のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

冬枯れ、冬木、冬木立

2009年01月04日 | ネイチャースケッチ
定点観測しているクヌギの大木。
12月12日にはこんな感じでした。

この年末年始、晴天が続き、
ようやく田んぼの水も枯れてきたようです。
次の雨の前に田うないでもしておきますか。


冬木立思ひ上れる人人のあつまれるごと立てり夕日に(与謝野晶子)

接ぎ穂採取は正月に

2009年01月03日 | 冬の梨畑
以前、新聞紙上で
いろいろな品種の実が一本の木になっているのに驚いた
というような記事がありましたが、
果樹農家としてはまったく不思議ではないこと。
なぜこんなことが記事になるのかと
逆に不思議に思ったものです。

しかし、
たしかに接いだ先から別の品種になってしまうのですから
不思議と言えば不思議ですし、
接ぎ木は果樹農家らしい作業かもしれません。

ナシは接ぎ木が容易な部類に入るといわれています。
接ぎ穂は休眠期に用意するとなっていますが、
ある篤農家が忘れないよう正月に決めている
という話を聞いてからは同じようにしています。

充実した葉芽のある小枝を切ってきて
保湿のため新聞紙に包み、
ビニール袋で密閉してから冷蔵庫で保管しておきます。


生きゆかむ苦しさ知らず陽に灼けし畳のうへに子は眠りおり(宮柊二)

元日、国立、星二つは夢と消え

2009年01月01日 | 柏レイソル
雲ひとつない晴天のもと、
国立霞ヶ丘競技場アウェー側ゴール裏に
大きな黄色いヒマワリが咲きました。

延長後半、終了まであと5分も切り、零対零。
PK戦もやむなしかと思われた矢先でした。
アウェー側ゴール裏からは音が消えました。

試合前の相手選手紹介時には、通常、
ブーイングで応えるのですが、
今日は拍手で迎えました。
レイソルOBのMFのM氏や監督のN氏には
ひときわ大きな拍手が送られました。
選手入場の際には黄色いプラスチックシートと黒いビニール袋で
「YES WE CAN」の人文字も作りました。
われわれの席はWEのEの右下先端を黒く染めました。
今日は楽しもうぜという声が
あちこちから聞こえてきました。

ハーフタイムの15分間、
選手を奮起させる応援が途切れることはありませんでした。
アウェー側ゴール裏は全員、試合中の二時間半立ち尽くし、
腕を振り、声をからし、とび跳ね続けました。

でも、実力の差が出ました。

レイソルのユニホームには星が一つだけついています。
99年のナビスコカップ優勝のしるしです。
今日、二つ目の星がもう少しで光るところでした。

元日の国立に立ち会うことができ
また一年、応援していけそうです。
地元事業者たちを構成メンバーとする
後援会活動にも弾みをつけなければなりません。

けさもよい日の星一つ(種田山頭火)