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乗鞍岳から見る山々

2014-10-26 00:00:55 | Weblog
乗鞍岳から見る山々
秋晴れが期待できる2014年9月19日に乗鞍岳に登った。

左端が乗鞍岳の最高峰、剣ヶ峰3,026メートル。右に蚕玉岳、朝日岳。
御嶽山が2014年9月27日に噴火するから、その1週間前のこと。

乗鞍高原を朝4時10分発の「ご来光バス」に乗るには、
3時に松本を出る。ご来光バスは、乗鞍エコーラインを上がり、
終点の長野県と富山県の県境の「県境ゲート」へ、5時に着く。
ライトを点けて、富士見岳2,817メートルに登り、ご来光を拝む。
それから、乗鞍岳の最高峰、剣ヶ峰3,026メートルを目指す。
秋晴れに恵まれ、乗鞍岳から見る山々を留めておきたい。

富士見岳で、ご来光を待っていると、朝焼けに、
北アルプス」が浮かんできた。日の出前の5時23分。

朝焼けに、北アルプスのシルエット。きれいだ!
Hは穂高連峰で、左が奥穂高岳、右が前穂高岳。
Yは槍ヶ岳、Gは野口五郎岳。Vは噴煙を上げる焼岳。

奥穂高岳は3,190メートル、前穂高岳は3,090メートル、
槍ヶ岳は3,180メートル、野口五郎岳は2,924メートル。
焼岳は2,393メートル。

野口五郎岳Gと槍ヶ岳Yの間に、4つのピークが見える。

左から旭岳、針ノ木岳、白馬岳、白馬鑓ヶ岳。
手前の噴煙は焼岳。右端は槍ヶ岳。

そして、ご来光。5時29分。

八ヶ岳の左から陽が昇る。

ご来光を拝んでから、富士見岳を下りて、
乗鞍岳の最高峰、剣ヶ峰3,026メートルを目指す。
周りの山々が雲に隠れてしまわないうちに、
休まずに登って、7時に山頂に着く。

北アルプス」。剣ヶ峰から。

陽が昇って、北アルプスがきれいに見える。
雲も、かすみもかかっていなかった。
穂高連峰Hの下は上高地になる。

剣ヶ峰から、周囲の山を見回す。時計回りに、
槍ヶ岳Y、穂高連峰H、常念岳J、蝶ヶ岳C。

常念岳は、松本からピラミッド型に見える山。
常念岳は2,857メートル、蝶ヶ岳は2,677メートル。

浅間山」。

右端が浅間山2,568メートル、左に国斑山(くろふやま)。
一番手前のモクモクした雲の下は松本。
松本市街から乗鞍岳は見える、浅間山は見えない。

八ヶ岳」。

左から蓼科山2,531メートル、北横岳は北八ヶ岳、
天狗岳、硫黄岳、横岳、主峰の赤岳2,899メートル、権現岳は南八ヶ岳。
手前、中央は鉢盛山2,446メートル。

南アルプス」。

甲斐駒ヶ岳T、仙丈ヶ岳S、北岳N、間ノ岳A.
間ノ岳Aの右の▼は農鳥岳、さらに右の▼は塩見岳。
北岳は3,193メートル、富士山3,776メートルについで高い山。

⇒は「富士山」。

富士山は、北岳Nの左で、Sの仙丈ヶ岳3,033メートルの右に見える。

中央アルプス」。

左から駒ヶ岳2,956メートル、三ノ沢岳、空木岳2,864メートル、
赤椰岳(あかなぎだけ)、南駒ケ岳。

御嶽山」。

御嶽山3,067メートルは南に見える。手が届きそうな距離だ。

この御嶽山が、8日後の9月27日に噴火する。
噴煙を上げる御嶽山。2014年10月12日。


2014年9月19日に、剣ヶ峰に登って、御嶽山を見た時も、
噴火の前日の9月26日に、御嶽山を見た時も、
「御嶽山が、噴火する!」
とは、予想もしなかった。

白山」。

白山2,702メートルは西にきれいに見える。
日本海側にある白山は、曇っていることが多い。

北アルプス」。

北アルプスがきれいに見える。どれかが雲に隠れているものだが。
北ノ股岳M、薬師岳S、奥大日岳O、立山T、野口五郎岳G、槍ヶ岳Y、穂高連峰H、焼岳V。
左手前のドームは、東大のコロナ観測所。

北アルプスを拡大して見る。
北ノ股岳M~薬師岳S~奥大日岳O。

薬師岳Sの左の▼は黒部五郎岳、右の▼は笠ヶ岳。
北ノ股岳は2,662メートル、薬師岳は2,926メートル、奥大日岳は2,611メートル。
黒部五郎岳は2,840メートル、笠ヶ岳は2,898メートル。

立山T~野口五郎岳G。

立山Tの左の▼は剱岳、右の▼は水晶岳。
立山(大汝山)は3,015メートル、剱岳は2,999メートル、水晶岳は2,986メートル。
右手前のVは焼岳2,393メートル。

野口五郎岳Gの右にある4つのピーク~槍ヶ岳。

左から旭岳、針ノ木岳、白馬岳、白馬鑓ヶ岳。
旭岳2,867メートル、針ノ木岳2,821メートル、
白馬岳2,932メートル、白馬鑓ヶ岳2903メートル。

そして、「槍ヶ岳と穂高連峰」。

剣ヶ峰から360度の眺望があった。

7時から8時半まで、剣ヶ峰で、
360度の景色を眺めていたことになる。
1時間半もいたのだが、時間のたつのが速かった。
360度の眺望を楽しみ、山の色が変わっていくのが楽しめた。

急いで下りて、9時半に畳平に着き、10時5分発のバスに乗る。
乗鞍エコーラインを下りて、乗鞍観光センターへ、11時。
そして、車で松本へ、12時に着いた。
午後は、別の予定があったから、
午前だけの乗鞍岳だった。

乗鞍岳の7回の登山は、ねらいが変わってきている。
1回目は、 2008年9月10日、
 3,000メートル級の山に登りたかった。
 剣ヶ峰から富士山を見た。
2回目は、2013年9月22日、
 ご来光を拝みたかった。
 大黒岳から富士山を見た。
3回目は、2014年6月15日、
 雪の乗鞍岳に登って、雪の富士山を見たかった。
 アイゼンを着けて、剣ヶ峰を直登した。おっかなかった!
 しかし、富士山は見えなかった。
4回目は、2014年8月20日~8月21日、
 剣ヶ峰から富士山を見たかった。
 しかし、曇っていて見えなかった。
 2日目に大黒岳と富士見岳から富士山を見た。
 それに、多くの高山植物を見た。
5回目は、 2014年9月19日、
 剣ヶ峰から富士山を見たかった。
 そして、富士山を見ることができた。
 御嶽山が噴火する1週間前。

このあとも、 御嶽山が噴火する前日の2014年9月26日と、
噴火した後の、2014年10月12日にも登ることになる。
6回目は、 2014年9月26日、
 乗鞍岳の紅葉狩りに来て、剣ヶ峰に登った。
 富士山を見ることができた。
 御嶽山が噴火する前日。

7回目は、 2014年10月12日、
 御嶽山が噴火した2週間後。
 富士山も御嶽山も見ることができた。

御嶽山の噴火は、つぎに掲載したので、参照してください。
「怒れる御嶽山」、2014年10月5日、
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/90d8716d3c05a0f831d2cb003e741e11

「乗鞍岳から見る怒れる御嶽山」、2014年10月19日、
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/ce47256b2e2c4e578747ccdb6c6fb060

乗鞍岳の7回の登山とは別に、乗鞍高原には何回か訪れている。
花、滝めぐり、紅葉、氷柱群、大雪渓、バーベキュー、
温泉、そば、ご来光、スノーシューで駆け巡る・・・。
季節の変化を楽しむには、いいところだ。

秋の乗鞍岳から360度の山々を見ることができる。
北アルプス、浅間山、八ヶ岳、南アルプス、
富士山、中央アルプス、御嶽山、白山。
この眺望は、乗鞍岳のもの。
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