季節の変化

活動の状況

高山植物が咲く頃、唐松岳の八方池

2022-07-24 00:17:56 | Weblog
高山植物が咲く頃
これまで見た高山植物から。
高山植物が咲く頃唐松岳の八方池ハッポウウスユキソウ

前回は、「高山植物が咲く頃唐松岳クロユリミヤマクワガタ
 を掲載、2022年7月10日。
唐松岳の2,696メートルでは、高山植物、クロユリを見ることができた。

唐松岳頂上山荘 2,620メートルに泊まって、
翌日の2015年7月3日に、八方尾根を下りる。
今回は、唐松岳から、八方池 2,060メートルへ。
高山植物、ハッポウウスユキソウを見ることができた。

八方池の、ウスユキソウの仲間たち3種
ハッポウウスユキソウ。八方尾根の固有種

スイスイと上を向いて咲いている。
葉は、細長く、上を向いている。

ミネウスユキソウ

八方池で、多く見かけた。

エゾウスユキソウ

円い花弁のような苞葉が、たくさんある。雄しべの周囲が黒い。
「高山に咲く花」、山渓ハンディ図鑑8で調べた。
エゾウスユキソウだと思う。
八方池では、ウスユキソウの仲間たち、
3種が、迎えてくれた。宝物に逢えた!

K唐松岳④八方池の位置。
唐松岳の下山は、登りとは逆ルートで、八方尾根を下りる。

JR白馬駅の東にある「白馬ハイランドホテル」のスキー場から撮影、2015年1月。

2015年7月3日の朝、唐松岳頂上山荘 2,620メートルを出て、
K唐松岳 ⇒ ④八方池は、山岳エリア
④八方池 ⇒ ③八方池山荘は、トレッキング・エリア
③八方池山荘 ⇒ ②黒菱平 ⇒ ①黒菱林道の終点は、リフトの乗り継ぎ。

山岳エリアで、振り返ると、南側に、
双耳峰のY鹿島槍ヶ岳 2,889メートル と、手前にG五竜岳 2,814メートル。


八方池では、ウスユキソウの仲間たち、3種を見たが、
山岳エリア、K唐松岳 ⇒ ④八方池、の高山植物、それに、
トレッキング・エリの、④八方池 ⇒ ③八方池山荘、の高山植物も見たい。

山岳エリアの高山植物。
イワカガミ


ショウジョウバカマ


シラネアオイ

辺りに群生していた。

雪渓が終わると、キヌガサソウ

荒々しい高山で、白の端整さが際立つ。

タカネバラ

高山で、バラだ!

八方池に着いた。イワイチョウ


八方池から黒菱平への、トレッキング・エリアの高山植物。
クモマスミレ


オオタカネバラ。黒菱平。

ここにも、バラ!

八方尾根の高山植物は、標高によって種類が変わる。
唐松岳の2,692メートル級では、
 クロユリ、ミヤマクワガタ。
☆唐松岳から八方池 2,060メートルの、山岳エリアでは、
 イワカガミ、ショウジョウバカマ、シラネアオイ、
 キヌガサソウ、タカネバラ。
八方池では、ウスユキソウの仲間たち、3種が迎えてくれた。
 ハッポウウスユキソウ、ミネウスユキソウ、エゾウスユキソウ。
☆八方池から黒菱平 1,680メートルまでの、トレッキング・エリアでは、
 イワイチョウ、クモマスミレ、オオタカネバラが待ち受ける。

この高さと気候を、私たちは生育場所に選んだの。
そして、咲いたヨ、見てください! と、
待ち受けてくれていた。
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高山植物が咲く頃、唐松岳

2022-07-10 00:05:55 | Weblog
高山植物が咲く頃
これまで見た高山植物から。
高山植物が咲く頃唐松岳クロユリミヤマクワガタ

ミヤマダイコンソウK唐松岳、2,696メートル。

左のピークに、唐松岳頂上山荘がある。

K唐松岳の右は、F3不帰ノ嶮Ⅲ峰(かえらずのけん)。私には険しすぎる。
さらに、不帰ノ嶮峰 ⇒ 不帰ノ嶮峰を経て ⇒ 白馬三山へと続く。
冬に見たK唐松岳と、不帰ノ嶮

白馬村の「野平の一本桜」から、2017年5月。

K唐松岳へのルートは、八方尾根を上がってきた。
冬に眺めたK唐松岳と、八方尾根

JR白馬駅の東にある「白馬ハイランドホテル」のスキー場から、2015年1月。

右下のJは、「白馬ジャンプ競技場」。1998年の長野オリンピックで、
男子団体ジャンプが優勝して、歓声が沸き上がったところ。

八方尾根 ⇒ K唐松岳、2015年7月2日。
黒菱林道の終点まで車で上がり、
  リフト(黒菱第3ペアリフト、7月1日から運行開始)で、
黒菱平へ。リフトを乗り換えて(グラートクワッドリフト)で、
八方池山荘へ。遊歩道を1時間半、
八方池へ。標高2,060メートル。

岸辺にはが残っている。イワイチョウが迎えてくれた。
八方池の周辺には、多くの高山植物がある。が、
心は、急いて、K唐松岳を目指す。

今回は、唐松岳頂上山荘 に宿泊 して、
ピーク周辺、2,600メートル級の高山植物を見る。

八方池から、唐松岳へは、3時間の登り。この登りは、
八方池までのトレッキング・エリアから変わって、山岳エリアになる。

雪渓が数ヶ所あった。

雪上の赤いペイントを目安に進む。
アイゼンは要らないが、滑りに注意する。

ガスで、視界は悪い。
前のパーティーは、かすむ。中学校の先生方。
唐松岳への学校登山の下見をされている。唐松岳で再会。

しかし、この辺りから、前進をあきらめて、引き返す人とすれ違う。
 雪渓が続く、登っても晴れない、日帰りだから、
 リフトの最終4時半に間に合わせて下りる…。

この雪渓、それに、丸山への急登を乗り越えた。八方池から2時間半ほど。
ミヤマダイコンソウに出会った、最初の写真。
さらに登ると、
唐松岳頂上山荘 2,620メートルのあるピーク

唐松岳から振り返って撮影。
左の八方尾根を登ってきた。

唐松岳頂上山荘から、の道を20分ほどで、
唐松岳頂上 2,696メートル。

頂上からの眺望がすばらしい。
左端に薬師岳(やくしだけ) 2,926メートル、
T立山(たてやま) 3,015メートル、
R剱岳(つるぎだけ) 2,999メートル。

3つの氷河が、姿を見せてくれた。
T立山の、御前沢雪渓(ごぜんざわ)。
R剱岳の、三ノ窓雪渓(さんのまど)と、小窓雪渓(こまど)。

唐松岳では、雷鳥も迎えてくれた。すっかり夏姿で。

ハイマツの中から、母親が出てきて、岩場に陣取った。
「クゥ、クゥ」と鳴いて、ヒナを誘導する。私には、
「ここは、雷鳥のテリトリーよ! 邪魔しないで」
と言っているようだ。そして、ヒナを岩影に隠すと、
母親は悠然と去った。堂々とした雷鳥だったな!

唐松岳頂上山荘に宿泊。翌日、2015年7月3日。
気になる天気は? 晴れている。天気予報は、雨だったが。
唐松岳頂上山荘を飛び出て、ピークへ上がる。
朝焼けの雲に、浮かび上がる白馬三山。04:38。

白馬三山は、
 白馬鑓ヶ岳(しろうまやりがたけ) 2,903メートル、
 杓子岳(しゃくしだけ) 2,812メートル、
 白馬岳(しろうまだけ) 2,932メートル。
右のなだらかな山は、小蓮華山(これんげさん) 2,766メートル。

唐松岳頂上山荘の周辺の高山植物
ミヤマクワガタ

昆虫ではなく、高山植物だよ。

クロユリ

群生して、雪渓をのぞき込んでいる。
左上の白は、ハクサンイチゲ

唐松岳 2,696メートルでは、
高山植物は、ミヤマダイコンソウ、ハクサンイチゲ、
珍しいミヤマクワガタ、群生のクロユリ、が迎えてくれた。

唐松岳は、高山植物のほかに、
雪渓、ガス、氷河、夏姿の雷鳥、朝焼けと、
が混在するところ。
季節の変化の急展開、美と生物の出現には、
寒さ対策をして、楽しまれることをお勧めします。
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