goo

『永遠のジャンゴ』(映画メモ)


『永遠のジャンゴ』(2017年、エチエンヌ・コマール監督)

時は第二次世界大戦中、ナチスが侵攻したフランス。ジプシー出身でギターの名手ジャンゴ(レダ・カテブ)は、ドイツ講演を頼まれるものの、ジプシーを迫害しつつあったナチスを恐れ、スイスへと逃れようとする。

ちょうど、フランスからスイスへと逃亡するユダヤ少女の物語『ファニー:13歳の指揮官』(岩波書店)を読んだばかりだったので、少し驚いた。

なんといっても、ジャンゴの演奏シーンが素晴らしく、ひき込まれた。戦時下の危機的状況と切ないメロディーがマッチしているのである。

ユダヤ人だけでなくジプシーも標的としていたナチス。マイノリティを根絶やしにしようとする思想の恐ろしさが伝わってきた。






コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 人は目に映る... 『壁を破る言... »