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鹿島槍ヶ岳から見る立山と剱岳の氷河

2017-09-10 00:00:55 | Weblog
鹿島槍ヶ岳から見る、立山剱岳氷河
扇沢から、柏原新道を上がって、⇒種池山荘へ。
翌日、爺ヶ岳に登り、振り返ると、
立山~剱岳の全容が浮かび上がってくる。

2017年8月28日、7:56。
T立山、R剱岳。M真砂岳、B別山、I池平山(いけのたいらやま)。

爺ヶ岳に登ったあとは、鹿島槍ヶ岳を目指す。

⇒冷池(つめたいけ)山荘、2,410メートル。→テント場。
⇒冷池山荘、→テント場を通って、B布引山、2,683メートルを超える。
そして、双耳峰の鹿島槍ヶ岳のS南峰、2,889メートルと、N北峰、2,842メートルに登る。

全体の日程はつぎ。
2017年8月27日: 扇沢、1,433メートル ⇒ 柏原新道 ⇒ 種池山荘、2,450メートル。
2017年8月28日: 種池山荘 ⇒ 爺ヶ岳、2,670メートル
 ⇒ 冷池山荘 ⇒ 布引山 ⇒ 鹿島槍ヶ岳、南峰
 ⇒ 鹿島槍ヶ岳、北峰 ⇒ 鹿島槍ヶ岳、南峰
 ⇒ 布引山 ⇒ 冷池山荘。
2017年8月29日: 冷池山荘 ⇒ 爺ヶ岳を巻いて ⇒ 種池山荘 ⇒ 扇沢。

爺ヶ岳を下りてから、鹿島槍ヶ岳に登るときに見る立山~剱岳

「雄大だな!
鹿島槍ヶ岳は、T立山とR剱岳から、等距離にある。

「いい眺めですね!
通りがかりの登山者と言葉を交わした。すると、
「ここからは、氷河が良く見えます」
と、言う。立山、剱岳には、詳しそうだ。
それに、ここ鹿島槍ヶ岳は、馴染みのようだ。

氷河と言われて、知りたくなる。
雪渓があるのはわかるが、どれが氷河なのか、わからない。すると、
「立山では、G御前沢雪渓が、氷河です」

立山は左から、▽雄山(おやま)、▽大汝山(おおなんじやま)、
▽富士ノ折立(ふじのおりたて)が続く。M真砂岳。
「G御前沢(ごぜんざわ)氷河は、▽雄山の下にあります」
と、指で示しながら、説明してくれた。

つぎに、剱岳の氷河。
「剱岳では、S三ノ窓雪渓と、K小窓雪渓が、氷河です」

「S三ノ窓氷河は、▽八ツ峰の右で、▽小窓ノ王との間です」
「K小窓氷河は、▽小窓ノ頭と、I池平山(いけのたいらやま)との間です。
そう言われて、▽八ツ峰、▽小窓ノ王、▽小窓ノ頭を、知ることになった。

「Cは長次郎雪渓で、最初に剱岳に登った宇治長次郎が、
この雪渓から登った伝説から、長次郎雪渓と呼ばれています」
「長次郎雪渓は、氷河ではない」
と、説明してくれた。

日本に残るという、3つの氷河を、じっくりと眺めた。
融けずに、流動していて、2012年に氷河と認められたという。
意識して氷河を、しげしげと見たのは、ここ鹿島槍ヶ岳からが初めてだ。

以前に唐松岳に登って、立山~剱岳を眺めたことを思い出した。

2015年7月3日、6:13。
この時は、氷河を、意識しなかった。
R剱岳の山容は、尖り、大きく見えた。
「威容だ、雄大だ!
と、現れてくれた姿に感激していた。

唐松岳からは、
R剱岳を、やや右から見ることになる。
このために、氷河の一部が隠れてしまう。

氷河を見るならば、鹿島槍ヶ岳からの方が、わかり易い。
鹿島槍ヶ岳から見る立山と剱岳は、
「氷河を見てくれ!
とばかりに、鹿島槍ヶ岳の方を向いている。

そして、立山~剱岳の夕暮れ。

2017年8月28日、18:38。
⇒冷池山荘で夕食を済ませて、ライトを持って外に飛び出した。
→テント場に上がると、剱岳に陽が沈む。
やがて、立山まで染まってきた。
氷河が、薄れていった。

立山の夕暮れ。


剱岳の夕暮れ。


鹿島槍ヶ岳から、立山と剱岳の氷河を、正面から眺めることができる。
言葉を交わした登山者が、氷河の説明してくれたから、
しげしげと、氷河を眺めることができた。
ありがとうございました。

鹿島槍ヶ岳では、さらに、ごほうびがあった。
立山と剱岳は、夕暮れのショーを演じてくれた。
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