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ブルガリアの通知表2018年

2018-10-21 00:07:28 | Weblog
世界の評価」から、「指標」を定めて、
日本の通知表 2018年」を作成した。2018年6月17日。
https://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/4d4f55b3981c559fcd25d9222e5c9c9d

ブルガリアの通知表 2018年」を作成する。
あわせて、「日本の通知表 2018年」と比べてみる。

通知表の「評価項目」は、つぎ。
1)学力は、  世界でどのくらいか?
2)開発力は、世界でどのくらいか?
3)創造力は、世界でどのくらいか?
4)芸術力は、世界でどのくらいか?
5)文化力は、世界でどのくらいか?
6)運動力は、世界でどのくらいか?
7)経済力は、世界でどのくらいか?
8)援助力は、世界でどのくらいか?

世界の表彰・評価から、「指標」を、つぎとした。
1)学力:   PISA、15歳の知識と技能の調査、
2)開発力: 国際特許
3)創造力: ノーベル賞
4)芸術力: カンヌ映画祭
5)文化力: 世界遺産
6)運動力: 国際フットボール連盟FIFA
7)経済力: 国内総生産GDP
8)援助力: 政府開発援助ODA

1)学力
世界の文教関係者が、
「自分の国の教育改革が、成果を上げているのか?
 生徒の学力のレベルが、世界のどの位置にあるのか? 国際比較を知りたい」
という要望に、経済開発協力機構(OECD)が応えて、PISAを開発した。
PISA(Programme for International Student Assessment)は、
義務教育が終わる15歳の生徒の学習到達度のプログラム。
科学、数学、読解力を調査する。
OECD加盟国を中心に、2000年から調査を始め、3年ごとに実施。
参加国は、OECD加盟国以外にも増えてきている。最新は2015年。

2)開発力
国際特許の出願件数。
出願後、1年以内に望む国に、審査請求ができる。
出願日を優先権主張することができる。

3)創造力
ノーベル賞の受賞は、国の底力、品格を示す。
自然科学分野の受賞数を見る。
恣意(しい)がからむ、文学賞、経済賞、平和賞は除く。

4)芸術力
カンヌ映画祭は、総合芸術である映画の表彰。
1946年以来、72年の歴史がある。
グランプリ、途中から代わったパルム・ドールの受賞作品数を見る。

美術や音楽分野では、スペイン、イタリア、フランス、オランダ、ドイツ、
オーストリアなどから、多くの天才・鬼才を生まれている。しかし、
天才・鬼才の世界的な表彰・評価や「天才事典」はなかった。

5)文化力
ユネスコ(UNESCO)が世界遺産を選定している。
文化遺産と自然遺産、これらを組み合わせた複合遺産がある。
人類の創造的な傑作で、将来的に遺したい文化遺産と複合遺産を採用する。

6)運動力
サッカーは、世界で行われ、競技人口が多い(野球の15倍)。
サッカーは、瞬発力、持久力、戦術、とっさの判断力を要する。
国際フットボール連盟FIFAが、ランキングを公表している(2018年5月)。
オリンピックは、競技種目に地域差があるために、採用しなかった。

7)経済力
国内総生産GDPは、国内で生産された付加価値の総額で、
国の経済力を示す。

8)援助力
政府開発援助ODAは、先進22か国から始まった、
発展途上国への援助を示す。

「指標」を「ランク」で示す。
ランクは、つぎを目安にした。
AA=3位以内 A=10位以内 B=20位以内 C=30位以内 D=40位以内 E=50位以内。

1)学力: PISA、15歳の知識と技能。

日本の PISA2015は、3位→ランクAA。
ブルガリアのPISA2015は、45位→ランクE

2)開発力: 国際特許出願件数。

日本の2016年の国際特許出願件数は、2位→ランクAA。
ブルガリアの2016年の国際特許出願件数は、47位→E

3)創造力: ノーベル賞

日本のノーベル賞の受賞者22人は、5位→ランクB。
ブルガリアのノーベル賞の受賞者はいない、→ランクF
突出している1位~3位→ランクAとした。

2018年10月に、ノーベル賞の受賞者の発表があって、
医学生理学賞は、本庶 佑(ほんじょ たすく)さんと、アメリカ人に、
物理学賞は、アメリカ人、フランス人、カナダ人(女性)に、
化学賞は、アメリカ人が2人(1人は女性)、イギリス人に授与される。

この2018年の発表で、ノーベル賞の受賞者は、
日本が、22+1 ⇒ 23人、
アメリカが、 257+4 ⇒ 261人、
イギリスが、83+1 ⇒ 84人、
フランスが、32+1 ⇒ 33人、
カナダが、10+1 ⇒ 11人になる。
2018年度分を盛り込んだ、
ノーベル賞、1901年~2018年を作成した。


4)芸術力: カンヌ映画祭

日本のパルム・ドール受賞5は、5位→ランクB。
ブルガリアのパルム・ドール受賞はない、→ランクF
突出している1位~4位→ランクAとした。

5)文化力: 世界遺産

日本の文化遺産17は、11位→ランクB。
ブルガリアの文化遺産7は、31位→ランクD

6)運動力: 国際フットボール連盟FIFA

日本のFIFAのランキングは、60位→ランクF。2018年5月。
ブルガリアのFIFAのランキングは、53位→ランクF

2018年6月~7月に開催された、
「2018 FIFA ワールドカップ ロシア大会」に、
ブルガリアは出場できなかった。
代表を決めるワールドカップ欧州予選で、敗退した。

7)経済力: 国民総生産GDP

日本の国民総生産GDPは、3位→ランクAA。
ブルガリアの国民総生産GDPは、78位→ランクH

8)援助力: 政府開発援助ODA

日本の政府開発援助ODAは、5位→ランクA。
ブルガリアの政府開発援助ODAは、38位→ランクD

ブルガリアは、第2次世界大戦の敗戦国である。
敗戦国は、ほかに、日本、ドイツ、イタリア、フィンランド。
いずれも、経済復興して、経済援助国になっている。
日本5位、ドイツ2位、イタリアは8位、フィンランドは23位の援助国である。
敗戦国は、ほかにルーマニア、ハンガリー、タイがある。

ブルガリアが、敗戦国であったことは、
首都ソフィアの中心街にある、
聖ゲオルゲ円形教会(ロタンダ)を見学したときに知った。

手前はローマ時代の遺跡(4世紀)。
奥はシェラントン・ホテル、右は官庁。

ブルガリア人のツアー・ガイドは、
「聖ゲオルゲ円形教会(ロタンダ)は、4世紀に建設されました。
 そして、第2次世界大戦の爆撃のときにも、
 奇跡的に戦禍(せんか)を免れました」
と、説明された。それで、思わず質問した。
「爆撃したのはだれですか。ナチスですか? ソ連ですか?」
「アメリカです。ブルガリアも日本と同じ枢軸(すうじく)国だったんですよ」
と、ガイドが応えた。

「指標」のランキングを「数値」で示す。
ランクAAとA ⇒ 5点、B ⇒ 4点、C ⇒ 3点、D ⇒ 2点、E ⇒ 1点、F ⇒ 0点。
数値で見る、「ブルガリアの通知表 2018年」。
1)学力:   日本のPISA2015は、3位→ランクAA ⇒ 5点。
       ブルガリアのPISA2015は、45位→ランクE ⇒ 1点。
2)開発力: 日本の国際特許出願件数は、2位→ランクAA ⇒ 5点。
       ブルガリアの国際特許出願件数は47位→ランクE ⇒ 1点。
3)創造力: 日本のノーベル賞の受賞者22人は、5位→ランクB ⇒ 4点。
       ブルガリアのノーベル賞の受賞者はいない、→ランクF ⇒ 0点。
4)芸術力: 日本のパルム・ドール受賞5は、5位→ランクB ⇒ 4点。
       ブルガリアのパルム・ドール受賞はない、→ランクF ⇒ 0点。
5)文化力: 日本の文化遺産17は、11位→ランクB ⇒ 4点。
       ブルガリアの文化遺産7は、31位→ランクD ⇒ 2点。
6)運動力: 日本のFIFAのランキングは、60位→ランクF ⇒ 0点。
       ブルガリアのFIFAのランキングは、53位→ランクF ⇒ 0点。
7)経済力: 日本の国内総生産GDPは、3位→ランクAA ⇒ 5点。
       ブルガリアの国民総生産GDPは78位→ランクH ⇒ 0点。
8)援助力: 日本の政府開発援助ODAは、5位→ランクA ⇒ 5点。
       ブルガリアの政府開発援助ODAは、38位→ランクD ⇒ 2点。
合計(40点): 日本は32点。
         ブルガリアは6点。

レーダーチャートで見る、
ブルガリアの通知表 2018年」。


ブルガリアは、
ヨーグルトとバラの花、元大関の琴欧州で馴染みがある。
ブルガリアの歴史を見ると、
バルカン半島には、先住民族のスラヴ民族(ロシア)に、
フン族の一部が移動してきて、ブルガリアを建国した。
国土は、日本の3分の1。スラヴ系が84%を占める。
オスマン・トルコによって、500年占領されていた。
1877年のロシア・トルコ戦争で、ブルガリアは、
オスマン・トルコから解放されて、1878年に独立した。

ロシア・トルコ戦争で犠牲となったロシア兵士20万人を慰霊する、
アレクサンドル・ネフスキー寺院

ソフィアのシンボル的な建築。
寺院の中は、3つの祭壇があって、
中央に一段と大きく、ロシアの祭壇があり、
左側にブルガリア、右側にスラヴ諸国の祭壇がある。

第2次世界大戦では、ドイツは、
バルカン半島に侵攻して、ブルガリアを支配した。
しかし、ドイツがソ連に侵攻するときには、
ブルガリアは参加しなかった。
1945年に、ドイツは敗れ、
枢軸国のブルガリアも敗戦国になった。
そして、ソ連の共産陣営の傘下となった。

半世紀後の1990年に、ブルガリアの共産党支配が終わった。
1991年にソ連は崩壊し、ブルガリアは民主主義陣営に入り、
2004年にNATOに加盟。さらに、「欧州への回帰」を目指して、
2007年にEUに加盟している。同じ枢軸国であったルーマニアとともに。

軍事費は削減し、徴兵制度による兵役は、
2年から1年以下に短縮し、そして廃止した。
早めに産業に従事し、経済を復興して、
失われた半世紀を取りもどしていく。

文化力/世界遺産を見ると、ブルガリアが、
共産陣営に属していた時代には、生まれていない。

これまでに、第2次世界大戦の敗戦国だった、通知表2018年は、
日本、ドイツ、イタリア、フィンランドを見てきた。
学力/PISAは高く、援助力/ODAはある。
レーダーチャートの面積は大きかった。

同じ敗戦国でも、ブルガリアのレーダーチャートは、いびつで小さい。
これは、第2次世界大戦後に、共産陣営に属したか? それとも、
民主主義陣営に属したか? で大きな差が出ている。
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フィンランドの通知表2018年

2018-10-07 00:00:35 | Weblog
世界の評価」から、「指標」を定めて、
日本の通知表 2018年」を作成した。2018年6月17日。
https://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/4d4f55b3981c559fcd25d9222e5c9c9d

フィンランドの通知表 2018年」を作成する。
あわせて、「日本の通知表 2018年」と比べてみる。

通知表の「評価項目」は、つぎ。
1)学力は、  世界でどのくらいか?
2)開発力は、世界でどのくらいか?
3)創造力は、世界でどのくらいか?
4)芸術力は、世界でどのくらいか?
5)文化力は、世界でどのくらいか?
6)運動力は、世界でどのくらいか?
7)経済力は、世界でどのくらいか?
8)援助力は、世界でどのくらいか?

世界の表彰・評価から、「指標」を、つぎとした。
1)学力:   PISA、15歳の知識と技能の調査、
2)開発力: 国際特許
3)創造力: ノーベル賞
4)芸術力: カンヌ映画祭
5)文化力: 世界遺産
6)運動力: 国際フットボール連盟FIFA
7)経済力: 国内総生産GDP
8)援助力: 政府開発援助ODA

1)学力
世界の文教関係者が、
「自分の国の教育改革が、成果を上げているのか?
 生徒の学力のレベルが、世界のどの位置にあるのか? 国際比較を知りたい」
という要望に、経済開発協力機構(OECD)が応えて、PISAを開発した。
PISA(Programme for International Student Assessment)は、
義務教育が終わる15歳の生徒の学習到達度のプログラム。
科学、数学、読解力を調査する。
OECD加盟国を中心に、2000年から調査を始め、3年ごとに実施。
参加国は、OECD加盟国以外にも増えてきている。最新は2015年。

2)開発力
国際特許の出願件数。
出願後、1年以内に望む国に、審査請求ができる。
出願日を優先権主張することができる。

3)創造力
ノーベル賞の受賞は、国の底力、品格を示す。
自然科学分野の受賞数を見る。
恣意(しい)がからむ、文学賞、経済賞、平和賞は除く。

4)芸術力
カンヌ映画祭は、総合芸術である映画の表彰。
1946年以来、72年の歴史がある。
グランプリ、途中から代わったパルム・ドールの受賞作品数を見る。

美術や音楽分野では、スペイン、イタリア、フランス、オランダ、ドイツ、
オーストリアなどから、多くの天才・鬼才を生まれている。しかし、
天才・鬼才の世界的な表彰・評価や「天才事典」はなかった。

5)文化力
ユネスコ(UNESCO)が世界遺産を選定している。
文化遺産と自然遺産、これらを組み合わせた複合遺産がある。
人類の創造的な傑作で、将来的に遺したい文化遺産と複合遺産を採用する。

6)運動力
サッカーは、世界で行われ、競技人口が多い(野球の15倍)。
サッカーは、瞬発力、持久力、戦術、とっさの判断力を要する。
国際フットボール連盟FIFAが、ランキングを公表している(2018年5月)。
オリンピックは、競技種目に地域差があるために、採用しなかった。

7)経済力
国内総生産GDPは、国内で生産された付加価値の総額で、
国の経済力を示す。

8)援助力
政府開発援助ODAは、先進22か国から始まった、
発展途上国への援助を示す。

「指標」を「ランク」で示す。
ランクは、つぎを目安にした。
AA=3位以内 A=10位以内 B=20位以内 C=30位以内 D=40位以内 E=50位以内。

1)学力: PISA、15歳の知識と技能。

日本の PISA2015は、3位→ランクAA。
フィンランドのPISA2015は、8位→ランクA

フィンランドの国土は、日本と同じくらい。
しかし、3分の1は極寒の北極圏で、資源は森林と限られている。
人口は530万人。この人的資源を活用するために、「教育」の改革をした。
すべての人に平等の教育をする、教育費はGDPの6%を充てる、
大学の授業料はタダ、修士課程を終了した先生の確保、
詰め込みではなく考える教育、英語教育の重視…。
そして、生徒の学力は、世界のトップレベルにある。

2)開発力: 国際特許出願件数。

日本の2016年の国際特許出願件数は、2位→ランクAA。
フィンランドの2016年の国際特許出願件数は、16位→B

3)創造力: ノーベル賞

日本のノーベル賞の受賞者22人は、5位→ランクB。
フィンランドのノーベル賞の受賞者1人は、21位→ランクD
突出している1位~3位→ランクAとした。

2018年10月に、ノーベル賞の発表があった。
医学生理学賞は、日本の本庶 佑(ほんじょ たすく)さんと、
 アメリカ人に決まった。
物理学賞は、アメリカ人、フランス人、カナダ人(女性)に、
化学賞は、アメリカ人が2人(1人は女性)、イギリス人に決まった。
女性の受賞が、久しぶりであり、もっと評価されてもいいことが注目された。

2018年の発表で、ノーベル賞の受賞者は、
日本が、22+1 ⇒ 23人、
アメリカが、 257+4 ⇒ 261人、
イギリスが、83+1 ⇒ 84人、
フランスが、32+1 ⇒ 33人、
カナダが、10+1 ⇒ 11人になる。

4)芸術力: カンヌ映画祭

日本のパルム・ドール受賞5は、5位→ランクB。
フィンランドのパルム・ドール受賞0.11は、32位→ランクD
突出している1位~4位→ランクAとした。

5)文化力: 世界遺産

日本の文化遺産17は、11位→ランクB。
フィンランドの文化遺産6は、38位→ランクD

6)運動力: 国際フットボール連盟FIFA

日本のFIFAのランキングは、60位→ランクF。2018年5月。
フィンランドのFIFAのランキングは、62位→ランクG

2018年6月~7月に開催された、
「2018 FIFA ワールドカップ ロシア大会」に、
フィンランドは出場できなかった。
代表を決めるワールドカップ欧州予選で、敗退した。

7)経済力: 国民総生産GDP

日本の国民総生産GDPは、3位→ランクAA。
フィンランドの国民総生産GDPは、44位→ランクE

8)援助力: 政府開発援助ODA

日本の政府開発援助ODAは、5位→ランクA。
フィンランドの政府開発援助ODAは、23位→ランクC

フィンランドは、第2次世界大戦の敗戦国であるが、
経済復興をし、23位の経済援助国になっている。
敗戦国は、ほかに、日本、ドイツ、イタリア。
いずれも、経済復興して、経済援助国になっている。
日本5位、ドイツ2位、イタリアは8位の援助国である。

ノキア」は、携帯電話の開発、産業の創出で、
フィンランドの産業構造を、林業から「IT(情報機器)」に転換した。

森と湖に面したノキアハウス。エスポ―。

「指標」のランキングを「数値」で示す。
ランクAAとA ⇒ 5点、B ⇒ 4点、C ⇒ 3点、D ⇒ 2点、E ⇒ 1点、F ⇒ 0点。
数値で見る、「フィンランドの通知表 2018年」。
1)学力:   日本のPISA2015は、3位→ランクAA ⇒ 5点。
       フィンランドのPISA2015は、8位→ランクA ⇒ 5点。
2)開発力: 日本の国際特許出願件数は、2位→ランクAA ⇒ 5点。
       フィンランドの国際特許出願件数は16位→ランクB ⇒ 4点。
3)創造力: 日本のノーベル賞の受賞者22人は、5位→ランクB ⇒ 4点。
       フィンランドのノーベル賞の受賞者1人は、21位→ランクD ⇒ 2点。
4)芸術力: 日本のパルム・ドール受賞5は、5位→ランクB ⇒ 4点。
       フィンランドのパルム・ドール受賞10.11は、32位→ランクD ⇒ 2点。
5)文化力: 日本の文化遺産17は、11位→ランクB ⇒ 4点。
       フィンランドの文化遺産6は、38位→ランクD ⇒ 2点。
6)運動力: 日本のFIFAのランキングは、60位→ランクF ⇒ 0点。
       フィンランドのFIFAのランキングは、62位→ランクG ⇒ 0点。
7)経済力: 日本の国内総生産GDPは、3位→ランクAA ⇒ 5点。
       フィンランドの国民総生産GDPは44位→ランクE ⇒ 1点。
8)援助力: 日本の政府開発援助ODAは、5位→ランクA ⇒ 5点。
       フィンランドの政府開発援助ODAは、23位→ランクC ⇒ 3点。
合計(40点): 日本は32点。
         フィンランドは19点。

レーダーチャートで見る、
フィンランドの通知表 2018年」。


フィンランドは、歴史から消滅する危機にあった。
ロシアとスウェーデンに700年間分割支配されていた、
そして、1909年のロシアとスウェーデン間の戦争で、
勝ったロシアに、100年間抑圧されていた。
ロシアに勝ち目のない蜂起を挑むか? それとも、
このまま国が消滅するのを黙って待つか?

日露戦争で、日本の勝利に勇気づけられた。
ロシアのバルチック艦隊を、東郷平八郎提督が破った。

東郷ビール。復刻版、横須賀の三笠記念艦で。

日露戦争で、弱体化したロマノフ王朝は、
ロシア革命で倒れた。そして、1917年に、
フィンランドは、ついに独立宣言をした。

さらなる危機は、第2次世界大戦の敗戦(1945年)である。
ソ連への賠償は船舶で完済した。そのソ連は1991年に崩壊。
「ヨーロッパへの回帰」を目指して、 1995年にEUに加盟。
加盟にあたって、先端技術でヨーロッパと競争するのか?
それとも、北欧の中立国として埋没するのか?
「国際化か死か」の選択をせまられた。
イデオロギーに代わって先端技術が、
ヨーロッパを、世界を支配した

林業からIT産業への転換、学力/PISA、
留学、製造、開発を進めてきた。そして、
中立国として「国際協調」をしていかなければ、
「あすのフィンランドはない」
と、戦争することなく平和外交で、
国を復興した成果を、レーダーチャートに見る。
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