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少しだけ無理をしてみる

『少しだけ、無理をして生きる』(新潮社)の中で、城山三郎さんは、次のように語っている。

少しだけ無理をしてみる―これは作家に限らず、あらゆる仕事に通用するテーゼじゃないでしょうか。自分を壊すほどの激しい無理をするのではなく、少しだけ無理をして生きることで、やがて大きな実りをもたらしてくれる。知らず知らずのうちに、元の自分では考えられないほど、遠くまで行けるかもしれない。自分の世界が思わぬ広がりと深みを持てるかもしれない。仕事のみならず、人生全般についても言えることかもしれません」(p.86-87)

熟達研究においても、「適度な難易度の課題に取り組む」ことが重要であるとされているが、「少しだけ無理をする」という言い方がいい。

たぶん、「少しだけ無理をし続ける」ことが大事なのだろう。気が付いたら「こんなところまで来ていた」と思えるようになりたいと感じた。

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