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人の闇や孤独に寄り添う

女優の鈴木杏さんは、役作りの際、ネガティブな部分から入っていくという。

「どうしたらその役に共感できるのか・・・・・私はその人の闇や孤独など、ネガティブな部分から役を探るようにしています。そこを見つめ、寄り添う感じかな。ポジティブな部分から役が見えることもあるけれど、どんなに明るく元気な人でも、劣等感や孤独感って共通してもっているものだと思うんです。そういう部分を見つけていくところから、役とつながっていきます」

その人の闇や孤独に「寄り添う」という言葉が印象的だ。

ポジティブな面とネガティブな面が表裏一体となって、その人の本質を作り上げているけれども、われわれはその一部しか見ていないのかもしれない、と思った。

出所:ビッグイシュー日本版211号(2013.3.15), p.3.
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