季節の変化

活動の状況

県道36号から見る北アルプス

2017-05-28 00:00:25 | Weblog
山あいを走る県道497号36号から見る北アルプス
南から、大町市の美麻(497号) ⇒ 小川村(36号)
 ⇒ 長野市の鬼無里(36号)、を走る沿線には、
北アルプスの絶景ポイントがある。
① 美麻(みあさ)には、「大藤」(おおふじ)、
② 小川村には、「立屋」(たてや)、
③ 小川村には、「アルプス展望広場」、
④ 鬼無里(きなさ)には、「大望峠」(だいぼうとうげ)。

① 美麻の「大藤」。標高850メートルほど。

2017年4月2日、10:55。
棚田の先に広がる北アルプス。
K鹿島槍ヶ岳、2,889 メートル、G五竜岳、2,814 メートル、
M唐松岳、2,696メートル、S白馬三山(しろうまさんざん)。
S白馬三山は左から、
▽白馬鑓ヶ岳(しろうまやりがたけ)、2,903メートル、
▽杓子岳(しゃくしだけ)、2,812メートル、
▽白馬岳(しろうまだけ)、2,932メートル。
こんないいところが、あったのか! また来たい。
雪の残っているうちに、朝焼けを見たい。

② 小川村の「立屋」。標高773メートル、

2017年4月24日、9:37。林りん館から。
J爺ヶ岳、2,670メートル、K鹿島槍ヶ岳、G五竜岳、M唐松岳、S白馬三山。
仁科三山(J爺ヶ岳、K鹿島槍ヶ岳、G五竜岳)が、目の前にある。
それに、桜で有名な番所がある。

③ 小川村の「アルプス展望広場」。標高810メートルほど。

2017年5月3日、6:51。
K鹿島槍ヶ岳、G五竜岳、M唐松岳、S白馬三山。
眺望が雄大だ! 南から北まで、北アルプスが広がっている。

④ 鬼無里の「大望峠」。標高1,055メートル。

2017年5月20日、5:33。
里山に集落や生活、奥には、北アルプス。
J爺ヶ岳、K鹿島槍ヶ岳、G五竜岳、M唐松岳。
M唐松岳の右は、不帰ノ嶮を経て、天狗ノ頭へ。
天狗ノ頭の右は、白馬三山に連なるが、
手前の一夜山の陰で見えない。
南は、槍ヶ岳まで見える!

北アルプスを、4つの絶景ポイントから見る。
① 美麻の「大藤」は、早朝、
② 小川村の「立屋」は、午前、
③ 小川村の「アルプス展望広場」は、夕暮れ、
④ 鬼無里の「大望峠」は、早朝に訪れた。

① 美麻の「大藤」、2017年4月24日、5:17。

K鹿島槍ヶ岳、G五竜岳、M唐松岳、S白馬三山。
朝焼けを見たかった、少し焼けてくれた。
住人は、「朝焼けは、冬がすばらしい! 」という。
雪が積もり、空気が澄んでいる、11月がねらいのようだ。

鹿島槍ヶ岳五竜岳。5:18。

武装した男性だ。

白馬三山。5:11。

左から、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳。
着飾った麗人だ。いいね!

② 小川村の「立屋」。
鹿島槍ヶ岳。2017年4月24日 月曜日 7:56。

菜の花、桜の奥に鹿島槍ヶ岳。盟主のようだ。

鹿島槍ヶ岳の左には、蓮華岳爺ヶ岳。8:13。

▽北葛岳(きたくずだけ)、2,551メートル、
R蓮華岳(れんげだけ)、2,799メートル、
▽空木岳(うつぎだけ)、2,864メートル、
J爺ヶ岳(じいがたけ)、2,670メートル。

里山に集落や生活、その奥に北アルプスが広がる。
日本の原風景を見ているようだ、と眺めていた。
すると、住人が話しかけてきた。
「風景が、昔から大きく変わった」
「なにか、わかりますか?」

よく見た…が、わからない。
「杉です。数十年前は、畑だったところに、杉を植えた」
あの黒いところが、杉だ!
「養蚕(ようさん)がダメで、桑畑がなくなった」
「安い野菜が、輸入ほかで出回って、畑を続けることができない」
「杉は、大きくなったが売れない。東京オリンピック(1964年)のころ、
木材の輸入自由化で、安い外材が大量に入ってきた。杉は、放ってある」
農家の現実、それに、風景の変化を聞かされました。そのままを書きました。

さて、鹿島槍ヶ岳の右には、五竜岳唐松岳。9:41。

唐松岳の頂上は、大望峠、1,055メートルまで上がると、よくわかる。

唐松岳の右には、白馬三山。7:24。

白馬三山は、貴婦人のようだ。

小川アルプスライン」。

立屋展望台、番所で。標高773メートル。
番所の桜は、近くにある。

③ 小川村の「アルプス展望広場」。
「さわやか信州 サンセットポイント100選
と案内板にあるように、サンセットを見たい。

鹿島槍ヶ岳。2017年5月2日、18:29。

2017年5月2日、18:29。
陽が落ちると、雲の表情が変わってくる。

鹿島槍ヶ岳の左には、蓮華岳爺ヶ岳。18:22。

▽北葛岳、R蓮華岳、▽空木岳、J爺ヶ岳。

鹿島槍ヶ岳五竜岳。18:22。


天狗ノ頭白馬三山。18:36。

背景は、金、黄、ピンク、赤、紫…と拡散していく。

小川アルプスライン」。

36号を、アルプス展望広場より、
少し上がったアルプス展望デッキで。標高851メートル。

④ 鬼無里の「大望峠」。
展望台の左には、北アルプス。2017年5月20日、5:10。

K鹿島槍ヶ岳、G五竜岳、M唐松岳。M唐松岳の右は、天狗ノ頭。
さらに、白馬三山が連なるが、手前にある一夜山の陰で見えない。
展望台にも、陽が当たってきた。

展望台の右には、戸隠山、1,904メートル。5:12。

一夜山を境に、山の景観が、ガラリと変わる。

鹿島槍ヶ岳。5:18。


遥か南まで、北アルプスが広がる。
大天井岳燕岳餓鬼岳。5:03。

O大天井岳(おてんしょうだけ)、2,922メートル、
T燕岳(つばくろだけ)、2,763メートル、
G餓鬼岳(がきだけ)、2,647メートル。
ここで、▽槍ヶ岳を探すが、目安は、O大天井岳とG餓鬼岳。
明るくなるのを待って、目を凝らすことになる。
槍ヶ岳は見たい山、探したい山。

蓮華岳爺ヶ岳。5:04。

▽北葛岳、R蓮華岳、▽空木岳、J爺ヶ岳。

五竜岳唐松岳。4:51。

G五竜岳、M唐松岳。
M唐松岳の頂上は、右奥にある。その右に、
不帰ノ嶮(かえらずのけん)Ⅲ峰、Ⅱ峰、Ⅰ峰が連なる。

明るくなってくるのを待って、探した槍ヶ岳、3,180メートル。5:37。

G餓鬼岳を目安に、その左に並ぶコブのT燕岳に、目を凝らす。
T燕岳の奥に、▽槍ヶ岳が頭を出していた。
うれしかったね!

槍ヶ岳を拡大。

▽槍ヶ岳が、T燕岳の奥に見えた。

居合わせた人と一緒に探したが、わからなかった。それで、
カメラで撮っては、拡大して、それらしきを探した。
これを繰り返して、ついに見つけた槍ヶ岳。
大望峠まで上がってきて、よかった!

3回目の大望峠になる。
見たい山、探したい山、槍ヶ岳。
参考になればと、目安の山、時刻を表示しました。

南北に走る県道497号、36号、
美麻 ⇒ 小川村 ⇒ 鬼無里は、
北アルプスのすばらしい景観を用意して、待っている。
それに、朝、夕で変化し、季節が変われば、表情を変えてくれる。

白馬村周辺 広域MAP」から、
O大藤、T立屋、Aアルプス展望広場、D大望峠。

O大藤は、左の→大町市から新行に向かい、県道497号で、
⇒「ぽかぽかランド美麻」を目指す、途中にある。
県道497号は、描かれていないが、
県道31号の東(下)を並行している。

T立屋は、⇒「ぽかぽかランド美麻」から、いったん31号、
白馬長野オリンピック道路に出てから、途中を南に上がる。

Aアルプス展望広場は、再び31号に出てから、
36号に乗ると、途中にある。
D大望峠は、〇36号を北に走り続けて、
鬼無里で406号を越え、そのまま36号で、
戸隠(とがくし)に向かう途中にある。

山あいの道は、急で狭く、曲がりくねっているが、
集落や生活が里山にあり、奥には北アルプスが広がる。
畑の一部は、杉に代わったが、ここには、日本の原風景がある。
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中綱湖の桜の短いドラマ

2017-05-21 00:05:21 | Weblog
中綱湖の短いドラマ。脇役は

北アルプス」は、信州のごほうびで、
これまでに、信州の「桜に北アルプス」は、
大町、松本、小川村、白馬村、大町を訪れた。
そして、つぎを掲載してきた。
大町は、「桜に北アルプス」、2015年4月19日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/d463192dc348287eccaeb65eee2d11a4

松本は、「お花見は北アルプスを見ながら」、2016年5月8日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/054e4e0b59a3da01b3c40b9bbd159d0d

小川村は、「小川村の桜に北アルプスと光」、2017年4月30日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/29181c1cfbcd43fb716f5bb8bdf24c49

白馬村は、「野平の桜は、どうして1本桜」、2017年5月7日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/5e1864cc2a19d89858fbef9878e3894f

大町の2回目は、「大町の観光道路の桜に北アルプス」、2017年5月14日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/268451b9bdfe87d2f33d749174663880

今回は、信州の「」にある、「水辺」を見ようと思う。
大町の北部には、仁科三湖(にしなさんこ)がある。
松本からは、木崎湖、中綱湖、青木湖の順番で、
中綱湖は、一番小さな湖。その桜を見に行く。

対岸から眺める中綱湖の桜は、
水辺に2つの群生がある。

こちらの湖畔では、釣りをしている。
北アルプスは、山の陰で見ることはできない。
湖面には、小さな波がある。2017年5月3日、12:54。

左の桜には、人影があるが、
右の桜には、ほとんど人影がない。
駐車場は、左の桜の左で、やや離れている。

前は中綱湖、うしろは大糸線が走る。
中綱湖の入口、簗場駅(やなばえき)は近い。
カメラマンは、道路沿いの思い思いのポイントで構えている。

初めて見る中綱湖の桜である。今は午後1時。
どの時間の桜がいいのだろうか? 夕陽に映える桜?

釣り場を一時、離れた、釣り人に聞いてみた。
「桜に陽が当たって、きれいに見えるのは、いつですか?」
すると、
「陽は、朝から当たります」
「朝の方が、風がなくて、波が立たないから、
水に映る桜をねらう、カメラマンもいます」
なるほど、ありがとうございます。
ちなみに、「ヘラブナを釣る」とのことです。

釣り人は、中綱湖の季節の変化を、身近に感じている人。
1日中、桜と向かい合っている。季節が変わっても。
魚に神経を研ぎ澄ましている。それに周囲の、
カメラマンの様子も、よくわかっている。

桜の下には行かずに、対岸の桜を、
のんびり眺めようと、湖畔を歩いた。
右の水仙。13:03。

水仙は、「負けられない! 」と競っている。
湖には、波があるから、桜が映るのは期待できない。

左の水仙。13:04。

左の桜には、釣り人のほかに、訪れる人がいる。
湖には、波がキラキラとある。

湖のほとりに座った。そして、お花見
酒はないが、コンビニエンスストアで買った弁当がある。
食べながら、対岸を見ていると、が映っている! 13:23。

あわてて、弁当をわきに置いて、撮った。
風が凪(な)いだのだ。

湖に映る、右の


湖に映る、左の

うれしかったね! 中綱湖のプレゼント?
そして、この凪ぎは、しばらく続く、と思っていた。

ところが、すぐに波が立ってきた、13:27。
凪ぎの時間は、たった数分だった。
歩き回らずに、座って、お花見をしていたから、
凪ぎを、見逃すことがなかった! ラッキーだった!

しばらく待ってみたが、波は、収まりそうにない。
弁当も食べた。お花見を切り上げることにした。
そして、簗場駅の近くから振り返った、
中綱湖。13:44。

左の小道には、桜を見に行くお客さん。

中綱湖は、せっかく来たのだからと、
風が凪いで、短いドラマを演じてくれた。
水仙は、精一杯咲いて、桜を盛り立ててくれた。
初めて見る中綱湖の桜、
水辺」を楽しむことができた。

中綱湖の、一瞬の「凪ぎ」、前後を見た。
「桜に北アルプス」は、信州らしい。
「水辺の桜」には、ドラマがある。
訪れる参考になればと、時刻を記しました。
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大町の観光道路の桜に北アルプス

2017-05-14 00:02:35 | Weblog
北アルプス」は、信州のごほうび。
これまでに、信州の「桜に北アルプス」は、
大町、松本、小川村、白馬村を訪れた。

大町は、蓮華岳、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳に近い。
「桜に北アルプス」、2015年4月19日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/d463192dc348287eccaeb65eee2d11a4


松本は、常念岳、大天井岳、燕岳、槍ヶ岳、乗鞍岳に近い。
「お花見は北アルプスを見ながら」、2016年5月8日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/054e4e0b59a3da01b3c40b9bbd159d0d


小川村は、蓮華岳、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬三山に近い。
「小川村の桜に北アルプスと光」、2017年4月30日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/29181c1cfbcd43fb716f5bb8bdf24c49


白馬村は、白馬三山、唐松岳、五竜岳に近い。
「野平の桜は、どうして1本桜」、2017年5月7日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/5e1864cc2a19d89858fbef9878e3894f


大町の桜の名所は、大町山岳博物館一帯の、
大町公園、大町霊園、そして、観光道路がある。
これは、大町市観光協会が掲げる、トップ3である。
今回は、「大町の観光道路北アルプス」。

大町山岳博物館前の展望台

大町市街の先に、北アルプスがそそり立つ。2017年4月24日。
J爺ヶ岳、2,670メートル、K鹿島槍ヶ岳、2,889メートル、
G五竜岳、2,814メートル、S白馬三山は、左の端、
白馬鑓ヶ岳、2,903メートル、が拡がる。

振り返れば、大町公園

山岳博物館の前にあって、北アルプスが一望できる。
カメラマンにとっては、「桜に北アルプス」の絶好のポイント。

大町公園のとなりにある大町霊園の、「桜に北アルプス」

J爺ヶ岳、K鹿島槍ヶ岳、G五竜岳、S白馬三山。

観光道路」は、大町公園に上がる手前を、左折する。
観光道路は狭いから、車を停めて、素早く撮った。
爺ヶ岳鹿島槍ヶ岳。2017年5月2日。

いいねぇ!
爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳が近い。

蓮華岳

蓮華岳は目の前。

観光道路は、すれ違いがやっとだが、このときは、対向車がなかった。
先に「市民の森」があって、急ぐ。そこには、駐車場がある。
爺ヶ岳鹿島槍ヶ岳

この天気だ、「桜に北アルプス」を眺めながらの弁当は、うまいね!

蓮華岳

家族で「桜に北アルプス」の、お花見、最高だね!

手前には、宇宙桜がある。毛利衛さんが宇宙飛行から、
持ち帰ったエゾヤマザクラの種を植えたもの。
残念だが、散っていた。

「市民の森」の先に、臨時の駐車場があった。
その近くからは、「菜の花北アルプス」。

J爺ヶ岳、K鹿島槍ヶ岳、G五竜岳、S白馬三山。

菜の花爺ヶ岳鹿島槍ヶ岳


菜の花蓮華岳

左から、▽北葛岳(きたくずだけ)、2,551メートル、
R蓮華岳(れんげだけ)、2,799メートル、
▽赤沢岳(あかざわだけ)、2,678メートル、
▽鳴沢岳(なるさわだけ)、2,641メートル、
▽岩小屋沢岳(いわごやざわだけ)、2,630メートル。

観光道路の上にある「霊松寺」へ、足を延ばした。

満開で迎えてくれた。

大町の観光道路は、北アルプスに並行して走る。
目の前に、蓮華岳、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳が現れて、
北アルプス」、「菜の花北アルプス」が迎えてくれる。
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野平の桜は、どうして1本桜?

2017-05-07 00:05:06 | Weblog
野平の桜は、村の60周年の記念に、各家に1本ずつ配った。
そのうちの1本が、野平の桜として、人気になっている。

▼野平の桜は、北アルプスを屛風とする、スケールの大きさがいい。
手前は、村人が植えた水仙。2017年5月3日。

後方は、K唐松岳、2,696メートル。斜め右下に延びる稜線は、八方尾根。
その先には、白馬ジャンプ競技場がある。1998年長野オリンピックで、
男子団体ジャンプが優勝して、歓声が沸き上がったところ。

K唐松岳の右は、不帰ノ嶮 (かえらずのけん)。
左から、Ⅲ峰、Ⅱ峰、Ⅰ峰がよく見える。その右は、
不帰キレットを経て、天狗尾根へ続く。それから、白馬三山へ。

K唐松岳に登ったことがあって、不帰ノ嶮を見ると、
一般の登山道ではない。岩を伝い登り、また下るを繰り返す。
熟練の登山者が挑戦するところで、ヘルメットをかぶり、ザイルを持つ。
私には、恐ろしいところで、不帰(かえらず)になりそうだ。

野平の桜白馬三山

▼野平の桜の全景を見ようと、上にある公民館へ行く。
そこには、山岳写真のプロのカメラマンがいて、
「この場所から、手前の水仙を入れて、▼野平の桜を撮るといい」
と言う。カメラマンは、自分のポイントは教えないものだが、親切だ。

水仙から、村人が地域を大事にしていること、それに、
「やっと、春がきた」と、待ちわびた気持ちが、伝わってくる。

▼野平の桜は、左から右に流れる台地にある。それで、
下から眺めても、横から眺めても、北アルプスがそそり立つ。
▼野平の桜の奥には、白馬三山(しろうまさんざん)がそびえる。左から、
▽白馬鑓ヶ岳(しろうまやりがたけ)、2,903メートル、
▽杓子岳(しゃくしだけ)、2,812メートル、
▼白馬岳(しろうまだけ)、2,932メートル。
▽白馬鑓ヶ岳の左は、天狗尾根、不帰ノ嶮に連なる。

▼野平の桜に、多くのカメラマン、ライダーが訪れる。
右のグランドの駐車場から上がり、▼野平の桜の周りに集まる。
そして、北アルプスを背景に、▼野平の桜を、カメラに収める。
左端には、→絵を描く3人が、キャンバスを広げている。
右端の⇒はカヤで、積み上げて干してある。

▼野平の桜は、どうして、1本桜なのか? これが、関心である。
列になっているわけではない、桜並木でもない、桜の山でもない。
できれば、村人に聞いてみたい。3人と話をすることができた。

▼野平の桜のそばの畑で、おばあちゃんが鍬を振るっている。
「お元気ですね!
と、声をかけると、鍬の手を休めて、腰を伸ばして、
「92歳です」
と、応えてくれた。
「肌が赤く、つやつやしています」
元気、元気!

それで、聞いてみた。
「あの桜は、どうして、1本だけあるのですか?」
すると、
「村の60周年の記念に、各家に桜を1本ずつ配った」
そして、
「最初は、畑の奥に植えたが、道路わきに移し替えた」
「桜が、よく見えるように」
なんとまぁ、▼野平の桜を植えた人と、話をしている。
「肥料をやった。まだ小さいが、形がこんもりしてきた」


▼野平の桜を植えた人と話をしている、やったね!
うれしくなるじゃないか!
畑についても、話してくれた。
「ここは、寒いところ。
やっと、雪が融けて、農作業が出来るようになった」
「昔は、桑畑だった。そして、養蚕をやっていた」
「今は、野菜、豆、かぼちゃを作っている。
ここの、かぼちゃは、おいしい」

昔、絹で潤ったのだろう? 野平の農家は大きい。

屋根が、急だ。これは、雪がすべり落ちるように、積もらないように。

近くで農作業をしていた、おばあちゃんに聞きました。
「降った雪と、屋根から落ちた雪の除雪が大変。除雪機を使っている」
そして、このおばあちゃんも、
「桜は、村が記念に配った」

それで、辺りを見回すと、これが、
同期の桜ではないかな?

色、大きさから、▼野平の桜に、似ている。

カヤに近づくと、五竜岳まで見える。

G五竜岳、2,814メートル、K唐松岳、2,696メートル。
不帰ノ嶮、天狗尾根を経て、白馬三山のうち、2つが見える。
▽白馬鑓ヶ岳、2,903メートル、▽杓子岳、2,812メートル。

手前のカヤについて、
近くで農作業をしていた、おばあちゃんに聞いてみた。
「栽培するのではなくて、ここに自然に生える」
「それを、刈り取って、積み上げて乾燥している」
「昔は、かやぶき屋根にしたり、馬を飼っていたから、
馬の飼料にしたが、今は、畝(うね)に敷いて、ふかふかにする。
やがて、腐れば肥料になる」
とのことでした。

野平の桜白馬三山自転車

白馬三山は左から、▽白馬鑓ヶ岳、▽杓子岳、▽白馬岳。
▽白馬岳の右は、小蓮華山(これんげさん)、白馬乗鞍岳へと続く。
自転車は、左奥にある白馬村から上がってきた。すごい情熱と体力だ!

野平の桜を植えた、おばあちゃんと、話をすることができた。
なんという幸運なんだ! ウキウキする気分だ!
野平まで、やってきてよかった。
おばあちゃんの娘さんも、話に加わった。
嫁いで、野平を離れているが、大型連休には、
農作業の手伝いに来る。

「観光のお客さんが増えたのは、数年前からで、
『ライダーの雑誌』に載ってから」
「ライダーがよく来ます」

「きのうは、良く晴れた。
白馬村のライブカメラがあるから、それで、
満開の時期と、北アルプスの天気を見ることができます」
と言われたが、訪れるときの役に立つ。

野平の桜五竜岳唐松岳

G五竜岳、K唐松岳。カメラマンが、下からねらう。

野平の桜」には、多くの人が集まってくる。
そして、「舞台は北アルプス」の壮大さに感激する。

最後に、
「野平の桜は、どうして1本桜なのか?」
村人との話から、謎が解けました。
「村の60周年の記念に、各家に1本ずつ配った」
「そのうちの1本が、道路わきに植えられた」
さらに調べる機会に、なればと思います。
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