| ターミネーター4 スペシャル・エディション [Blu-ray]ソニー・ピクチャーズエンタテインメント |
シリーズ4作目。
まったく期待せずに観たのだが、それでもたいして面白くなかったので、よほどの駄作だと思われる。
以下、ネタバレも含むマニアックな話で恐縮だが。
なにしろ過去3作(価値あるのは1作目と2作目だけだが)との整合性の甘さというか、何というか、そういうところばかり気になってしまうのだ。
ジョン・コナーと未来の(過去の?)父親カイル・リースがこんな時点ですでに面識を持って良いのかとか、ターミネーターの性能の微妙な上がり方とか落ち方とか、あのマーカスだとかいう名前の人間ターミネーターがどういう理屈と技術でこの時代に完成しているのかとか、そもそもスカイネットはなぜ抵抗軍のキーマンであるカイルを特定して捕らえたのに殺さずに監房に入れてたのかとか、仮にカイルがコナーをおびき寄せる囮だとしても2人揃ったところですぐ殺す手段を用意していない詰めの甘さがマシーンとしてありえないとか、とにかく、つじつまの合わないところが多すぎる。
前半に抵抗軍が発見した切り札である「マシーンの動きを止める周波数」も、映画後半には一度も使われずにその存在すら忘れ去られるし、カイルがこっそり武器にするため手にした鉄棒も、その後一切使われず忘れ去られる。
そういう適当もいいところな稚拙なシナリオも映画として許せない。
CGで全裸のアーノルド・シュワルツェネッガーが出てきたのは楽しかったけど。
今やカリフォルニア州知事だもんなぁ。
星2つ。★★
| Trackback ( )
|
|
|