季節の変化

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タムセルクのモルゲンロートと満月

2021-04-25 00:20:25 | Weblog
前回は、「エベレストモルゲンロートアーベントロート」、2021年4月11日、
https://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/9aca13eb518710b6cc524424117e198e
でした。エベレスト街道を、
2泊3日のトレッキングで、標高2,840メートルのルクラから、
3,880メートルのシャンボチェまで上がって、エベレストを眺めた。

今回は、同じ場所から眺めた、
タムセルクモルゲンロート満月」。

タムセルクモルゲンロート
ステップ② 05:26。

ホテル・エベレスト・ビューから。2016年4月20日。

タムセルク6,623メートルは、
ホテル・エベレスト・ビューの東南にあるから、
岩肌に、朝陽が少し当たる。赤い雲が左右から上がる。

ホテル・エベレスト・ビューは、
宮原巍(たかし)さんの情熱が実った。
宮原さんは、ネパール政府に観光の国策を提唱し、
1970年の大阪万博では、ネパール館の実現に尽力された。
ネパール館のオープニングには、国王と王妃が臨席された。
ネパール館は、予想を超える入場者で大成功だった。

宮原さんのホテル・エベレスト・ビューは、
世界自然遺産のサガルマータ国立公園に、
唯一つのホテルとして、ネパール政府から認可された。

そのホテル・エベレスト・ビュー3,880メートルには、
ルクラ2,840メートルから、エベレスト街道をトレッキング。
1日目は、パクディン2,610メートルへ。平坦の4時間は、足慣らし。
2日目は、ナムチェ3,440メートルへ。高度順応と、最後に急登の6時間。
3日目は、シャンボチェ3,880メートルへ。急登をあえぎなら3時間。そして、
目の当たりにした、Top of The World

シャンボチェのビューポイントから。2016年4月19日、09:47。

「こんな、すばらしいところがあったのか! 」 
トレッキングの疲れは、吹き飛んだ。
「もっと早く来たかった!

Tタウツェ6,501メートル、
Eエベレスト8,848メートル、
Lローツェ8,516メートル、
Aアマ・ダブラム6,812メートル。
⇒エベレスト街道は、もう登りはない。シャンボチェの丘にある、
Hホテル・エベレスト・ビュー3,880メートルまで、あと一息。

ホテルでは、客室からエベレストが見える。

2016年4月19日、11:21。
Eエベレスト、Lローツェ、Aアマ・ダブラム。

宮原さんは、世界の人に、この景色を見てもらいたかった。
一生の思い出になる!
何時間、眺めていてもいい!

客室から見る、タムセルク

2016年4月19日、10:39。

ガラスの城。
ヒマラヤひだ、首にネックレース、下に氷河。
左の氷のスフィンクスは、カンテガ6,779メートル。

午後になると、が湧いてきた。13:05。

すごみのあるガラスの城になった。風が強い。

このタムセルクを、最初に見たのは、
エベレスト街道トレッキングの2日目。
パクディン → ナムチェ間、標高2,800メートル付近。
シャクナゲが咲いている!

2016年4月18日、10:23。

ネパールの国花だ!
左上に、ヒマラヤを入れた。
調べると、タムセルクだった。

タムセルクには、さらに、1,080メートルほど上がった、
ホテル・エベレスト・ビューでも、見ることになる。
早朝に「モルゲンロート」、夕方に「満月」付きで。

ホテル・エベレスト・ビューに着いた翌朝、2016年4月20日。
晴れている。屋上のサンルームに上がった。
タムセルクモルゲンロート
ステップ① 05:25。

ネックレースの山肌が見える。バックの雲は焼けている。

ステップ② 05:26。最初の写真。

ステップ③
05:27。

焼けた雲は、薄れていく。
強風で雲の動きは早い。
ステップ①~ステップ③まで、たった3分。

モルゲンロートを見た後は、朝食。
そして、クンデピーク4,200メートルへの登山。
登山中、タムセルクは、午後にはが湧いてきた。12:48。


6時間の登山からホテルに戻って夕食、
ダイニング・ルームの大窓は、エベレストの方向。暗い。
タムセルクの方向ではない。

となりの談話室にいたアメリカ人が、駈けこんできた。
満月が上がってきた!
「カンテガの上、タムセルクの横」
あわてて、テラスに飛び出た。

満月タムセルク
ステップ①。18:28。

スフィンクスの上に、現れた。

ステップ②。 18:33。

満月は上がってきた。そして、タムセルク寄りに、右へ。

ステップ③。 18:34。

拡大。ウサギの餅つき?

ステップ④。 18:38、

満月は、上がるにつれて、タムセルクに近づく。
強風とは関係ないから、ユックリと、空に上がる。

タムセルクは、朝食前にモルゲンロート、夕食中に満月。
昼のトレッキングでは、国花のシャクナゲが加わった。
ガラスの城は、ショウを繰り広げて、歓迎してくれた。
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エベレストのモルゲンロートとアーベントロート

2021-04-11 00:01:11 | Weblog
エベレストモルゲンロートアーベントロート
エベレスト街道をトレッキングで、
ルクラ2,840メートルから、2泊3日で、
ホテル・エベレスト・ビュー3,880メートルへ。
体力と、高山病の心配があるが、エベレストを見たい!

エベレスト街道では、小雨もあったが、
3日目には、晴れてくれた。
エベレスト8、848メートル。

ホテル・エベレスト・ビューから。2016年4月19日、10:29。

Top of The World。強風で、雲が吹き飛ぶ。
手前は、ヌプツェ7,861メートル。

翌日の2016年4月20日。天気はよさそうだ。
朝5時前に、屋上のサンルームへ。

ここからは、ヒマラヤの360度の眺望がある。

エベレストが見える北東の屋根は透明になっている。
こちらを見ていると、エベレストが見えてきた。
肉眼で見たいから、手前のデッキに出た。

エベレストのモルゲンロート。2016年4月20日。
ステップ① 炎のように焼けた雲。05:24。

右に見える東面は、雪の岩肌が赤く焼けている。

ここで、エベレストの位置関係

以前に利用したEVEREST EXPRESSのBOARDING PASSから。
Eエベレスト、手前にNヌプツェ、右にLローツェ8,516メートル。

ホテル・エベレスト・ビューは、⇔イエローバンドの面と向き合っている。
←東面は、雪肌が見える。さらに見るには、カラパタール5,545メートル、
がある。ベースキャンプの近くで、健脚者向けのトレッキングになる。

ステップ② 朝焼けの雲は踊る。05:25。

強風で先端は、ちぎれる。東面は、明るくなった。

ステップ③ 雲は、赤から、ピンク、白になる。05:31。

形、色が、目まぐるしく変わる。
そして、薄れていく。

モルゲンロートを見るのは、
これまでにして、部屋にもどる。
6時に、お湯のバケツが配られる。
顔を洗い、ヒゲをそって、6時半に朝食。
そして、クンデピーク4,200メートルへの登山。

前日までのトレッキングの疲れと、高山病から、
ツァー・メンバー5名の内、3名がクンデピークに登った。

登山中は、エベレストが気になるが、見えている。
湧き立つ雲が途切れることはない。11:04。


クンデピークの登山、6時間から、
ホテルにもどる。雲は厚くなった。
エベレストは見えなくなっていた。

晴が多い乾季10月~3月に、
準じた? 4月にやってきたが、
1日まるまる晴れることはないようだ。
これでは、アーベントロートは、期待できない! 
食事をしながら、ダイニング・ルームの大窓から外を見ていた。

すると、雲が途切れて、エベレストが見えた!
あわてて、テラスに飛び出た。となりの談話室のアメリカ人も。

エベレストのアーベントロート。2016年4月20日。
ステップ① エベレストが群青の空に現れた。18:14。

山頂の白が映える。
手前の、ヌプツェの頂も白い。

ステップ② 岩肌はまだ黒い。18:15。

強風で雲は流れる。
左の黒い雲が不穏だ。ヌプツェにかかりそうだ。

ステップ③ 岩肌が明るくなった。18;16。

⇔イエローバンドが、見える。
海底だった地層が隆起したものという。
群青に浮かび上がったエベレストが神々しい。

左の黒い雲は、ヌプツェにかかってきた。
そして、エベレストまで、広がってきた。
たった3分の撮影だった

世界最高峰のアーベントロートは、
強風にさらされて、日本よりも各段に動きが早い。

翌朝の2016年4月21日。晴れ。
エベレストのモルゲンロート
ステップ① 後ろから、炎が上がっているようだ。05:29。


ステップ② 横に広がる。05:30。

赤が薄くなる。東面の雪肌が、ピンク。

ステップ③ 雲は、ピンク、白に。05:31。

高さが、低くなった。
色と形が、刻々と変わる。

部屋にもどって、お湯で顔を洗って、サッパリする。
エベレスト、ありがとう! それに、
絶景の地にあるホテルにも!

ホテル・エベレスト・ビューに2泊3日の滞在。
Top of The Worldは、
2回のモルゲンロート、それに、
1回のアーベントロートで、装ってくれた。
予想をしていなかった、最高のおもてなしだった。

食事中、突然に現れたアーベントロートは、
神々しいエベレストを見せてくれた。
世界最高峰のエベレストは強風で、
モルゲンロートも、アーベントロートも、
色と形が、目まぐるしく変わるものだった。
訪れるときの、参考になればと、思います。
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