信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

性転換花、初開花

2013年05月18日 | 山野草
チョウセンゴミシがようやく花を咲かせました。
2010年に採種し、その直後に種を播き、昨年の春に植えた株です。
チョウセンゴミシは雌雄異株との紹介が一般的ですが、
山口陽子さんによると、株により、雄花のみ、雌花のみの単性株、
雄花と雌花をつける両性株、花をつけない無性株があるそうです。
さらに、年により性が変わることもあるということです。
それらをこの目で見たくて狭い我が庭ですが5株を植え付けたのです。





5株のうち1株が枯れてしまいましたが、残った4株全てが花を咲かせました。
花の数は左の株から18個中全てが雌花、2番目の株が10個中全てが雌花でした。
3番目の株は103個中、98個が雌花で5個が雄花の両性株でした。
右端の株は32個中、22個が雌花で10個が雄花の両性株でした。
雄花は株の下側に多く、上部の花は雌花でした。




左の花が雌花で、右の花が雄花です。
雄花と雌花は開花すれば見分けがつきます。
その他にも見分け方がないかといろいろと探してみました。
その結果、今年の我が家の花は、花柄の長さで見分けができることに気づきました。
雌花20個と雄花15個の平均花柄長は、雌花が31.7mm、雄花が16.3mmでした。
20mm以下の花柄を持つ花は雄花として間違いはなさそうです。
この基準で開花していない花を開いてみたところ全てがあてはまりました。



雌花も雄花も花径約1.5cm程の黄白色の花を1花柄に1個つけます。
花被は9枚ほどで、基部は赤紫がかっています。



左が雄花で6本の雄ずいから花粉が出ています。
右が雌花で多数の雌ずいがあります。




今朝は近所の学校の庭に植えられているトチを見に行きました。
花盛りです。



ハチが蜜を求めて群がっていたのですが、カメラを向けるとにげてしまいました。
トチの花からは良質の蜂蜜が採れるそうです。




今日の午後、実生山野草部会で津金寺の花めぐりを楽しみました。
黄色の花はヤマブキソウ、白色の花はユキザサ、紫色の花はラショウモンカズラです。




特に、ヤマブキソウは今が見頃で林内を照らしています。


コメント
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