ウォルター・ウェストンが感激した徳本峠(とくごうとうげ)。
「徳本峠からの展望は、日本で一番雄大な眺望の一つ」
と、ウェストンは言っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/80/5cb9cc0ed859cac65eafab8c905ba387.jpg)
徳本峠から、穂高連峰が一望できる。2017年10月18日。
N西穂高岳2,909メートル、O奥穂高岳、3,190メートル、
J明神岳、2,931メートル、M前穂高岳、3,090メートル。
晴れそうな日をねらって、上高地へ上がった。
嘉門次小屋に泊まってみたい、そして、
翌日は、徳本峠に登りたい。
沢渡(さわんど)からシャトルバスで、上高地に上がる。
大正池の手前にある最後のカーブを曲がると、
「穂高連峰が目の前に開ける! 」
のだが、残念、曇っていた。
大正池で降りて、大正池~河童橋を散策する。
焼岳は見えた。
2017年10月17日、8:41。
しかし、大正池から穂高連峰は、雲の中。
穂高連峰は、右端に見えるのだが。
しばらく待ったが、あきらめて、田代池に向かう。
田代池も曇っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/c9/f51baa7ed5acac4f5c826f80ad8af27c.jpg)
少し待つと、霞沢岳がぼんやりと現れてきた。
田代池の手前にある湿原にもどると、穂高連峰も顔を出してきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/03/dcc09358bb5cbec907cf2179292518db.jpg)
左から西穂高岳、奥穂高岳、吊尾根を経て、前穂高岳、明神岳。
これならば、大正池からも、穂高連峰が見えるはずだ。
もと来た道を引き返した。
そして、大正池から見た穂高連峰。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/0a/fbf40751d50b2c52d91e86367ae88b96.jpg)
せっかく上高地へ来たんだから、
大正池と穂高連峰の、この景色を見たかった。
田代池から15分かけて、もどってきたが、その甲斐があった。
再び湿原に引き返すと、穂高連峰は明るくなっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/4e/f3852708cbdb66bc2331e7227a676801.jpg)
田代池も、陽が当たってきた。
霞沢岳も見える。
これで、湿原からの穂高連峰と、田代池と霞沢岳は、
時間をおいて、2度見たことになる。
満足、満足! 河童橋に向かう。
マユミと六百山。
手前は、梓川。
梓川の中州から、焼岳を振り返った。
→噴煙が、かすかに上がる。
河童橋から、穂高連峰。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/aa/b52a7b780c9aa2b3f76c9292d563d27d.jpg)
上高地に来たら、この穂高連峰と梓川は外せない。
河童橋は、多くのお客さんで賑わっていた。
河童橋から、明神の嘉門次小屋を目指す。
途中にある、岳沢湿原(だけさわしつげん)と六百山。
嘉門次小屋。
嘉門次小屋では、
岩魚の塩焼きを食べたい、
ウェストンが嘉門次に贈ったピッケルを見たい、
そして、4代目当主、上條 輝夫さんにお会いできれば…、
は、実現することができた。つぎを参照してください。
「嘉門次小屋に泊まってみたい」、2017年10月22日、
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/4cb4c5f11bfaf5caa86b1aba1149337c
嘉門次小屋の食堂には、
上条嘉門次、根元清蔵、ウェストンの写真が飾ってある。
囲炉裏の、岩魚の塩焼き、ウェストンが嘉門次に贈ったピッケル、
食堂の写真を見に来るお客さんが多い。外国人も。
ウェストンは、世界には、日本アルプスを紹介し、
日本人には、登山の魅力を伝え、近代登山を広めた。
上条嘉門次は、ウェストンの山岳ガイドだった。
ウェストンは、徳本峠から上高地に入り、槍、穂高…に登っている。
「ウェストンの日本アルプスにおける足跡」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/d9/a8b8f163320a5099544dc5ea6e243f4d.jpg)
「日本アルプス 登山と探検」、ウォルター・ウェストン著、岡村精一訳、平凡社から作成。
ウェストンが目指した、槍、穂高は、横浜から汽車で8時間かけて(1891年)、
碓氷(うすい)峠の手前の横川へ行き、鉄道馬車に乗り換え、
何度も脱線しながら、碓氷峠を越えて●軽井沢へ。
汽車に乗り換えて●上田へ。人力車で、
▼保福寺峠を越えて、◎松本へ。
◎松本から、最初は人力車で、つぎに徒歩で、
▼徳本峠を越えて、■上高地へ。
■上高地を拠点のようにして、槍、穂高へ登っている。
「ウェストンが見る槍、穂高」、2016年11月26日、を参照してください。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/2e15570683825ed792774a3f897aa8f1
さて、念願の「嘉門次小屋に泊まってみたい」が実現した、
その翌日の2017年10月18日は、徳本峠に上がる。
途中の景色を見ていく。
登山道わきの流れと紅葉。
木の橋が、この流れにかかる。
木の橋にへばりついた落ち葉と、下は速い流れ。
踊るダケカンバ。
ウェストンが通った道。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/1c/5d650e364f46b3529ad55a6b2b6e0ffa.jpg)
徳本峠から、上高地に下りる登山者。左奥は、穂高連峰。
徳本峠を上がるにつれて、振り返ると、西穂高岳が見える。
N西穂高岳、A間ノ岳(あいのだけ)、T天狗ノ頭。
奥穂高岳と前穂高岳が現れる。
Gジャンダルム、O奥穂高岳。M前穂高岳。
M前穂高岳の左手前に、J明神岳が連なる。
奥穂高岳の拡大。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/72/36e6885dd0752cd985754e18ad5eb02e.jpg)
Gジャンダルム、O奥穂高岳。
徳本峠、2,135メートルに着いた。
穂高連峰。
徳本峠から、槍ヶ岳は見えない。
ウェストンは、槍ヶ岳に登るつもりで、
松本の島々から、この徳本峠に上がってきた。
そして、この穂高連峰の景色を見て、
ウェストンは感激し、槍ヶ岳よりも先に、
穂高岳に登ろうかと、気持ちが一瞬、揺らいだ。
しかし、上高地に下りて、予定どおり槍ヶ岳に挑戦する。
ウェストンは、徳本峠から眺めた、穂高連峰に感激した。
そして、登った日本アルプスを世界に紹介することになる。
徳本峠については、つぎも参照してください。
「徳本峠と霞沢岳」、2016年10月30日、
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/d7e40ace3a8237c9233818f9b5a825af
「徳本峠からの展望は、日本で一番雄大な眺望の一つ」
と、ウェストンは言っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/80/5cb9cc0ed859cac65eafab8c905ba387.jpg)
徳本峠から、穂高連峰が一望できる。2017年10月18日。
N西穂高岳2,909メートル、O奥穂高岳、3,190メートル、
J明神岳、2,931メートル、M前穂高岳、3,090メートル。
晴れそうな日をねらって、上高地へ上がった。
嘉門次小屋に泊まってみたい、そして、
翌日は、徳本峠に登りたい。
沢渡(さわんど)からシャトルバスで、上高地に上がる。
大正池の手前にある最後のカーブを曲がると、
「穂高連峰が目の前に開ける! 」
のだが、残念、曇っていた。
大正池で降りて、大正池~河童橋を散策する。
焼岳は見えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/c0/59267356c362b7ffb5a22b3bccca4e20.jpg)
2017年10月17日、8:41。
しかし、大正池から穂高連峰は、雲の中。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/63/b91faf065c850d26dc94726821b454f5.jpg)
穂高連峰は、右端に見えるのだが。
しばらく待ったが、あきらめて、田代池に向かう。
田代池も曇っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/c9/f51baa7ed5acac4f5c826f80ad8af27c.jpg)
少し待つと、霞沢岳がぼんやりと現れてきた。
田代池の手前にある湿原にもどると、穂高連峰も顔を出してきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/03/dcc09358bb5cbec907cf2179292518db.jpg)
左から西穂高岳、奥穂高岳、吊尾根を経て、前穂高岳、明神岳。
これならば、大正池からも、穂高連峰が見えるはずだ。
もと来た道を引き返した。
そして、大正池から見た穂高連峰。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/0a/fbf40751d50b2c52d91e86367ae88b96.jpg)
せっかく上高地へ来たんだから、
大正池と穂高連峰の、この景色を見たかった。
田代池から15分かけて、もどってきたが、その甲斐があった。
再び湿原に引き返すと、穂高連峰は明るくなっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/4e/f3852708cbdb66bc2331e7227a676801.jpg)
田代池も、陽が当たってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/55/e4d0800ec0c5d184efc0d8d156dc2da6.jpg)
霞沢岳も見える。
これで、湿原からの穂高連峰と、田代池と霞沢岳は、
時間をおいて、2度見たことになる。
満足、満足! 河童橋に向かう。
マユミと六百山。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/3c/fe39f653d25daa438657b8c0bdabc4d1.jpg)
手前は、梓川。
梓川の中州から、焼岳を振り返った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/34/ef8c0160f3ca7bde506ff527609e8520.jpg)
→噴煙が、かすかに上がる。
河童橋から、穂高連峰。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/aa/b52a7b780c9aa2b3f76c9292d563d27d.jpg)
上高地に来たら、この穂高連峰と梓川は外せない。
河童橋は、多くのお客さんで賑わっていた。
河童橋から、明神の嘉門次小屋を目指す。
途中にある、岳沢湿原(だけさわしつげん)と六百山。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/3f/ea20c2a3f3be8cbc5a244280904fa577.jpg)
嘉門次小屋。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/65/af4c325a6b6c2376ac0760744a3a7285.jpg)
嘉門次小屋では、
岩魚の塩焼きを食べたい、
ウェストンが嘉門次に贈ったピッケルを見たい、
そして、4代目当主、上條 輝夫さんにお会いできれば…、
は、実現することができた。つぎを参照してください。
「嘉門次小屋に泊まってみたい」、2017年10月22日、
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/4cb4c5f11bfaf5caa86b1aba1149337c
嘉門次小屋の食堂には、
上条嘉門次、根元清蔵、ウェストンの写真が飾ってある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/6e/39b9a73a57777edfecd645c0ba6f7f91.jpg)
囲炉裏の、岩魚の塩焼き、ウェストンが嘉門次に贈ったピッケル、
食堂の写真を見に来るお客さんが多い。外国人も。
ウェストンは、世界には、日本アルプスを紹介し、
日本人には、登山の魅力を伝え、近代登山を広めた。
上条嘉門次は、ウェストンの山岳ガイドだった。
ウェストンは、徳本峠から上高地に入り、槍、穂高…に登っている。
「ウェストンの日本アルプスにおける足跡」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/d9/a8b8f163320a5099544dc5ea6e243f4d.jpg)
「日本アルプス 登山と探検」、ウォルター・ウェストン著、岡村精一訳、平凡社から作成。
ウェストンが目指した、槍、穂高は、横浜から汽車で8時間かけて(1891年)、
碓氷(うすい)峠の手前の横川へ行き、鉄道馬車に乗り換え、
何度も脱線しながら、碓氷峠を越えて●軽井沢へ。
汽車に乗り換えて●上田へ。人力車で、
▼保福寺峠を越えて、◎松本へ。
◎松本から、最初は人力車で、つぎに徒歩で、
▼徳本峠を越えて、■上高地へ。
■上高地を拠点のようにして、槍、穂高へ登っている。
「ウェストンが見る槍、穂高」、2016年11月26日、を参照してください。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/2e15570683825ed792774a3f897aa8f1
さて、念願の「嘉門次小屋に泊まってみたい」が実現した、
その翌日の2017年10月18日は、徳本峠に上がる。
途中の景色を見ていく。
登山道わきの流れと紅葉。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/07/8def41738d1d3abba4d83cb8f4b86d05.jpg)
木の橋が、この流れにかかる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/d4/e5e401f1b728be6ef7575216911c657a.jpg)
木の橋にへばりついた落ち葉と、下は速い流れ。
踊るダケカンバ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/76/c3e04ebf3d73c18dd9a7ba8695654fcf.jpg)
ウェストンが通った道。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/1c/5d650e364f46b3529ad55a6b2b6e0ffa.jpg)
徳本峠から、上高地に下りる登山者。左奥は、穂高連峰。
徳本峠を上がるにつれて、振り返ると、西穂高岳が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/1b/d16037e73dcbf46f907f50eb70189a68.jpg)
N西穂高岳、A間ノ岳(あいのだけ)、T天狗ノ頭。
奥穂高岳と前穂高岳が現れる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/11/15eb87824543128a933a9df032a93e55.jpg)
Gジャンダルム、O奥穂高岳。M前穂高岳。
M前穂高岳の左手前に、J明神岳が連なる。
奥穂高岳の拡大。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/72/36e6885dd0752cd985754e18ad5eb02e.jpg)
Gジャンダルム、O奥穂高岳。
徳本峠、2,135メートルに着いた。
穂高連峰。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/0a/5e22eea0e2106ffdbe25e412501a530b.jpg)
徳本峠から、槍ヶ岳は見えない。
ウェストンは、槍ヶ岳に登るつもりで、
松本の島々から、この徳本峠に上がってきた。
そして、この穂高連峰の景色を見て、
ウェストンは感激し、槍ヶ岳よりも先に、
穂高岳に登ろうかと、気持ちが一瞬、揺らいだ。
しかし、上高地に下りて、予定どおり槍ヶ岳に挑戦する。
ウェストンは、徳本峠から眺めた、穂高連峰に感激した。
そして、登った日本アルプスを世界に紹介することになる。
徳本峠については、つぎも参照してください。
「徳本峠と霞沢岳」、2016年10月30日、
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/d7e40ace3a8237c9233818f9b5a825af