リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

最終回

2005年07月17日 02時41分57秒 | 日記
随想編の「渡欧」シリーズもきりがつき、これでいよいよ私の留学生活の後半を綴った「バーゼルの風」を終わることにします。昨年の12月に開始して以来、ほぼ毎日更新してきました。回数にして230回近く、我ながらよく続いたものだと思います。読んでくださった皆様方に厚くお礼を申し上げます。実を言うと、昨年の11月頃、私の留学生活を本にしようと思っていまして、その原稿執筆を兼ねてこの「バーゼルの風」を書き始めたんです。でも、何か実際に書き始めると、前にも言いましたけど、構想していたことから大きくはずれて行き、ブログで自己完結してしまうような感じになってきました。ま、要するにもう本にする気が何となく失せてしまったんですね。文字の数だけは充分に本にするだけの分量は達しましたが。(笑)ということで今のところ本にはしない予定です。経費もかかることだし・・・(笑)
約2年に渡るバーゼル留学生活で一番感じましたのは、人のつながりということです。いろんな人とのつながりにおいて、やっと実現して行ったこの留学ですし、留学中も本当にいろんな方とつながることができ(もちろんこのブログの読者の方々も含めて!)、私の留学生活を支えてくれました。あまりにも沢山の人にいろいろなことを与えていただいたので、振り返ってみるとなんか不思議な気さえします。それと同時に同じ所にいて悶々としていたのではだめだったんだということも実感しました。新たに道を求めていなければ、このわずか2年足らずの間にこのように沢山の人から力を与えられることはなかったのですから。
こちらでお世話になった先生、学生など顔を思い出しながら数えてみましたら、40人を超える数になりました。日本なら年齢の壁みたいなものを多少なりとも感じるのかもしれませんが、彼らはそんなことは全くなくおつきあいをしてくれました。本当にありがとうございました。またこのブログの読者約100人(多分)の皆様、飽きずに読んでいただき本当に感謝します。そして私を見守って下さってた日本の友人の皆さん、私のバーゼル留学生活を物心両面で支えてくれた私の愛する家族にも感謝です。
さて、このブログ、せっかく続いていたのにパタっと止めてしまうのも何ですので、同じブログを名前を変えて継続して行こうかなと思います。何が出るかわかりませんが、お楽しみに。(笑)

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