信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

雑草イネ抜取り隊

2013年07月13日 | 食材
猛烈な熱さも和らぎ快適な連休初日の朝です。
今日は朝6時に東御市の農業関係者100人超が集結しました。
最近お米栽培で問題となっている『雑草イネ』の抜取り日です。
雑草イネもお米の仲間で、栽培イネとの見分けが大変難しいのです。
お米の検査時に雑草米の混入が見つかると品質等級が落ちてしまいます。





雑草イネは移植した畝間や株間にも生えています。
外見では栽培イネとの区別がつかないので整然と並んでいる株以外は抜き取ります。




今日は12班に分かれ男性陣は田に入って雑草イネの抜き取りです。




女性陣は、抜かれたイネの根本を洗い雑草イネを確認します。
どの程度雑草イネが混入しているのかを調べているのです。




見分け方はモミの色です。
画像の上は、雑草イネと栽培イネ(コシヒカリ)です。
画像の下はモミを接写したものです。
左の黒ずんだモミが雑草イネで、右の黄色いモミが栽培イネです。




昨年8月の画像ですが、穂が出てくると見分けが容易になります。
栽培イネより穂が飛び出し、ふの先が赤く染まり(モミの先)、やがて脱粒します。
雑草イネのルーツに関する所見はいくつかあり、かなり古くからあったようです。




我々の班の今日の抜き取り成果です。
多く関係者の努力によって今年も美味しい東御市のお米が稔ることでしょう。









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