信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

涼を求めて

2011年07月18日 | 自然
昨日は猛暑の中、家庭菜園の手入れや庭の草取りを一気に済ませました。
3連休最終日の今日は、心身の手入れに近くの山に行くことにしました。




車で20分も走ると、所沢川の最上流の「五郎滝」にたどりつきます。
沢におりると心地よい冷気がほてった身体を癒し、
滝から発するマイナスイオンが、活力を注いでくれます。
そこからさらに車で5分ほどで地蔵峠につきます。
今日は湯ノ丸山(標高2103m)、烏帽子岳(標高2066m)のコースです。




湯ノ丸山の中腹まで登った頃、山道の石の上に獣の糞らしき物体を発見。
黒い実が、ほとんどそのまま落とされています。
なんの実でしょう。




探しながら登っていくとありました。
ミネザクラです。
どの樹もたくさんの実をつけ豊作でしょうか。
実を口に含むとソメイヨシノより味が濃く、甘みを感じ後はほどよい苦みが広がります。


 

花もたくさんの種類が咲いています。
これはオトギリソウです。
葉が卵形に近く、全体に黒点を有し、明点もわずかに混じっています。
これらのことから、イワオトギリとしました。




湯ノ丸山から鞍部に下りる山道の中腹にヒロハヘビノボラズがありました。
メギとともに高山チョウのミヤマシロチョウの幼虫の食樹です。
幹にはナンバープレートがついておりました。




さらに下るとミヤマモンキチョウがニガナの密を吸っていました。
ミヤマモンキチョウの幼虫はクロマメノキを食樹としています。
高山チョウ保護の皆さんの活動のおかげで、
湯ノ丸山に登れば貴重なチョウを見ることができ和ませてもらえます。



烏帽子岳ではムカゴトラノオがたくさんの花を咲かせて迎えてくれました。
今日もいい一日でした。
大自然に感謝です。


コメント
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