のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

五月来る選ばれし子等幼果なる

2007年05月01日 | わが家の時時
ナシ幸水の定点観測その5。着果した実の中からひとつだけ選択し、他の実を摘み落としました。摘果 (てっか)といいます。

選択基準には実の大きさもありますが、むしろ実の生り位置(これから大きくなっても枝などの障害物はないか)や軸の位置(何番目に咲いた花か。番数により実の形状の傾向が判断されます。早い番数の実は横に扁平した実になりやすく、遅い実は縦長の実になるとされています)の条件の方が優先されます。実の肥大はまだまだ取り返せる時期ですので、それ以外の素質をみて摘果します。

摘果作業は上向きのうえに両手を上げたままになります。足、腰、肩に疲労がたまります。これからひと月以上続きます。