リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

コンサート「爽涼の午后へようこそ」

2021年08月29日 22時31分38秒 | 音楽系
昨日は長久手市の文化の家森のホールで開催されたコンサートに行ってきました。知り合いの高橋弘治さん、奥さんの森川郁子さんらが出演するということで楽しみにしていたコンサートです。

おりしも愛知県ではコロナ感染者が最多を記録したばかりで、入場者が少なくなるのではと心配していましたが、会場はひとつおきに席が配置されておりその8割以上はうまっていました。主催者の話ではチケット発売当初は出足が悪かったのが、10日程前に新聞で取り上げていただいてからは順調に売り上げを伸ばしたそうです。

出演は高橋、森川さんの他、滝井レオナルドさん(テオルボ)と上羽剛史さん(チェンバロ)の4人です。滝井さんは日系ブラジル人3世でバーゼルスコラカントルム出身です。まだお目にかかったことはなかったのですが、終演後色々お話をすることができました。楽器も見せていただきましたが、アンドレアス・ホルスト(ミュンヘン)作のテオルボでした。78cm / 150cmの楽器で番外弦はガット、低音から中音域にピラミッド、それより上の音域はナイルガットを張っていました。ホルストの楽器は私がバーゼルにいた頃から皆さんによく知られていてお値段もそこそこで人気がありました。でもお値段を聞いてびっくり、私がいた頃とは様変わりでした。


終演後の記念写真

演奏者のお友達も何人か来ていらっしゃって、終演後のステージで色々お話を伺いました。私がプロデュースしているバロック音楽の旅のお話をさせていただいたら皆さん興味がおありのようで、来年か再来年には来ていただけるかも知れません。高橋さんはもうバロック音楽の旅の常連のおひとりですし、森川さんも昨年共演させていただきました。

コンサートのプログラムは、ヘンデル、メールラ、ピッチニーニ、ヴィヴァルディの作品でした。