昨日、小雨ふる登山道で突然に出会ったカモシカ、モウびっくりです。
ニホンカモシカはウシ科に分類され、国の特別天然記念物に指定されています。
5mほどの近距離ですが、座り込んだまま落ち着いている様子です。
鼻孔を開きヒクヒクと臭いを嗅いでこちらをうかがっています。
体長は約1m、体重50kgほど、毛の色は白色や灰色、灰褐色です。
角は雌も雄も持ち、雌雄同様に角長10cm程でやや後ろに湾曲しています。
すらりと伸びた脚を「カモシカのような脚」の例えも、実際はがっしり型です。
しばしのお見合い後、ゆっくりと草原を下っていきました。
登山道を進んで別の角度から下を覗くと、なんとカモシカの子供です。
カモシカは5-6月に出産するそうですのでまだ赤ちゃんです。
草原を登り始めたの親子、行先に見当をつけ出会いの場所に引き返しました。
親子連れは初出会い、目にやきつけたり、シャッターを押したり、大感激です。
なんとも愛くるしい赤ちゃんに、「可愛いね」などと声がけを連呼しました。
カモシカは好奇心旺盛と聞きますが、赤ちゃんの頃からそうなのでしょうか。
しばしお見合いをしたのち、母親が樹内に移動し幹に顔をこすりつけています。
出会ってから11分間ほど、ゆっくりと森に入っていきました。
画像左は獣道、ここは親子のいつもの通り道なのでしょう。
右は顔をこすりつけた幹、眼下腺の粘液をつけてマーキングをしたようです。
「ここは我々の縄張りだ、入って来るな」と私に警告したのかもしれません。
親子と分かれて1時間ほど、なんと、またカモシカの親子に出会いました。
顔や子のしぐさから別組か、同性は縄張りを重複しないとのことですが、さて?