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乗鞍岳から見る富士山と熊

2014-09-07 00:00:06 | Weblog
乗鞍岳から見る富士山
乗鞍岳の最高峰、剣ヶ峰3,026メートルからと、
大黒岳(だいこくだけ)2,772メートルから、
それに、富士見岳2,817メートルから、
富士山3,776メートルを見ることができた。

乗鞍岳の最高峰、剣ヶ峰から、南東に南アルプスが見える。

左端のTは甲斐駒ヶ岳2,967メートル、Sは仙丈ヶ岳3,033メートル、
Nは北岳3,193メートル、Aは間ノ岳(あいのだけ)3,189メートル。
北岳は、富士山3,776メートルについで日本で2番目に高い山。

Nの北岳の左に、⇒の富士山が見えた。2008年9月10日。

Sは仙丈ヶ岳。

乗鞍岳から見る富士山の位置と大きさがわかった。
それで、もっとハッキリ見ようと、挑戦した。
でも、空振りが多かった。

富士山をハッキリ見るには、が残っているときがいい。それで、
2014年6月14日に、乗鞍エコーラインの春の終点、大雪渓へ行った。
しかし、ガスで視界が悪い。それに強風。

これでは、登山は危険だ! 第一、剣ヶ峰が見えない。登山は断念して引き返した。

翌日の2014年6月15日は晴れて、剣ヶ峰まで登ることができた。
北側にある槍ヶ岳、穂高連峰は見えたのだが(あとで掲載)、
南東にある富士山は、雲に隠れていた。

になって、2014年8月20日、剣ヶ峰に登ることにした。
朝9時ごろ、乗鞍観光センターから剣ヶ峰を見ると、晴れていた。

Kは乗鞍岳の最高峰、剣ヶ峰3,026メートル。
Mは摩利支天岳2,872メートル、
Fは富士見岳2,817メートル、
Iは大黒岳2,772メートル。

「今日は、富士山が期待できそうだ!」
乗鞍観光センター発、9時の低公害バスで、
乗鞍エコーラインの夏の終点、畳平へ行った。

それから、剣ヶ峰を目指す。
が、登るに連れて剣ヶ峰はガスってきた。
それに、南アルプスは雲に隠れ、富士山は見えなかった。

剣ヶ峰を下りると、摩利支天岳Mの下でを見る。
スタコラと畳平に引き返して、右奥の銀嶺荘に泊まる。

三角の山は里見岳。その左は不動岳。左手前は鶴ヶ池。
畳平の左側(南)は、お花畑で木道が見える。
熊は、お花畑のさらに左(南)に現れた。
なお、魔王岳は畳平のすぐ右になる。
大黒岳から撮影、2014年8月21日。

翌日の2014年8月21日は、
早起きして、大黒岳でご来光を拝むが、晴れてほしい。
富士山は期待できないだろう? 天気予報は下り坂で、
昨日はガスったから、今日はさらに悪いだろう。

大黒岳富士見岳の位置。
剣ヶ峰の下から、北側を眺めた写真がある。2014年6月15日撮影。

Yは槍ヶ岳、Hは穂高連峰で、左が奥穂高岳、右が前穂高岳、Jが常念岳。
手前にあるVは活火山の焼岳。Iが大黒岳で、Fが富士見岳。
Cは摩利支天岳にあるコロナ観測所、Gは肩の小屋。

大黒岳から、ご来光を拝むことができた。2014年8月21日、5時10分。

→の浅間山の右から陽が昇る。

陽が昇ってきて、南アルプスが見えてきた。

Sは仙丈ヶ岳、Nは北岳、Aは間ノ岳。

ねらいは、富士山。
Sの仙丈ヶ岳とNの北岳あたりに、じっ~と目をこらした。
仙丈ヶ岳の左、⇒が富士山

2014年8月21日、5時23分。

こうなると、Fの富士見岳に登ろう。
富士見岳という名前が付いているから、
富士山が、もっとよく見えるだろう? 大黒岳よりも。

ゼイゼイいって、20分ほどで富士見岳に登った。

Sは仙丈ヶ岳、Nは北岳、Aは間ノ岳。

仙丈ヶ岳の右、⇒が富士山。2014年8月21日、5時49分。

富士見岳から見た富士山は、仙丈ヶ岳の右になった。Nは北岳。

富士山が見えたのは、早朝だけだった。
銀嶺荘にもどって、朝食が終わると、
外はガスってきた。カーテンのようだ。

しかし、大黒岳と富士見岳から、
富士山を見ることができた。そして、
乗鞍岳からの富士山の位置がわかった。
大黒岳から富士山は、仙丈ヶ岳の左に見える。
富士見岳から富士山は、仙丈ヶ岳の右に見える。
そして、剣ヶ峰から富士山は、北岳の左に見える。

乗鞍岳から富士山まで135キロメートルある。
乗鞍岳のどこから見ても、富士山は小さい。
富士山が見えるだけで、幸運だ!

乗鞍岳から富士山も見えるが、熊も見える。
クマ出没」。「通行注意」。

お花畑から剣ヶ峰へ向かう遊歩道で見た警告版。
手前の標識には、「頂上方面のぼり入口」とある。
畳平~お花畑~剣ヶ峰に登るメインのルートになる。
まあ、どこの山でも見かける警告だ、と思っていた。

ところが、熊が出た! 2014年8月20日。

警告板の近くだ。「クマ出没」の警告板どおりだ。
あわてて、カメラを取り出した。

熊は、最初は草むらで、ノソノソしていた。
それほど、大きくはないと思っていた。

やがて、ノシノシと歩き始めた。

岩と比べるが、でっけェ! これは成獣だ。

熊は、こちらを見たから、気がついている。
襲ってこないうちに、スタコラと畳平へ急いだ。

熊の出た摩利支天岳を、大黒岳からの写真で示す。

Kは乗鞍岳の最高峰、剣ヶ峰3,026メートル。
Dは蚕玉岳(こだまだけ)、Aは朝日岳、
Cはコロナ観測所がある摩利支天岳、
Fは富士見岳、右下は畳平になる。
2014年8月21日撮影。

熊が出たところは、Cの摩利支天岳の下の→。
熊の写真は、→の上にある摩利支天岳に登る道から撮った。
熊の出たところは、不消ヶ池に続き、さらに、お花畑に続く。
畳平の南で、剣ヶ峰を目指すメインの登山道の脇から熊が出た。

翌日の2014年8月21日には、新たな熊情報。畳平の入口で。

8/21(木)
気温 9℃
熊情報
●5:15 魔王岳終点より下200m
      成獣 1
●8:20 魔王岳頂上直下150m
      成獣 1

今日の熊は、畳平の北にある魔王岳の周辺である。
昨日の熊は、畳平の南にある摩利支天岳だったから、
熊は、畳平を中心に出没している。

乗鞍岳から富士山を見るならば、
北岳と仙丈ヶ岳のあたりに目をこらす。
望遠鏡があれば、持って行ったほうがいい。
ハッキリしないならば、カメラで撮って、拡大してもいい。

そして、「クマ出没」は警告板どおりだったから、注意!
公的な熊情報は、つぎを参照してください。
「乗鞍鶴ヶ池駐車場付近でのクマ目撃情報について」
http://www.pref.gifu.lg.jp/kankyo/koen-hodo/koen/norikura-kuma.html
《利用者の皆様へ》
◎今後も乗鞍岳においてクマの出没が予測されます。
乗鞍岳を訪れる際には、クマの出没状況及び施設(歩道、登山道等)の
利用に関する情報等についてご確認のうえお越しください。
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