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『タクシードライバー』(映画メモ)

『タクシードライバー』(1976年、マーティン・スコセッシ監督)

楽しみにしていた『レイジングブル』がイマイチだったので、『タクシードライバー』を観た(2回目)。

ストーリーはどこか変だし、主人公はいっちゃっているのだが、沁みる映画である。

なぜか?

バックに流れる音楽(サックス)、タクシーの中から見える雑然としたニューヨークの街並み、デニーロのちょっと不気味な演技(表情)、おさえめの戦争批判などがミックスされて絶妙な雰囲気を醸し出しているのだ。

初めて観たときには、デニーロが売春アジトに乗り込んで悪者をやっつけるところが面白かったが、改めて見ると、どう考えてもあれは犯罪である(なぜヒーローになるのか不思議)。

それよりも、映画全体に哀愁が漂っているところがいい。

感想を書いてたら、また観たくなった。

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