季節の変化

活動の状況

秋の乗鞍岳から富士山を見る

2014-09-28 00:00:28 | Weblog
乗鞍岳から富士山を見たい。
秋晴れが期待できる2014年9月19日に、
乗鞍岳に登った。5回目の乗鞍岳になる。

そして、4か所から富士山を見ることができた。
☆富士見岳2,817メートル、
☆肩の小屋の富士見岳寄り、
☆蚕玉岳(こだまだけ)2,979メートル、そして、
☆乗鞍岳の最高峰、剣ヶ峰3,026メートルから。

これまで4回の乗鞍岳登山は、
2008年9月、2013年9月、2014年6月、2014年8月。
うち3回、富士山を見ることができた。
2008年9月に、剣ヶ峰から、
2013年9月に、大黒岳から、
2014年8月に、大黒岳と富士見岳から。

3か所から富士山を見たから、
乗鞍岳から見る、富士山の位置がわかった。
☆大黒岳から、富士山は仙丈ヶ岳の左に見える。
☆富士見岳から、富士山は仙丈ヶ岳の右に見える。
そして、☆剣ヶ峰から、富士山は北岳の左に見える。

大黒岳から見る富士山。2014年8月21日。5時23分。
仙丈ヶ岳Sの左、⇒が富士山。

Nは北岳。

富士見岳から見る富士山。2014年8月21日、5時49分。
仙丈ヶ岳Sの右、⇒が富士山。

Nは北岳。

そして、剣ヶ峰から見る富士山。2008年9月10日。
北岳Nの左、⇒が富士山。

Sは仙丈ヶ岳。

乗鞍岳から見る富士山の位置は、
つぎに掲載したので参照してください。
「乗鞍岳から見る富士山と熊」、2014年9月7日、
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/e255ca8d8fbe49cd099fe5755d3267d0

2014年9月19日の天気予報は晴れ。
富士山が見えるだろう? それで、
5回目の乗鞍岳登山を急に思い立った。

乗鞍岳の最高峰、剣ヶ峰からもう一度、富士山を見たい。
前回は2008年9月10日だから、もう6年前になる。
最近の富士山を見たい。できれば、鮮明に!
6年前よりも、視力は落ちているが、
カメラは新しくなっている。

5回目の乗鞍岳登山では、
剣ヶ峰から富士山が見えた。2014年9月19日。
北岳Nの左、⇒が富士山。

Sは仙丈ヶ岳。

富士山は6年前のところに、ちゃんとあって?
肉眼でハッキリ見えた。これで、再確認できた。
仙丈ヶ岳、富士山、北岳と、3つのボコボコがある。

富士山は、長い間、姿を見せてくれた。
うれしくなって、剣ヶ峰に居合わせた人に、
「富士山が見えます」
と言うと、
「エッ! どこですか?」
3つのボコボコを教えると、
「あれですか? 言われなければわからない」
と喜ばれ、感激された。そして、広まった。
剣ヶ峰に、富士山の位置を示す案内板はない。

5回目の乗鞍岳登山を急に思いついて、
2014年9月19日の朝3時に松本を出て、
乗鞍高原の観光センターから、朝4時10分に出発する、
ご来光バス」に間に合わせた。

「今朝の乗鞍岳はマイナス4℃、視界は良好」
と、バス・ガイドは案内したから、乗鞍岳は秋晴れ。
富士山も晴れてほしい!

一か月前の2014年8月21日のクロクモソウは、

元気だった。お花畑の側溝で。

一か月後の今回、2014年9月19日のクロクモソウは、

生気がなかった。
朝はマイナス4℃、乗鞍岳は秋が始まっている。

乗鞍岳へのルート。リーフレット「乗鞍岳」、環境省発行から。

朝3時、右の松本Mから、158号を走り、前川橋Bを渡って、
「乗鞍観光センター」Cへ。4時10分の「ご来光バス」に乗る。
「ご来光バス」は「乗鞍エコーライン」Eを上がり、
終点の長野県と富山県の県境「県境ゲート」に5時に着く。
ここから、乗鞍岳Kに登る。

乗鞍岳のルートを、畳平の銀嶺荘にあった、
乗鞍岳 周辺案内図」で示す。

2014年9月19日、松本から乗鞍エコーラインEで、
「ご来光バス」の終点の県境ゲート①へ、まだ薄暗い朝5時。ライトを点けて、
県境ゲート① → 富士見岳②に登って、「ご来光」を拝む。5時半。
→ 肩の小屋③ → 蚕玉岳④ → 剣ヶ峰⑤へ、7時。
剣ヶ峰では8時半まで、360度のパノラマと富士山を眺める。
もどりは → 蚕玉岳④ → 肩の小屋③ → お花畑⑥ → そして畳平①へ、9時半。
畳平発、10時5分のバスで乗鞍エコーラインEを走って、乗鞍観光センターへ、11時。
→ 車で松本へ、12時。
午後は予定があったので、午前だけの乗鞍岳だった。

5回目の乗鞍岳では、富士山は、
☆剣ヶ峰のほかに、
☆富士見岳、
☆肩の小屋の富士見岳寄り、それに、
☆蚕玉岳(こだまだけ)から、見ることができた。

富士見岳から見る富士山。2014年9月19日。まだ陽が昇る前の5時25分。
仙丈ヶ岳Sの右、⇒が富士山。

Nは北岳。

富士見岳から、ご来光。2014年9月19日、5時29分。

八ヶ岳の左から陽が昇る。
風が強く、寒かった。今シーズン、一番の寒さだ。
フード付の防寒着がいる。手袋をしていても手が冷たい。

肩の小屋の富士見岳寄りで見る富士山。2014年9月19日。
仙丈ケ岳Sと北岳Nの間、⇒が富士山。

富士山は低くなる。そして、幅が広がる。

蚕玉岳から見る富士山。2014年9月19日。
北岳Nの左、⇒が富士山。

Sは仙丈ヶ岳。
剣ヶ峰から見る富士山と位置は似ているが、
富士山はやや低く、そして、幅がやや広くなる。

乗鞍岳には、5回登って、4回富士山を見ることができた。
つぎの5か所から富士山が見える。
1) 「大黒岳」から。富士山は、仙丈ヶ岳の左に見える。
  2013年9月22日、2014年8月21日。
2) 「富士見岳」から。富士山は、仙丈ヶ岳の右に見える。
  2014年8月21日、2014年9月19日。
3)「肩の小屋の富士見岳寄り」から。
  富士山は仙丈ヶ岳と北岳の間に見える。2014年9月19日。
4) 「蚕玉岳」から。富士山は、北岳の左に見える。2014年9月19日。
5) 「剣ヶ峰」から。富士山は、北岳の左に見える。
  2008年9月10日、2014年9月19日。

乗鞍岳から、135キロメートルも離れているから、富士山は小さい。
乗鞍岳へ行ったなら、仙丈ヶ岳と北岳に注意してください。
大黒岳と富士見岳からは、双眼鏡があったほうがいい。
剣ヶ峰から見る富士山が一番大きい。
肉眼で見ることができる。
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川俣渓谷の吐竜の滝

2014-09-21 00:00:36 | Weblog
川俣渓谷の「吐竜の滝」。

「吐竜(どりゅう)の滝」という名前から、
竜が水を激しく吐き出している、すさまじい滝を予想した。
「竜の口から、水が怒涛のように落ちてくるだろうか?」
「水しぶきが、飛んでくるだろう?」
「夏でも、寒いだろうか?」

しかし、「吐竜の滝」は、
夏の青葉と花、苔に囲まれた、優しい滝だった。

なんだか、いやされる。2014年8月22日。

場所は、山梨県の北杜(ほくと)市。
コースガイドマップ、清里観光協会から。

中央下の⇒が吐竜の滝。

JR小海線では、右にある清里駅に近い。
車では、中央高速を左の小淵沢I.C.で降りて、
八ヶ岳のすそ野を巻くように走り、東沢大橋を経てから、
清泉寮方面に南下し、清里駅近くから川俣渓谷東沢(赤の点線)の、
南にある東沢入口に向かう。駐車場から、川俣渓谷を5分ほど上がると、
⇒の「吐竜の滝」へ出る。

川俣川吐竜の滝

八ヶ岳の伏流水がしみ出た吐竜の滝は、手前の川俣川に落ちる。

川俣川に沿って上がり、川俣渓谷を見る。


川俣川の流れは、初めのうちは、なだらか。


やがて、一か所から流れ落ちるところがある。

吸い込まれそうだ。

川俣川に木の葉の緑が映り、木漏れ日が射す。


木の末路がある。

木は倒れて、流されてきて、止まった。石も流されてきた。自然のすさまじさ。

渦巻き


砂防ダム

涼しい。この辺りで標高1,260メートルほど(エプソンのWristable GPSで)。

「吐竜の滝」に引き返した。
の間を「吐竜の滝」が流れ落ちる。


左の黄色の花は、オタカラコウ(雄宝香)。

フキのような大きな葉だ。

オタカラコウの下にある赤い花が気になった。
なんだろう? でも、川俣川が邪魔して、
近づくことができない。

下流で見つかった。
ツリフネソウだった。


近くにあったから、写真を撮ることができた。

ほかに、川俣渓谷で見た花。
ミゾソバ


ヒメシャジン


ミツバツチグリ


川俣渓谷では、
明るく優しい吐竜の滝、
自然がすさまじい川俣渓谷と、
めずらしい花を見ることができる。
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乗鞍岳で見た高山植物

2014-09-14 00:01:28 | Weblog
乗鞍岳で見た高山植物
2014年8月20日~21日に乗鞍岳へ行った。
最高峰「剣ヶ峰」、「富士見岳」、「魔王岳」、
「お花畑」、「桔梗ヶ原」で見た高山植物を掲げる。

乗鞍岳の2日間のルートを、銀嶺荘にあった、
乗鞍岳 周辺案内図」で示す。

2014年8月20日は、
松本から乗鞍エコーラインEで、終点の畳平①へ行き、剣ヶ峰⑤に登る。
畳平① → 富士見岳② → 肩の小屋③ → 蚕玉岳④ → 剣ヶ峰⑤へ。
もどりは → 蚕玉岳④ → 肩の小屋③ → 摩利支天岳⑥に登り
→ お花畑⑦ → そして畳平①へ。銀嶺荘に泊まる。
翌日の2014年8月21日は、
畳平① → 大黒岳⑧でご来光 →富士見岳② → 畳平①へ。
銀嶺荘で朝食 → 魔王岳⑨ → 桔梗ヶ原⑩ → 畳平①へ。
バスで乗鞍エコーラインEを乗鞍観光センター → 車で松本へ。

乗鞍岳の概要を見る。早朝、大黒岳から。2014年8月21日。

Kは乗鞍岳の最高峰、剣ヶ峰3,026メートル。
Dは蚕玉岳(こだまだけ)、Aは朝日岳、
Cはコロナ観測所がある摩利支天岳、
Fは富士見岳。

右下の白は不消ヶ池の雪渓、さらに右は、
お花畑」、そして、「畳平」になる。

三角の山は里見岳。その左は不動岳。左手前は鶴ヶ池。
畳平の左側(南)が、お花畑で木道が見える。
魔王岳は畳平のすぐ右になる。
宿泊した銀嶺荘は右奥。
大黒岳から、2014年8月21日。

高山植物には詳しくないが、
山仲間に教えてもらった、
乗鞍岳の高山植物を見る。

クモマミミナグサ。鶴ヶ池。


クモマミミナグサの花は、

花弁の先が2つに割れている。

クロクモソウ。お花畑の側溝で。


クロクモソウ。お花畑。


ミヤマアキノキリンソウ。富士見岳。


コマクサ。富士見岳。


ヨツバシオガマ。剣ヶ峰。


ウサギギク。剣ヶ峰。


ハクサンイチゲ。剣ヶ峰。


イワツメクサ。剣ヶ峰。

砂礫地に頑張って咲いている。周りはハイマツの枯れ木と、奥はハイマツ。

イワツメクサの花は、

花弁が2つに裂けているから、10枚に見える。

ウメバチソウ。お花畑。


ミヤマダイコンソウ。お花畑。


モミジカラマツ。お花畑。


モミジカラマツの群落。お花畑。


チングルマ。お花畑。


アオノツガザクラ。お花畑。


イワカガミ。お花畑。


ミヤマクロユリ。お花畑。


ミヤマシオガマ。お花畑。


ミヤマキンポウゲ。お花畑。


コバイケイソウとミヤマキンポウゲ。お花畑。


オンタデ、ミヤマキンポウゲ(黄)、ハクサンイチゲ(白)が広がる。お花畑。


オトギリソウ。お花畑。


チシマギキョウ。桔梗ヶ原。


コマクサイワツメクサ。桔梗ヶ原。


トウヤクリンドウ。桔梗ヶ原。


ウスユキソウ。桔梗ヶ原。


ヤマハハコ。桔梗ヶ原。


ヤマハハコのかたまり。桔梗ヶ原。


ネバリノギラン。桔梗ヶ原。


ミヤマオトコヨモギ。桔梗ヶ原。


シコタンハコベ。桔梗ヶ原。


シコタンハコベの花は、

雄しべの紅色が、花弁の白に映えていて、愛らしい。

乗鞍岳には、多くの高山植物がある。
そして、初めて見る高山植物があった。
クモマミミナグサ、クロクモソウ、ネバリノギラン、
ミヤマオトコヨモギ、シコタンハコベ。それに、
ヤマハハコのこんもりしたかたまりを見た。

高山植物を見た場所を示したので、
探す時の参考にしてください。
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乗鞍岳から見る富士山と熊

2014-09-07 00:00:06 | Weblog
乗鞍岳から見る富士山
乗鞍岳の最高峰、剣ヶ峰3,026メートルからと、
大黒岳(だいこくだけ)2,772メートルから、
それに、富士見岳2,817メートルから、
富士山3,776メートルを見ることができた。

乗鞍岳の最高峰、剣ヶ峰から、南東に南アルプスが見える。

左端のTは甲斐駒ヶ岳2,967メートル、Sは仙丈ヶ岳3,033メートル、
Nは北岳3,193メートル、Aは間ノ岳(あいのだけ)3,189メートル。
北岳は、富士山3,776メートルについで日本で2番目に高い山。

Nの北岳の左に、⇒の富士山が見えた。2008年9月10日。

Sは仙丈ヶ岳。

乗鞍岳から見る富士山の位置と大きさがわかった。
それで、もっとハッキリ見ようと、挑戦した。
でも、空振りが多かった。

富士山をハッキリ見るには、が残っているときがいい。それで、
2014年6月14日に、乗鞍エコーラインの春の終点、大雪渓へ行った。
しかし、ガスで視界が悪い。それに強風。

これでは、登山は危険だ! 第一、剣ヶ峰が見えない。登山は断念して引き返した。

翌日の2014年6月15日は晴れて、剣ヶ峰まで登ることができた。
北側にある槍ヶ岳、穂高連峰は見えたのだが(あとで掲載)、
南東にある富士山は、雲に隠れていた。

になって、2014年8月20日、剣ヶ峰に登ることにした。
朝9時ごろ、乗鞍観光センターから剣ヶ峰を見ると、晴れていた。

Kは乗鞍岳の最高峰、剣ヶ峰3,026メートル。
Mは摩利支天岳2,872メートル、
Fは富士見岳2,817メートル、
Iは大黒岳2,772メートル。

「今日は、富士山が期待できそうだ!」
乗鞍観光センター発、9時の低公害バスで、
乗鞍エコーラインの夏の終点、畳平へ行った。

それから、剣ヶ峰を目指す。
が、登るに連れて剣ヶ峰はガスってきた。
それに、南アルプスは雲に隠れ、富士山は見えなかった。

剣ヶ峰を下りると、摩利支天岳Mの下でを見る。
スタコラと畳平に引き返して、右奥の銀嶺荘に泊まる。

三角の山は里見岳。その左は不動岳。左手前は鶴ヶ池。
畳平の左側(南)は、お花畑で木道が見える。
熊は、お花畑のさらに左(南)に現れた。
なお、魔王岳は畳平のすぐ右になる。
大黒岳から撮影、2014年8月21日。

翌日の2014年8月21日は、
早起きして、大黒岳でご来光を拝むが、晴れてほしい。
富士山は期待できないだろう? 天気予報は下り坂で、
昨日はガスったから、今日はさらに悪いだろう。

大黒岳富士見岳の位置。
剣ヶ峰の下から、北側を眺めた写真がある。2014年6月15日撮影。

Yは槍ヶ岳、Hは穂高連峰で、左が奥穂高岳、右が前穂高岳、Jが常念岳。
手前にあるVは活火山の焼岳。Iが大黒岳で、Fが富士見岳。
Cは摩利支天岳にあるコロナ観測所、Gは肩の小屋。

大黒岳から、ご来光を拝むことができた。2014年8月21日、5時10分。

→の浅間山の右から陽が昇る。

陽が昇ってきて、南アルプスが見えてきた。

Sは仙丈ヶ岳、Nは北岳、Aは間ノ岳。

ねらいは、富士山。
Sの仙丈ヶ岳とNの北岳あたりに、じっ~と目をこらした。
仙丈ヶ岳の左、⇒が富士山

2014年8月21日、5時23分。

こうなると、Fの富士見岳に登ろう。
富士見岳という名前が付いているから、
富士山が、もっとよく見えるだろう? 大黒岳よりも。

ゼイゼイいって、20分ほどで富士見岳に登った。

Sは仙丈ヶ岳、Nは北岳、Aは間ノ岳。

仙丈ヶ岳の右、⇒が富士山。2014年8月21日、5時49分。

富士見岳から見た富士山は、仙丈ヶ岳の右になった。Nは北岳。

富士山が見えたのは、早朝だけだった。
銀嶺荘にもどって、朝食が終わると、
外はガスってきた。カーテンのようだ。

しかし、大黒岳と富士見岳から、
富士山を見ることができた。そして、
乗鞍岳からの富士山の位置がわかった。
大黒岳から富士山は、仙丈ヶ岳の左に見える。
富士見岳から富士山は、仙丈ヶ岳の右に見える。
そして、剣ヶ峰から富士山は、北岳の左に見える。

乗鞍岳から富士山まで135キロメートルある。
乗鞍岳のどこから見ても、富士山は小さい。
富士山が見えるだけで、幸運だ!

乗鞍岳から富士山も見えるが、熊も見える。
クマ出没」。「通行注意」。

お花畑から剣ヶ峰へ向かう遊歩道で見た警告版。
手前の標識には、「頂上方面のぼり入口」とある。
畳平~お花畑~剣ヶ峰に登るメインのルートになる。
まあ、どこの山でも見かける警告だ、と思っていた。

ところが、熊が出た! 2014年8月20日。

警告板の近くだ。「クマ出没」の警告板どおりだ。
あわてて、カメラを取り出した。

熊は、最初は草むらで、ノソノソしていた。
それほど、大きくはないと思っていた。

やがて、ノシノシと歩き始めた。

岩と比べるが、でっけェ! これは成獣だ。

熊は、こちらを見たから、気がついている。
襲ってこないうちに、スタコラと畳平へ急いだ。

熊の出た摩利支天岳を、大黒岳からの写真で示す。

Kは乗鞍岳の最高峰、剣ヶ峰3,026メートル。
Dは蚕玉岳(こだまだけ)、Aは朝日岳、
Cはコロナ観測所がある摩利支天岳、
Fは富士見岳、右下は畳平になる。
2014年8月21日撮影。

熊が出たところは、Cの摩利支天岳の下の→。
熊の写真は、→の上にある摩利支天岳に登る道から撮った。
熊の出たところは、不消ヶ池に続き、さらに、お花畑に続く。
畳平の南で、剣ヶ峰を目指すメインの登山道の脇から熊が出た。

翌日の2014年8月21日には、新たな熊情報。畳平の入口で。

8/21(木)
気温 9℃
熊情報
●5:15 魔王岳終点より下200m
      成獣 1
●8:20 魔王岳頂上直下150m
      成獣 1

今日の熊は、畳平の北にある魔王岳の周辺である。
昨日の熊は、畳平の南にある摩利支天岳だったから、
熊は、畳平を中心に出没している。

乗鞍岳から富士山を見るならば、
北岳と仙丈ヶ岳のあたりに目をこらす。
望遠鏡があれば、持って行ったほうがいい。
ハッキリしないならば、カメラで撮って、拡大してもいい。

そして、「クマ出没」は警告板どおりだったから、注意!
公的な熊情報は、つぎを参照してください。
「乗鞍鶴ヶ池駐車場付近でのクマ目撃情報について」
http://www.pref.gifu.lg.jp/kankyo/koen-hodo/koen/norikura-kuma.html
《利用者の皆様へ》
◎今後も乗鞍岳においてクマの出没が予測されます。
乗鞍岳を訪れる際には、クマの出没状況及び施設(歩道、登山道等)の
利用に関する情報等についてご確認のうえお越しください。
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