霧ヶ峰の「谷地坊主」は天然記念物。
「池のくるみ」へ行くと見ることができる。2014年6月19日。
谷地坊主(やちぼうず)は、
スゲの根が、冬に凍って持ち上がり、
春になると新芽が出る、長い年月をかけてできたものだ、という。
「これが、天然記念物?」
「美しくない、こんな奇妙ものがあるんだ!」
「下半分は枯れて、頭のポヤポヤだけが生きているようだ?」
と思った。それに、
「人気がないのは、姿形が損をしている?」
「池のくるみ」(踊場湿原)。2014年6月19日。
踊場湿原(おどりばしつげん)は、「池のくるみ」と呼んでいた。
Kは霧ヶ峰の主峰、車山1,925メートル、
Gはガボッチョ山1,681メートル。この間から、
蓼科山2,530メートルが見えるが、朝はガスっていた。
踊場湿原は、標高1,540メートルの高原に広がる湿原。
EPSONのWristable GPSで、谷地坊主が見える遊歩道で測定。
一か月後の、梅雨が開けた2014年7月30日に行ってみた。
谷地坊主は、どうなったかな?
景色が、ガラリと変わっていた。
驚いたね! 同じところとは思えなかった。
「どこを撮ったんだっけ?」
と、同じ写真になるように、一生懸命に探した。
ガラリと変わったのは、
「あしくらの池」が出現して、
谷地坊主の下半分は、水につかっていた。
それに、頭のポヤポヤは、フサフサになっていた。
冬は厳しいところ。マイナス20度になるだろう。
氷結し雪をかぶるが、その厳寒を乗り越えた。
青々としていた。生き生きとしていた。
2014年7月30日の池のくるみ。
Kの車山と、Gのガボッチョ山の間に、Tの蓼科山2,530メートルが見える。
→は車山肩(くるまやまかた)で、ニッコウキスゲが咲く。
あとで、八島ヶ原湿原を眺めるところ。
8月は、大型台風が来たり、大雨が多かったが、
晴れ間をねらって、谷地坊主を見に行った。
うまい具合に霧が晴れてくれた。2014年8月15日。
2014年8月15日の谷地坊主。
谷地坊主の6月、7月、8月の変化がわかる。
6月は頭がポヤポヤ ⇒ 7月はフサフサ ⇒ 8月はボウボウに近かった。
ところで、これから先、谷地坊主はどうなるのだろうか?
谷地坊主の季節の変化を見たくなる。
ほかの谷地坊主を、梅雨の前と後で比べてみる。
梅雨前の谷地坊主。2014年6月19日。
それが、梅雨が開けた谷地坊主。2014年7月30日。
枯れたような下半分は水につかり、
頭のポヤポヤは、フサフサになっていた。
そして、2014年8月15日の谷地坊主。
写真を撮ったあと、霧がスーッと立ちこめてきた。
そして、谷地坊主は何にも見えなくなった。この間、30分ほど。
踊場湿原(池のくるみ)は、
霧ヶ峰のどこにあるのだろうか?
踊場湿原にあった案内板が参考になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/12/c3fcd99ac7cb3bd59264d4ae8bd1a090.jpg)
中央に、○で囲われた車山がある。
車山の北に蝶々深山(ちょうちょうみやま)があり、
左上には、鷲ヶ峰(わしがみね)があって、あとで登ることになる。
霧ケ峰高原には、
3つの天然記念物の湿原があって、
上(北)から、八島ヶ原湿原、車山湿原、そして、踊場湿原。
3つの湿原を比較する。
「八島ヶ原湿原」。1,640メートル。
「八島ヶ原湿原周辺 Trekking MAP」、下諏訪観光協会発行、100円から。
「高層湿原」は、約1万年かかっで積層された湿原、と説明がある。
積層された厚みは8.05メートルで、国内最大という。
八島ヶ原湿原の「八島ヶ池」。
「八島ヶ原湿原」は学校登山にも使われている。2013年7月26日。
「八島ヶ原湿原周辺 Trekking MAP」を見ると、
八島ヶ原湿原を一周する1時間半のコースのほかに、
右の蝶々深山(ちょうちょうみやま)から車山へ、もしくは、
左の鷲ヶ峰(わしがみね)と組み合わせるのが人気である。
それに、ビーナスラインのそばだから、家族で訪れる人が多い。
車山肩からみた八島ヶ原湿原。2014年7月30日。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/f6/595321c9899a5011bb62c73e295cc70c.jpg)
Wは鷲ヶ峰(わしがみね)、1,798メートル。
YPは八島ヶ池のあるところ、KPは鎌ヶ池。
八島ヶ原湿原の周囲には木道が整備されている。
冬の八島ヶ原湿原。鷲ヶ峰の中腹から、2012年2月。
鷲ヶ峰は吹雪で引き返した。
スノーシューを着けて八島ヶ原湿原を一周した。
右手前にある八島ヶ池も、左端の鎌ヶ池も一面の雪の下だった。Kは車山。
鷲ヶ峰から見た八島ヶ原湿原。2014年8月18日。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/02/bf9e2783a3dfac9cc8eee17db25f493e.jpg)
鷲ヶ峰1,798メートルからは、眺望がいい。
Kは車山、その後方には八ヶ岳が連なり、
右にはFの富士山が見える、ぼんやりしているが。
そして、鷲ヶ峰からは、霧ヶ峰の2つの湿原が見える。
YBの八島ヶ原湿原と、KBの車山湿原である。
八島ヶ原湿原YBには、左にKPの鎌ヶ池、右にYPの八島ヶ池がある。
車山湿原KBは、車山KとCの蝶々深山に挟まれている。
3番目の踊場湿原OBは、→の山の後方になる。
霧ヶ峰の3つの湿原の位置関係は、
この鷲ヶ峰からの写真と、
踊場湿原にあった案内板、
とを参照してください。
2番目の「車山湿原」。EPSONのWristable GPSで1,770メートルに広がる。
左側の車山と、右側の蝶々深山(ちょうちょうみやま)の間にある。
奥には鷲ヶ峰(わしがみね)が見える。2014年7月30日。
アカバナシモツケソウの群落があった。
車山湿原には、アサギマダラを多い。2014年7月30日。
ヨツバヒヨドリは、車山湿原に特に多い。
アサギマダラはヨツバヒヨドリが大好物?
蜜を吸って、海を越える長い旅立ちに備える。
3番目の「踊場湿原」。1,540メートル。2014年6月19日。
ガボッチョ山側から見た踊場湿原。
⇒が、谷地坊主のあるところ。
Pは、踊場湿原の駐車場。
駐車場から谷地坊主へは、
遊歩道を15分ほど。
踊場湿原には、クリンソウが咲いていた。2014年6月19日。
踊場湿原のどこで、谷地坊主を見ることができるか?
⇒が、谷地坊主のあるところ。2014年7月30日。
Kは車山。Fは富士見台。
踊場湿原の周囲に遊歩道がある。
谷地坊主は、左(北)側の遊歩道から見る。
目印は、遊歩道の山側にある白樺。
黒く焦げた白樺がある。2014年7月30日。
2014年4月28日の火入れで焼けたあと。
草原は、放置しておくと森林になってしまう。
霧ヶ峰では、刈取り、火入>(野焼き)で草原を維持している。
2014年4月28日の池のくるみの火入れでは、強風で飛び火して、
北はFの富士見台に迫り、東はGのガボッチョ山と、それを越えて焼損した。
ガボッチョ山に登ると、
焼け跡から、生き延びたレンゲツツジが咲いていた。2014年6月19日。
Gはガボッチョ山1,681メートル。
火は、谷地坊主にも迫ってきた。そのときに燃えた白樺である。
貴重な谷地坊主が、焼けてしまったことを心配した。
詳細な学術調査をするというが、まずは、無事だった!
踊場湿原で、霧ヶ峰自然保護指導員に会った。
千葉大学の園芸学部の学生さんである。
天然記念物の湿原や周辺の草原の、
保護、観察をしている。
霧ヶ峰自然保護指導員から、3つの湿原の話を聴いた。
八島ヶ原湿原は、1万2千年前に形成された。
花が多い。木道も整備されて、多くの人が訪れている。
車山湿原は、1,500年前に形成された。
アカバナシモツケソウの群落がある。
踊場湿原は、3千年前に形成された。
ビーナスラインから外れている、
それに、谷地坊主は地味だから、
訪れる人が少なくさみしい。それで、
谷地坊主が保護できたとも言える。
火入れで延焼したときは、
ガボッチョ山から池のくるみまで、
黒かったが、今は緑になってきた。
谷地坊主の変化を掲載する。
梅雨前の谷地坊主。2014年6月19日。
下半分は枯れて、頭はポヤポヤ。奇妙な生物がいるようだった。
梅雨開けの谷地坊主。2014年7月30日。
下半分は水の中、頭はフサフサになった。
そして、2014年8月15日の谷地坊主。
梅雨が開けて、谷地坊主は、踊場湿原の主役になった。2014年7月30日。
踊場湿原は、元気な緑になっている。
踊場湿原の天然記念物、谷地坊主に会うには、
Pの駐車場から、⇒の谷地坊主まで、
遊歩道を15分ほど歩けばいい。
「池のくるみ」へ行くと見ることができる。2014年6月19日。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/1d/ab223a08b0de1d89f24c907c2ed6a816.jpg)
谷地坊主(やちぼうず)は、
スゲの根が、冬に凍って持ち上がり、
春になると新芽が出る、長い年月をかけてできたものだ、という。
「これが、天然記念物?」
「美しくない、こんな奇妙ものがあるんだ!」
「下半分は枯れて、頭のポヤポヤだけが生きているようだ?」
と思った。それに、
「人気がないのは、姿形が損をしている?」
「池のくるみ」(踊場湿原)。2014年6月19日。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/b7/5742a897b44767888ced581bb2284834.jpg)
踊場湿原(おどりばしつげん)は、「池のくるみ」と呼んでいた。
Kは霧ヶ峰の主峰、車山1,925メートル、
Gはガボッチョ山1,681メートル。この間から、
蓼科山2,530メートルが見えるが、朝はガスっていた。
踊場湿原は、標高1,540メートルの高原に広がる湿原。
EPSONのWristable GPSで、谷地坊主が見える遊歩道で測定。
一か月後の、梅雨が開けた2014年7月30日に行ってみた。
谷地坊主は、どうなったかな?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/1f/415cf7e769605da301755a7b545fb30d.jpg)
景色が、ガラリと変わっていた。
驚いたね! 同じところとは思えなかった。
「どこを撮ったんだっけ?」
と、同じ写真になるように、一生懸命に探した。
ガラリと変わったのは、
「あしくらの池」が出現して、
谷地坊主の下半分は、水につかっていた。
それに、頭のポヤポヤは、フサフサになっていた。
冬は厳しいところ。マイナス20度になるだろう。
氷結し雪をかぶるが、その厳寒を乗り越えた。
青々としていた。生き生きとしていた。
2014年7月30日の池のくるみ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/29/1339ae448769d59c1d50d47ee2bc48b1.jpg)
Kの車山と、Gのガボッチョ山の間に、Tの蓼科山2,530メートルが見える。
→は車山肩(くるまやまかた)で、ニッコウキスゲが咲く。
あとで、八島ヶ原湿原を眺めるところ。
8月は、大型台風が来たり、大雨が多かったが、
晴れ間をねらって、谷地坊主を見に行った。
うまい具合に霧が晴れてくれた。2014年8月15日。
2014年8月15日の谷地坊主。
谷地坊主の6月、7月、8月の変化がわかる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/e8/07e3337f18ed2b6a3a11bb6970a58bcb.jpg)
6月は頭がポヤポヤ ⇒ 7月はフサフサ ⇒ 8月はボウボウに近かった。
ところで、これから先、谷地坊主はどうなるのだろうか?
谷地坊主の季節の変化を見たくなる。
ほかの谷地坊主を、梅雨の前と後で比べてみる。
梅雨前の谷地坊主。2014年6月19日。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/ec/280125ad481b19442060d0108a6af3cb.jpg)
それが、梅雨が開けた谷地坊主。2014年7月30日。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/28/0882b408d844398749c43e61f8e47973.jpg)
枯れたような下半分は水につかり、
頭のポヤポヤは、フサフサになっていた。
そして、2014年8月15日の谷地坊主。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/36/27a2ff41be6bcdc34b596fd119d37119.jpg)
写真を撮ったあと、霧がスーッと立ちこめてきた。
そして、谷地坊主は何にも見えなくなった。この間、30分ほど。
踊場湿原(池のくるみ)は、
霧ヶ峰のどこにあるのだろうか?
踊場湿原にあった案内板が参考になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/12/c3fcd99ac7cb3bd59264d4ae8bd1a090.jpg)
中央に、○で囲われた車山がある。
車山の北に蝶々深山(ちょうちょうみやま)があり、
左上には、鷲ヶ峰(わしがみね)があって、あとで登ることになる。
霧ケ峰高原には、
3つの天然記念物の湿原があって、
上(北)から、八島ヶ原湿原、車山湿原、そして、踊場湿原。
3つの湿原を比較する。
「八島ヶ原湿原」。1,640メートル。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/b6/3f935a0e916e06e0431339cae7eabc84.jpg)
「八島ヶ原湿原周辺 Trekking MAP」、下諏訪観光協会発行、100円から。
「高層湿原」は、約1万年かかっで積層された湿原、と説明がある。
積層された厚みは8.05メートルで、国内最大という。
八島ヶ原湿原の「八島ヶ池」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/06/e6271ece674216645cf1df4d8afa545c.jpg)
「八島ヶ原湿原」は学校登山にも使われている。2013年7月26日。
「八島ヶ原湿原周辺 Trekking MAP」を見ると、
八島ヶ原湿原を一周する1時間半のコースのほかに、
右の蝶々深山(ちょうちょうみやま)から車山へ、もしくは、
左の鷲ヶ峰(わしがみね)と組み合わせるのが人気である。
それに、ビーナスラインのそばだから、家族で訪れる人が多い。
車山肩からみた八島ヶ原湿原。2014年7月30日。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/f6/595321c9899a5011bb62c73e295cc70c.jpg)
Wは鷲ヶ峰(わしがみね)、1,798メートル。
YPは八島ヶ池のあるところ、KPは鎌ヶ池。
八島ヶ原湿原の周囲には木道が整備されている。
冬の八島ヶ原湿原。鷲ヶ峰の中腹から、2012年2月。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/69/ae5645a2a76e250d56af44074615bc97.jpg)
鷲ヶ峰は吹雪で引き返した。
スノーシューを着けて八島ヶ原湿原を一周した。
右手前にある八島ヶ池も、左端の鎌ヶ池も一面の雪の下だった。Kは車山。
鷲ヶ峰から見た八島ヶ原湿原。2014年8月18日。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/02/bf9e2783a3dfac9cc8eee17db25f493e.jpg)
鷲ヶ峰1,798メートルからは、眺望がいい。
Kは車山、その後方には八ヶ岳が連なり、
右にはFの富士山が見える、ぼんやりしているが。
そして、鷲ヶ峰からは、霧ヶ峰の2つの湿原が見える。
YBの八島ヶ原湿原と、KBの車山湿原である。
八島ヶ原湿原YBには、左にKPの鎌ヶ池、右にYPの八島ヶ池がある。
車山湿原KBは、車山KとCの蝶々深山に挟まれている。
3番目の踊場湿原OBは、→の山の後方になる。
霧ヶ峰の3つの湿原の位置関係は、
この鷲ヶ峰からの写真と、
踊場湿原にあった案内板、
とを参照してください。
2番目の「車山湿原」。EPSONのWristable GPSで1,770メートルに広がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/b9/872404229fa61d86bffa985613c08dbe.jpg)
左側の車山と、右側の蝶々深山(ちょうちょうみやま)の間にある。
奥には鷲ヶ峰(わしがみね)が見える。2014年7月30日。
アカバナシモツケソウの群落があった。
車山湿原には、アサギマダラを多い。2014年7月30日。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/62/b6215550c0b094219e593ebf9e7b38bb.jpg)
ヨツバヒヨドリは、車山湿原に特に多い。
アサギマダラはヨツバヒヨドリが大好物?
蜜を吸って、海を越える長い旅立ちに備える。
3番目の「踊場湿原」。1,540メートル。2014年6月19日。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/20/4d43a86898d10bf520c62e5bbe1eda23.jpg)
ガボッチョ山側から見た踊場湿原。
⇒が、谷地坊主のあるところ。
Pは、踊場湿原の駐車場。
駐車場から谷地坊主へは、
遊歩道を15分ほど。
踊場湿原には、クリンソウが咲いていた。2014年6月19日。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/0b/1e1999cfd76314e5af9e54ef1469158c.jpg)
踊場湿原のどこで、谷地坊主を見ることができるか?
⇒が、谷地坊主のあるところ。2014年7月30日。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/07/ae122d63eefa818a57c1abb93d5d132b.jpg)
Kは車山。Fは富士見台。
踊場湿原の周囲に遊歩道がある。
谷地坊主は、左(北)側の遊歩道から見る。
目印は、遊歩道の山側にある白樺。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/79/b5e3a9c120c40897bfade56c80785682.jpg)
黒く焦げた白樺がある。2014年7月30日。
2014年4月28日の火入れで焼けたあと。
草原は、放置しておくと森林になってしまう。
霧ヶ峰では、刈取り、火入>(野焼き)で草原を維持している。
2014年4月28日の池のくるみの火入れでは、強風で飛び火して、
北はFの富士見台に迫り、東はGのガボッチョ山と、それを越えて焼損した。
ガボッチョ山に登ると、
焼け跡から、生き延びたレンゲツツジが咲いていた。2014年6月19日。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/3a/df1e1ba631d4705fefbeebca9f767a68.jpg)
Gはガボッチョ山1,681メートル。
火は、谷地坊主にも迫ってきた。そのときに燃えた白樺である。
貴重な谷地坊主が、焼けてしまったことを心配した。
詳細な学術調査をするというが、まずは、無事だった!
踊場湿原で、霧ヶ峰自然保護指導員に会った。
千葉大学の園芸学部の学生さんである。
天然記念物の湿原や周辺の草原の、
保護、観察をしている。
霧ヶ峰自然保護指導員から、3つの湿原の話を聴いた。
八島ヶ原湿原は、1万2千年前に形成された。
花が多い。木道も整備されて、多くの人が訪れている。
車山湿原は、1,500年前に形成された。
アカバナシモツケソウの群落がある。
踊場湿原は、3千年前に形成された。
ビーナスラインから外れている、
それに、谷地坊主は地味だから、
訪れる人が少なくさみしい。それで、
谷地坊主が保護できたとも言える。
火入れで延焼したときは、
ガボッチョ山から池のくるみまで、
黒かったが、今は緑になってきた。
谷地坊主の変化を掲載する。
梅雨前の谷地坊主。2014年6月19日。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/88/3316f9fb7f871d67741cb199fdb2ee4b.jpg)
下半分は枯れて、頭はポヤポヤ。奇妙な生物がいるようだった。
梅雨開けの谷地坊主。2014年7月30日。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/37/5d84b8843a80bbc17ab703409a143eff.jpg)
下半分は水の中、頭はフサフサになった。
そして、2014年8月15日の谷地坊主。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/df/2b368e08dca864b68efeb3e20a8f2bb7.jpg)
梅雨が開けて、谷地坊主は、踊場湿原の主役になった。2014年7月30日。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/d1/72a52fb450be260d419f619575506db3.jpg)
踊場湿原は、元気な緑になっている。
踊場湿原の天然記念物、谷地坊主に会うには、
Pの駐車場から、⇒の谷地坊主まで、
遊歩道を15分ほど歩けばいい。