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イタリアの通知表2018年

2018-09-23 00:05:00 | Weblog
世界の評価」から、「指標」を定めて、
日本の通知表 2018年」を作成した。2018年6月17日。
https://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/4d4f55b3981c559fcd25d9222e5c9c9d

イタリアの通知表 2018年」を作成する。
あわせて、「日本の通知表 2018年」と比べてみる。

通知表の「評価項目」は、つぎ。
1)学力は、  世界でどのくらいか?
2)開発力は、世界でどのくらいか?
3)創造力は、世界でどのくらいか?
4)芸術力は、世界でどのくらいか?
5)文化力は、世界でどのくらいか?
6)運動力は、世界でどのくらいか?
7)経済力は、世界でどのくらいか?
8)援助力は、世界でどのくらいか?

世界の表彰・評価から、「指標」を、つぎとした。
1)学力:   PISA、15歳の知識と技能の調査、
2)開発力: 国際特許
3)創造力: ノーベル賞
4)芸術力: カンヌ映画祭
5)文化力: 世界遺産
6)運動力: 国際フットボール連盟FIFA
7)経済力: 国内総生産GDP
8)援助力: 政府開発援助ODA

1)学力
世界の文教関係者が、
「自分の国の教育改革が、成果を上げているのか?
 生徒の学力のレベルが、世界のどの位置にあるのか? 国際比較を知りたい」
という要望に、経済開発協力機構(OECD)が応えて、PISAを開発した。
PISA(Programme for International Student Assessment)は、
義務教育が終わる15歳の生徒の学習到達度のプログラム。
科学、数学、読解力を調査する。
OECD加盟国を中心に、2000年から調査を始め、3年ごとに実施。
参加国は、OECD加盟国以外にも増えてきている。最新は2015年。

2)開発力
国際特許の出願件数。
出願後、1年以内に望む国に、審査請求ができる。
出願日を優先権主張することができる。

3)創造力
ノーベル賞の受賞は、国の底力、品格を示す。
自然科学分野の受賞数を見る。
恣意(しい)がからむ、文学賞、経済賞、平和賞は除く。

4)芸術力
カンヌ映画祭は、総合芸術である映画の表彰。
1946年以来、72年の歴史がある。
グランプリ、途中から代わったパルム・ドールの受賞作品数を見る。

美術や音楽分野では、スペイン、イタリア、フランス、オランダ、ドイツ、
オーストリアなどから、多くの天才・鬼才を生まれている。しかし、
天才・鬼才の世界的な表彰・評価や「天才事典」はなかった。

5)文化力
ユネスコ(UNESCO)が世界遺産を選定している。
文化遺産と自然遺産、これらを組み合わせた複合遺産がある。
人類の創造的な傑作で、将来的に遺したい文化遺産と複合遺産を採用する。

6)運動力
サッカーは、世界で行われ、競技人口が多い(野球の15倍)。
サッカーは、瞬発力、持久力、戦術、とっさの判断力を要する。
国際フットボール連盟FIFAが、ランキングを公表している(2018年5月)。
オリンピックは、競技種目に地域差があるために、採用しなかった。

7)経済力
国内総生産GDPは、国内で生産された付加価値の総額で、
国の経済力を示す。

8)援助力
政府開発援助ODAは、先進22か国から始まった、
発展途上国への援助を示す。

「指標」を「ランク」で示す。
ランクは、つぎを目安にした。
AA=3位以内 A=10位以内 B=20位以内 C=30位以内 D=40位以内 E=50位以内。

1)学力: PISA、15歳の知識と技能。

日本の PISA2015は、3位→ランクAA。
イタリアのPISA2015は、33位→ランクD

2)開発力: 国際特許出願件数。

日本の2016年の国際特許出願件数は、2位→ランクAA。
イタリアの2016年の国際特許出願件数は、11位→B

3)創造力: ノーベル賞

日本のノーベル賞の受賞者22人は、5位→ランクB。
イタリアのノーベル賞の受賞者7人は、13位→ランクC
突出している1位~3位→ランクAとした。

4)芸術力: カンヌ映画祭

日本のパルム・ドール受賞5は、5位→ランクB。
イタリアのパルム・ドール受賞11.14は、4位→ランクA
突出している1位~4位→ランクAとした。

5)文化力: 世界遺産

日本の文化遺産17は、11位→ランクB。
イタリアの文化遺産48は、1位→ランクAA

フィレンツェは、街全体が美術館のようだ。

観光客が、世界から訪れる。

第2次世界大戦で、連合国軍司令部は、
イタリアのフィレンツェやローマは、
文化都市として、空爆対象から外した。
日本では、京都が外されている。

古代ローマの名残が、イギリスにある。
ローマ皇帝ハドリアヌスが築いた長城で、
北方民族の侵入を防ぐ、万里の長城のイギリス版。

チュニジアには、古代ローマの都市ドゥッガがある。
都市計画のドゥッガの中心には、キャピトルがあって、
広場から、石畳の道路が四方に延びる。
一つは、ローマに通じている。
劇場。4世紀に最も栄えた。

半円の観客席の最上段に駆け上がって、舞台を見下ろす。
こんな大きな劇場は、ローマにも残っていない。

6)運動力: 国際フットボール連盟FIFA

日本のFIFAのランキングは、60位→ランクF。2018年5月。
イタリアのFIFAのランキングは、20位→ランクB

2018年6月~7月に実施された、
「2018 FIFA ワールドカップ ロシア大会」に、イタリアの名前はなかった。
ワールドカップ欧州予選の、グループ・リーグで、敗退した。
グループからは、スペイン、スウェーデンが代表となった。

ワールドカップの優勝国を見ると、

イタリアは、1934年の第2回の優勝国である。
そして、これまでに4回の優勝は、
ブラジルの5回に次ぐ2番目で、
世界のトップレベルにある。

7)経済力: 国民総生産GDP

日本の国民総生産GDPは、3位→ランクAA。
イタリアの国民総生産GDPは、9位→ランクA

8)援助力: 政府開発援助ODA

日本の政府開発援助ODAは、5位→ランクA。
イタリアの政府開発援助ODAは、8位→ランクA

イタリアは、第2次世界大戦の敗戦国である。
経済復興をし、8位の経済援助国になっている。
敗戦国は、ほかに、日本、ドイツ、フィンランド。
いずれも、経済復興して、経済援助国になっている。
日本5位、ドイツ2位、フィンランド23位の援助国である。

「指標」のランキングを「数値」で示す。
ランクAAとA ⇒ 5点、B ⇒ 4点、C ⇒ 3点、D ⇒ 2点、E ⇒ 1点、F ⇒ 0点。
数値で見る、「イタリアの通知表 2018年」。
1)学力:   日本のPISA2015は、3位→ランクAA ⇒ 5点。
       イタリアのPISA2015は、33位→ランクD ⇒ 2点。
2)開発力: 日本の国際特許出願件数は、2位→ランクAA ⇒ 5点。
       イタリアの国際特許出願件数は11位→ランクB ⇒ 4点。
3)創造力: 日本のノーベル賞の受賞者22人は、5位→ランクB ⇒ 4点。
       イタリアのノーベル賞の受賞者7人は、13位→ランクC ⇒ 3点。
4)芸術力: 日本のパルム・ドール受賞5は、5位→ランクB ⇒ 4点。
       イタリアのパルム・ドール受賞11.14は、4位→ランクA ⇒ 5点。
5)文化力: 日本の文化遺産17は、11位→ランクB ⇒ 4点。
       イタリアの文化遺産48は、1位→ランクAA ⇒ 5点。
6)運動力: 日本のFIFAのランキングは、60位→ランクF ⇒ 0点。
       イタリアのFIFAのランキングは、20位→ランクB ⇒ 4点。
7)経済力: 日本の国内総生産GDPは、3位→ランクAA ⇒ 5点。
       イタリアの国民総生産GDPは9位→ランクA ⇒ 5点。
8)援助力: 日本の政府開発援助ODAは、5位→ランクA ⇒ 5点。
       イタリアの政府開発援助ODAは、8位→ランクA ⇒ 5点。
合計(40点): 日本は32点。
         イタリアは33点。

レーダーチャートで見る、
イタリアの通知表 2018年」。


学力/PISAは、振るわないが、
芸術力/カンヌ映画祭、文化力/世界遺産は、素晴らしい。
経済力/GDP、援助力/ODAも、高いレベルにある。
運動力/サッカーも高い。

イタリアは、古代ローマやルネサンス発祥の地。
美術、街並み、スポーツ、食事、オペラ、
まばゆい太陽に青い空がある。
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ドイツの通知表2018年

2018-09-09 00:02:00 | Weblog
世界の評価」から、「指標」を定めて、
日本の通知表 2018年」を作成した。2018年6月17日。
https://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/4d4f55b3981c559fcd25d9222e5c9c9d

ドイツの通知表 2018年」を作成する。
あわせて、「日本の通知表 2018年」と比べてみる。

通知表の「評価項目」は、つぎ。
1)学力は、  世界でどのくらいか?
2)開発力は、世界でどのくらいか?
3)創造力は、世界でどのくらいか?
4)芸術力は、世界でどのくらいか?
5)文化力は、世界でどのくらいか?
6)運動力は、世界でどのくらいか?
7)経済力は、世界でどのくらいか?
8)援助力は、世界でどのくらいか?

世界の表彰・評価から、「指標」を、つぎとした。
1)学力:   PISA、15歳の知識と技能の調査、
2)開発力: 国際特許
3)創造力: ノーベル賞
4)芸術力: カンヌ映画祭
5)文化力: 世界遺産
6)運動力: 国際フットボール連盟FIFA
7)経済力: 国内総生産GDP
8)援助力: 政府開発援助ODA

1)学力
世界の文教関係者が、
「自分の国の教育改革が、成果を上げているのか?
 生徒の学力のレベルが、世界のどの位置にあるのか? 国際比較を知りたい」
という要望に、経済開発協力機構(OECD)が応えて、PISAを開発した。
PISA(Programme for International Student Assessment)は、
義務教育が終わる15歳の生徒の学習到達度のプログラム。
科学、数学、読解力を調査する。
OECD加盟国を中心に、2000年から調査を始め、3年ごとに実施。
参加国は、OECD加盟国以外にも増えてきている。最新は2015年。

2)開発力
国際特許の出願件数。
出願後、1年以内に望む国に、審査請求ができる。
出願日を優先権主張することができる。

3)創造力
ノーベル賞の受賞は、国の底力、品格を示す。
自然科学分野の受賞数を見る。
恣意(しい)がからむ、文学賞、経済賞、平和賞は除く。

4)芸術力
カンヌ映画祭は、総合芸術である映画の表彰。
1946年以来、72年の歴史がある。
グランプリ、途中から代わったパルム・ドールの受賞作品数を見る。

美術や音楽分野では、スペイン、イタリア、フランス、オランダ、ドイツ、
オーストリアなどから、多くの天才・鬼才を生まれている。しかし、
天才・鬼才の世界的な表彰・評価や「天才事典」はなかった。

5)文化力
ユネスコ(UNESCO)が世界遺産を選定している。
文化遺産と自然遺産、これらを組み合わせた複合遺産がある。
人類の創造的な傑作で、将来的に遺したい文化遺産と複合遺産を採用する。

6)運動力
サッカーは、世界で行われ、競技人口が多い(野球の15倍)。
サッカーは、瞬発力、持久力、戦術、とっさの判断力を要する。
国際フットボール連盟FIFAが、ランキングを公表している(2018年5月)。
オリンピックは、競技種目に地域差があるために、採用しなかった。

7)経済力
国内総生産GDPは、国内で生産された付加価値の総額で、
国の経済力を示す。

8)援助力
政府開発援助ODAは、先進22か国から始まった、
発展途上国への援助を示す。

「指標」を「ランク」で示す。
ランクは、つぎを目安にした。
AA=3位以内 A=10位以内 B=20位以内 C=30位以内 D=40位以内 E=50位以内。

1)学力: PISA、15歳の知識と技能。

日本の PISA2015は、3位→ランクAA。
ドイツのPISA2015は、13位→ランクB

2)開発力: 国際特許出願件数。

日本の2016年の国際特許出願件数は、2位→ランクAA。
ドイツの2016年の国際特許出願件数は、4位→A

3)創造力: ノーベル賞

日本のノーベル賞の受賞者22人は、5位→ランクB。
ドイツのノーベル賞の受賞者69人は、3位→ランクA
突出している1位~3位→ランクAとした。

4)芸術力: カンヌ映画祭

日本のパルム・ドール受賞5は、5位→ランクB。
ドイツのパルム・ドール受賞2.22は、7位→ランクB
突出している1位~4位→ランクAとした。

5)文化力: 世界遺産

日本の文化遺産17は、11位→ランクB。
ドイツの文化遺産39は、5位→ランクA

6)運動力: 国際フットボール連盟FIFA

日本のFIFAのランキングは、60位→ランクF。2018年5月。
ドイツのFIFAのランキングは、1位→ランクAA

2018年6月~7月に実施された、
「2018 FIFA ワールドカップ ロシア大会」では、
ドイツは、グループリーグで敗退した。
メキシコ(15位)に0対1で負け、
スウェーデン(23位)には2対1で勝ったが、
韓国(61位)に0対2で負けた。(X位)はランキング。
1勝2敗で、決勝トーナメントに進出できなかった。
ベスト16に、入らなかったのである。
FIFAのランキング1位のドイツの敗退に、
世界が驚いた、優勝候補と思われていたから。

ワールドカップの優勝国を見ると、

ドイツは、4回優勝している。
ブラジルの5回に次ぐ2番目で、強豪であった。

7)経済力: 国民総生産GDP

日本の国民総生産GDPは、3位→ランクAA。
ドイツの国民総生産GDPは、4位→ランクA

8)援助力: 政府開発援助ODA

日本の政府開発援助ODAは、5位→ランクA。
ドイツの政府開発援助ODAは、2位→ランクAA

ドイツは、第2次世界大戦の敗戦国である。
完膚なきまでに叩かれて、焦土と化した。
それなのに、驚異的な経済復興をして、
2位の経済援助国になっている。

敗戦国は、ほかに、日本、イタリア、フィンランドで、
いずれも、経済復興して、経済援助国になっている。
日本5位、イタリア8位、フィンランド23位の援助国である。

ドイツの復興には、
第2次世界大戦の敗戦のほかに、
もう一つ、大きな経済負担があった。
それは、東西ドイツの統一である。

1945年に、ドイツは東西に分割された。
西ドイツは、経済復興してきた。しかし、
東ドイツは、国が立ち行かなくなった。
1989年11月、東西を分断していた、
ベルリンの壁が崩壊した。

ベルリンの壁崩壊の前年、1988年3月の撮影。仮設スタンドから。

手前の落書きが、ベルリンの壁、
手前は「西ベルリン」側で、見に来た人が歩いている。
壁の奥は、幅が100メートルの「無人地帯」、
無人地帯の奥に、さらに「白い壁」、
2重の壁の奥が、「東ベルリン市街」。

同じ民族だが、イデオロギーが違うと、ケンカをする。
どこまでも続く高いベルリンの壁を見て、
「来年、崩壊する」
とは、夢にも思わなかった。

「東西ドイツの統一は、
 夢であり、理想であって、
 当面は、あり得ないだろう」
「少なくとも、20世紀中にはむりだ」
「それには、流血の惨事がともなうだろう」
と思っていた。世界の人も、そう思っていた。

ところが、劇的な変化が起きた、パラダイム・シフト。
1989年11月、ベルリンの壁が無血で崩壊
東欧革命で、共産主義体制が崩壊。
1990年10月、東西ドイツが統一。
東ドイツの消滅。
1991年12月、ソ連までが崩壊した。

西ドイツは、貧しい東ドイツを併合して、
統一ドイツとして、再出発した。
経済負担は大きく、GDPは大きく低下したが、
それでも、経済復興できた。ドイツの奇跡の復興。

「指標」のランキングを「数値」で示す。
ランクAAとA ⇒ 5点、B ⇒ 4点、C ⇒ 3点、D ⇒ 2点、E ⇒ 1点、F ⇒ 0点。
数値で見る、「ドイツの通知表 2018年」。
1)学力:   日本のPISA2015は、3位→ランクAA ⇒ 5点。
       ドイツのPISA2015は、13位→ランクB ⇒ 4点。
2)開発力: 日本の国際特許出願件数は、2位→ランクAA ⇒ 5点。
       ドイツの国際特許出願件数は4位→ランクA ⇒ 5点。
3)創造力: 日本のノーベル賞の受賞者22人は、5位→ランクB ⇒ 4点。
       ドイツのノーベル賞の受賞者69人は、3位→ランクA ⇒ 5点。
4)芸術力: 日本のパルム・ドール受賞5は、5位→ランクB ⇒ 4点。
       ドイツのパルム・ドール受賞2.22は、7位→ランクB ⇒ 4点。
5)文化力: 日本の文化遺産17は、11位→ランクB ⇒ 4点。
       ドイツの文化遺産39は、5位→ランクA ⇒ 5点。
6)運動力: 日本のFIFAのランキングは、60位→ランクF ⇒ 0点。
       ドイツのFIFAのランキングは、1位→ランクAA ⇒ 5点。
7)経済力: 日本の国内総生産GDPは、3位→ランクAA ⇒ 5点。
       ドイツの国民総生産GDPは4位→ランクA ⇒ 5点。
8)援助力: 日本の政府開発援助ODAは、5位→ランクA ⇒ 5点。
       ドイツの政府開発援助ODAは、2位→ランクAA ⇒ 5点。
合計(40点): 日本は32点。
         ドイツは38点。

レーダーチャートで見る、
ドイツの通知表 2018年」。


ドイツは、面積の大きなレーダーチャートになっている。
学力/PISAと、芸術力/カンヌ映画祭が4点以外は、5点である。

ドイツは、第2次世界大戦の敗戦国だった。
それに、東西ドイツの統一という難題も乗り越えて、
見事に復興した。素晴らしい国力を示すレーダーチャートだ。

経済力/GDP、援助力/ODAも高く、
国の威信を示す創造力/ノーベル賞も高い。
国の隆盛の模範Role Modelであり、世界への発言力が高い国である。
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