リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ギター曲集完成!

2015年08月20日 16時39分40秒 | 音楽系
ギター曲集の印刷があがってきました。


表紙です。イラストは佐々木響士朗さんにお願いしました。

印刷は全てデジタル処理で、シベリウスで楽譜を書き(清書です)イラストレータで版組をします。これを全部自分で行い、通販専用の印刷屋さんにオンラインで送付すると一週間くらいにあがるという仕掛けです。便利な世の中になりました。

作ったはいいですけど、問題はどうやって売るかということでした。でも有り難いことに発売元を名古屋のギター専門店ミューズ音楽館が引き受けてくれました。

前のブログにも書きましたように、タイトルは「夜間飛行」、次の5曲が収められています。

朝の10時に
夏のプレリュード
こころやすらか
秋の黄昏
夜間飛行


夜間飛行のはじめの部分です。

5番目の曲「夜間飛行」の解説文:

とあるヨーロッパの街。真冬の深夜。私は3階の窓を開け放ち、ひとり空に飛び立つ。思いっきり上昇してふと下を見遣ると眼下に広がるのは街の灯り。急降下して、また急上昇。繰り返しているうちに、こんどはゆったりと飛んでみたくなる。いつまでこうやって飛んでいられるのだろうか。飛ぶ力は衰えることはないのだろうか。そういう考えを打ち消すように私はまた上昇下降を繰り返す。

これ、「夜間飛行」の曲の背景と流れをそのまま文にしたものです。ウソだと思う方は曲集を買ってみてください。(笑)

第2集も、と行きたいところですが、ミューズさんがうけてくれるかどうか・・・あと前回のブログで書きました、ギター入門用の教則本の方はミューズさんがうけてくれました。こっちは「夜間飛行」よりは需要は多いでしょう。今レイアウトをしているところですが、ページ数が多いのでとても大変です。完成までまでまだ何日もかかりそうです。