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槍ヶ岳のモルゲンロートとアーベントロート

2021-03-28 00:03:15 | Weblog
槍ヶ岳モルゲンロートアーベントロート
槍ヶ岳3,180メートルのモルゲンロートステップ③

奥穂高岳の頂上3,190メートルから。2016年9月2日、05:25。

赤いドレスを広げている。
辺りを睥睨(へいげい)する。
「北アルプスの女王のようだ!

手前は、O奥穂高岳の一部、R涸沢岳3,103メートル、
K北穂高岳3,106メートル、がそそり立つ。

O奥穂高岳とR涸沢岳の間にある穂高岳山荘に泊まって、
ご来光を見に、朝4時に出発。真っ暗な中、ライトを頼りに、
手前の奥穂高岳に上がってきた。1時間、奥穂高岳の山頂へ。
そして、ご来光。05:19。ステップ⓪

奥穂高岳の先、雲海から上がってきた。

ステップ① このときに、槍ヶ岳を見ると、
朝焼けの空に、黒く浮かび上がっている。05:19。

左の奥は、立山3,015メートル。

「天気は良さそうだ!
槍ヶ岳の撮り始めになった。

ステップ② ドレスが焼けてきた。05:23。

モルゲンロートの始まりだ。

ステップ③は、 最初に掲げた写真。05:25。
壮大なモルゲンロート!

ステップ④ モルゲンロートの佳境が続く。05:29。

陽を受けて、赤い空に突き出ている。

ステップ⑤ モルゲンロートに惹きつけられる。05:30。

ご来光が狙いだったが、モルゲンロートが主役に躍り出た。

ステップ⑥ スカートの赤が、薄れてきた。05:42。

そろそろ、終わりを迎えるかな。
辺りが、明るくなってきた。

ステップ⑦ 赤から黒の正装になる。05:54。


槍ヶ岳のモルゲンロートは、女王様のドレスの変化だ。
ステップ①~⑦を追ってみると、
ステップ⓪ ご来光。お披露目の合図。05:19。
ステップ① ドレスは黒、空は赤く焼け始める。05:19。
ステップ② ドレスに赤味が射してきた。05:23。
ステップ③~⑤ドレスは赤。05:25~05:30。背後の空が引き立てる。
ステップ⑥ 赤が薄れてくる。05:42。辺りが、明るくなってきた。
ステップ⑦ 黒のドレスで正装。05:54。

つぎに、槍ヶ岳アーベントロート

塩尻市の高ボッチから。2004年12月10日、17:44。
夕焼けの空に、穂高連峰と槍ヶ岳が浮かび上がった。

穂高連峰は。 
 W西穂高岳、J明神岳、M前穂高岳、O奥穂高岳、R涸沢岳、K北穂高岳。
大キレットを経て、
 ▼南岳、▼中岳、▼大喰岳(おおばみだけ)、Y槍ヶ岳。

O奥穂高岳の頂上から、Y槍ヶ岳のモルゲンロートを眺めたが、
 O奥穂高岳には、R涸沢岳との間にある、穂高岳山荘から登った。

槍ヶ岳アーベントロート

高ボッチから。2016年12月08日、16:32。

槍ヶ岳アーベントロート

東鎌尾根付近で。2015年7月24日、15:12。
高山植物を探していると、夕焼け空になってきた。

槍ヶ岳のモルゲンロートの、時間の経過は、
ステップ⓪のご来光が、モルゲンロートの始まりの予兆だった。
ステップ③~⑤は、モルゲンロートの佳境で、その時間は、5分。
ステップ⑥は、モルゲンロートの終わりを告げる。ステップ②から19分。
ステップ①~⑦まで、つぎは、どうなるか? とワクワクする35分。

ご来光」を見たい! 思いが、
モルゲンロート」が微笑む、
幸運を呼んでくれた!

槍ヶ岳のアーベントロートは、
夕焼けの空が、後背になって、
槍ヶ岳を引き立ててくれた。
訪れるご参考に、場所と期日を記しました。
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鹿島槍ヶ岳のモルゲンロートとアーベントロート

2021-03-14 00:07:55 | Weblog
鹿島槍ヶ岳モルゲンロートアーベントロート
モルゲンロートは、
 始まり ⇒ 全盛 ⇒ 消えるまで、のステップを見る。
 雪の岩肌の、色の変化やグラデーションも楽しむ。
それに、アーベントロートを見る。

仁科三山モルゲンロート

J爺ヶ岳2,669.8メートル、K鹿島槍ヶ岳2,889メートル、G五竜岳2,814メートル。
2017年11月28日、06:40。小川村の「林りん館」から。
雪の山肌が赤く焼けて、浮かび上がった。

中央のK鹿島槍ヶ岳の、
モルゲンロートのステップ。
陽が昇る前、まだ薄暗かった。
それに、ガスで山はボンヤリしていた。
これから、モルゲンロートが始まるとは、考えていなかった。
① ガスが上がって、K鹿島槍ヶ岳が青い空に現れた。06:11。
② 空に陽が当たって、淡い紫になる。06:30。
③ 頂上に陽が射して、ピンクになる。06:36。
④ 陽が、山に当たって、山肌が焼ける。06:38。
⑤ モルゲンロートの全盛、06:41。
⑥ 陽が下まで当たってきて、赤が薄くなってくる。06:45。
⑦ 赤は薄れて、白くなってくる。07/11。

モルゲンロートのステップ①~⑦を写真で見る。
① ガスが上がって、K鹿島槍ヶ岳が青い空に現れた。06:11。

鹿島槍ヶ岳は双耳峰で、
左の南峰2,889メートルと、北峰2,842メートル。

鹿島槍ヶ岳が、白く浮かび上がったから、うれしくて撮った。
モルゲンロートになるとは、思っていなかったが、
撮り始めになった。

② 空に陽が当たって、淡いになる。06:30。

空の紫で、全体が薄暗くなった。
「こんな色になるのか!

③ 頂上に陽が射して、ピンクになる。06:36。

空と鹿島槍ヶ岳との境界が、はっきりしないが、
空は、ピンクのグラデーション。
鹿島槍ヶ岳の頂上はピンク、下は薄い白、
「これは、モルゲンロートになる!

④ 陽が、山に当たって、山肌が焼ける。06:38。

「モルゲンロートだ!
陽が当たり始めた上は赤、下は赤黒いグラデーション。

モルゲンロートの全盛、06:41。

雪の山肌は赤く、大きく、「見てくれ! 」と浮かび上がる。

⑥ 陽が下まで当たってきて、赤が薄くなってくる。06:45。

これだけ見れば、まだまだモルゲンロート。
前山まで陽が当たって、明るくなってきた。

⑦ 赤は薄れて、白くなってくる。07:11。

空が、群青になった。

ステップで、山肌は、色の変化がある。
① 白 ⇒ ② 淡い紫 ⇒ ③ ピンク ⇒ ④~⑥ 赤 ⇒ ⑦ 白へ。

モルゲンロートの見ごろは、④~⑥の7分ほど。
④ 06:38から、⑤ 06:41のピーク、そして、⑥ 06:45で、終わっていく。

① ~ ⑦まで1時間
①の前の、薄暗く、ボンヤリから、
⑦の後の、山肌がさらに白くなってくるまで、
1時間半ほど、眺めていた。

11月の外は、じっとしていられない寒さ。
「林りん館」の暖かい部屋の中からだったから、
モルゲンロートの、ステップを追うことができた。
絶景の部屋を、ありがとうございました。

つぎに、アーベントロート
小川村よりも南の池田町には、
北アルプス展望のみち」がある。
文字通り、北アルプスの展望が素晴らしい。

2021年3月11日。
仁科三山~白馬三山までが、視野に入る。
J爺ヶ岳、K鹿島槍ヶ岳、G五竜岳。M唐松岳2,696メートル、
S白馬三山(白馬鑓ヶ岳2,903メートル、杓子岳2,812、白馬岳2,932メートル)。

夕陽は、左に沈む。
仁科三山アーベントロート

「北アルプス-展望のみち」から。2021年3月8日、17:40。
空は淡いピンク
山の左の稜線には、わずかに陽が当たる。

小川村から鹿島槍ヶ岳アーベントロート

「アルプス展望広場」から。2017年4月14日、18:03。
夕陽が、鹿島槍ヶ岳の奥に沈む。
波乱が起きそうな、夕焼けだ。

小川村から、鹿島槍ヶ岳アーベントロート

「アルプス展望広場」から。2017年5月2日、18:29。
夕焼けの中で、鹿島槍ヶ岳は悠然としている。
そして、1日が暮れていく。

鹿島槍ヶ岳のモルゲンロートは、
ピンク ⇒ モルゲンロートの赤 ⇒
そして、白へと、色の変化のドラマを演じてくれた。

山肌が雪で覆われたモルゲンロートは、
グラデーションがいい。ピンクや、赤だった。

小川村から見るアーベントロートは、
夕焼けを背景に、鹿島槍ヶ岳が浮かび上がった。

鹿島槍ヶ岳の絶景ポイントにある、
小川村の「林りん館」、「アルプス展望広場」、
そして、池田町の「北アルプス展望のみち」からは、
繰り広げられる、モルゲンロート、アーベントロートを楽しめる。
参考になればと、場所と日時を記しました。
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