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第三者の存在

『ひきこもり新聞』を創刊した木村ナオヒロさんは、大学卒業後、司法試験の宅浪生活をしているうちに「ひきこもり」になってしまったという。

立ち直るきっかけとなったのが、先日紹介した「オープン・ダイアローグ」。木村さんは言う。

「もともと父も僕も声が大きく、何時間でも怒鳴りあえる体力の持ち主(笑)。家だと怒鳴り合いにしかなりませんでした。それが他者を交えることで初めて対話ができ、悩みや不安を、受けてもらうことができました。これをきっかけに、家計を整理し、生活を見直すことで、一人暮らしなど新しい活動を始めることができたのも大きかったです」(p.9)

これを読み、オープンに対話することの難しさがわかった。真の対話のためには、第三者の存在が鍵になるのかもしれない。

出所:ビッグイシュー日本版Vol.305.
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