信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

翁になりました

2011年05月21日 | 山野草
春呼ぶ花、オキナグサが翁ななってきました。
オキナグサの名前の由来は、花が終わった後の種子についた銀色の長い綿毛によります。
この綿毛が、老人の白髪に似ているので付けられたということです。
子供から翁までを画像でおってみます。




以前紹介しましたが、私が子供の頃はチンコロバナと呼んでいました。
蕾の様がチンコロぽっくて愛嬌があります。
オキナグサの方言は全国で300ほどあるそうです。
その中で長野県と兵庫県にはチンコロバナと呼ぶ地方があるそうです。
ちなみに、私の故郷は群馬県の嬬恋村で長野県の文化が色濃い地域です。

 
開花すると、先端が紫色のめしべとその周囲におしべが見えます。
1週間ほどで花弁が落ち始めます。


陽に当たってきらきら輝くひげも、また、趣意深いものです。

 
それからしばらくすると、綿毛にかわり翁となります。
この綿毛を抜くと、中には種子が実っています。
環境庁の『植物版レッドリスト』では【絶滅危惧Ⅱ類】にランクされてます。
野生のオキナグサは少なくなっていますが、この種をまけばいくらでも増えます。
1つの花で約200個以上の種を付け、発芽も栽培も容易なので試してみてください。
コメント
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