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自分が生かされている意味

女優の風吹ジュンさんは、中学3年生のときに、お母さんから「面倒は見られないから京都に行きなさい」と言われ、お兄さんと二人ぐらしを始める。その後、18歳で上京して、銀座のクラブで働いていたときに、芸能事務所を紹介され、いきなり富士フィルムのコマーシャルでデビューする。

『寺内貫太郎一家』に出演するなど、とんとん拍子で人気が出た風吹さん。29歳のときに結婚し一男一女に恵まれるものの離婚してしまう。慰謝料も養育費ももらえなかった当時を振り返り、次のように語っている。

「独身の時は、失うものなんてないから何も怖くなかったけど、守るべき存在ができたとたん、二人を守れなくなることが急に怖くなりました。でも、それ以上に、自分が生かされている意味が見いだせるようになったし、何をするにも自己満足ではすまなくなり、幸せの基準が変わりました」

風吹さんは、50代に入ってから良い仕事をしているように思っていたが、その背景がわかった。

自分が生かされている意味を意識することで仕事の質が高まる、と感じた。

出所:ビッグイシュー日本版Vol.225(2013.Oct.15), p.3
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