東日本大震災と、
福島第一原発事故の大災害から
5年。
これまでに掲載してきた東日本大震災と、
原発災害のブログは、50回になった。
被災者の声を、一言で言うならば、
「亡くなった人の分までがんばろう!」
「そうでないと、亡くなった人が浮かばれない」
これで、地獄のような悲惨を乗り切ろうとしていた。
がんばる、きっかけにしていた。
そして、外の人に対しては、「ありがとう」。
原町第一小学校にあった感謝の「横断幕」。2012年6月。
「自衛隊・警察・消防団・ボランティアの皆さん
ありがとう!!」
長野県が、福島の人にしたことの一つ。
夏の高校野球、長野大会の始球式。松本市野球場、2011年7月9日。
南相馬市から木祖村に転校した球児による始球式。
球児は、「
家計に負担をかけられない」と、野球をやめた。
災害復興で一番重要なことは? 学童を支援すること。
親や兄弟を亡くし、家を失くした学童が、育英資金で、
教育を受けられるようにすること。教育を受けられない学童は、
社会の底辺で、貧困生活をすることになる。町は繁栄しない。
災害復興に、巨額な土木事業よりも、学童支援は重要である。
これまでに掲載してきた東日本大震災と、原発災害のブログ。
2011年、33件。
1)「
日本の悲惨な日」、2011年3月13日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/2ad4123e2509cf52799ab884a3b95b15
仙台の友人に、電話、携帯、Eメールが、つながらない。
2)「
福島原発は放射線漏れ、女川原発では放射線漏れなし」、
2011年3月16日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/19a904018d555728962c5dd8aa5a7509
福島第一原子力発電所。USA TODAYから。
3)「
ガンバレ 福島」、2011年3月20日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/d503195f1f95b26654d1314dc3dc8f67
福島第一原発の事故前。New York Times(2011年3月18日)から。
事故時。
左の白いタンク2つは流された。
非常用ディ-ゼル発電機の軽油が入っていた。
非常用の電源系が機能しなかったため、最悪となった。
電力の供給、注水がスムーズにできなくて、
水素爆発、放射線漏れにつながっている。
日本のメディアから、いい写真がなかった。
東京電力の広告費、電機メーカーや商社の広告費で、
メディアは成り立っているから、広告主の意に反することは書けなかった。
福島第一原発の1号機がメルトダウンしたのは、
3月11日の地震発生から、5時間後だった。
国民に知らせたのは、65日後だった。
4)「
力強く立ち直ってほしい」、2011年3月24日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/56fd9b0108b94149050b5ff47a5bc675
ささやかな義援金が災害援助。「力強く立ち直ってほしい」。
5)「
福島第一原発は廃炉」、2011年3月30日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/279bb9c1bf487133169f7e08fe25ef22
東京電力の関係者は、
「福島第一原発の6基は廃炉せざるを得ない」
1号機~4号機は、爆発や炉心溶融で、技術的に再稼働ができない、
5号機、6号機は、地元の住民感情を考えると再開は厳しい。
6)「
被災地に電力を回す」、2011年4月3日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/f896cc4b9a1ebc703cfbd3d9a57d88c5
東京電力の新信濃(しんしなの)周波数変換所。
7)「
福島の子」、2011年4月10日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/0380dadfa3121bc110298d3a39448351
住人は、取るものも取りあえずに逃げた。
目に見えない「放射能」の恐怖におびえ、
原発の「ドスン」という爆発に追い立てられ、
大混乱の避難だった。
8)「
被災地の援助」、2011年4月17日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/3fd47444e0e6aa30491805ad8916b03f
茨城産の白菜と納豆。白菜300円は10%の寄付つき。
9)「
チェルノブイリ原発で知っていること」、2011年4月24日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/35604c8b403f84bec7ea75db13f4211d
石棺。チェルノブイリ原発の4号炉は、階段状のコンクリートで固められている。
10)「
菅谷市長の内部被曝の怖さ」、2011年4月24日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/dc05560372b4cafd2b2e53085d99a1cc
菅谷さんに、ベラルーシ共和国から、国の最高勲章である、
「フランシスコ・スカリナー勲章」が、授与された(2000年)。
菅谷さんの前の受賞者は、ロシアのエリツィン前大統領。
11)「
東北に千載一遇のチャンス」、2011年5月1日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/d2917ad45e37378514109aefff4d27ee
世界が、東北の復興に声援を送っている。
12)「
ドナルド・キーンさんの日本人に勇気を」、2011年5月15日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/628b7ec136b76ba55a05c92a35093f69
ドナルド・キーンさんは、
「少しでも、日本人に勇気を与えることができたら、うれしい」
と、日本への永住を話された(2011年4月26日)。
13)「
福島原発の閲覧は10秒に1回」、2011年5月29日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/ad112285f8e4973086521206e8300a5e
福島第一原発の1号機は、地震発生から15時間後に、
2号機は101時間後に、3号機60時間後に、
メルトダウン(炉心溶融)をしていた。
東京電力の発表は、メルトダウンから80日後だった。
14)「
おひさまの安曇野と松本の放射線量」、2011年6月16日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/e2b21b62ac0b5fb1fadb05517cfbfcbf
1回もアラームが鳴ることはなかった。
15)「
安曇野と松本の放射線量」、2011年6月19日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/d66231d469f16c5670d92c69ef33a2e4
0.19マイクロ・シーベルト毎時(μSv/h)が最高だった。
16)「
ビーナスラインの放射線量」、2011年6月26日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/69af1a12996c9f08c1fb2adac1f0b01f
国際放射線防護委員会(ICRP)が定めた、毎時の被曝限度、
美ヶ原高原もビーナスラインも、問題のないレベル。
17)「
南相馬市の災害ボランティア」、2011年7月3日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/33a74413a32a306b068c04fb96f0e3e4
「泥には
放射性物質が含まれている」と、いう注意を受けて、
マスクをし、用意された長靴をはき、ゴム手袋をして、
写真の泥落とし、きれいにする作業。
18)「
南相馬市の放射線量」、2011年7月10日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/a01c1d1ec1ed310effe03992a7f9b83d
駅前通りには、歩いている人がいない。シャッターが下りている。
19)「
東日本の放射線量」、2011年7月17日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/ed8589bc402cdd20f68eb5f5e8f64835
左は仙台空港鉄道。名取市。
20)「
がんばろう女川」、2011年7月24日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/aa8eef4c8f34cab01d69dcefb12033ab
高台から見た女川の街。
21)「
富士山の放射線量」、2011年7月31日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/7140298fc69612dab55198a80452e9e9
頂上に放射線量計を置いた。雨が降り、風が強かった。
体が冷えきって、ガタガタとふるえがくる。
22)「
原爆のつぎに原発」、2011年8月7日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/c40114f3bd36dac9c0d3157280c09242
広島の原爆の悲惨は、いまだにぬぐいきれていない。
被爆者が、「幸せ」と思うのは、どんなときだろうか?
23)「
諏訪の放射線量」、2011年8月14日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/14db327841b3ee6c998f9399786b63e1
海抜759メートルの諏訪湖から、標高2,120メートルの麦草峠の測定。
24)「
御嶽山の放射線量」、2011年8月21日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/26820917f5a0174cadd82a9f4b9baf78
御嶽山の1日の被曝量、3.38マイクロ・シーベルト[μSv/d]は、
御嶽山登山のために、外にいる時間が多いことによる。
25)「
おひさまの幸せ」、2011年8月28日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/791ccd704fd2c7e5e68052017c132750
ロケ地、「中山高原」のそば畑は、問題のないレベル。
26)「
おひさまの奈良井宿」、2011年9月4日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/05fc146484c7ae6202e09bfb01cb1753
奈良井宿の放射線量は、問題のないレベル。
27)「
福島市の放射線量」、2011年9月11日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/f6427ef824f387fce8ed19399f00f7cf
日本のメディアが
メルトダウンを報道できなかったのは、
東京電力の広告費、電機メーカーや商社の広告費で、
メディアは成り立っているから、
広告主の意に反することは書けなかった。
メディアの経営のトップは、
原子力を振興する財団などの役員をしているから、
原子力発電に不利なことは書けなかった。
メディアがメルトダウンの報道を控えたのは、
国民にパニックをおこさせないためだった。
28)「
東北新幹線の放射線量」、2011年9月18日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/c3d0691423740012734ab8dd94e63286
東北新幹線の車内の放射線量を、米国エネルギー省が公表している。
福島、0.44マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、
郡山、0.52マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]、
新白河、0.40マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]。
29)「
大間原発の放射線量」、2011年9月25日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/557abbba8b39904f15882a35d9a7ecf2
大間原発の建設現場。
30)「
下北半島の放射線量」、2011年10月2日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/15baea565f00bc5c012dd6dbfb4295ea
北から、「大間崎」、「大間原発」、「恐山」、
むつ市の「大湊駅」と「下北駅」は、問題のないレベル。
31)「
六ヶ所原燃PRセンターの放射線量」、2011年10月9日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/ee2d42dc62242be4c1b26d5d0434d5c1
六ヶ所原燃PRセンター。
六ヶ所村の日本原燃産業(株)の「核燃料サイクル施設」は、
1) ウラン濃縮工場、
2) 低レベル放射性廃棄物埋設センター、
3) 高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター、
4) 再処理工場がある。
32)「
特急「しなの」の放射線量」、2011年10月16日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/d208ac601abe7be32e61cd8d2327eee8
特急「しなの」の沿線の測定場所。
33)「
特急「あずさ」の放射線量」、2011年10月23日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/478535f81fe2456d2c7176a06978bab3
特急「あずさ」の沿線の測定場所。
2012年、6件。
34)「
福島市の放射線量2012年」、2012年1月22日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/2942155d17396e57ce694557cf16e261
紅葉山公園。23.6マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]。初めて経験する値だ!
「桁が違う!」、「なんかのまちがい!」と思った。
35)「
累積の被ばく量が1mSvを超えた」、2012年5月20日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/17eac3dac01b2c12fae54c8ab6381dfd
福島第一原発のメルトダウンによる被ばくで、
東北に住まわれている人の累積被ばく量は、
松本に在住している私よりも、もっと多い。
年間、1ミリ・シーベルト[mSv/y]を超えているだろう。
どこかに、公式の調査結果があってもいい。
36)「
このブログの人気記事は「福島市の放射線量」」、2012年5月27日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/c52df0802fcb9eb5c8c7d19ad49e2010
閲覧状況を、検索エンジン、Google、Yahoo! Japan、bingでみる。
37)「
幸せを感じるときは?」、2012年6月3日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/2439400dce70acf2abc74aa6d9901b62
「行方不明の家族は、放射能のために、
捜索ができなかったり、見つけられなかった」
悲惨な体験をしている南相馬市の人に、
「『幸せ』を感じるときは、どんなときですか?」
とは、聞けなかった。
38)「
日本のランドマークは原爆ドームと原発の廃炉」、2012年8月12日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/b46dc71e9cf6be905384b7379af39ee5
「原爆ドーム」。世界遺産。1945年10月、林 重男氏撮影から。
39)「
閲覧状況2012年 放射線量シリーズ」、2012年12月2日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/992e709dca99e8db5b03fdae3333764f
2013年、3件。
40)「
福島市の放射線量2013年」、2013年7月14日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/67a49ac606d0592d50fbdd9c9ddbd7f4
福島の住民は、「除染」と「避難」を秤にかけていると思う。
避難しないならば、除染に期待することになる。
41)「
福島市と南相馬市の放射線量」、2013年7月21日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/5ff01d81cefe5d0e4128f67208027b9d
42)「
気仙沼に打ち上げられた漁船」、2013年8月11日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/c0345513824e6906e59b2ff51b9c8142
高校生が、漁船の横を走る。元気そうに見えた。2012年6月。
2014年、4件。
43)「
2013年の人気のタイトルは?」、2014年1月12日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/b56517590b782486438f864075697316
「菅谷市長の内部被曝の怖さ」では、
「子どもたちや妊産婦を含め胎児たちの命を守るんだと、
将来のことを考えて、ということを言わないと、
私はいけないと思っております」
44)「
ネパールの放射線量を測る」、2014年4月27日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/c401bbc39512af5e8cb1626c11173bb6
ネパールは問題がないレベル。放射能汚染は、日本に注意していればいい。
45)「
福島市の放射線量2014年」、2014年7月20日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/ddcfc40d161e7d10a4a85f1890767322
年間の被曝量、1ミリ・シーベルト/年[mSv/y]が護られたか?
年間の被曝量は、福島の人の最大の関心事である。
46)「
被ばく量のトップ10」、2014年7月27日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/345b7bde0a7be74fde2d3030d14d7e20
2015年、3件。
47)「
奇跡の一本松と希望のかけ橋」、2015年3月15日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/1c9d0092a9ce50e5fdd0d387b6622f58
総延長3キロメートルのベルトコンベアーは、大蛇のように走り回る。
48)「
福島市の放射線量2015年」、2015年3月22日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/2c0bed0f7339b1cc262ff10b41363d75
2015年の除染の状況は、福島市民が語ってくれた。
「除染は、いつまでかかるか、わからない」
「福島市中に灰が降ったから」
福島市民から、笑顔が消えている。
49)「
国債を買って 戦線へ弾丸を送りましょう」、2015年8月16日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/2a83fcc922cb4b305760c908542264a7
福島第一原発、1~4号機の廃炉費用は、いくらかかるのだろうか?
試算不能という。
いったい、どれだけの税金が、使われるのだろうか?
天文学的数字になるという。
2016年、1件。
50)「
人気のタイトル2015年 分野別」、2016年1月24日。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/d0e10a5f7988d9019f85240d3dd587ad
「六ヶ所原燃PRセンター」に掲げられているパネル、
「
原子力発電の安全性」。
「5重の防壁」
「原子力発電所では、どのような場合においても放射性物質を閉じ込め、
外へ出さないしくみになっています。それが「5重の防壁」です」
しかし、福島第一原発の事故で、「5重の防壁」は破壊された。
「原発は、人知でコントロールできるものではない」
ということを、福島は世界に示した。
そして、福島市民の声は、
「福島では、どの程度、健康や人体に被害が及ぶのか、
また、いつ影響が出るのか、明確でないままに生活している」
「汚染物をいかに除去するか、除染が最大の関心事になっている」
仮設住宅に住んでいる被災者は、
生活に困窮し、先が見えない不安に苦しみ、
長い仮設暮らしで、心の病気を抱えて、
ここには希望はないと、16.1%の人が流出した。
それに、若い人はもどらない。