栄養状態の改善。
(c)微生物的要因 土壌微生物の質と量の改善=競争微生物や病原微生物の
   減少。
  地掻の強さは、褐色森林土壌が見え隠れする程度に実施する。

☆各作業区の紹介
1)香川山
  ○ヤマガラグループ(ヤマガラの里Cエリア)
 ゲート入り口右側斜面を整備中。このエリアを若いアカマツ林に戻す予定。
 斜面正面エリアのススキ刈り取りなど補整作業に取り組んでいる。
皆伐区は、予定どおりに再生が進み、アカマツ幼樹の群落が美しい.斜面の地掻など補整作業を実施している.
一段と、マツノザイセンチュウ病による枯損木が周辺に目立っている.伐倒焼却の要あり.

2)澤田山
アカマツ林でマツタケの生息地を再生するというエリアとコナラ林を整備するエリアとがある.第1地整備地と第2整備地ごとにネライを定めて各班ごとに独自に作業を進めている.かつてアカマツ林化を考えて伐ったところの補整が進んでいる。
第1整備地は、
○村上班
マツタケ山づくりが行われている.京都府のホンシメジ接種試験が相当前に行われ、そのとき整備もされたが、菌根性のきのこの発生には至ってない.土壌の問題があると思える.補整の手入れが必要な状態になってきている.
○阿閉班
南側のやはりアカマツ林帯で、やがて両区はつながるという.エスケープした檜・杉など大径木の処理が進んでいる.美しいアカマツ林になってきている.

第2整備地は、
ヤマガラの里と呼ぶ.以前から整備を始めているところは「ヤマガラの里A地区」と呼び、整備が完了している.その西に当たるところを尾根部(アカマツ林を再生)、傾斜地部(コナラ林にする)など3区に分け、それぞれ生態的特徴を生かした整備を進めている.ここは「ヤマガラの里B地区」と呼ばれる.分からないことなどは前田・小原さんにお尋ね下さい.

第3整備地は、
作業エリアでは、アカマツ林再生を考え、尾根筋でアカマツ林再生作業が続いている.5-6年前には尾根筋でマツタケが採れたと聞くが、今、アカマツがないに等しい.アカマツ林の再生作業中.
○澤田山中広班
澤田山の一角にあるアカマツ林再生現場の作業を見聞したが、尾根筋がさっぱりとした広葉樹林にしたてあげられている。やはり、長年放置されると、我々の力量では歯が立ちにくいのだ。この立木密度、この林床堆積物では、アマチュアの尋常作業ではアカマツ林に戻せないためにそうなっている.作業エリアを広めずに尾根筋を、幅10mの範囲に限って、尾根沿いに順次皆伐。

○澤田山宮崎班 仲間を集めています!
現在、尾根筋アカマツ再生予定域から出る除間伐材、地掻き腐植の林外搬出路の確保を始めている。アカマツだけを残して尾根筋幅10mに沿っての皆伐がほぼ完了しました。作業中にも枯れ始めるアカマツが出てきており生き残りはわずか数本でアカマツ林再生の期待薄ですが、彼らがまいた種で子孫が増えてくれることにわずかな望みをつなぎたいと思います。
 資材用に使えそうなヒノキはもったいないのであまり細切れにせず搬出したいと思います。除伐したソヨゴなどで簡単な木馬道を作って滑らして下ろしています。コナラは薪サイズに玉切って搬出する予定です。これから除伐した木の搬出、片付けに人手が要りますので応援よろしくお願いします。片付けが済んだら地掻きを始めます。まあ、楽しみながら気長にノンビリやっていきます。
なお、シューター設置予定の下部山域はすでにアカマツが壊滅状態で、コナラを中心とした落葉広葉樹、ソヨゴを中心とした常緑広葉樹の混交林に相変化している。そのためアカマツ林再生よりも、向かいのヤマガラ班整備地Aに合わせて薪炭材・落葉腐植堆肥採取林、昆虫・キノコ・山菜・野鳥観察・森林浴などの癒し林として再生する方が有意義と考え、その方向で整備を進める予定。
できれば将来、下部林内には休憩所的な東屋も作ってみたい。また、整備で出る粗朶類を利用して、ヤマガラ班A区に習って作業域周囲をシシ垣で囲いたい。
 
3)玉城山は2班が共同で作業をしている。
○榎本班
○三品班
昔は、山全体がマツタケの発生に適したアカマツ林であったが、林道が造られたためにその下のエリアからマツタケが消えた.岩泉まつたけ研究所の向林試験林内で、全く同じことを経験している.林道を一つ通すだけのように考えがちだが、周りの環境ががらりと変り水の流れも変化する.
尾根筋には、アカマツ林密度が比較的高く残っているので、榎本班と三品班で上部と下部からマツタケの生活するアカマツ林の再生作業に取り組んでいる.
地表の堆積物を堆肥化し、冬には水田に鋤き込む.マツのザイセンチュウ病害木の伐倒焼却活動が一旦終了したように見えたが、再開している.
ここは、市民によるマツタケ山づくりのお手本として有名になった.今まで、プロによる手入れで、マツタケ発生の復活は、「有から有は簡単である」と実証されている.しかし、市民による手入れでマツタケ発生の成果が出たケース(2007)は、ここが日本初の地である.
その後の発生がないので、発生ポイント周辺に覆土を試みた.シロが生きていたなら必ず元気になる.撒水実験にも取り組むという意欲的作業が見られる.

§まつたけ十字軍運動に参加するには
下記の1から7を了承の上、参加下さい.また、 “まつたけ十字軍運動とは?”も併せてご理解下さい.尚、初めての方は事前に連絡が必要(連絡先は下記主催者).
1)参加資格は問わない. 参加時間は自由、ただし、コアタイム(昼食時)の参加は必須.
2)事故を起こさないように各自勤めること.傷害保険等は各自加入のこととし、事故の責任は当事者に帰するものとする.

3)服装等:山で軽作業できる服装(運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど).ゲスト用には少し準備されているが、ノコ・ナタの持参を原則としている.
4)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さんは補修や軽作業などされます.
5)持参するもの:昼食は作るので、MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器、飲料水(お茶があるので水筒)など.
6)道具類や備品は、個人購入のものや皆さんのカンパで購入したものです.大切に扱うよう願います.備品類は汚れを洗った後、保管場所に戻すこと.また、使用した食器やコップ類は洗って戻すこと.出したゴミ等は各自持ち帰ること.
一切の「資源」の提供は主催者に連絡を願いたい.
7)参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

§活動拠点へのアクセスなど
8)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは現地アカマツ林(京都市左京区岩倉村松町138-20バス停「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分).
叡山電鉄「岩倉」駅から現地アカマツ林へ2.3Km(徒歩30分)
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

9)<皆さんの活動の様子を見ることができる>
ブログ画面左下ブックマーク(Bookmark)中のNikonまつたけ復活・里山再生運動を左クリックすると、Nikon Onlinegalleryにはいる.akamatsurinさんのホームとなっている.アルバム一覧からお好きなものを左クリックすれば写真一覧が出てきます.スライドショーなどお楽しみ下さい.写真を印刷したり保存したりできます.

§開催予定日 2010年5月-9月
活動場所は岩倉香川山
(京都市左京区岩倉村松町138-20 京都バス「岩倉村松」から北東へ450m
徒歩6分)   活動開始は、午前10時頃から終わりは午後4時頃.
自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は参加の要あり.
第240回 5月22日(土)ブログ報告:宮崎
第241回 28日(金)ブログ報告:三輪
第242回 6月04日(金)ブログ報告:榎本
第243回 12日(土)ブログ報告:池内 5周年・出版記念パーティー
第244回 18日(金)ブログ報告:宮崎
第245回 26日(土)ブログ報告:三輪
第246回 7月03日(土)ブログ報告:榎本
第247回 09日(金)ブログ報告:宮崎
第248回 17日(土)ブログ報告:池内
第249回 23日(金)ブログ報告:三輪
第250回 31日(土)ブログ報告:榎本
第251回 8月06日(金)ブログ報告:宮崎
第252回 20日(金)ブログ報告:三輪
第253回 28日(土)ブログ報告:池内
第254回 9月03日(金)ブログ報告:榎本
第255回 11日(土)ブログ報告:宮崎  京都造形芸大環境学受講生参加
第256回 17日(金)ブログ報告:三輪
第257回 25日(土)ブログ報告:榎本
第258回 10月2日(土)ブログ報告:池内

§まつたけ十字軍運動とは?
今、1年間に40,000種もの生物が絶滅(約13分に1種)していると推測されている.生き物1種の絶滅は、10種から30種の生き物の絶滅を呼ぶという.
日本で、802種の動物が絶滅危惧種とされ、7000種の維管束植物の24.1%(4種に1種)が絶滅危惧種に挙げられている(2007年).
環境省によれば、絶滅危惧種の50%強に当たる生物の生息地は、人里離れた奥山でなく里地里山と呼ばれる私たちの生活の場である.緑が豊かになって生き物が追われている!私達の周りにありふれた生き物であったフクジュソウやヒメシャガなど、メダカやチョウ類やニホンウサギなど、またオオタカやイヌワシなどが、消え続けている.マツタケも、京都府では絶滅危惧種に指定されている.生物の保全・多様性上危機に瀕する里山(アカマツ林)をマツタケ山に戻すことが目的である.
私たちのマツタケ山づくりは、山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視する.マツタケ山づくりで生まれるバイオマスの利用は、「自然」との共生型すなわち徹底した有機物循環型「農林業」に組み込まれるように最大限努力する.また、我々の成果は、情報として正しく発信し、全国に230万haあるアカマツ林に普及させることを願っている.
近代マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動拠点として、我々は循環型農林「業」を楽しむ.「楽しむ」ということにおいて、いわゆる農林業的作業と異なる.時折のイヴェントや開催日の昼食タイムに集まることによって、作業など情報を共有し、互いの知恵や技術を学び、また、里山復活の喜びをともにする.
運動は、木を伐る人・運ぶ人・軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、設備を造る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人などすべての参加者が、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことを第一義的に置きつつ、また、全国の読者の支援で維持運営されている.
まつたけ十字軍運動全体は、アリストテレス風に言えば、個の参加者の総和以上の意味を持つ.それ故、参加者はこの運動の全体性を見失わないようにしたい.

§主 催
まつたけ十字軍運動・まつたけ山復活させ隊
代表 吉村 文彦(マツタケ生態科学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305

§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典
080-6123-4706

香川理化学研究所
代表 香川 晴男
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まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER 503

2010年05月08日 |  マツタケの林地栽培 
菜園のたまねぎ、野猿に食われる。甘みの玉の部分だけ食っている・・・、自然に備わった知恵・・・感心した。



まつたけ山復活させ隊・里山再生市民運動
 
第238回(5月8日(土))活動報告


 昨日の雨で気温が少し下がったものの、BCは朝9時で既に19℃。日中は25℃を越えていた。快晴に恵まれたが、植えたばかりのナスやキュウリの畝が猿や鹿(かも?)に踏み荒らされていた。
 今日はポスト民芸の窯だしもあって、(敬称略)松本(忠)、前田、榎本、周田、橋本、小原、三木、堀井、上林、中広、森、加藤、有山、宮崎、吉川、大久保、田中、江指、三輪、中野、多田、松本(仁)、石原、松浦、山田、斉藤、吉村、内田、猫田、玉城、阿閉(仁)、阿閉(眞)、杉山、小長谷、近藤、高木の36名の方々が参加された。


<始業前・割木班>・・・活動日の合間に、割り木班がせっせと枯損松やナラ枯れのコナラなどから割り木を製作してくれている。ポスト民芸・岩倉焼きの燃料はもとより、最近では銭湯や家庭用暖炉の燃料として引き合いが増えてきている。


<ポスト民芸>・・・3日に本焼きを行ったが、夜11時になっても1200℃までしかあがらず、目標の1230℃には届かなかったようで、釉薬の一部が熔けきらなかったらしい。師匠の近藤先生と高木女史に来ていただき品評会が行われた。


<各班の山作業>
・玉城山(榎本、三品班)・・・前回伐採しておいた枯損松の運び出し作業とエスケープ檜の伐採。
・澤田山Ⅰ(阿閉班)・・・地掻き作業の継続。
・澤田山Ⅱ(ヤマガラ班)・・・地掻き作業と伐採木の整理作業。
・澤田山Ⅲ(中広班)・・・前回伐採した潅木類の整理作業。
  同   (宮崎班)・・・枯損木の伐採作業など。

<宮崎班レポート>
 吉川さんの応援を得て、吉村先生の助言に従いアカマツだけを残して尾根筋幅10mに沿っての皆伐がほぼ完了しました。作業中にも枯れ始めるアカマツが出てきており生き残りはわずか数本でアカマツ林再生の期待薄ですが、彼らがまいた種で子孫が増えてくれることにわずかな望みをつなぎたいと思います。
 資材用に使えそうなヒノキはもったいないのであまり細切れにせず搬出したいと思います。除伐したソヨゴなどで簡単な木馬道を作って滑らして下ろしています。コナラは薪サイズに玉切って搬出する予定です。これから除伐した木の搬出、片付けに人手が要りますので応援よろしくお願いします。片付けが済んだら地掻きを始めます。まあ、楽しみながら気長にノンビリやっていきます。


<BCでの作業>
・昼食・・・ハンバーグ、サラダ、出汁巻きなど。食器は各自で洗ってかたずけるのがルール。

・昼食風景・・・。食後、蚊発生防止用メダカ水槽の清掃・移動作業。

・BC入り口の枯損松の伐採処理、菜園での猿の被害状況調査・・・。

・ポスト民芸製作会、次回作業の打ち合わせ・・・。



お知らせ・次回は茶摘み
14日(金)、恒例の茶摘をして新茶を味わいます。奮ってご参加を・・・。

<榎本記>

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まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER 502

2010年05月05日 |  マツタケの林地栽培 
橋本さんは朝5時から本焼きに取りかかった(榎本輝彦撮影;本文参照)


まつたけ山復活させ隊・里山再生市民運動
 
次(238回)の活動は5月8日(土)、午前10時、岩倉香川山でお会いしましょう!

 3日午前5時、ポスト民芸・岩倉焼きの本焼きが行われました。夕刻5時現在で窯の温度が1000℃に達しています。目的の1230℃に至るには夜9~10時ごろになるとのことでした。6月12日の5周年記念日に、料理が盛り付けられることでしょう(榎本輝彦レポート)。
  
この初夏に出版社高文研から刊行となる予定の僕たちの活動記「まつたけ山づくり奮闘記(仮)」の出版作業進捗状況ですが、企画担当の(株)トロント社の福士義彦さんと高文研社長の検討会において、1回目の原稿評価がなされました.出版社側から「極めて文体が硬くページ数が多い」と指摘を受けた.福士さんと打ち合わせを続け、お寄せ下すった原稿も字数を削り、(寄稿者の皆さんには心が削られる気分だろうか!?)、文体を統一しエッセンスを取り出し相応しい箇所に効果抜群に並べられています.元原稿より大いに読ませるものになっています.4頁に1枚の写真をいれるとのことです.文章が縮減された分、買い求めやすくなるのかな? 連休明けにもそれは再度両社で検討される予定です.
追伸(5月6日):トロントの福士社長から連絡があり、高文研から未だ2-3の注文があるようで決着は当分つかないとのことです.修正原稿を読んで来週初めに再度注文が出るようです.それほどひねり回したりこね回してよくなるのですかね.こね回す人のセンスにかかっているでしょうが!

今年の、九州地区でも、ツユマツタケ(さまつ)は未だ発生してないようである.ここ2年は宮崎県高隈辺りに6月半ば頃発生していた.その前は、4月下旬に熊本県天草辺りで発生していた.発生情報があれば是非教えて下さい.京都でも祇園祭頃までは期待されると聞いています.
 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

★お知らせ
1)茶摘・新茶作り
 5月14日(金)茶摘の後、林屋師匠と雅子姉の指導で新茶を作り皆で味わいま
す。ホットプレートもしくは電子レンジを用いたお茶づくりの実践

2)5月 14 日、「温暖化防止と林業・京都産材を生かしたすまいづくり」のご案内
第3回「低炭素のまち・京都」を考える
-林業・京都産材を生かしたすまいづくり-
 現在、京都市・府では「温暖化対策条例」の見直し作業が進められています。市民の側からも    
積極的な意見発表や提案を行い、「京都議定書」のまち京都で、日本の温暖化対策の転換に積極的な影響を与えるような「条例」をぜひ実現しようと考え、連続企画を行っています。 今回は、国産材・京都材を生かした住まいや暮らし、まちづくりをどう進めるか、日本の林業の現状にも着目しながら、温暖化防止に役立つ暮らし・街づくりを考えます。
報告:田村宏明(京都・森と住まい百年の会)
 白石秀和(同上)、他1名予定
日時:5月14日(金) 午後6時30分開場 7時開会 - 午後9時
場所:生協会館4階会議室(烏丸夷川角)  
主催:気候ネットワーク・地球温暖化防止京都ネットワーク
(詳細は、榊原まで 090-9624-6529)

3)田圃の作業 楽しい昼食を味わうために労働力の提供をお願いします!
 ・代かき、田植え・・・5月初~中旬の予定。
 ・草取り・・・7月の予定。

4)5月25日 葉わさび栽培調査を玉城山と澤田山で行います.10時30分地下鉄国際会館3番出口の地上付近集合後、現地で検討.鹿害対策、苗の選定など講師を招いて実地講習。講習後、香川山で懇談.

5)5周年記念並びにまつたけ山づくり奮闘記出版記念パーティ
「まつたけ十字軍運動(まつたけ山復活させ隊)」の活動が2005年6月16日に開始され、この6月でまる5年が経ち、いよいよ6年目を迎えることになる。そこで、5周年を記念しさらに運動が発展・浸透して全国のアカマツ林が再生、”まつたけ”が50年前のように身近に食せることを願って記念(祈念)パーティを開催します。この活動を祝うに相応しい本の出版準備も峠を越えた.
 日頃ご無沙汰しているメンバーも、新たに参加してみようかなと思っている「里山大好き」もこぞってご参加ください。
 まつたけ十字軍運動(まつたけ山復活させ隊)のメンバーである岩手県宮古市田老の加藤さんにお願いをして旬の魚介類を手に入れたい。
 日 時:6月12日(土)9時~17時ごろ(第243回活動日)
 会 場:香川山BC(まつたけ十字軍運動拠点)
 会 費:3000円(予定)
 形 式:海鮮バーベキュー(三陸沖海産物産地直送)
その他何でも猫田さんまで要望をお寄せ下さい。


★今年の予定と目標
1)マツタケ山づくり奮闘記の出版
2)京都造形芸術大学通信教育部環境学受講生がマツタケ山づくりに参加
  9月11日(土)に予定.交通案内など応援を願います.
3)林間わさび栽培に取りかかりたい
4)若い松林をつくろう!京都の景観・伝統行事を守ろう
  全作業区で実施.
5)元気を取り戻したシロを覆土(玉城山2月12日完了))
6)マツタケ感染アカマツ実生苗で人工のシロを作りたい!
和歌山県高野山岩田山に、クリーンルーム建設。農林水産省の補助申請予定
7)各地との交流推進
北海道旭川、岩手県岩泉町岩泉商工会、岩手県洋野町大野高校、石川県珠洲市金沢大学能登学舎、滋賀県彦根市滋賀県立大学荒神山、同沖島、和歌山県高野町岩田山、香川県小豆島、広島県庄原市マツタケ研究会

§メール便り
1)田老の加藤昭一さんから
 ホタテについては山田町で養殖をしている知人に聞いてみたところ自分の養殖棚は津波の被害を受けて提供できないが漁師仲間のところから融通できるだろうとのことでした。津波の影響で例年より割高のようですが、浜の卸値に近い値段で入手できるかと思います。ところで焼きで5枚は飽きるだろうとのことでしたが・・・(笑)。魚については回遊魚の季節ではないので安くて新鮮なものはなかなか難しいかもしれませんが「特段」にあたってみます。

§運動は皆さんのカンパで成り立っています!
カンパありがとう:橋本敏夫さん.MKさん
振込先
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

★私達のマツタケ山造り
作業内容は二通りに分けることができる.これらの意味をよく理解し作業をすることが必要
①植生の調節
  植物の密度の適正化:平均地温の調節、落葉量の調節,土壌水分含量の適正化。伐る樹種、残す樹種、作業時期にこだわる必要はない。除間伐材は必ず集積地へ搬出しなければならない。
  ○アカマツ:枯損木,被庄木は地際から切る。枝払い後、玉切りして集積地に運び出す。枯損木は焼却する.
  ○広葉樹他(含 ヒノキ、スギ):
      大径木:株元直径5cm以上の木は地際から切る。枝払い後、玉切り後、集積地へ搬出。
      
  ○中小径木:最近の異常気象による発生期の高温障害を防ぐために、直径
1~5cmの木は密度を4-7本/m2に調節する。日当たり、風通しや落葉量を調節する。中段切りをしなくてもよい。枝払い後、集積地に搬出.
   
  ○灌木等:膝頭より低い草本や灌木は地際から切ったり,根から抜き集積地へ搬出.

②土壌条件の適正化(地掻,林外に搬出)落葉落枝層と腐植層の厚みの適正化。以下の(a)~(c)の条件を改善.
(a)物理的要因 土壌の硬度,土壌構造や保水力の改善,根のB層への移行
   を促進。
(b)化学的要因 有機物供給源の除去=富栄養状態の改善。
(c)微生物的要因 土壌微生物の質と量の改善=競争微生物や病原微生物の
   減少。
  地掻の強さは、褐色森林土壌が見え隠れする程度に実施する。

☆各作業区の紹介
1)香川山
 ○ヤマガラグループ(ヤマガラの里Cエリア)
 ゲート入り口右側斜面を整備中。このエリアを若いアカマツ林に戻す予定。
 斜面正面エリアのススキ刈り取りなど補整作業に取り組んでいる。
皆伐区は、予定どおりに再生が進み、アカマツ幼樹の群落が美しい.斜面の地掻など補整作業を実施している.
一段と、マツノザイセンチュウ病による枯損木が周辺に目立っている.伐倒焼却の要あり.

2)澤田山
アカマツ林でマツタケの生息地を再生するというエリアとコナラ林を整備するエリアとがある.第1地整備地と第2整備地ごとにネライを定めて各班ごとに独自に作業を進めている.かつてアカマツ林化を考えて伐ったところの補整が進んでいる。
第1整備地は、
○村上班
マツタケ山づくりが行われている.京都府のホンシメジ接種試験が相当前に行われ、そのとき整備もされたが、菌根性のきのこの発生には至ってない.土壌の問題があると思える.補整の手入れが必要な状態になってきている.
○阿閉班
南側のやはりアカマツ林帯で、やがて両区はつながるという.エスケープした檜・杉など大径木の処理が進んでいる.美しいアカマツ林になってきている.

第2整備地は、
ヤマガラの里と呼ぶ.以前から整備を始めているところは「ヤマガラの里A地区」と呼び、整備が完了している.その西に当たるところを尾根部(アカマツ林を再生)、傾斜地部(コナラ林にする)など3区に分け、それぞれ生態的特徴を生かした整備を進めている.ここは「ヤマガラの里B地区」と呼ばれる.分からないことなどは前田・小原さんにお尋ね下さい.

第3整備地は、
作業エリアでは、アカマツ林再生を考え、尾根筋でアカマツ林再生作業が続いている.5-6年前には尾根筋でマツタケが採れたと聞くが、今、アカマツがないに等しい.アカマツ林の再生作業中.
○澤田山中広班
澤田山の一角にあるアカマツ林再生現場の作業を見聞したが、尾根筋がさっぱりとした広葉樹林にしたてあげられている。やはり、長年放置されると、我々の力量では歯が立ちにくいのだ。この立木密度、この林床堆積物では、アマチュアの尋常作業ではアカマツ林に戻せないためにそうなっている.作業エリアを広めずに尾根筋を、幅10mの範囲に限って、尾根沿いに順次皆伐。

○澤田山宮崎班 仲間を集めています!
現在、準備段階として、尾根筋アカマツ再生予定域から出る除間伐材、地掻き腐植の林外搬出路の確保を始めている。
添付写真(227回活動報告)のチェンソーの下部が林道で、作業地はヤマガラ班A区の林道を挟んで真向かいに位置する。赤矢印に沿って排出用シューターを構築する計画である。シューターは玉城山のシューターに習い、除間伐丸太をハシゴ状に組んで木馬道風に構築する計画。距離は約40mとなる。
これまでに計画路線にある障害木の除伐、不整地形の補修を終了している。 次回より計画路線脇にあるヒノキを伐採し、そのままシューターの左右側面支持体として設置する予定。次に左右の丸太に交差させてハシゴ状に短丸太を並べて設置し木馬道風滑り台を設置。シューター完成後、本格的な除伐、地掻きを開始します。
なお、シューター設置予定の下部山域はすでにアカマツが壊滅状態で、コナラを中心とした落葉広葉樹、ソヨゴを中心とした常緑広葉樹の混交林に相変化している。そのためアカマツ林再生よりも、向かいのヤマガラ班整備地Aに合わせて薪炭材・落葉腐植堆肥採取林、昆虫・キノコ・山菜・野鳥観察・森林浴などの癒し林として再生する方が有意義と考え、その方向で整備を進める予定。できれば将来、下部林内には休憩所的な東屋も作ってみたい。また、整備で出る粗朶類を利用して、ヤマガラ班A区に習って作業域周囲をシシ垣で囲いたい。
 
3)玉城山は2班が共同で作業をしている。
○榎本班
○三品班
昔は、山全体がマツタケの発生に適したアカマツ林であったが、林道が造られたためにその下のエリアからマツタケが消えた.岩泉まつたけ研究所の向林試験林内で、全く同じことを経験している.林道を一つ通すだけのように考えがちだが、周りの環境ががらりと変り水の流れも変化する.
尾根筋には、アカマツ林密度が比較的高く残っているので、榎本班と三品班で上部と下部からマツタケの生活するアカマツ林の再生作業に取り組んでいる.
地表の堆積物を堆肥化し、冬には水田に鋤き込む.マツのザイセンチュウ病害木の伐倒焼却活動が一旦終了したように見えたが、再開している.
ここは、市民によるマツタケ山づくりのお手本として有名になった.今まで、プロによる手入れで、マツタケ発生の復活は、「有から有は簡単である」と実証されている.しかし、市民による手入れでマツタケ発生の成果が出たケース(2007)は、ここが日本初の地である.
その後の発生がないので、発生ポイント周辺に覆土を試みた.シロが生きていたなら必ず元気になる.撒水実験にも取り組むという意欲的作業が見られる.

§まつたけ十字軍運動に参加するには
下記の1から7を了承の上、参加下さい.また、 “まつたけ十字軍運動とは?”も併せてご理解下さい.尚、初めての方は事前に連絡が必要(連絡先は下記主催者).
1)参加資格は問わない. 参加時間は自由、ただし、コアタイム(昼食時)の参加は必須.
2)事故を起こさないように各自勤めること.傷害保険等は各自加入のこととし、事故の責任は当事者に帰するものとする.

3)服装等:山で軽作業できる服装(運動靴か長靴か地下足袋、雨具、タオルなど).ゲスト用には少し準備されているが、ノコ・ナタの持参を原則としている.
4)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に山づくり作業は中止.しかし、山や畑にも、「雨の日には雨の、雪の日には雪の景色がある」といって、皆さんは補修や軽作業などされます.
5)持参するもの:昼食は作るので、MY皿と椀と箸、コップなど、料理の持ち帰り容器、飲料水(お茶があるので水筒)など.
6)道具類や備品は、個人購入のものや皆さんのカンパで購入したものです.大切に扱うよう願います.備品類は汚れを洗った後、保管場所に戻すこと.また、使用した食器やコップ類は洗って戻すこと.出したゴミ等は各自持ち帰ること.
一切の「資源」の提供は主催者に連絡を願いたい.
7)参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

§活動拠点へのアクセスなど
8)集合場所:京都バス「岩倉 村松」行き終点「村松」.あるいは現地アカマツ林(京都市左京区岩倉村松町138-20バス停「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分).
叡山電鉄「岩倉」駅から現地アカマツ林へ2.3Km(徒歩30分)
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

9)<皆さんの活動の様子を見ることができる>
ブログ画面左下ブックマーク(Bookmark)中のNikonまつたけ復活・里山再生運動を左クリックすると、Nikon Onlinegalleryにはいる.akamatsurinさんのホームとなっている.アルバム一覧からお好きなものを左クリックすれば写真一覧が出てきます.スライドショーなどお楽しみ下さい.写真を印刷したり保存したりできます.

§開催予定日 2010年5月-9月
活動場所は岩倉香川山
(京都市左京区岩倉村松町138-20 京都バス「岩倉村松」から北東へ450m
徒歩6分)   活動開始は、午前10時頃から終わりは午後4時頃.
自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は参加の要あり.
第239回 5月14日(金)ブログ報告:榎本
第240回   22日(土)ブログ報告:宮崎
第241回   28日(金)ブログ報告:三輪
第242回 6月04日(金)ブログ報告:榎本
第243回   12日(土)ブログ報告:池内 5周年・出版記念パーティー
第244回   18日(金)ブログ報告:宮崎
第245回 26日 (土) ブログ報告:三輪
第246回 7月03日(土)ブログ報告:榎本
第247回 09日(金)ブログ報告:宮崎
第248回 17日(土)ブログ報告:池内
第249回 23日(金)ブログ報告:三輪
第250回 31日(土)ブログ報告:榎本
第251回 8月06日(金)ブログ報告:宮崎
第252回 20日(金)ブログ報告:三輪
第253回 28日(土)ブログ報告:池内
第254回 9月03日(金)ブログ報告:榎本
第255回 11日(土)ブログ報告:宮崎  京都造形芸大環境学受講生参加
第256回 17日(金)ブログ報告:三輪
第257回 25日(土)ブログ報告:榎本
第258回 10月2日(土)ブログ報告:池内


§まつたけ十字軍運動とは?
今、1年間に40,000種もの生物が絶滅(約13分に1種)していると推測されている.生き物1種の絶滅は、10種から30種の生き物の絶滅を呼ぶという.
日本で、802種の動物が絶滅危惧種とされ、7000種の維管束植物の24.1%(4種に1種)が絶滅危惧種に挙げられている(2007年).
環境省によれば、絶滅危惧種の50%強に当たる生物の生息地は、人里離れた奥山でなく里地里山と呼ばれる私たちの生活の場である.緑が豊かになって生き物が追われている!私達の周りにありふれた生き物であったフクジュソウやヒメシャガなど、メダカやチョウ類やニホンウサギなど、またオオタカやイヌワシなどが、消え続けている.マツタケも、京都府では絶滅危惧種に指定されている.生物の保全・多様性上危機に瀕する里山(アカマツ林)をマツタケ山に戻すことが目的である.
私たちのマツタケ山づくりは、山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視する.マツタケ山づくりで生まれるバイオマスの利用は、「自然」との共生型すなわち徹底した有機物循環型「農林業」に組み込まれるように最大限努力する.また、我々の成果は、情報として正しく発信し、全国に230万haあるアカマツ林に普及させることを願っている.
近代マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動拠点として、我々は循環型農林「業」を楽しむ.「楽しむ」ということにおいて、いわゆる農林業的作業と異なる.時折のイヴェントや開催日の昼食タイムに集まることによって、作業など情報を共有し、互いの知恵や技術を学び、また、里山復活の喜びをともにする.
運動は、木を伐る人・運ぶ人・軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、設備を造る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人などすべての参加者が、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことを第一義的に置きつつ、また、全国の読者の支援で維持運営されている.
まつたけ十字軍運動全体は、アリストテレス風に言えば、個の参加者の総和以上の意味を持つ.それ故、参加者はこの運動の全体性を見失わないようにしたい.

§主 催
まつたけ十字軍運動・まつたけ山復活させ隊
代表 吉村 文彦(マツタケ生態科学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305

§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典
080-6123-4706

香川理化学研究所
代表 香川 晴男
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まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER 501

2010年05月01日 |  マツタケの林地栽培 
家を車で10時過ぎに出ました。岩倉のベースキャンプに到着すると、今日の活動は田んぼの畔作りをするとのこと。
 参加者の名簿に自分の名前を記入しました。
 本日の参加者は次の通りです。橋本、周田、前田、川崎、小原、小吹、榎本、雅子、吉川、森、松浦、三品、堀井、内田、大久保、中野、有山、中広、多田、大島、三輪、阿閉仁、阿閉眞、吉村、山田、猫田、まりこ、斉藤、石原、玉城の30名。 
 料理を作ってくれる人達、一部山に行く人達を除いたメンバーは車に乗り合わせて田んぼに向かいました。今日の作業は水が抜けないように畔に土を塗りつけて固めることです。
 
まず畔に沿って田んぼの土を掘り起こし、水が流れるようにします。水を入れたら今度は畔に塗りつける泥状の土を足で踏んでつくります。適当な硬さになったら土を鍬等で貼り付けて行きます。これがなかなか難しい。左官屋さんのようにはなかなか塗りつけることができません。

。午前中一杯かかって泥状の土をこしらえました。
 ベースキャンプでは今日も焼却作業が進んでいます。

 畑では夏野菜のなすびとジャガイモが順調に育っています。

 マメの花も咲いてきました。

イチゴの白い花も咲いてきました。

 アスパラも芽を出してきて昼食の食材として我々を楽しませてくれています。

 玉葱も大分玉が大きくなってきました。

 畑に咲いている黄色の花、

 色とりどりの花

 お茶畑に霜対策用の杭も準備されています。

 にんにく畑も順調のようです。

 蕗畑も順調に増えてきています。

 本日の献立は三品、(牛丼、味噌汁、あえ物)
">
午前中の作業を終えたメンバーが昼食に舌鼓を打っています。
>

 香川山の周辺は新緑の季節となってきました。

午後から塗りつける作業にかかりました。



午後3時ごろにはようやく畔に泥土を塗り付けれることができました。全員泥だらけになっての作業でした。
畔作りもようやく終わり、後は水を一度張って見て漏れないかどうかを見た後、いよいよ田植えとなります。その時はまた応援よろしくお願いいたします。
  文責 三輪)
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