近所の庭に咲く紅色と白色のサザンカ、毎年みごとな花を咲かせてくれます。
サザンカはツバキと同じツバキ属で似たもの同士、見分け方はいくつかあるようです。
開花時期、花の形、雄しべの形状、花の散り方、子房や新梢の毛、葉、香りなどです。
当地の開花時期は、ツバキが3月~5月で、ヤマブキの花と一緒に咲いていました。
サザンカは10月下旬~1月で、白い雪の中に紅色の花を咲かせています。
サザンカには、サザンカ群、カンツバキ群、春咲きのハルサザンカ群があるそうです。
花が開いて雄しべが見えていると、見分けは容易です。
ツバキは雄しべの根元がつながり筒状、サザンカはつながらないで筒状になりません。
花弁の散り方も見分けのポイントです。
ツバキの花は、雄しべや花弁が基部で合着しているため、花全体が落ちます。
サザンカの花は、花弁が一枚ずつ落ちます。
葉での見分けは、大きさや縁のギザギザ(鋸歯)だそうですが、どうもよく分かりません。
新梢に毛を有するというサザンカですが、毛が肉眼で確認できない品種もあります。
子房の毛はツバキになくサザンカでは密生とあり、見分けのポイントになりそうです。
画像はサザンカですが、春にツバキの子房の写真を撮り忘れ、比較ができませんでした。
カンツバキはツバキとサザンカの交雑種で、特徴はサザンカに似ているそうです。
カンツバキの雄しべは花弁化することがあり、サザンカはしないと聞きましたが、さて?
今のところカンツバキとサザンカの見分けはお手上げ状態です。