のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

夕やけに染まるでもなし南信なし

2007年09月13日 | 梨の品種
今日も鮮やかな夕焼けでした。このまま長雨も終わってほしいのですが、また雨のようです。

果物好きの方がごひいきの「豊水」梨の収穫が終了しました。例年より5日ぐらいは早いでしょうか。その分、早くから収穫していましたが。

この時期、県内の産地では「あきづき」梨という新品種を売り出そうとしていますが、あまのじゃくのわが家が注目しているのは「南水なんすい」梨。

         

長野県南信濃農業試験場で越後という梨に新水という梨を交配してできたということで、南信の水、「南水」。扁円形で、果皮は黄赤褐色の赤梨。糖度は15%前後で酸味の少ない甘い梨。貯蔵性にも優れていて、普通貯蔵で2週間、冷蔵で2ヶ月以上とカタログにあります。黒班病に弱いという弱点もあるようです。

あちこちのサイトで探してみると、

「絶妙のシャリ感と抜群の甘さを誇る長野県オリジナルブランド梨」

とか、

「大玉で 高糖度・果汁たっぷり・酸味が少ないです。梨のおいしさのツボを、全て押さえている“みんなにおいしい”品種です」

とか、

「洋ナシのような香りとブドウのような甘さ」「甘味の強さ、フルーティな香り、歯ごたえの良さの3拍子そろった梨」というような表現もされています。

「豊水」とは違う種類の美味しさです。「豊水」の前半は「秋麗」との組み合わせ、後半は「南水」との組み合わせという品種構成も魅力的です。

でもこれ以上、面積を増やせ、もっと働けといわれても…


タイトルの元句 ; 朝やけに染まるでもなし露の玉(一茶)