信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

トチ稔るまで4ヶ月

2013年09月14日 | 樹木
3連休の初日は神社の掃除当番、朝6時からいい汗をかきました。
神社の杜のトチは実が落ち切っており学校のトチが気になりました。





春から見てきた学校のトチノキが見事にたくさんの実を稔らせました。
丸い果実が熟すと厚い果皮が3枚に割れ種子を落とします。
輝く茶色の丸い大きな実で、ついつい拾いたくなる不思議な魅力を持っています




5月18日に大きな穂状の花序にたくさんの花を咲かせました。
その5日後に花が散り始めると丸い子房が見えてきました。
これがトチの実の赤ちゃんです。




拡大してみると、花は白を基調に薄い紅色を染め、雄しべを長く伸ばしています。
花が散った後は、花柱の痕跡を残して子房がふくらみ始めています。




6月に入ると果実の形がはっきりしてきました。
落花以降これまでも実の数は減っていますが、6月中はさらに数を減らしているようです。





7月下旬になると、真夏の太陽の強い光を受けてどんどん成熟してきます。
この頃になると未熟果の落下は見られなくなります




そして今日の画像ですが、3日ほど前から落果が始まりました。
樹上で割れて種子が落ちるものや割れないで果実が落ちるものなど様々です。




果実のまま落ちた場合も地表にあたった衝撃で割れるものもあるようです。
校内の庭や側溝に落ちたトチの実は学生が気づいて拾いあげてくれるでしょうか。
コメント
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