季節の変化

活動の状況

大町市の北アルプスと国際芸術祭 その2

2017-06-25 00:01:12 | Weblog
大町市北アルプス国際芸術祭 その2。

「北アルプス国際芸術祭」のリーフレットから。

「北アルプス国際芸術祭」は、大町市の5つのエリアに、
38の作品やパフォ-マンスが、展示され、繰り広げられる。
大町北アルプス

▽七倉岳、▽北葛岳、R蓮華岳、▽赤沢岳、▽鳴沢岳、▽岩小屋沢岳。
鷹狩山から。2017年6月9日。

「北アルプス国際芸術祭」の5つのエリアは、
鷹狩山、八坂支所周辺の「東山エリア」、
「市街地エリア」、↓大町ダム周辺の「ダムエリア」、
↓「源流エリア」、⇒大町温泉郷周辺、
さらに右(北)の「仁科三湖エリア」。

< 鷹狩山山頂周辺 >では、3つの作品を見た。
㉚「目」、㉛布施知子さんの折り紙、
㉜リー・クーチェさんの「風のはじまり」。
初めての体験、不思議な体験だった。
何があるのか? 行ってみなければ、
わからない、国際芸術祭。

つぎに記載してあるので、参照してください。
「大町市の北アルプスと国際芸術祭」、2017年6月18日、
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/358d6f2ae31dc1735e65c55869fbd229

鷹狩山山頂周辺以外の作品も見たくなった。
「仁科三湖エリア」の木崎湖周辺、
「ダムエリア」、「大町温泉郷周辺」、
中山高原、「源流エリア」、を訪れた。
2017年6月14日、17日。

これは、大町の自然を見ることになる。
そして、多くの国際芸術祭の作品を見る。
撮影することができた作品、自然を掲載する。

< 木崎湖周辺 > 2017年6月14日。
アルフレド&イザベル・アキリザンさんの、
ウォーターフィールド(存在と不在)」。

廃品で仮装して、船隊を組んだ。13艘(そう)。
なんとまあ、廃品を、よっくかき集めたもんだ!
バケツ、タライ、イス、カゴ、なべ、ボックス…。しかし、
我々は、これらの生活用品で、文化的な生活をしてきた、
と思ったら、おもしろくなって、廃品をじーっと、見ていた。
文化は、やがて棄てるもの?

杉原 信幸さんの「アルプスの湖舟」。

これは、なんだろう?
「逆さのアルプスを表現した」
「蚊帳を糊で固めた」と、説明されて、しげしげと見た。
夏期大学講座で使う、長い講堂の端から端まで、アルプスが連なっている。

単にぶら下げるのではなく、端は、鴨居に合わせて加工されて、
ピタリと密着していた。逆さのアルプスという発想と、
それを、蚊帳を糊で実現する技術、さらに、
密着させる現物加工を見ていた。

まだある。障子の向こうの廊下に出ると、椅子が頭上にある。

夏期大学講座で使う椅子を、講堂から片づけて、山脈? にした。

ケイトリン・RC・ブラウン&ウェイン・ギャレットさんの、
べールの向こうに」。

修理中? それとも、ペンキの塗り直し? と思った。
ところが、空き家だった。空き家を芸術にした。
そして、地域の問題を、見てもらいたかった。

先に見た、㉕廃品の船隊の日用品は、
ここから、かき集めたのかな?
外国の芸術家は、突拍子もないことを想いつく。
そして、日本を外から観ている。

五十嵐 靖晃さんの「雲結い(くもゆい)」。

天と木崎湖を結ぶ組紐。
午後3時過ぎに、風が強くなって、
湖にも波が立ってきた。8メートルのポールが、
折れる危険から、組紐を下すことになった。
「今日、最後のお客さんです」
と言われて、片づけるのを見守ることになった。

< ダムエリア > 2017年6月14日。
大町ダム

ダムに近寄ると、デカイ! 後方は、北葛岳。

ダムを、右から左へ歩いて渡った。
対岸を見ると、↓展望台がある。

龍神湖(ダム湖)を見下ろしている。

ここに、ポツンと青くて見えたのが、
パトリック・トゥットフオコさんの「」(たつ)。

龍神湖の龍が、目を見開いて、にらみを効かせる。

大町ダムから、さらに上がると、七倉ダムがある。

初めて見るロックフィルダム。
おおたか静流 with 藤本隆行さんの「光影」が、
下の平で、開催される、2017年7月15日。
ロックフィルダムが背景とは、大町ならではである。

ここまで来ると、さらに上がって、
七倉ダムのダム湖をのぞきたくなる。

ここは、一般車の終点。ゲートがあって、作業のダンプカーと、
タクシーだけが通過できる。それと、七倉岳への登山口になっている。
国際芸術祭を見に行くことは、新たな場所へ行くことになる。
それは、大町の観光地を新たに見つけることになった。

大町ダムの下にある、大町エネルギー博物館。2017年6月17日。
淺井 裕介さんの「土の泉」。

美女と野獣のようだ。
大町周辺の土で描いたという。
表面はザラついて、盛り上がっていた。

大町エネルギー博物館の向かいにある、
古民家の心笑(こころえ)館。
岡村 桂三郎さんの「龍の棲家」。

古民家の1階。獣が棲みついているようだ。

栗田 宏一さんの「土の道・いのちの道」。心笑館の2階。
<
床の間に、日本海側の土が並べられていた。
赤から白、青まであった。土は、茶色では、なかった。
それに、古民家の立派な、床の間を眺めた。

< 大町温泉郷周辺 > 2017年6月17日。
大平 由香里さんの「山の唄」。

和紙で作った洞窟に入ると、北アルプスが現れた。
アルタミラの洞窟に描かれた、壁画を発見した気分だ!
洞窟は短かったが、行きつ戻りつ、長い間、眺めていた。
照明は、どうしているのかな? と思いながら。

川俣 正さんの「源汲(げんゆ)・林間テラス

木の憩いの場のようだ。大切にされている。

< 中山高原 >。2017年6月14日。
青島 左門さんの「花咲く星に」のあるところ。

蛍の舞は、夜8時から始まる。
夜まで待てない。蓮華岳と高原のヤギを眺めた。

< 源流エリア > 2017年6月14日、17日。
遠藤 利克さんの「Trieb ―雨為る森―」。

大出宮の森自然園は、北アルプスの豊かな湧水に恵まれている。
高い木から、水が流れ落ち、下は霧になって広がる。

平田 五郎さんの「水面の風景」。

北アルプスは、右端が蓮華岳、その左は北葛岳。
北アルプスの雪解け水で、泉が湧く。
あふれる水は、奥にある田んぼを潤す。

ジェームズ・タップスコットさんの”Arc ZERO”。

橋にかかるアーチからは、ミストが吹き出す。
すると、橋の下には、虹ができた。
光の変化を眺めていた。

「北アルプス国際芸術祭」は、
大町の新たな自然を見せてくれる。
そこには、初めての芸術、不思議な体験が待っている。
何があるのか? 行ってみなければ、わからない。

そして、
「これは、何だろう?」と、思いめぐらせながら、
「北アルプス国際芸術祭」を楽しんだ。
作者の意図と合っているか、わからないが、
こんな見方もあったのか? と文を加えた。
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大町市の北アルプスと国際芸術祭

2017-06-18 00:02:38 | Weblog
大町市には、北アルプス国際芸術祭がある。

「北アルプス国際芸術祭」のリーフレットから。

JAPAN ALPS ART FESTIVAL 2017
― 信濃大町 食とアートの廻廊 ―
2017年6月4日 ― 7月30日

「北アルプス国際芸術祭」は、
大町市の5つのエリアに、
38の作品やパフォ-マンスが、
展示され、繰り広げられる。

何から見ようか? どこへ行こうか?
大町市役所へ行くと、スタッフは親切に、
説明してくれた。リーフレットで示しながら。
「鷹狩山は、どうでしょう」
「布施知子さんの織り紙があります」
「今日は天気がいいから、北アルプスが見えます」

それで、鷹狩山に上がってきた。
展望台からは、北アルプスが眺められるから、
「北アルプス国際芸術祭」の、半分が味わえる?
まずは、北アルプスを見て、それから、国際芸術祭を見よう。

鷹狩山の展望台に上がると、
北アルプス大町市が広がる。

R蓮華岳、J爺ヶ岳、K鹿島槍ヶ岳、G五竜岳が連なる。2017年6月9日。
北アルプスが屛風のように広がる!  大町ならではの光景だ。

槍ヶ岳も、顔を出していた。

▽槍ヶ岳は、左に大天井岳、右に燕岳の間。

鷹狩山観光案内図

T展望台のあとは、北アルプス国際芸術祭へ。
作品No.30が「目」、No.31が布施知子さんの折り紙、
No.32がリー・クーチェさんの「風 のはじまり」。
料金は、No.30とNo.31が300円。No.32は屋外で無料。

最初に訪れたのが、No.30目の館

この館の外観から、「目」の入口が、
とは予想していなかった。

手前の数段を上がって、靴を脱いで、スリッパをはき、
「頭に気をつけてください」と、スタッフに言われて、
身をかがめて、中に入る。

中は、角のない部屋

丸みのある床、奥には、丸い通路がある。
左には楕円の窓があって、外が開ける。
床に座って、自然に外を眺めたくなる。

足を投げ出して座っているお客さんの、その先は、
北アルプス

北アルプスのふもとは、大町市街。

足を投げ出して座ると、
左の窓には蓮華岳、右の窓には爺ヶ岳

こんな北アルプスを眺めるのは、初めてだ!

丸い部屋に入ると、自然に、外を眺めたくなる。
「ゆったりと、アルプスを眺めなさい! 」 
と、言っているようだ。

芸術には、即効性があるもの?
足を投げ出して座り、
心穏やかにして、澄んだ気持ちに、
いざなわれるから、不思議な部屋だ。

入口で、スタッフから言われた。
「2階もあるから、入り口を探してください」
2階は、曲がりくねったパイプだった。
壁に描かれた、これも「目」だろうか?

おもしろかった。まったく、予想していなかった。

出口も丸みを帯びていた。

サンダルを靴に履き替える。出口の先は、蓮華岳。

角のない部屋は、予想できなかった。
「癒されますよ」
「北アルプスを眺めなさい」
「心が落ち着きますよ、角が取れますよ」
と、角のない部屋は言っている。気に入った。

「北アルプス国際芸術祭」に向けて、内部を創作した、とのこと。
「目」には、「北アルプス」があり、「芸術」があった。
「北アルプス国際芸術祭」を代表するようだ。

続いて、No.31布施知子さんの折り紙の館

入口は、引き戸でした。

作品は、「無限折りによる枯山水」。

リーフレットから。

2階を全面使って、展示されている。
No.30の目から一転して、四角な部屋。
「無限折り」とあるから、1枚の紙から折った。
スタッフも、「紙のつなぎ目がない」と説明してくれた。

上の図に、大きな円錐が、8つ配置されていた。
円錐は、内部照明で浮かび上がっている。
まるで、北アルプスのようだった。

北アルプスに、流れる氷河、小さな山々…、
大町の自然、「北アルプスと氷河」のようだ。
「北アルプス国際芸術祭」に、ふさわしい作品だ。
写真を撮りたかったが、残念!  撮影禁止。

1階は、作品のほかに、休憩できるテーブルがある。
冷えた「岳(やま)の贈りもの」、信濃大町「湧水」の、
サービスがありがたかった。ゆっくりできた。

No.32リー・クーチェさんの「風 のはじまり」。

台湾の作家は、林の中に枝を集めて、巨大な渦を作った。台風の目のようだ。
こんな創造物を作ろうという、発想がおもしろい。
スーツを着た、視察らしい7~8名がいた。

に入ることができる。

左は、風の中心。まわりの渦は、トンネルのようだった。

近くの地べたには、小枝のミニチュアが置いてあった。

直径が1.5メートルほど。これも、リー・クーチェさんの作品?

大町北アルプス

▽七倉岳、▽北葛岳、R蓮華岳、▽赤沢岳、▽鳴沢岳、▽岩小屋沢岳。

「北アルプス国際芸術祭」の作品は、
ここ「鷹狩山山頂周辺」、下の「市街地エリア」、↓大町ダム、
↓源流エリア、⇒大町温泉郷周辺、さらに右(北)の「木崎湖周辺」、ほかにある。

ここ「鷹狩山山頂周辺」で3つの作品を見たが、
初めての体験、不思議な体験だった。
何があるのか? 行ってみなければ、
わからない、国際芸術祭。

大町の「自然 北アルプス」に、「人の創造 芸術」が加わった。
大町だから、できる国際芸術祭。ほかの作品にも、興味が出てきた。
新たな芸術や発想に出逢いそうだ。
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野趣あふれる鬼無里の水芭蕉

2017-06-11 00:06:35 | Weblog
鬼無里水芭蕉野趣にあふれている。
奥裾花自然園には、2か所に水芭蕉があって、
入口で、咲き具合をスタッフに聞いてみると、
「今池は見ごろ、こうみ平は5分咲き」
とのことです。

今池湿原は、平原に群生していた。

水芭蕉が、曲がりくねった川に咲いている。
雪が、川の片側に残って、変化をつけている。
尾形光琳の屏風絵、「紅白梅図屏風」のようだ。
弁天島で。2017年5月16日。

こうみ平湿原は、ブナの林に群落がある。

水芭蕉は、ブナと一緒にある。
野性的だな!

水芭蕉は、清楚なもの、
こんな水芭蕉を見るものと思っていた。
冷たかったが、咲いたよ!

水は 青くて、速い。

清楚その2、家族で一斉に咲いた。


鬼無里の水芭蕉は、個々を見るのもいいが、
全体を見てちょうだい! 野趣にあふれているから、
と言っているようだ。

奥裾花自然園までは、
観光センターに駐車して、林道を歩く。
途中では、雪解けの水や、文殊滝、戸隠山を見る。

雪解けの小さな急流

ブナの林の中に、S字の急流ができている。

文殊滝

上の山頂から、階段状に残った雪が、やがて融けてきて、
絶壁から流れ落ちた。それが、文殊滝になったのかな?
右の、むき出しの絶壁は、岩が水平に重なっている。

戸隠山が見える。

戸隠山には、雪が残っている。手前にも雪が残っている。
桜が、「忘れないでね」と咲いている。

春の訪れを感じながら、林道を歩いて50分、入口に着いた。
奥裾花自然園 案内マップ」。

I今池湿原が下に、Kこうみ平湿原が上にある。
見ごろの「今池コース」と、5分咲きの「こうみコース」を巡りたい。

クロサンショウウオの卵がある。入口の池。

居合わせたスタッフに聞くと、
クロサンショウウオの卵、と教えてくれた。
クロサンショウウオは、見たことがない。やがて、
ノソノソとはい回る姿を想像すると、ワクワクする。
水が冷たくて、きれいなところに、生息するのだろう。

いまが見ごろという、今池湿原から。
水芭蕉が一面に咲いている。

こんなに、たくさんあるもの?

見ごろよ!

はつらつとした1枚!

フキノトウと水芭蕉が、同時に咲いていた。

雪、水芭蕉、フキノトウ、
この組み合わせは、鬼無里に特有のもの?

こうみ平湿原。
今池湿原から、こうみ平湿原に向かうと、
除雪のブルドーザーが、お出迎え。

左の標識は、「こうみ平湿原」へ、
右の標識は「ブナ林コース」へ。

「ブナ林コース」は、足を踏み入れた跡がない。
ブナを見ると、雪の重みで、根元から曲げられている。

若木のころから、ずーっと雪の重圧を受けてきた。
それで、根元から曲ってしまった、と言っている。
そんなに急な坂とも、思えなかったが。
雪は、根元から円く解け始める。

こうみ平湿原は、今日、最初のお客さんのようだ。
こうみ平湿原まで来ると、長靴が役に立った。
木道を歩く今池湿原では、要らなかったが。
団体のスニーカーのお客さんは、
こうみ平湿原は、あきらめ。

長靴で、こうみ平湿原を巡る。
水芭蕉は気ままに咲いている。


水芭蕉は雪と雪の間、ブナと一緒。


鬼無里の水芭蕉は、規模が大きい。
「今池コース」と、「こうみコース」を巡って、
2時間40分。歩き回った距離は、4.6キロだった。
野趣にあふれた水芭蕉を、ゆっくりと、見ることができた。
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槍ヶ岳が見えるところ

2017-06-04 00:06:25 | Weblog
槍ヶ岳が見えるところ。
槍ヶ岳がまじかに見えるところは、登山
まづ登山から始めて、つぎに、槍ヶ岳を、
見に行くところ、見えるところを載せる。

2015年7月24日、11:53。槍沢から。
「あこがれの山」、「いつかは登ってみたい山」
と、遠くから見ていた槍ヶ岳に、登ることができた。

槍ヶ岳、3,180メートルの登山には、2つの心配事があった。
肩にある⇒槍ヶ岳山荘にたどり着くまでの、長い登りと、
槍穂の岩場を、鎖とはしごで登る、高所の恐怖。

長いジグザグの、登りの方がつらかった。
槍穂を、鎖とはしごで登る、高所の恐怖はなかった。
3点支持で、岩や鎖、はしごをつかめば、滑落の危険はなかった。
強風や雨(雪)によって、ツルリとすべったり、足の踏み外しに気を付けた。

せっかく槍ヶ岳に来たのだから、ゆっくりしたい。
⇒槍ヶ岳山荘、↓殺生ヒュッテ、ヒュッテ大槍、
に泊まって、東鎌尾根から、ご来光を拝み、
まわりの山並みや、夕暮れを眺め、
高山植物を探していた。

「技術からも、体力からも、無理だろう」
と、眺めていた槍ヶ岳に登ったことは、
人生でも喜びの一つになっている。

つぎに、槍ヶ岳を見たところ。
奥穂高岳、3,190メートルから見る、槍ヶ岳。

2016年9月2日、5:30。

朝4時、真っ暗な中、ライトを灯けて、奥穂高山荘から奥穂高岳に登った。
そして、ご来光を待った。やがて、槍ヶ岳に陽が射してきた。
焼けた空に現れた。すばらしい!
ドレスのすそを広げて、あたりを見回している、
気高かさがある。北アルプスの女王を見ているようだ。

槍ヶ岳は、ドラマを演じてくれた。

2016年9月2日、5:55。
槍ヶ岳~K北穂高岳~R涸沢岳~O奥穂高岳の一部。
左の奥は、立山。右奥は、白馬三山ほか。
槍ヶ岳は、目を覚ました。

前穂高岳、3,090メートルから見る、槍ヶ岳。

2016年9月2日、9:11。
槍ヶ岳の右奥は、T立山、3,015メートル。
槍ヶ岳の左に、▽大喰岳(おおばみだけ)、3,101メートル、
手前に、▽中岳、3,084メートル、▽南岳、3,033メートルが連なる。
▽南岳の左は、大キレットを経て、K北穂高岳へ。

槍ヶ岳にある、3つの山小屋。
左から、↓槍ヶ岳山荘、3,060メートル、槍穂登頂の基地、
↓殺生ヒュッテ、2,910メートル、奥の東鎌尾根に登って、ご来光を見る、
↓ヒュッテ大槍、2,870メートル、燕岳~大天井岳~槍ヶ岳の表銀座の縦走に便利、
 チキンのホイル焼きに白ワインの夕食を味わう。

もっと簡単に、槍ヶ岳を見たい。
奥穂高岳も、前穂高岳も、登るのは大変だから。
美ヶ原高原の思い出の丘、1935メートルから見る、槍ヶ岳。

2017年5月29日、5:04。
槍ヶ岳が焼けている。
Y槍ヶ岳の手前は、↓常念岳。
Y槍ヶ岳の左は、▽大喰岳、▽中岳、▽南岳。
▽南岳の左は、大キレットを経て、北穂高岳に連なる。
「思い出の丘」からは、北アルプスが一望できる。駐車場あり。

美ヶ原高原の王ヶ鼻、2,008メートルから見る、槍ヶ岳。

2017年5月29日、6:10。
Y槍ヶ岳の手前は、↓常念岳。
Y槍ヶ岳の左は、▽大喰岳、▽中岳、▽南岳。
▽南岳の左は、大キレットを経て、K北穂高岳に連なる。
美ヶ原自然保護センターに駐車して、「王ヶ鼻」まで歩いて30分。

王ヶ鼻からは、北アルプスを含めて、360度の眺望がある。
八ヶ岳、富士山、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳。

高ボッチ、1,665メートルから見る、槍ヶ岳。

2016年12月8日、13:32。
Y槍ヶ岳の左は、▽大喰岳、▽中岳、▽南岳。大キレットを経て、K北穂高岳。
高ボッチに登らなくても、駐車場、1,600メートルから、
槍ヶ岳を含めて、北アルプスを見ることができる。

駐車場から10数分の高ボッチまで上がると、
北アルプスを含めて360度の眺望がある。
八ヶ岳、富士山、諏訪湖、南アルプス、中央アルプス、
御嶽山、乗鞍岳、北信五岳、浅間山。

霧ヶ峰の車山、1,925メートルから見る、槍ヶ岳。

2016年3月17日、9:00。
Y槍ヶ岳の左は、▽大喰岳、▽中岳、▽南岳。
▽南岳の左は、大キレットを経て、北穂高岳に連なる。

ビーナスラインの車山肩に駐車して、車山まで1時間半の登山。
車山からは、北アルプス含めて360度の眺望がある。
車山まで登らなくて、車山肩からでも、
槍ヶ岳を含めて、北アルプスを見ることができる。

美ヶ原高原、高ボッチ、霧ヶ峰は、山道のドライブになるが、
駐車場から、槍ヶ岳を見ることができるから、ハイカー、
ライダー、カメラマンでにぎわう。

登山になるが、日本の中心、鶴ヶ峰、1,277メートルから見る、槍ヶ岳。

2016年12月8日、11:31。
Y槍ヶ岳の左は、▽大喰岳、▽中岳、▽南岳。
大キレットを経て、K北穂高岳に連なる。
踊るしだれ栗の駐車場から、鶴ヶ峰まで、2時間半の登山。

守屋山、1,651メートルから見る、槍ヶ岳。

2011年11月10日、11:43。
H穂高連峰、Y槍ヶ岳。

槍ヶ岳を、もっと身近に見るには、蝶ヶ岳~常念岳に登る。
穂高連峰と槍ヶ岳を横に見ながらの縦走になる。
蝶ヶ岳、2,677メートルから見る、槍ヶ岳。

2009年8月18日、14:19。
Y槍ヶ岳の左は、▽大喰岳、▽中岳、▽南岳。
大キレットを経て、穂高連峰のK北穂高岳、R涸沢岳に連なる。
蝶ヶ岳からは、目の前に穂高連峰、右に槍ヶ岳が続く。

常念岳、2,857メートルから見る、槍ヶ岳。

2009年8月19日、8:46。
Y槍ヶ岳の左は、▽大喰岳、▽中岳、▽南岳。
大キレットを経て、穂高連峰の北穂高岳に連なる。
常念岳からは、目の前に槍ヶ岳、左に穂高連峰が続く。

西穂山荘、2,367メートルに登る途中から見る、槍ヶ岳。

2015年3月27日、9:41。
新穂高ロープウェイの頂上駅から、西穂山荘へ向かう途中から。
槍ヶ岳を、西 (裏)側から見る。
Y槍ヶ岳の右は、▽大喰岳、▽中岳。

焼岳、2,455メートルから見る、槍ヶ岳。

2014年10月7日、11:55。
穂高連峰の奥に、Y槍ヶ岳が見える。
穂高連峰は、N西穂高岳、O奥穂高岳、
吊尾根を経て、M前穂高岳、J明神岳。

乗鞍岳、3,026メートルから見る、槍ヶ岳。

2014年9月19日、5:16。
Y槍ヶ岳、O奥穂高岳、吊尾根を経て、M前穂高岳。左は↓焼岳の噴煙。

平地では、松本城から、槍ヶ岳を見ることができる。

2014年2月22日、10:55。
⇒槍ヶ岳、J常念岳。槍穂が見える。

松本城の天守閣から見る、槍ヶ岳。

2014年2月22日、11:08。⇒槍穂が見える。

平地では、諏訪湖からも、槍ヶ岳を見ることができる。

2004年2月24日、10:03。
諏訪市側から、対岸の岡谷市を見ると、
塩嶺峠の上に、H穂高連峰と↓槍ヶ岳が見える。

H穂高連峰は、ピークの奥穂高岳を中心に、
左に明神岳、西穂高岳、右に涸沢岳、北穂高岳が見える。
前穂高岳は、奥穂高岳の前に重なっているから、わかりにくい。

徳本峠、2,135メートルの「明神見晴し」から見る、槍ヶ岳。

2016年10月20日、15:17。

M明神岳の右奥に、↓槍ヶ岳が顔を出す。
「明神見晴し」は、徳本峠から大滝山の方向へ行く。
霞沢岳への登山とは、反対方向になる。

徳本峠(とくごうとうげ)は、
つぎの保福寺峠(ほうふくじとうげ)とともに、
ウェストンが、日本アルプスを登山するときの、
ゲートウェイにしたところ。

保福寺峠、1,345メートルから見る、槍ヶ岳。

2016年11月13日、11:50。
保福寺峠から、日本アルプスが広がる。
穂高連峰は左から、M前穂高岳、O奥穂高岳、R涸沢岳、K北穂高岳。
大キレットを経て、Y槍ヶ岳に連なる。手前は、J常念岳。

イギリス人の宣教師、ウォルター・ウェストンは、
横浜から、汽車、鉄道馬車を乗り継いで、人力車で、
保福寺峠に上がってきた。1891年8月2日。
(県道181号は、冬期はクロ-ズになる)

上田から松本に入る保福寺峠で、ウェストンは、
大連峰の全景に接して、その壮麗さに驚嘆した。
「大連峰の全景が初めて眺められたが、
われわれの心はひきつけられた」
「私たちは、思いがけなくその展望に接したので、
その壮麗さにはただ驚嘆するばかりだった」
「日本のマッターホルンである槍ヶ岳」
そして、槍ヶ岳に登って、
「槍ヶ岳からの眺めは、日本では最も広大で、
最も荒涼たる光景の一つである」
と、ウェストンは言っている。

ウェストンは、世界に日本アルプスを紹介した。
そして、日本人には、近代登山の道を拓いた。
それまでの、狩猟や鉱物資源、信仰や修行の場から、
登山は探検やスポーツになり、行楽や観光になっていく。
ウェストンの勧めで、日本山岳会が結成された。

ウェストンが槍ヶ岳に挑戦した1891年から125年後の、
2016年に、8月11日が「山の日」として、祝日となった。
第1回「山の日」記念大会が、上高地で開催されて、
皇太子殿下は、日本山岳会の会員でもあり、
ご一家で、記念式典に出席された。

スイスのマッターホルン、4,478メートル。

ゴルナーグラートから。1995年10月。
ツェルマットから登山電車で上がる。そして、
マッターホルン~モンテローザ4,643メートに続く、
ヨーロッパ・アルプスや、流れ出るゴルナー氷河を眺める。

マッターホルンに似た山は、もう一つある。
ネパールのマチャプチャレ、6,993メートル。

遊覧飛行や、サランコットをハイキングしながら眺めた。2014年3月。
高さの順番は、マチャプチャレ、6,993メートル、
マッターホルン、4,478メートル、
槍ヶ岳、3,180メートル。

槍ヶ岳は、日本人のほかに、日本を訪れる世界の人を魅了する。
外国人が多いのは、ウェストンが世界に紹介した、ためだろうか。
殺生ヒュッテでは、登山の前にカレーライスを食べ、宿泊する人を見る。

ネパール人は、槍ヶ岳から穂高連峰を縦走した。スウェーデン人も。
山の経験者には、富士山の登山には興味が薄いようだ。
日本一高いし、世界文化遺産で、日本人には特別だが、
世界自然遺産のコニーデは、世界に多くあるから。

槍ヶ岳から穂高連峰を縦走するという、
熟練者向きのルートは、私には無理だから、
とにかく、槍ヶ岳に登りたい! 穂高連峰に登りたい! だった。

あこがれの山、登ったあとでも、眺めたい山、
ほかの山からは、「どこにあるのか?」、探す山、
朝夕や、季節の変化を見たい山、
世界の人をも魅了する山。
槍ヶ岳を見るときの参考になればと、
場所と時刻を表示しました。
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