福島市の放射線量2016年。
2016年7月1日に、福島市を訪問した。
東電の福島第一原発が、2011年3月11日に、
メルトダウンしてから、福島市の訪問は、今回が8回目になる。
これまでの訪問。
1回目、2011年6月30日、
南相馬市のボランティア活動からの帰りに、福島市に泊まった。
福島市の放射線量の高さに、ビックリした。
福島市は、南相馬市よりも、福島第一原発から、
はるかに遠いから、汚染されている、とは思っていなかったから。
2回目、2011年9月6日、
放射線量の測定を、福島市の繁華街に広げた。
放射線量の高いところが、たくさんあった。
3回目、2012年1月14日、
紅葉山公園で、最高の23.6マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]を体験した。
南相馬市よりも、はるかに高い放射線量だった。
4回目、2012年6月19日、
高い放射線量は、なかなか減少していなかった。
福島駅前で測ったが、高かった。
5回目、2013年7月3日、
福島駅前は、除染されていた。
6回目、2014年6月26日、
街の除染が進んでいた。
7回目、2015年1月29日、
渡利(わたり)地区では、除染の廃棄物が、庭先に積まれたままだった。
弁天山を測った、除染は取り切れるものでなかった。
そして、8回目、2016年7月1日、
渡利地区の除染の廃棄物は、ほとんど、片づけられていた。
8回目では、外で遊んでいる幼稚園児を、初めて見た。
時間を区切って、外で遊ばせていた。
近くには、除染の廃棄物が置かれたまま。
かわいそうに! 廃棄物の貯蔵場所が、ないんだ。
ホットスポットは残っているものの、放射線量は減少している。
弁天山、1.31マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、
福島駅西口の植え込み、1.50マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]。
大きな変化を、福島市のホームページに見ることができる。
平成27年6月から、放射線量の測定データが掲載されるようになった。
福島市放射線量測定マップ(平成27年2月23日~3月実施)から、
福島駅周辺を含む中心街を作成。
地上1メートルで測定。マス目は、500メートル四方、山間地は1キロ四方。
放射線量-例。
福島市を訪れていたのは、①~③、
①福島駅周辺、0.23~0.5マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、
②福島県庁周辺、0.23~0.5マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、
③弁天山公園周辺、0.23~0.5マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]。
福島市では、地上1メートルで放射線量を測定している。
地上1センチで測定したデータは、見当たらなかった。
地上1センチの放射線量は、当然高くなる。
それに、砂遊びをする、ボール遊びをする、
米を作る、野菜を育てる…は、地上である。
地上1メートルではなく。
南相馬市では、地上1センチで測定していた。
「南相馬市の放射線量2016年」、2016年7月24日に掲載。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/a038fedc334df999706e1a7c8319247e
南相馬市のホームページに掲載されている、地上1センチの、
放射線量率測定マップ(平成23年7月22日~平成23年10月18日測定)。
地上1センチで測定。マス目は、1キロ四方。
南相馬市では、①~④を訪れている。
①原ノ町駅周辺、0.50~0.99マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]
②南相馬市役所周辺、0.50~0.99マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]
③大鹿の仮設住宅周辺、1.00~1.49マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]
大鹿の仮設住宅周辺には、原町高校、除染物の仮置き場、
イオンスーパーセンターがある。
④飯舘村に入る八木沢峠周辺、2.50~2.99マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]。
南相馬市には、地上1センチで測定したデータと、
地上1メートルで測定したデータがあって、
両者を比較することができる。
①原ノ町駅周辺、
0.50~0.99マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h] の詳細は、
地上1センチ 0.50マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、(1.22倍)、
地上1メートル 0.41マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、(1.00)。
②南相馬市役所周辺、
0.50~0.99マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h] の詳細は、
地上1センチ 0.77マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、(1.57倍)、
地上1メートル 0.49マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、(1.00)。
③大鹿の仮設住宅周辺、
1.00~1.49マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h] の詳細は、
地上1センチ 1.05マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、(1.42倍)、
地上1メートル 0.74マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、(1.00)。
④飯舘村に入る八木沢峠周辺、
2.50~2.99マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h] の詳細は、
地上1センチ 2.74マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、(1.31倍)、
地上1メートル 2.09マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、(1.00)。
地上1メートルの放射線量を1.00とした場合、
地上1センチの放射線量は、1.22~1.57倍になる。
そこで、①~④の地上1センチの放射線量の合計を、
地上1メートルの放射線量の合計で割ってみると、
1.36倍になる。
福島市の、地上1メートルの放射線量のデータに、
この1.36倍を当てはめてみて、地上1センチの放射線量を予測すると、
①福島駅周辺、②福島県庁周辺、③弁天山公園周辺の、
地上1メートルで、0.23~0.5マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]は、
地上1センチでは、0.31~0.68マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]になる。
福島市の2015年(平成27年)の放射線量、
①福島駅周辺、②福島県庁周辺、③弁天山公園周辺の、
0.31~0.68マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]は、
南相馬市の2011年(平成23年)の放射線量、
①原ノ町駅周辺、0.50マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、
②南相馬市役所周辺、0.77マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、
に、近い。
2011年(平成23年)とは、東電の福島第一原発が、
メルトダウンした年で、その6月に災害ボランティアで、
南相馬市に入った。災害ボランティア・センターの案内には、
「原発問題での知識・理解を得たうえで、現地入りしてください」
とあった。南相馬市の状況は、
ひっそりとして、ゴーストタウンのようだった。
シャッタ-が降りて、歩いている人がいなかった。
「被ばく量のトップ10」、2014年7月27日、掲載、
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/345b7bde0a7be74fde2d3030d14d7e20
を参照すると、
被ばく量の1位~15位までは、福島市が占めている。(9位の郡山市のほかは)
南相馬市は、18位、19位、20位に出てくる。
福島市と、南相馬市の放射線量では、南相馬市よりも、
福島市の方が高かったことを実感している。
「福島では、どの程度、健康や人体に被害が及ぶのか、
また、いつ影響が出るのか、明確でないままに生活している」
「汚染物をいかに除去するか、除染が最大の関心事になっている」
と、福島の人は言う。
ホットスポットはあるが、福島市の除染は進んでいる。
そうなると、福島市でも、南相馬市のように、
地上1センチでの放射線量の測定がほしい。
福島の人に応えることになる。
2016年7月1日に、福島市を訪問した。
東電の福島第一原発が、2011年3月11日に、
メルトダウンしてから、福島市の訪問は、今回が8回目になる。
これまでの訪問。
1回目、2011年6月30日、
南相馬市のボランティア活動からの帰りに、福島市に泊まった。
福島市の放射線量の高さに、ビックリした。
福島市は、南相馬市よりも、福島第一原発から、
はるかに遠いから、汚染されている、とは思っていなかったから。
2回目、2011年9月6日、
放射線量の測定を、福島市の繁華街に広げた。
放射線量の高いところが、たくさんあった。
3回目、2012年1月14日、
紅葉山公園で、最高の23.6マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]を体験した。
南相馬市よりも、はるかに高い放射線量だった。
4回目、2012年6月19日、
高い放射線量は、なかなか減少していなかった。
福島駅前で測ったが、高かった。
5回目、2013年7月3日、
福島駅前は、除染されていた。
6回目、2014年6月26日、
街の除染が進んでいた。
7回目、2015年1月29日、
渡利(わたり)地区では、除染の廃棄物が、庭先に積まれたままだった。
弁天山を測った、除染は取り切れるものでなかった。
そして、8回目、2016年7月1日、
渡利地区の除染の廃棄物は、ほとんど、片づけられていた。
8回目では、外で遊んでいる幼稚園児を、初めて見た。
時間を区切って、外で遊ばせていた。
近くには、除染の廃棄物が置かれたまま。
かわいそうに! 廃棄物の貯蔵場所が、ないんだ。
ホットスポットは残っているものの、放射線量は減少している。
弁天山、1.31マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、
福島駅西口の植え込み、1.50マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]。
大きな変化を、福島市のホームページに見ることができる。
平成27年6月から、放射線量の測定データが掲載されるようになった。
福島市放射線量測定マップ(平成27年2月23日~3月実施)から、
福島駅周辺を含む中心街を作成。
地上1メートルで測定。マス目は、500メートル四方、山間地は1キロ四方。
放射線量-例。
福島市を訪れていたのは、①~③、
①福島駅周辺、0.23~0.5マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、
②福島県庁周辺、0.23~0.5マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、
③弁天山公園周辺、0.23~0.5マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]。
福島市では、地上1メートルで放射線量を測定している。
地上1センチで測定したデータは、見当たらなかった。
地上1センチの放射線量は、当然高くなる。
それに、砂遊びをする、ボール遊びをする、
米を作る、野菜を育てる…は、地上である。
地上1メートルではなく。
南相馬市では、地上1センチで測定していた。
「南相馬市の放射線量2016年」、2016年7月24日に掲載。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/a038fedc334df999706e1a7c8319247e
南相馬市のホームページに掲載されている、地上1センチの、
放射線量率測定マップ(平成23年7月22日~平成23年10月18日測定)。
地上1センチで測定。マス目は、1キロ四方。
南相馬市では、①~④を訪れている。
①原ノ町駅周辺、0.50~0.99マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]
②南相馬市役所周辺、0.50~0.99マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]
③大鹿の仮設住宅周辺、1.00~1.49マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]
大鹿の仮設住宅周辺には、原町高校、除染物の仮置き場、
イオンスーパーセンターがある。
④飯舘村に入る八木沢峠周辺、2.50~2.99マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]。
南相馬市には、地上1センチで測定したデータと、
地上1メートルで測定したデータがあって、
両者を比較することができる。
①原ノ町駅周辺、
0.50~0.99マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h] の詳細は、
地上1センチ 0.50マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、(1.22倍)、
地上1メートル 0.41マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、(1.00)。
②南相馬市役所周辺、
0.50~0.99マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h] の詳細は、
地上1センチ 0.77マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、(1.57倍)、
地上1メートル 0.49マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、(1.00)。
③大鹿の仮設住宅周辺、
1.00~1.49マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h] の詳細は、
地上1センチ 1.05マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、(1.42倍)、
地上1メートル 0.74マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、(1.00)。
④飯舘村に入る八木沢峠周辺、
2.50~2.99マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h] の詳細は、
地上1センチ 2.74マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、(1.31倍)、
地上1メートル 2.09マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、(1.00)。
地上1メートルの放射線量を1.00とした場合、
地上1センチの放射線量は、1.22~1.57倍になる。
そこで、①~④の地上1センチの放射線量の合計を、
地上1メートルの放射線量の合計で割ってみると、
1.36倍になる。
福島市の、地上1メートルの放射線量のデータに、
この1.36倍を当てはめてみて、地上1センチの放射線量を予測すると、
①福島駅周辺、②福島県庁周辺、③弁天山公園周辺の、
地上1メートルで、0.23~0.5マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]は、
地上1センチでは、0.31~0.68マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]になる。
福島市の2015年(平成27年)の放射線量、
①福島駅周辺、②福島県庁周辺、③弁天山公園周辺の、
0.31~0.68マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]は、
南相馬市の2011年(平成23年)の放射線量、
①原ノ町駅周辺、0.50マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、
②南相馬市役所周辺、0.77マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、
に、近い。
2011年(平成23年)とは、東電の福島第一原発が、
メルトダウンした年で、その6月に災害ボランティアで、
南相馬市に入った。災害ボランティア・センターの案内には、
「原発問題での知識・理解を得たうえで、現地入りしてください」
とあった。南相馬市の状況は、
ひっそりとして、ゴーストタウンのようだった。
シャッタ-が降りて、歩いている人がいなかった。
「被ばく量のトップ10」、2014年7月27日、掲載、
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/345b7bde0a7be74fde2d3030d14d7e20
を参照すると、
被ばく量の1位~15位までは、福島市が占めている。(9位の郡山市のほかは)
南相馬市は、18位、19位、20位に出てくる。
福島市と、南相馬市の放射線量では、南相馬市よりも、
福島市の方が高かったことを実感している。
「福島では、どの程度、健康や人体に被害が及ぶのか、
また、いつ影響が出るのか、明確でないままに生活している」
「汚染物をいかに除去するか、除染が最大の関心事になっている」
と、福島の人は言う。
ホットスポットはあるが、福島市の除染は進んでいる。
そうなると、福島市でも、南相馬市のように、
地上1センチでの放射線量の測定がほしい。
福島の人に応えることになる。