信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

オオルリシジミに合いました

2011年06月05日 | 動物
東御市北御牧で開催された、希少種のオオルリシジミ観察会に行ってきました。


150名ほどが参加し天候にも恵まれて、大変盛り上がりました。


会場の横には、オオルリシジミの食草のクララの苗がありました。
クララと聞くと私は外国の女性名を連想しますが、実は毒草で、
根を噛むとクラクラするほど苦いことから、眩草(くららぐさ)と呼ばれ、
これが転じてクララと呼ばれるようになったとか。
人間にとっては くららぐさ でもオオルリシジミには美味しいご飯です。

 
オオルリシジミの雄と雌です。
羽の中央部にある数個の黒点の有無で容易に見分けることができます。
左は雄で黒点がなく、右は雌で黒点が見えます。


ふんばってクララの花穂に卵を産み付けています。


 
クララの花穂に生み付けられた卵です。
径が1mm以下のまんじゅう型で表面に多数の小さな突起があります。
1週間ほどで羽化して、クララの花を食べて大きくなります。


オオルリシジミに群がるヒトです。
様々なカメラと、体いっぱいに集中する様、今日一番の傑作です。


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カタクリの稔り

2011年06月04日 | 山野草
4月中・下旬に開花したカタクリの実が稔りました。
稔りまでを画像でおってみました。



5月1日に花弁が落ちて子房が現れました。


  
5月15日3綾に分かれている様子がはっきり分かるようになっています。
1つの実を割ってみると、種の赤ちゃんができていました。



開花後1ヶ月半、いよいよ実の先端が開いて種が見えました。
可憐なカタクリも子孫を残す戦略はしたたかです。
種子には、エライオソームと呼ばれる物質が付いているそうです。
この物質はアリを呼ぶおとりです。
アリは、エライオソームにつられて、種子を運び、エライオソームを食べた後、
巣の近くに、種子を捨てるのだそうです。
こうやって、遠くまで種子を運んでもらい分布を広げるのです。
種子に群がるアリの画像が欲しくて、デジカメを構えてじっと待ちました。
アリはいたのですが、見向きもしません。
腰も根気もぼろぼろになり画像の取得はかないませんでした。


アリに根負けして採種しました。
先端についているのがエライオソームだと思います。
かじってみると、ねばっとしましたが、味はよく分かりませんでした。
種子は、腐葉土8と山草用土2の割合の用土に播種しました。
1cm程に覆土をした後、鉢は日陰におき日覆いをかけました。
来年の発芽が楽しみです。

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