のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

落穂にもひつじばえにも七日月

2007年09月17日 | 今年の納得米づくり
一昨日、土曜日に納得米プロジェクトの稲刈りを行いました。台風などの影響もあるのでしょうが、今年の天候には有機質肥料が効きすぎたのか、全面倒伏してしまい、36aの稲刈りがまる一日かかってしまいました。

わが家のもう一枚の有機質肥料使用水田も倒伏してしまいましたので、倒伏は肥効が原因ということはいえるでしょう。過去4年、それほどの問題なくできていましので、こんなもんだろうと甘く見ていました。成分的に計算しにくい有機質の使い方の難しさを実感させられました。

そんな悪条件の中、今年初めて参加したメンバーもコンバイン操作に挑戦。初心者講習もあったものではありません。はじめから応用問題です。

        

        

        

倒伏していますから、当然、落穂も多いのですが、乾燥機に入った籾はけっこうな収量になりました。さすが有機質肥料、やはり倒伏するだけのことはある、穂が重くて倒れたのだと納得させたのもつかの間でした。

今日、籾摺りをしました。選別機で落とされる小米も多く、玄米として計算すると10aあたり8俵。去年より悪い数字ですが、周辺の収量も良い数字は聞きません。田んぼに忘れてきた籾を加えればもっと採れたはずと、捕らぬタヌキの計算をしながら穀入れに納めて終了。

肥料作りから耕うん、育苗、代掻き、田植え、草取り、畦の草刈と半年かかわってきた米作りのあんなことこんなことを思い出しながらの新米の香りはいかがでしょうか。