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特急「あずさ」の放射線量

2011-10-23 00:26:16 | Weblog
特急「あずさ」の放射線量を測定した。
中央線の特急「あずさ」は、松本⇒塩尻⇒上諏訪⇒甲府⇒新宿を走る。

「東北新幹線の放射線量」については、2011年9月18日に掲載した。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/c3d0691423740012734ab8dd94e63286
「特急「しなの」の放射線量」についても、2011年10月16日に掲載した。
http://blog.goo.ne.jp/mulligan3i/e/d208ac601abe7be32e61cd8d2327eee8

よく利用する中央線だが、特急「あずさ」の放射線量は、どうだろうか?

特急「あずさ」の放射線量は、0.19マイクロ・シーベル毎時[μSv/h]以下だった。

特急「あずさ」の放射線量。

「松本駅-0番線」は、特急「あずさ」が出発するホームになる1番線の東。
一番東よりのホーム。屋根でおおわれていないところを選んで測った。

特急「あずさ」の「甲府」の放射線量は、

0.19~0.09マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]だった。2011年9月20日。

特急「あずさ」の車内の放射線量のほかに、
特急「あずさ」が走る中央線の「沿線」の放射線量も測った。
1)「松本平」と「美ヶ原高原」(1,990m)、
2)「塩尻市役所」と「高ボッチ高原」(1,665m)、
3)「諏訪湖」、
4)「諏訪大社」、
5)「ビーナスライン」(1,500m)、
6)「麦草峠」と「晴ヶ峰」、
7)「山梨県立美術館」と「富士山」(3,776m)、
8)そして「新宿」である。

特急「あずさ」の沿線。

△は放射線量を測ったところ。
わかりやすくするために写真を載せた。
ちょっと長くなるが、おつき合い願います。

特急「あずさ」が走る中央線の沿線の放射線量。
1)「松本平美ヶ原高原」の放射線量。


松本のランドマークは「松本城」。国宝。2011年4月撮影。

松本城の放射線量は、南東と南の芝生で測った。
奥に、雪の北アルプスが浮かび上がる。ピラミッド型が常念岳。

開智学校」。2011年5月撮影。
日本でも最も古い小学校のひとつ。重要文化財。

開智学校の放射線量は、右にある校門の前で測った。

松本文化会館」。2011年10月撮影。

松本文化会館の放射線量は、中央のケヤキの下の芝生で測った。

旧制松本高校」。2011年6月撮影。

旧制松本高校の放射線量は、左の並木の下で測った。

松本の南部にある「芳川公園」。2005年5月撮影。

芳川公園の放射線量は、左後方の芝生で測った。

芳川公園のわきを特急「あずさ」が走り、特急「しなの」が走る。
幼稚園児が連れられて遊びに来る。弁当を食べ、遊び、
そして、ときおり通る電車を眺める。
それに、ジョッギングする人、子ども、家族連れで、にぎわっている。

美ヶ原高原-牛伏山」。2011年10月撮影。

美ヶ原高原-牛伏山の放射線量は、牛伏山の頂上(1,990m)で測った。

アンテナがたくさんあるのが美ヶ原高原の頂上、「王ヶ頭」(2,034m)、
その右、アンテナが2本見えるのが「王ヶ鼻」(2,008m)、
右奥に連なるのが北アルプスで、「穂高連峰」(奥穂高岳は3,190m)、
「槍ヶ岳」(3,180m)、「常念岳」(2,857m)が望める。
手前の小さな山は鹿伏山(1,990m)で、牛伏山と同じ高さ。

2)「塩尻市役所高ボッチ高原」の放射線量。


塩尻市役所」。2011年10月撮影。

手前に黒くあるのが放射線量計。
放射線量計をながめていると、通りかかった塩尻市役所の職員が、
「こんにちは」と、あいさつをする。
「こんにちは」

高ボッチ高原」の朝。富士山が見える。2011年10月撮影。

高ボッチ高原の放射線量は、手前で測った。

中央の富士山の左は八ヶ岳、右は南アルプス。手前は諏訪湖。
特急「あずさ」は、諏訪湖の手前、右の岡谷から、下諏訪、
対岸の上諏訪と、諏訪湖の左をグルッと半周する。
そして、八ヶ岳の裾野を回って、南アルプスの左を通って、
富士山の左、甲府を抜けて、八王子、新宿へと向かう。

高ボッチ高原には、カメラマンがやってくる。
パノラマのような富士山の景色のほかに、
中央アルプス、北アルプスを望むことができるから。

日本で一番高い山、富士山(3,776m)から、
2位の北岳(3,193m)、3位の奥穂高岳(3,190m)、
それに、5位の槍ヶ岳(3,180m)ほか、3,000m級の、
御嶽山(3,067m)、乗鞍岳(3,026m)を見ることができる。

3)「諏訪湖」の放射線量。


岡谷-釜口水門」。2011年9月撮影。

手前の芝生に黒くあるのが、放射線量計。

下諏訪-漕艇場」。2011年7月撮影。

手前の芝生に黒くあるのが、放射線量計。
晴れれば、富士山が見えるのだが。

上諏訪-湖畔公園」。2011年8月撮影。

上諏訪-湖畔公園の放射線量は、「八重垣姫」の像の近くで、
湖畔に突き出た石の手前で測った。

4)「諏訪大社」の放射線量。


下社-秋宮」一の御柱。2011年8月撮影。

下社-秋宮の放射線量は、「一の御柱」の下で測った。

上社-本宮」一の御柱。2011年8月撮影。

上社-本宮の放射線量は、「一の御柱」の下で測った。

5)「ビーナスライン」の放射線量。


美ヶ原高原-山本小屋」から八ヶ岳。2011年10月撮影。

美ヶ原高原-山本小屋の放射線量は、手前で測った。
左が八ヶ岳で左端は蓼科山、右に薄くあるのは南アルプス。
左下に見えるビーナスラインをクネクネと登ってきた。

八島ヶ原湿原」。2011年6月撮影。

八島ヶ原湿原の放射線量は、右の草むらで測った。
奥は車山の山頂(1,925m)。

富士見台」から富士山。2011年10月撮影。

「ビーナスライン-富士見台」の放射線量は、右下に見える駐車場の端で測った。

富士山をはさんで、左は八ヶ岳、右は南アルプス。手前の町は茅野。
特急「あずさ」は、右の茅野から八ヶ岳の裾野を通り、
南アルプスの左を通って、甲府に出る。そして、
富士山の左を通って、八王子、新宿へと向かう。

白樺湖-展望台」。2011年6月撮影。

白樺湖-展望台の放射線量は、れんげつつじの手前で測った。
奥の蓼科山の頂上は、雲におおわれている。

蓼科湖」。2011年10月撮影。

手前にあるのが、放射線量計。

蓼科湖の対岸の白い建物は、
マリー・ローランサン美術館(左)とアートランドホテル蓼科。
奥は蓼科山、右は北横岳。

6)「麦草峠晴ヶ峰」の放射線量。


麦草峠」の下にある展望台から南アルプスを見る。2011年7月撮影。

麦草峠(2,120m)は、八ヶ岳を越えて諏訪地方と佐久地方を結ぶ。
八ヶ岳の東、福島第一原発よりに、雨池(2,060m)、八柱山(2,114m)がある。

特急「あずさ」は、南アルプスのふもとを右から左へ走り、新宿に向かう。
右から仙丈ケ岳(3,033m)、甲斐駒ケ岳(2,967m)、北岳(3,193m)。

晴ヶ峰」から八ヶ岳を望む。2011年9月撮影。

晴ヶ峰の放射線量は、この木立の先の下で測った。
特急「あずさ」は、手前の晴ヶ峰と奥の八ヶ岳の間を、
左から右へと、茅野、富士見を通り、甲府盆地に向かう。

7)「山梨県立美術館富士山」の放射線量。


山梨県立美術館」。2011年10月撮影。

山梨県立美術館の放射線量は、右のクスノキの下で測った。

山梨県立美術館は、ミレーの「種をまく人」で有名。
企画展「川端康成コレクションと東山魁夷」をやっていて、
川端康成のコレクション、「聖徳太子立像」を見ることができた。満足!

川端康成がノーベル文学賞を受賞したお祝いに、
東山魁夷が贈った「北山初雪」があった。

「北山初雪」は「京洛四季」の一つで、
川端康成が東山魁夷に進言した、
「京都は、今描いていただかないと、なくなります」
「京都のあるうちに、描いておいてください」
が、きっかけとなって描いた「京洛四季」である。
「本物に会えた!」
ジ~ッと見た。満足!  満足!

富士山-頂上」の放射線量。2011年7月27日。

0.19~0.09マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]だった。

高川山(976m)から富士山。2007年1月撮影。

富士山に登ると、富士山の全体は見えない。
高川山から、富士山の全体が見える。

高川山は、中央線の初狩駅から登る。
富士山のふもとに見える町は、富士吉田市。

高川山から東に、「リニアモーターカー」の実験線が見える。2007年1月撮影。

特急「あずさ」は、「リニアモーターカー」の実験線の北側(左)にあって、
大月、八王子、新宿へ行く。

JR東海の「中央新幹線」は、東京と大阪を時速500キロ、1時間で結ぶ。
「中央新幹線」は、西側(手前)の甲府に向かい、
南アルプスをトンネルで抜けて、飯田、名古屋、京都、そして大阪へ行く。

「リニアモーターカー」の実験線と交差しているのは、
中央道の富士吉田線で、富士登山のときに利用した。

8)「新宿」の放射線量。


サザン・パーク」。2011年9月撮影。

サザン・パークの放射線量は、植え込みで測った。
黒くあるのは、放射線量計。

新宿御苑」。2011年9月撮影。

新宿御苑の放射線量は、ゲートの右の植え込みで測った。
月曜日で、新宿御苑はクローズであった。

さて、特急「あずさ」の放射線量は、まとめるとつぎになる。
A)特急「あずさ」の車内の放射線量は、
放射線量計を北側の窓際に置いて、見ていたが、
0.19マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]を超すことはなかった。

B)特急「あずさ」が走る中央線の「沿線」の放射線量は、
「平地」と、それを囲むようにある「山」でも測った。
1)「松本平」と「美ヶ原高原」(1,990m)、
2)「塩尻市役所」と「高ボッチ高原」(1,665m)、
3)「諏訪湖」、
4)「諏訪大社」、
5)「ビーナスライン」(1,500m)、
6)「麦草峠と晴ヶ峰」、
7)「山梨県立美術館」と「富士山」(3,776m)、
8)そして「新宿」である。

中央線の「沿線」の放射線量は、「平地」も「山」も、
0.19マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]を超えることはなかった。

C)日本で一番高い山、富士山3,776メートルでも、
0.19マイクロ・シーベルト毎時[μSv/h]を超えることはなかった。
「山」に放射線が、とりわけ多く落ちているということはなかった。
山の高さによる放射線量の増加はなかった。

D)松本は、福島第一原発から303キロ、
富士山は、福島第一原発から308キロ、
新宿駅は、福島第一原発から226キロ離れている。
新宿駅に近づくにつれて、放射線量が増えることはなかった。
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