松尾睦のブログです。個人や組織の学習、書籍、映画ならびに聖書の言葉などについて書いています。
ラーニング・ラボ
カレンダー
2018年9月 | ||||||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||
1 | ||||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | ||
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | ||
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | ||
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | ||
30 | ||||||||
|
goo ブログ
過去の記事
カテゴリ
最新の投稿
最新のコメント
最新のトラックバック
ブックマーク
プロフィール
goo ID | |
mmatu1964 | |
性別 | |
都道府県 | |
自己紹介 | |
大学で経営学を教えています。 |
検索
gooおすすめリンク
URLをメールで送信する | |
(for PC & MOBILE) |
『改訳 愉しき放浪児』(読書メモ)
アイヒェンドルフ(関泰祐訳)『改訳 愉しき放浪児』岩波文庫
水車小屋で働く親父から「こののらくら者め!お前も世間へおん出て、自分でくらしの道をたてろい」(p.3)と言われた「ぼく」は、故郷を離れ、得意のヴァイオリンを携えて旅にでる。
その後、二人の伯爵令嬢と出会い、ウィーンの家で庭師として働き、やがて収税吏に引き立てられるも、イタリアに向けて旅立つ。そして、さまざまな出会いを経て、伯爵家に戻り、令嬢と結ばれるという物語である。
なにもかも上手くいきすぎてわざとらしいストーリーなのだが、なぜか読んでいて楽しい。それは、主人公の「ぼく」が前向きで、その姿勢が「さまざまな縁」を創っていくように思えるからだ。
本書で一番印象に残ったのは、せっかく安定した職である収税吏に就いたのに、それを捨てて旅に出るところ。
「ぼくはここから出ていかなくちゃならない。空が青々としているかぎり、どこまでもどこまでも!」(p.31)
前向きに夢を追い求めることの大切さが伝わってきた。
水車小屋で働く親父から「こののらくら者め!お前も世間へおん出て、自分でくらしの道をたてろい」(p.3)と言われた「ぼく」は、故郷を離れ、得意のヴァイオリンを携えて旅にでる。
その後、二人の伯爵令嬢と出会い、ウィーンの家で庭師として働き、やがて収税吏に引き立てられるも、イタリアに向けて旅立つ。そして、さまざまな出会いを経て、伯爵家に戻り、令嬢と結ばれるという物語である。
なにもかも上手くいきすぎてわざとらしいストーリーなのだが、なぜか読んでいて楽しい。それは、主人公の「ぼく」が前向きで、その姿勢が「さまざまな縁」を創っていくように思えるからだ。
本書で一番印象に残ったのは、せっかく安定した職である収税吏に就いたのに、それを捨てて旅に出るところ。
「ぼくはここから出ていかなくちゃならない。空が青々としているかぎり、どこまでもどこまでも!」(p.31)
前向きに夢を追い求めることの大切さが伝わってきた。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )