季節の変化

活動の状況

南アフリカの歴史の舞台

2008-07-30 09:23:25 | Weblog
ジョハネスブルグの近郊のクルーガーズドープKrugersdorpで、
ボタ山を見ながら、
「クルーガーズドープは、ボーア戦争の発見で、
南アフリカの歴史の舞台となった」
と、マーチンは言った。

「それに、ジョハネスブルグの近郊では、
アパルトヘイト(黒人差別)の撤廃運動が起きた。
ネルソン・マンデラヘクター・ピーターソンが知られている」
と、マーチンはアパルトヘイトを話す。

ネルソン・マンデラは、黒人初の大統領であり、
ノーベル平和賞の受賞者であることは、知っている。
2008年の7月に90歳になったニュースが流れたが、元気そうだ。
政界を去って、今ではエイズ撲滅運動46664を精力的に進めている。
466 64とはネルソン・マンデラの収監番号で、
最初の466は囚人番号、最後の64は投獄された1964年を示す。
アパルトヘイト撤廃運動のために、27年間投獄されていた。

「ネルソン・マンデラは、故郷のケープ・タウンの東から出てきて、
ジョハネスブルグのアレクザンドラに移り住んだ(1940年)。
借りた裏庭に、廃材とトタンでほったて小屋を建てた。
それから、ジョハネスブルグ近郊のソウェトSowetoに初めての家を持った。
オーランド東で、すぐにオーランド西にも家を持って、
今では、ミュージアムとして一般に公開されているよ」

「ネルソン・マンデラのオーランド東の家のすぐ北に(400メートル)、
ヘクター・ピーターソン記念館がある」
――ヘクター・ピーターソン記念館とは、なんだろう?
「13歳の生徒、ヘクター・ピーターソンが警察官によって
射殺されたことを発端に、ソウェトの蜂起が始まった(1976年)。
これは、白人の言語であるアフリカーンス語を授業に強制する政策に、
黒人学生が抗議したもので、暴動になって数百人が射殺された。
このソウェトの蜂起を契機に、黒人が差別されているアパルトヘイトの
実態を知ることになって、アパルトヘイトの廃棄につながった。
ヘクター・ピーターソン記念館には、瀕死のヘクター・ピーターソンを
学生が運ぶ写真のほかに、ソウェトの蜂起の資料が展示してある」

ジョハネスブルグとその近郊、クルーガーズドープソウェト一帯は、
南アフリカの歴史的な出来事が起きたところである。
ボーア戦争(1881年)、金の発見(1886年)、ソウェトの蜂起(1976年) 、
そして、ネルソン・マンデラの黒人初の大統領就任(1994年)……。
ジョハネスブルグの中心街にあるスタンダード銀行から、
クルーガーズドープ動物保護区まで北西に34キロ、
ヘクター・ピーターソン記念館まで南西に14キロである。

この南アフリカの歴史の舞台には、“白人の天国”もある。

ジョハネスブルグの北、サントンSandtonにあるカジノ、レストラン、
ショッピング・モール、映画館、ホテル、鳥園……などの複合施設。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南アフリカの銀行の警備

2008-07-26 05:51:50 | Weblog
ジョハネスブルグにあるスタンダード銀行を訪問したときに、
マーチンは車を、銀行近くの駐車場に止めた。
そして、足早に銀行へ向かいながら言う。
「一人歩きはしないほうがいい。夜は、近づけない」

中央の青いビルディングがスタンダード銀行。

スタンダード銀行は鉱山への融資で業績を伸ばしてきた。
その入場のチェックは、空港の警備よりも厳しかった。
お客はガラスのパイプのゲートに入る。
一人ずつ入る透明のパイプは、直径1.2メートル、高さ2.5メートルほどである。

入り口の扉は、上から見て、およそ半円のガラスで、
パイプの周りを回転すると、お客がパイプの中に入る。
扉が閉じた個室で、じっとしている間にチェックされる。
問題がないと、出口の半円のガラス扉が回転して、
銀行の中に入ることができた。

――なにをチェックしているのだろう?
「銃器や爆薬などの危険物をチェックしている」
と、マーチンは言う。
――危険物がみつかったら、どうするのだろう?
「危険物がみつかったら、天井からガスが吹き出す」
と言うと、マーチンは笑って、
「チクロンガスが噴射する」と、合わせてきた。

パイプのゲートは数基あって、見ている限りでは、
チクロンガス? で倒れる人はいなかった。

所持品のX線検査があり、ノートPCやカメラなどを預ける。
来訪者名簿に記帳する……名前や住所のほかに、外国人はパスポート番号も。
外国人ばなれをした顔だが、ここ南アフリカでは、外国人になる。
担当者の案内で、やっと応接室へたどり着くが、
身ぐるみを剥(は)がされたように、書類とペンだけになる。

南アフリカと同じように、中南米の銀行や会社も警備は厳しかった。
銀行の敷地の周囲は高い鉄格子で囲われていて、
警備員は腰にをつけている。
その警備員が、鉄格子越しにお客とやりとりして、
問題がないと、重い鉄格子の扉を一々開けていた。

ブラジルの会社を訪問したときの写真がある。
警備員の腹にあるに気がついて、シャッターを押した。


打合せを終えて会社から出るとき、
警備員は詰め所から出てきて、顔と人数、
製品の持ち出しがないか? などをチェックしてから、
左手で扉を開けて、通してくれた。

銃はガン・ホルダーに収まっているのではない。
スラックスとシャツの間に突っ込んであって、
「撃たれる前に、撃つ!」
と、右手はいつでも撃てるよう空けてある。

日本の銀行は、パイプのゲートもX線検査もない、記帳もない、
鉄格子で囲われていないし、銃を持つ警備員もいない。
銀行のカウンターまでは、簡単にたどり着ける。
警備の両極端を、日本とアフリカ、中南米にみた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南アフリカの銀行の地下は金鉱

2008-07-24 00:41:03 | Weblog
大都会ジョハネスブルグ銀行を訪問する。
(マーチンはヨハネスブルクとは言わなかった)
ジョハネスブルグまでは、クルーガーズドープから
南東に30キロで、高速道路で20分のドライブだ。

ジョハネスブルグの街中にあるスタンダード銀行で、
打合せが終わると、マーチンは言う。
「スタンダード銀行の地下には、金鉱の遺跡がある」
――それは、見たい!
クルーガーズドープからジョハネスブルグにかけて、
金鉱(Gold Mine)ボタ山(Mine Dump)がたくさんあって、
外観はすでに見ているが、金鉱の中は見ていない。

エレベータでスタンダード銀行の地下に降りると、
ガラスの床から、金鉱の坑道を上から見ることができる。
さらに、坑道の断面を見るところもある。

――坑道は狭い。
奥に見える手押し車が、やっと通れる巾だ。

展示室もある。写真やBatteryバッテリーが展示してあった。

バッテリーとは、岩を打撃して砕く道具だ。
金属の刃と鋳物(いもの)のウェイトからできている。

砕かれた岩は、手押し車で運ばれて、
エレベータで地上に運び出される。
そして、金が取り出され、残渣(ざんさ)はボタ山となる。

スタンダード銀行は、金鉱のオーナーだったんだろう?
銀行の地下金鉱」とは、を築いたジョハネスブルグならではだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南アフリカの金鉱

2008-07-21 06:51:56 | Weblog
ボタ山の写真を、近くで撮りたい」
南アフリカのクルーガーズドープで、マーチンに頼んだ。
「小さいボタ山がある。廃鉱だが、そばまで行くことができる」
と、ボタ山へつれて行ってくれた。

――平地に積み上げてあるのか。
泥の上に白く石灰石の層がある。ここには、木は生えない。
右に、立ち入り禁止の柵があるが、壊れて、役に立っていない。

左端奥と右端奥にも、ボタ山が見える。
クルーガーズドープのボタ山は、信州の田んぼや果樹園のようだ。
ボタ山は、動物保護区とともに、クルーガーズドープの田園風景だ。

こうなると、「金鉱もみたい」
すると、眺める場所につれて行ってくれた。
「この金鉱は、規模は小さいが、今でも採掘している」

右にやぐら、左にボタ山がある。
――なんだか、廃鉱のようだ? 人の気配がしないが。
ボタ山の頂上が白くないのは、使用中のため?

「今でも金を掘り続け、垂直の深さが3.2キロある金鉱もある。
人間が掘った穴としては、世界一深い」

自然の峡谷として、アメリカのグランド・キャニオンがある。

コロラド川の侵食で、何千万年もかかってできた峡谷だが、
それでも深いところは1.8キロだ……人力には及ばない?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南アフリカのボタ山

2008-07-19 08:19:36 | Weblog
南アフリカの公園(Krugersdorp Game Reserve)で、
ビールしぶき”を浴びて大笑いをしたあと、
南アフリカ人のマーチンやハンスとは、
友好関係がさらに深まった?

そして、会話がはずむ。
クルーガーズドープKrugersdorpという町は、
ボーア戦争金の発見で、南アフリカの歴史の舞台となった」
「ボーア戦争は、ボーア人のトランスヴァール共和国を
イギリスが併合することに反対して、
ボーア人がクルーガーズドープで蜂起して始まった(1881年)」
「1886年に金が発見された」

町を走っていると、白い台地がある。
――これは、異様な光景だ!
町の景観の主要部となっている。
それもあちこちにある。巨大なものから、小さいものまで。
「これが、を掘ったあとのボタ山です」
巨大なものは、写真に収めるのがむずかしい。

公園(Krugersdorp Game Reserve)のカバの沼から見たボタ山。

「金の精製過程で、ウラニウムも見つかった」
ダイヤモンドを含めた鉱物資源が南アフリカの産業になっている」
と言う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南アフリカのチキン

2008-07-16 05:29:34 | Weblog
旅の楽しみは、“郷土料理”にある。
南アフリカでは、肉食動物のいない公園(Kurugersdorp)へ行った。
ライオンはいない、と書いてきたが、正確には網で囲われた中にはいて、
定時にエサが与えられていた。

公園の草食動物を襲って食べるわけではない。

動物を見て、昼飯は公園にあるレストランでとった。


中には、頭のはく製がかけてある。


――どれも、大きい。
公園で見たときには鹿くらい、
と思っていた草食動物が、牛くらいある。

南アフリカ人のマーチンはハンティングをする。
「ハンティングは、6月~9月の冬にする。
木の葉が枯れて、動物を見つけ易くなるから」
「ウォーターバックをしとめた。
風上にならないように、20キロくらい追った」

(ウォーターバックか、自信はない)

「ライオンを倒すと、1頭につき200万円を払う」
「アメリカ人は、ライオンや象を狙う」
と、マーチンは言っていた。

コジュンという、とうもろこし料理が、
現地の南アフリカ人の主食だが、このレストランにはない。
マーチンはハンバーガー、
私はチキン・バーベキューを頼んだ。
――モモが1本だろう?
ところが、出てきたのは、チキンが丸々一匹。
――これは、昼飯のボリュームではない。
しかも、とりわけ大きい。ダチョウの子どもか? と思った。
――クリスマスの家族分はある。

チキンと格闘した。
――うまい!
このうまさは、どう表現したらいいだろう?
ハエが寄ってくる。ハエにとっても、うまそうに見えたのだろう?
「ハエが寄ってくるほど、うまい!」
と言ったときだった。水しぶきが飛んできた。

前に座っているマーチンが吹きだしたのだ。
口一杯にビール(Light Lager)を含んだあとだったから、
ビールしぶき”が左肩から腕、チキンに飛んできた。
飛沫ではなくて、水しぶきである。
チキンとの格闘は終わり。マーチンは、いたく恐縮していたな。

“ビールしぶき”の洗礼は、
南アフリカの強烈な印象として残っている。
マーチンにとっても?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

警戒するサイと天国のサイ

2008-07-14 11:24:36 | Weblog
気性が激しいサイ穏やかなサイがいた。
ケニアのサイは警戒心が強くて、気性が激しい。
南アフリカのサイは無警戒で、穏やかだ。

公園にライオンほか、肉食動物がいるサイは、
警戒心が強くて、めったに人前に出てこない。
ところが、公園に肉食動物がいないサイは、警戒心がまるでない。

ケニアのナイロビ国立公園で、
「朝は、動物はえさを求めて活発になり、陽が高い昼は、動きが鈍い」
と、ケニア人に言われて、朝6時前に出かけた。
ケニアの朝は12℃くらい。こんなに寒いとは思わなかった。
半そでを後悔した。太陽が昇ってきたら、ホッとした。

「サイは、なかなか姿を現さない」
というサイを、早朝に見ることができた。

「きょうは、ラッキーです」
と、ケニア人のガイドに言われた。
サイの情報を、ほかのガイドにも交信していた。
あとで、すれ違ったドイツのお客さんには、
サイは現れなかったそうだ。

サイは警戒して、ジーとこっちをうかがっている。
なにかあれば、立ち向かわんばかりだ。
あの角で攻撃するのだろう? 気性が激しそうだ。
心をゆるすのは、背中のアマサギだけ。
そして、すぐに向きを変えて、ノッソノッソと繁みに消えた。

どこにどの動物出現するか? は、
ドライバーを兼ねるガイドの腕前によるが、
サイと出会ったのも、キリンとこんな角度で長い間、対面できたのも、

いいガイドのおかげだ。


南アフリカの、肉食動物のいない公園は、
南アフリカ人が、昼飯時に自分の車で案内してくれた。

クルーザが威力を発揮する、と実感したのは、
アフリカのサバンナとフィンランドの雪のラップランド
行き倒れ雪倒れ? になれば、動物のエサか、
吹雪に埋もれてしまう。どちらも無線は必需品だ。

サイはすぐに見つかった。木陰でうつぶせていた。

木の右に、2頭が並んで、ノンビリと昼寝をしている。
気性がおだやかそうだ。
動物にとって、寝ることは無防備だから、
サイにとっては、いかに、安全であるか……天国、天国!
いつになったら、目を覚ますのだろう? その気配はない。
熟睡の邪魔をしないように、アマサギが距離を置いている。

肉食動物がいるか、いないかで、サイも性格が変わってくる。
肉食動物と戦うために、気性が激しかったり、
襲われる心配がないために、穏やかだったりする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

逃げるダチョウと襲うダチョウ

2008-07-12 06:20:06 | Weblog
逃げるダチョウと襲うダチョウがいた。
ケニアのダチョウは、人が行くと逃げた。
南アフリカのダチョウは、人を襲った。

ケニアのダチョウは、警戒心が強く、
南アフリカのダチョウは、攻撃的だったが、
これは、公園に肉食動物カーニボアがいるか、いないかによる。

ケニアのナイロビ国立公園には、ライオンほか、肉食動物がいるから、
草食動物もダチョウも、いつも頭をもたげて警戒している。

それか、茂みに入って、こちらを伺う。

人(車)が近づくと、スタコラと逃げる。

草食動物もダチョウも、警戒心が強い。


南アフリカには、肉食動物のいない公園があって、
草食動物もダチョウも、警戒心は薄い。

ここでは、サイが一番大きい。
サイは動物を襲わないから、草食動物の天国である。

遠くにいたダチョウが、車に気づくと、ホイホイと近づいてきた。

――きた、きた!
と、よろこんで見ていると、顔がこわい。
あわてて、顔を引っ込めて、車の窓を閉めた。

そして、くちばしで突っつかれた。が、窓で助かった。

――オッカネェ!
人の方が警戒しなければならない。

そこに肉食動物がいるか、いないかで、ダチョウの性格が変わる。
人に食われたり、人を食ったり?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ケニアの野生動物ゲーム・ミート

2008-07-10 22:41:47 | Weblog
旅の楽しみは、“郷土料理”である。
ケニアでは、サバンナ野生動物を食べたことが、
強烈な印象として残っている。
ゲーム・ミートGame Meat”といって、
きょう獲れた野生動物を、バーベキューにして食べさせてくれる。

カーニボアCarnivore”という名前のレストランだった。
カーニボアとは肉食動物のことである。
肉食動物カーニボアになって、
野生動物ゲーム・ミートに食らいつく。
きょうの獲物は、うまい順番に、ダチョウ、ウォーターバック、
エランド、シマウマ、クロコダイル(ワニ)だった。

自費出版した「世界がみる日本の魅力と通知表」には、
レストランのカーニボアの状況や、野生動物ゲーム・ミート、
ほかに、ケニアの足の速いマラソン選手などが書いてあるので、
参考にしてください。

サバンナのダチョウ。ケニアのナイロビ公園

このダチョウを食べたわけではない。


そのダチョウの肉が、伊那市で売っていた。


料理方法を店の人に聴くと、
サシミで食べるのがうまい」
言われた通りに、スライスした。

色は、赤く、つやがある。馬さしに似ている。

さて、食べるが、はじめの一歩は勇気がいる。
――ダチョウは、ケニアではうまかったんだ!
――それに、鳥じゃないか?
と、言い聞かせた。そして、勇気を奮い起こして、
しょう油をつけて食べる。
――うまい!
身がしまっている。味は、甘くさっぱりしている。
馬さしに似ている。生臭さはない。酒にぴったりだ。

つぎに、キャベツと炒めてみた。

――これもいい!
ケニアでうまいものは、日本でもうまい!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旅の楽しみは郷土料理

2008-07-08 09:34:41 | Weblog
旅の楽しみは、“郷土料理”である。
フィンランドでは、トナカイのステーキ……これは覚えている。

ビーフ・ステーキはアメリカのもの。オーストラリアも。
どちらも、重さ(グラム)でオーダーする国だ。
もし、フィンランドでビーフ・ステーキだったら、
強烈な思い出はなかった。

フィンランドで、ご婦人を交えたディナーのとき、
メインはトナカイのステーキか、ビーフ・ステーキであった。
レストランから予め、トナカイとビーフの割合を求められた。
コース料理で、仕込みの加減があるのだろう?

日本からの男性5人は、トナカイでも臆することはないだろう。
しかし、女性5人は予想しにくい、トナカイに挑戦するのは、
1~2名だろう。
レストランには、トナカイは5~6人と、少な目に連絡した。
ビーフ・ステーキは、無難だから。

さて、日本からフィンランドに到着した一行に、
好みを聴くと、全員がトナカイを希望された。
あわてて、トナカイ10と、レストランに連絡をし直した。

トナカイの味は、脂肪は少ないが、悪くはない。
しかし、味よりも、「トナカイを食べた」という印象が残っている。

中国の敦煌(とんこう)で、ラクダを食べた。

2つのこぶをイメージして、盛り上げてある。


シルクロード、トルファンの高昌故城(こうしょうこじょう)でみたラクダ。

このラクダを食べたわけではないが、こぶのイメージがわかる

ラクダ料理は揚げ物で、味は特別なものではないが、
しかし、「ラクダを食べた」という強烈な印象が残っている。
一般的な中華料理、例えば回鍋肉(ホイコウロウ)だったら、
印象は残らなかっただろう。

旅では、変わった料理に挑戦して、思い出にする。
そして、味よりも、何を食べたか、を覚えている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする