苔に包まれた原生林の神秘な世界、北八ヶ岳苔の森への入口「白駒の森」です。
今年は、苔にとって十分な梅雨の恵みがないのか潤い不足のような気がします。
コメツガやシラビソの樹幹越しに、満面に清水をたたえた「白駒の池」が広がります。
原生林の苔に包まれていくつかの植物が花を咲かせています。
これはユリ科のタケシマラン、下からのぞかないと花を見逃してしまいます。
亜高山帯の針葉樹林下にみられる繊細なスミレはウスバスミレです。
特徴は葉のギザギザ(鋸歯)、ぎょうざの皮を指でつまんだ状に重なり合います。
コミヤマカタバミが花盛り、本種は小葉の角が丸いことが特徴です。
ミヤマカタバミは小葉の角が角張り、オオヤマカタバミの角はいっそう角張ります。
明日は湯の丸レンゲツツジ祭、今年は花が遅めですがボランティアガイドで出ます。