季節の変化

活動の状況

志賀高原の木戸池と田ノ原湿原の紅葉

2015-10-25 00:01:55 | Weblog
志賀高原木戸池田ノ原湿原紅葉
木戸池

この紅葉を、2014年10月9日に見た。
白樺が輝き、鏡のような木戸池に映っている。

そして、志賀山、裏志賀山に登って、大沼池を見ると、

エメラルドと黄、緑がいい。

この紅葉を見たくて、今年も志賀高原へ行った。2015年10月8日。
ところが、雨に強い風、それに、寒い。
紅葉を見るどころではない。
木戸池には波が立つ。カモも休憩中。

首を背中にうずめて、振り向かない。カモだって元気が出ない。
岸辺をたたよい、流されると、元の位置にもどるだけ。

畔の木戸池温泉ホテルで、コーヒーを飲みながら様子を見る。
降った雨はシャーベット状の雪になっている。登山は無理。
しばらくすると、雨が止んだので、外へ出た。
木戸池


登山をやめて、木戸池と田ノ原湿原の紅葉を巡ることに、計画変更。

「志賀高原自然歩道」。木戸池で。
現在地は木戸池、その上が田ノ原湿原。

木戸池の白、赤、黄の横を通って、

田ノ原湿原に出る。

いいところじゃないか! 雨も止み、風もおさまって、元気が出てきた。

田ノ原湿原は、湿原の紅葉、白樺、湿原を取り囲む山、そして、奥の山がある。


奥の山には、ガスがかかる。

手前の紅葉と、奥のガスっている山の組み合わせもいい。

ガスが上がっていく。


ガスは、薄くなってきた。


田ノ原湿原を巡るパーティ。


すこし、明るくなった。


奥の山の紅葉が見えてきた。

湿原の紅葉、白樺の紅葉、そして、奥の山の紅葉がある。

陽が射してきて、白樺と湿原を囲う山の紅葉が浮かび上がる。


明るくなってきた。

田ノ原湿原の中央に、説明板が見える。

「田ノ原湿原
標高1,610m志賀高原で最も典型的な高層湿原で、ミズゴケ類、
モウセンゴケ、ヒメシャクナゲ、ワタスゲ等で覆われています。
これらの植物の下には、ミズゴケ類の遺体が腐敗せずに、
泥炭化して厚く堆積しています。
環境庁 長野県」

湿原の先に、踊る白樺


緑と黄。


湿原を囲う幾重もの黄の層。


急遽、訪れた田ノ原湿原だったが、
湿原の紅葉、取り囲む山、奥の山の紅葉があった。


田ノ原湿原から木戸池にもどってきた。


木戸池と田ノ原湿原を巡っている間、雨は止んでくれた。
そして、紅葉が現れた。ガスと陽射しが、
変化のある紅葉を生んでくれた。

木戸池

ガスがかかり、風で波が立つ木戸池の紅葉もいいではないか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大出原は紅葉の穴場

2015-10-18 00:00:55 | Weblog
白馬鑓ヶ岳の大出原紅葉の穴場。

白い山肌に黄、赤、茶が広がる。屏風のようにある山。
バックのスケールが大きい。

白馬鑓ヶ岳

白馬鑓温泉小屋方向に下りてきて、見上げた⇒白馬鎗ヶ岳。

⇒白馬鑓ヶ岳から下を見ると、

→白馬鑓温泉小屋方向に、右から左へ道がある。道の手前に、
「紅葉している原っぱがあるが、あれは何だろう?」
と、思いながら下りていくと、
O大出原(おおでっぱら)だった。

標識には、左に上がれば「鑓ヶ岳」、右に下れば「鑓温泉」とある。

O大出原の場所。

⇒白馬鑓ヶ岳から、→白馬鑓温泉小屋に下りる途中にある。
→白馬鑓温泉小屋から猿倉荘に下りるときに、振り返って撮影。

2泊3日の白馬三山の縦走は、
2015年9月28日、
 猿倉荘 ⇒ 大雪渓 ⇒ 白馬山荘 ⇒ 白馬岳
2015年9月29日、
 白馬山荘 ⇒ 杓子岳 ⇒ 白馬鑓ヶ岳 ⇒ 大出原 ⇒ 白馬鑓温泉小屋。
2015年9月30日、
 白馬鑓温泉小屋 ⇒ 猿倉荘。

2日目の2015年9月29日に、大出原の紅葉を見た。
「雄大な紅葉だ!」、それに、「変化に富んでいる!」
左右を見ながら、下りてきた。上から順に掲載する。

赤、黄、緑、それに山肌の白。


岩山の下に紅葉が広がる。


雪が残る。


奥は岩山。


白い傾斜に赤。


いろんな植物が、山肌を覆う。

春は、お花畑が広がるだろう。

紅葉に奇岩。


岩山が並ぶ。


紅葉の台地。


黄のお盆が並ぶ。

→は天狗山荘。

赤と黄のせめぎ合い。


紅葉の丘。


ナナカマドが加わってきた。

高度が下がって、植物の背丈が高くなってきた。

黄と赤。


傾斜がゆるやかになってきた。


ダケカンバが加わってきた。


ナナカマド。

この先の→を下りることになるが、
紅葉はまだ続く。

黄と赤が広がる。


紅葉に茶の尖塔。


黄と赤。


赤いステップ。


ナナカマド。

「なんともまァ、あざやかな赤だ!」
下の山には、ダケカンバが踊っている。

そろそろ、大出原ともお別れ。
左の→を下りて、白馬鑓温泉小屋へ行くが、
その手前に、警告がある。

「滑落事故が発生しました!!
すこし休んで 慎重に行動しましょう」

「この先 鎖場 ストックをザックに着けて
両手をしっかり使えるようにしましょう!!」

その鎖場

数か所の鎖場を下りると、
白馬鑓温泉小屋が見えた。

宿泊の手続きをした。
ゆっくりと紅葉を見ていたから、
すべての人に抜かれて、本日最後の宿泊者になった。

数人部屋にザックを置いて、標高2,100メートルの露天風呂に、つかる。
白馬三山縦走の2日目のメインは、杓子岳と白馬鑓ヶ岳のほかに、
紅葉の大出原があった、白馬鑓温泉小屋の露天風呂とともに。
大出原の紅葉のすばらしは、もっと知られてもいい、
と思いながら。

大出原は、白馬鑓ヶ岳から白馬鑓温泉小屋は向かう途中に広がっていた。
高度が変わり、場所が変わると、ちがった紅葉を見せてくれる。
それに、バックのスケールが大きい。

山肌の白に赤、緑。黒岩の屏風、空の白と青。

大出原の紅葉が隠れた穴場になっているのは、遠いため。
猿倉荘からは、6~7時間の登山になる。鎖場があり、雪渓が残る。
先の「O大出原の場所」で見るように、白馬鑓ヶ岳へ登る途中にある。
白馬三山の縦走では、大雪渓を上がるアイゼンと、2泊3日の日程がほしい。
どちらも、白馬鑓温泉小屋が営業している、10月初旬までに行くのが、お勧め。

大出原の紅葉、それに露天風呂は、
つぎにも写真があるので、参照してください。
「白馬三山に登りたい」、2015年10月4日、
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/c5c2b6557f4439e804f3e2ac2520acc9

「白馬三山の紅葉」、2015年10月11日、
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/b894208503aa319327150cda8d02e8ea
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白馬三山の紅葉

2015-10-11 00:01:18 | Weblog
白馬岳、杓子岳、そして白馬鎗ヶ岳の、
白馬三山紅葉を見る。
白馬岳

紅葉と白の雪渓がある。雪渓は夏でも消えなかった。
2015年9月30日、白馬鑓温泉小屋 ⇒ 猿倉荘への下りで。

杓子岳

黄、赤、緑、そして、ベージュの杓子岳。

白馬鑓ヶ岳

紅葉の上に、飛び出た白馬鑓ヶ岳。

白馬三山

白馬大橋から、2015年9月30日撮影。里の紅葉はこれから。

登った順に、右から左へ、
白馬岳(しろうまだけ)、2,932メートル
杓子岳(しゃくしだけ)、2,812メートル、そして、
白馬鑓ヶ岳(しろうまやりがたけ)、2,903メートル。

2泊3日の白馬三山縦走は、
2015年9月28日、
 猿倉荘 ⇒ 大雪渓 ⇒ 白馬山荘 ⇒ 白馬岳
2015年9月29日、
 白馬山荘 ⇒ 杓子岳 ⇒ 白馬鑓ヶ岳 ⇒ 白馬鑓温泉小屋。
2015年9月30日、
 白馬鑓温泉小屋 ⇒ 猿倉荘。

白馬三山の紅葉を、日程の順に見る。
楽しんでいただけたら、と思います。
初日、2015年9月28日、猿倉荘 ⇒ 大雪渓 ⇒ 白馬山荘 ⇒ 白馬岳。
大雪渓

青い空に白の大雪渓。山の上部の紅葉と、下の緑を見ることができる。
白馬岳への登山は、大雪渓を右から左に登る。奥の三角は白馬岳の一部。

大雪渓、青空、山のベルトが斜めに走る。。


天狗菱

奇怪な岩が、背景を白と青に2分し、手前の紅葉の上にそそり立つ。

杓子岳白馬鑓ヶ岳

たなびくススキの上に、傾くように杓子岳と白馬鑓ヶ岳。
左の東側は、切り立った崖。

杓子岳

杓子岳だって、鋭いんだ!
左は崖、右のカール地形には紅葉と残雪。

杓子岳白馬鑓ヶ岳

奥のKは鹿島槍ヶ岳、Yは槍ヶ岳。3つの鑓、槍、槍が見える。
Y槍ヶ岳の左は、うっすらと奥穂高岳、前穂高岳が続く。

白馬岳

右の東側は、そそり立つ絶壁。強烈な風が、左から右へ吹く。

初日の終わり、夕焼け

右は旭岳へ。

2日目、2015年9月29日、白馬山荘 ⇒ 杓子岳 ⇒ 白馬鑓ヶ岳 ⇒ 白馬鑓温泉小屋。
白馬岳の絶壁をのぞき込む。

転げ落ちそうで怖くて、これが限界。なんとも、荒れたところだ。
奥は大雪渓。左から右へ、きのう登ってきた。

立山T、剱岳Rと毛勝三山K。

早朝には覆っていた雲が、取れてきた。白馬岳から。
Cは白馬岳頂上宿舎、Hは白馬山荘。

立山剱岳

手前の紅葉、緑、残雪、その先に、そびえ立つ立山、剱岳。

杓子岳の

杓子岳は、この画面の右側を登っていく。

白馬鎗ヶ岳から振り返った白馬岳杓子岳

白馬岳と杓子岳の右の東側は、切り立った崖。
左からの強烈な風で、雲は白馬岳、杓子岳の延長線上を伸びていく。

白馬鑓ヶ岳

白馬鑓温泉小屋方向に下りてきて、⇒白馬鑓ヶ岳を見上げる。
白の山肌に、紅葉が斜めに走る。

紅葉の大出原(おおでっぱら)。
白、黄、赤の先に、茶の奇怪な岩山。


白い山肌を、紅葉が覆う。


斜めの紅葉と、奥にも紅葉のスジ。


3日目、2015年9月30日、白馬鑓温泉小屋 ⇒ 猿倉荘。
お湯のと紅葉。

ザァーザァーと、お湯の川が流れ落ちている。
お湯の川の上には、白馬鑓温泉小屋の露天風呂がある。

紅葉と雪渓。

雪渓は、夏を生き延びた。

白馬鑓ヶ岳杓子岳

右から紅葉、緑が広がり、その上に、白馬鑓ヶ岳と杓子岳が浮かぶ。
白馬鑓ヶ岳と杓子岳との間には、白の雪渓がある。

この先、猿倉荘に下りていくと、最初に掲載した、
白馬三山の紅葉が、「お待ちしていました!」
と、出迎えてくれた。

白馬三山の紅葉については、
つぎにも写真があるので参照してください。
「白馬三山に登りたい」、2015年10月4日、
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/c5c2b6557f4439e804f3e2ac2520acc9
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白馬三山に登りたい

2015-10-04 00:10:04 | Weblog
白馬三山に登りたい。
白馬岳(しろうまだけ)は絶壁だった。

それに、強風。風圧で、よろけると転落する。
身がキューンとすくむ。座って撮った。
白馬岳に登るのは、左の西側から。

これまで、白馬三山は、「いい山だな!」と眺めているだけだった。

JR白馬(はくば)駅の東の山から、2012年2月撮影。

左から、白馬鑓ヶ岳(しろうまやりがたけ)、2,903メートル、
杓子岳(しゃくしだけ)、2,812メートル、
白馬岳(しろうまだけ)、2,932メートル。

いつかは、白馬三山に登りたい。
冬山は美しいが、登る技術も体力もない。
山小屋は、10月4日には閉めるところがあるから、
その前にして、できれば、紅葉も見たいと欲張った。
天気予報から、2015年9月28日から2泊3日の縦走にした。

松本を朝4時半に出て、登山口の白馬村の村営猿倉荘へ。


日程と実際の時間はつぎ。
2015年9月28日、
猿倉荘 ⇒ 大雪渓 ⇒ 白馬山荘 ⇒ 白馬岳。
   1時間30分  6時間       30分
2015年9月29日、
白馬山荘 ⇒ 杓子岳 ⇒ 白馬鑓ヶ岳 ⇒ 白馬鑓温泉小屋。
     2時間    1時間30分    *3時間30分
2015年9月30日、
白馬鑓温泉小屋 ⇒ 猿倉荘。
        *5時間30分

時間は、標準よりも長い。
気に入ったところでは、立ち止まっては眺め、写真を撮ったから。
*印の、白馬鑓ヶ岳 ⇒ 白馬鑓温泉小屋と、
白馬鑓温泉小屋 ⇒ 猿倉荘は、
紅葉の撮影ポイントだった。

天気が良くて、無事にもどってくることができますように!
猿倉荘の左横から登り始める。6時40分。

大雪渓

傾斜はきつくないが、滑り止めにアイゼンを着ける。
⇒は白馬岳。天気はいい。

大雪渓の終点

アイゼンを外す。そして、右側を登っていく。

泊まったのは、S白馬山荘

手前の雪渓の前には、村営のC白馬岳頂上宿舎が見える。
登山道はC白馬岳頂上宿舎の前を上がり、右上に折れる。
杓子岳に登る途中、振り返って撮影。2015年9月29日。
⇒白馬岳の絶壁の写真は、→の出っ張りから撮影。

右の▽へは、S白馬山荘をかなり下りる。
そこから、杓子岳を眺めた。

北から見た杓子岳は急峻だ。2015年9月28日。
丸い、なだらかな杓子岳のイメージは、一変した。厳しい。
▽へは、道がない。お勧めできない。やぶこぎは、もうイヤだ! 

西側から杓子岳を見ると、なだらかな頂部が続く。2015年9月29日。

右に巻道が見える。が、→の分岐を左の崖沿いを上がる。
そして、頂部を、左から右へと歩くことになる。
しかし、頂部にある道は崖っぷちを通る。

奥の三角は、白馬鑓ヶ岳に連なる。

雲のたなびきで、風が強いのがわかる。
道の左(東側)は底が見えない崖。
風圧を受けたり、つまずいたら、
右の西側に倒れるように、傾いて進んだ。
転落しても、西側は大けがですむが、
東側は死につながる。

白馬三山の最後は、白馬鑓ヶ岳

右方向の杓子岳から、⇒の白馬鑓ヶ岳に登り、
左側から下りてきて撮影。2015年9月29日。

大出原(おおでっぱら)の紅葉。


風が強い。

それに、風向きが変わる。ススキの穂の向きが、瞬時に変わった。

⇒白馬鎗ヶ岳から、O大出原の紅葉を見ながら下りて、
白馬鑓温泉小屋へ。

2015年9月30日、下山途中に振り返って撮影。
→白馬鑓温泉小屋の左の沢には、雪渓が残っている。

→白馬鑓温泉小屋から見る朝焼け、2015年9月30日。

鶴が飛んでいく?

さっそく、露天風呂に入った。

露天風呂から、陽が昇るのを見るのは初めて。
標高2,100メートルからのご来光は人気で、
7人の先客。あとからも、入ってくる。
熱い湯に冷たい風が、心地よい。

きのうの2015年9月29日、白馬鑓ヶ岳から下りてきたときにも入った露天風呂。
温泉は熱い。この温泉は、どこから湧くのか? 掘ったのだろうか?
白馬鑓温泉小屋の裏にある岩山から流れ落ちていた。 

左上から、割れ目に沿って流れてきた温泉は、→で下に落ちる。
それを筒で集めて、黒いパイプで下の露天風呂に引いていた。
温泉が湧き出す岩、温泉岩? があったのだ。
ザァーザァーと音を立てて流れ出てくる。
触ると熱かった。硫黄の匂いがする。

最終日の2015年9月30日、
→白馬鑓温泉小屋から猿倉荘へは、
「あとは、下りるだけ」と、思っていた。
ところが、紅葉の奥に、白馬鑓ヶ岳が現れた。

白馬鎗ヶ岳が、サヨナラを言っているようだ。間もなく冬だ。

白馬岳も見える。

「なんという景色だ!」
タップリと眺めていた。
白馬三山は、雪化粧前の紅葉を見せてくれた。

猿倉荘から、大雪渓の登りもよかった。そして、
白馬鑓温泉小屋から猿倉荘への下りも、眺めがいい。
余韻を楽しみながら、標準の4時間は、5時間30分かけて下りてきた。

白馬三山は、強風だったが、晴れてくれた。
そして、無事に猿倉荘にもどることができた。
コークを買って、乾杯! ゴクゴクとのどを通る。

白馬三山は、変化に富んだ山だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする