リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

走井山勧学寺

2010年01月26日 22時57分17秒 | ローカルネタ
所用で外に出たついでにふと思い立って、三重トヨタに行って来ました。前からワイパーのゴム交換と、オイルとエレメントの交換、タイヤのローテーションをしてもらおうと思っていました。もう1万キロくらいオイルを交換していないので、もうぼちぼちの時期です。

店に行き、お願いすると40分くらいかかるとのことでしたので、車を預けて散歩することにしました。三重トヨタの桑名営業所はK中学校のすぐ前ですが、40分の散歩コースとなると走井山ですねぇ。

走井山は昔お城があったところで、今はお寺があります。桑名の高台にあり、K高校からすぐ近くのところです。春は桜の名所で、私は1年を通じて散歩コースにしている場所の一つです。いつものように北勢線の踏切を渡り、何段も階段を上っていくと、お寺のお堂があります。走井山というのは実は正確ではなく、このお寺の本当の名前は勧学寺といいます。ウチは大福田寺の檀家なんですが、大福田寺がこの勧学寺も管理しているので、大福田寺を通じて、勧学寺に寄進いたしました。(させられました)よって、勧学寺の前の寄進者札の中に私の名前があります。(笑)

いつもはチラッとしか見ないんですが、今日は鐘突堂のすぐ横にある仏足石の解説看板をじっくりと読んでみました。こんなことが書いてありました。

当寺のものは江戸末期に作られたもので、「勧学寺様式」とも称される特殊な福輪相図が精妙に刻まれていてとても珍しいもの。仏足石は、仏像出現以前にインドの伝説によってお釈迦様礼拝の対象として作られていたものである。

仏教も偶像崇拝を禁じていたけど、足だけならいい、ということだったんでしょうか。でもこの仏足石は江戸の末期制作とありますから、仏足石信仰みたいなものは独立してずっと続いていたのかもわかりません。

看板に桑名市教育委員会指定民族資料と書いてありましたが、多分これは「民俗」の間違いではないでしょうか。ま、ご愛敬ということで。(笑)

帰りは行きと逆のルートで返りましたが、珍しく北勢線の踏切にひっかかってしまいました。めったに来ない電車ですので、今日は何かいいことがあるかも。

三重トヨタに戻ると、私が依頼したものは全て完了。ワイパーはきれいによごれを拭き取ってくれるようになりました。