宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

スギ花粉症のお話

2014年12月14日 11時29分10秒 | 花粉症
今年は大学通りの紅葉の時期が短くて、がっかりしています

秋のこの光景は、私にとってはかなり心のエネルギーを充電できる重要なものなので、ちょっと今年は不完全充電です
目から入る色彩のパワーは、私にとってとても重要なのです。

というわけで。
私はこのところ、きらきらのアクセサリーを作っています
(診察の時につけている場合もありますよ。)
きらきらにパワーをもらってがんばります

ところで。

最近、花粉症の症状の方が何人か来院されます。
鼻水やくしゃみ、目のかゆみ、まぶたや首回りの湿疹、頭のかゆみ。
これは、空気の湿度の低下により、ドライスキン、ドライノーズ、ドライアイなどがおこっているところに花粉が反応しています。

今飛んでいるのは、スギ花粉です。

スギ花粉というと
「え??。もうスギ花粉がとんでいるんですか??。」
と驚く方も多いですが。
実は、毎年、11月ごろから少量の飛散が見られるのです。
飛散量は少なめですから、敏感な方のみ症状が出ていると思われます。

敏感な方というのは。
アレルギー体質が強い方。
そして。
乾燥している環境に長時間いる方です。

最近私が
「暖房を長時間つけていますか?。」
と質問すると
「まだ暖房はほとんどつけていません。」
とお答えする方がけっこういるのです。
「寒くないんですか?。重ね着をしていますか?。」
とお聞きすると
「重ね着はしていませんが、寒くないです。」
とお答えになる方が少なくありません。

ん???と思い、よく確認すると。

ホットカーペットの上に寝転んでいたり、床暖房にすわっていたりしています。
これでは寒いはずはなく、また、実はものすごく乾燥しちゃいます
あと、よくあるのが。
エアコンやファンヒーターをつけているけど、それほど暑くはないから大丈夫と思っている方が多いことです。
風の出る暖房は、風が出続けているだけで、湿度は下がります。
だって。
冷風ドライヤーでも髪は乾燥しますからね。

なので。
冬に乾燥した環境に居続けると、花粉症の症状が出やすくなるんですよ。

症状が出た方は、なるべく早めに治療をしてしまっていったん症状を抑えるのが得策です。
放置していても良くなりませんし、そのままにしておくと来年の本格飛散の時期にひどくなってしまうのです

さぁて。

今日は、投票に行ってから、またアクセサリーの材料を買いに行きます。
きらきらパワーを充実させますよ

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