みどりの野原

野原の便り

6月15日 京都府立植物園 & 智積院

2012年06月15日 | Weblog
京都府立植物園へ。


           食用ホオズキ・ストロベリートマト        


    シナアブラギリ実           ホタルブクロ
 
 
   アリマウマノスズクサ          オオハンゲ

 
     ナツボウズ             ヘビノボラズ            

 
     ボダイジュ               フジキ        


     ユッカ

午後は近くの智積院へ。今日は入場無料。


      長谷川等伯の障壁画を見て、お庭を見て   


最後に満開のアジサイ園へ。鮮やかなブルーが目に染みた。
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6月14日 石舞台・祝戸周辺

2012年06月14日 | Weblog
担当の方の説明を聞きながら飛鳥を歩いた。

 
      ヤマボウシ 実         ヤマアジサイ

 
       シナサワグルミ        タブノキ

 
      ノビルも花盛り       イチヤクソウ

 
       季節の花 ホタルブクロ と ササユリ

  
     オニノヤガラがにょきにょき よく見ればおもしろい形

 
伐られたチャンチン そばには子供が育っている。エゴノキにつく虫こぶ エゴノネコアシ 

 
         キバラヘリカメムシ        (調べ中)アシナガコガネと判明

 
            飛鳥の景色はやっぱりいいなあ。

ミハ山には祝戸城があったらしい。 
「祝戸」というのは宝永16年 家光の時代に周辺の嶋庄・坂田・稲渕・橘などを寄せてできた地だという。そして「このミハ山が飛鳥の甘南備山ではないか」というのが最近の説になっていることなど景色を眺めながら歴史通の方の説明を聞いた。
葉の形や付き方などの基本の話、植物の案内も図などを使いきっちりと説明され勉強になった。
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6月12日 見れて良かった。 ウツギノヒメハナバチ

2012年06月12日 | Weblog
雨だったが、気になることがあって先日行った室生へ車で連れて行ってもらった。

あれからどうなっているだろう。
雨だからもう何も見れないかも・・そんなこんな考えながら近くに車を止め、門をくぐる。

すごい! やっぱり! 来てよかった~。
やっぱりあれはウツギノヒメハナバチだった。

先日(6/7)のブログで、「ウツギノヒメハナバチは、梅雨前の晴天の続く朝、土の中から出て気温が上がり、体が乾くとウツギの花の花粉と蜜を集め、土の中の巣に戻り、花粉と蜜で団子を作り卵を産みつけるのだとか。孵化した幼虫はそれを食べてマユになり越冬するらしい」と書いた。

 
先日(6/7)ハチが地面近くを飛びまわっていた。  今日の庭 穴ぼこだらけ

 
穴の周りには土が山になっていた。 山は穴は無数に・・すごい。

 
小雨が降っていたが、ハチがまだ2・3いた。アシや体の節に毛がいっぱい生えている。
少し飛んだり穴に潜ろうとしているようだったり。でもだいぶ弱ってよろけていた。

もうウツギの花粉と蜜を巣穴に運び終え、団子を作り卵を産みつけてもう力がないのかな?と思った。

でも、上の6/7の写真を見ると出てきた穴がない(ように見える)のはなぜ?
ああもっとよく見ておくべきだった。来年の宿題になった。

お寺では土を敷いてウツギノヒメハナバチを保護しておられるように感じた。

その後、ダム近くの気になるノバラを見に行ったが、もう花はほとんど終わりだった。
雨も降り続いているので2か所だけ見て帰ったが、雨の中来た甲斐があった。
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6月11日 吉野 大発見

2012年06月11日 | Weblog
七曲~大橋~金峯山寺・蔵王堂~吉水神社~竹林院~花矢倉~吉野水分神社~如意輪寺等を巡る。
アップダウンのあるハイキング道 

ほとんどの所は行ったことがあるが知らないことだらけだ。

 
       金峯山寺             仁王さん

 
        石垣修復中          蔵王堂(金峯山寺本堂)

何年か前、7月の「蛙跳び」行事の時、高田の奥田池でハス取り行事を見、吉野へ。そしてここで蛙を乗せた神輿を追っかけた。神輿がこの階段を駆け上がるのは壮観だった。
節分の「豆まき」の時は、蔵王堂の前出てくる赤鬼・青鬼と写真を撮り・豆を拾い・・・

修復中らしい石垣の石には「砂80」「へ1033」などの印がつけてある。色も形も様々だ。
もっと知りたいと思って調べてみたがわからなかった。
蔵王堂が山上ヶ岳からの巡礼を迎えるために南向き、大阪や京都からの(逆峯入り)信者のためにこの仁王門は北向きになっていることを知った。
蔵王堂は今年の行事に備えてか、ただいま修理?調整中。

次に土産物屋の並ぶ通りの左側にある鳥居をくぐって吉水神社へ階段を降りる。

ところで・・私は時々大発見をする。「発見」とは、世界的な発見もあれば単に「今まで無知であったことがわかった」という個人的な発見もあり、私のは当然後者で、それだけものを知らないことを露見しているということは承知している。

みんなより一足遅れて門近くに来て、ここで「すごい大発見」をしたのである。
吉水神社の門の前に1対の「狛犬」があった。割合すっきりとした形。

いろんな形のある狛犬だが、私は狛犬を見る時必ずチェックすることがある。
そして、今日も見ると・・あった! 初めて見た。大発見だ!・・となる。

  
     向かって左の狛犬  ちょっと失礼して覗くと・・立派なタマタマが・・
右のにも同じようにあった。

もうだいぶ前の事。友達から「付いているのがあるらしい」と聞いて、見るもの見るものチェックしているが、今まで1度も見たことがなかったのだ。 
あった。あった。胸がドキドキ・・当然、みんなにも吹聴した。   

「狛犬」の事を帰ってからちょっと調べてみた。
以後受け売り。(端折っているので正確には各自で確認を)
*ルーツはインドらしい。
*一番古い石造りの狛犬は奈良東大寺南大門のもの。平安時代 宗の様式
 その後日本化していく。
*狛犬と言うが、獅子と狛犬(どちらも想像上のもの)
 一般的に、右ー口を開けた阿形・角のないのが獅子 左ー口を閉じた吽形・1本
 の角のあるのが狛犬で、「獅子狛犬」と言うのが正しいというが、両方狛犬の
 ものもあり「狛犬1対」という。
*鎌倉時代 左に獅子・右に狛犬(神前から見て)を置くようになる。
*室町 神社外郭に随身門が作られるようになり境内に置かれるようになる。
*江戸 一般大衆が奉納するようになる。
*明治 神仏分離により神道の復活・神社の格付け・・などで、
 当該神社にふさわしい狛犬を置くようになり、地面からの雨の跳ねかえりによる
 侵食を防ぐため台座が高くなる。
*戦後は機械彫りが多くなるなどで均一化

タマの事はネットで見てもタマにしか載ってない。

ところで雄雌は?というと、角のある方が雄だとか、子供を連れているのが雌だとか、雌雄は「ある」・「ない」の両説あるらしいが・・
吉水神社のは両方タマタマがあるということは?・・

そして、狛犬の他に、牛・ネズミ・イノシシ・キツネ・・など見たことがある。

吉水神社境内には日本最古といわれる「書院」・弁慶が石に打ち込んだといわれる「弁慶の力釘」「見晴らし台」もあった。

 
一目千本と言われる見晴らし台 今の景色    右)桜の季節(写真)

元の道に戻る。
 
   土産物屋の樺細工(桜皮)     空き地に干してあるのは・・夏蒲団
店先にクズの鉢植え・・涼しそう・・グリーンカーテンにいいかも。

  
大塔宮仰徳碑(後醍醐天皇の皇子 護良親王)の前の狛犬
たてがみはぐるぐる渦巻き、尻尾もふさふさと立派で、台座も装飾的。
これには?・・なかった。
左前足は玉を抑え、右は仰向けになった子犬を足の下に敷いている。

次に行った雨師観音は初めて知った。そばにはモミジの大木 見晴らしも良い。
蔵王堂が下に見え、あんな下から登って来たんだ~。

昼食場所の花矢倉へ。

「花矢倉」美しい言葉の響きとは裏腹に、兄源頼朝に追われた義経一行が潜入した吉野山に追いかけてきた敵を義経の身代わりとなった家来がこの丘から「矢を雨のように浴びせて防いだ」古戦場だという。
世尊寺跡の碑があった。今は他の場所にある世尊寺は元はここにあったらしい。

 
        すばらしい眺め。         蔵王堂を見下ろす 
 
ほどなく吉野水分神社に到着。今日の最終地点だ。

 
この階段下に「世尊寺」の名のある常夜燈があった。 本堂は桧皮を葺き替えたばかり
豊臣秀頼が寄進したという神輿や湯釜があった。

帰り道
 
急な下り~稚児松地蔵尊を経て・・ 如意輪寺 裏山には後醍醐天皇塔尾陵がある。
御醍醐天皇の勅願寺といわれ、天皇没後、楠木正行が大阪四条畷の戦いに出陣前、本堂の扉に鏃(矢じり)で辞世の句を刻んだとされる。
「かへらじとかねて思へば梓弓なき数に入る名をぞとどむる」

 
       マタタビ           ユキノシタ

脱落しないで最後まで歩け、久しぶりの吉野路を楽しんだ。
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6月10日 うちの庭 & 隣組の親睦会

2012年06月10日 | Weblog
久しぶりに家にいる日曜日。
午後は隣組の親睦会にも参加できた。
自治会の会議や溝掃除は主人(&娘夫婦)、親睦会は私と都合よくできている。

子供も大きくなった今、隣近所と言ってもゆっくりしゃべったりすることもなくなったので、都合付く限りは参加して、今日も楽しいひと時を過ごした。

先日、おもに前庭を剪定してもらって少しすっきりした。

    
 モモイロヒルザキツキミソウ白花           アジサイ       

 
        ビヨウヤナギ                キンシバイ

あとはドクダミやツタバウンランなど。
キリンソウが少し前まで花盛りだったがすっかり終わってしまった。
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6月9日 ホタルのお話

2012年06月09日 | Weblog
今日の講演のテーマは「ホタル」
ホタルはもう飛んでいるらしいが、今年はまだ見ていない。

お話は「白砂青松」は自然の姿か?という問いかけから始まった。

山には松だけ(山の木を利用し過ぎ)その結果、砂が海岸に流れ出た姿。と言われた。そうか~。いきなりパンチ。

次に、唱歌「ふるさと」「ウサギ追いしかの山 コブナ釣りしかの川」の歌
昔は山の近くに人が手を入れて維持している草原があった(ウサギの生息環境)
田んぼの近くには人が作った水路がありコブナも棲めた。

カ(藪蚊)・ゴキブリの話も出てきて、あ。そうか。カもゴキブリも生き物だったと気付く。

竹の利用が盛んでたくさんの切り株に雨水が溜まり、家の前には防火用水が置かれていたりで蚊が多かった昔。竹の利用が減り、防火用水もなくなり、蚊は減り、網戸などで家へ入ってくるのも減った今。

同様に生き物が増えたり減ったりするのには人間が大きく関わっているのだ。

いよいよホタルの話になった。
世界に3000種、日本に50種のホタルがいると言うが、大半は陸生で、大半は光らない。また昼行性のものも多い。ゲンジボタルやヘイケボタルはその中の変わりものらしい。

ホタルは昔に比べて減ったと言われる。水が汚れたから?

①幼虫の棲みかとなる隙間のある砂礫の川底・適度な流れ・餌のカワニナ。 
②蛹になるための繭を作る柔らかい土のある場所。
③成虫の環境 交信のための暗い場所(水路を枝が覆い過ぎはダメ)・低い橋は移動の障害になる・卵を産む適当な場所・岩の下面など)
①②③のどれが欠けてもホタルは棲めない。

長年の調査から、三面張りになり幼虫の暮らす場所や蛹室を作る場所や産卵の場所がなくなり、水の枯れる時もある農業用水路より、適度な流れのある市街地の水路の方がホタルに快適な生息場所を提供している時もあることなど。

減った理由は水質だけの問題ではないということだ。
生き物と人間の暮らしとの関係をあらためて考えさせられた。

ホタルを追って随分遠い所まで見に行っていた時期がある。乱舞も何か所かで見たこともある。
今年ホタルを見に行く機会があるかどうかわからないが、ホタルを見る目が変わるかも。

近くで乱舞が見たいなあ・・
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6月8日 モニ1000調査

2012年06月08日 | Weblog
午前中は曇り空。午後から小雨が少し降った。

一気にA・B・Cの区域のツボミ・花・実の付いている植物をリストアップした。

 
      シャクチリソバ           コナスビの実


別の場所(6/4)でも見たニワゼキショウの新顔はアキマルニワゼキショウかも? 
     
湿地の残るこの場所は植生も豊か。
・・ということは生き物もたくさん生息している。

 
カナヘビ 捕まりそうになってしっぽの先を切って逃げた。 マムシ この後退治された。もうひとつ赤っぽい細いヘビも見かけた。

 
      スジグロシロチョウ        ミズイロオナガシジミ

 
     アサヒナカワトンボらしい。        ツマグロヒョウモン


フキはおいしかったことでしょう。 
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6月7日 室生口大野~龍鎮渓谷~榛原

2012年06月07日 | Weblog
室生口大野から室生ダム~龍鎮渓谷~榛原まで。よく歩いた。

歩き始めの大野寺を覗いたところ、
 
黒い小さいハチのようなものがいっぱい境内の庭の土すれすれのところを飛び回っていた。
あっ。これは・・多分・・この間話を聞いたウツギヒメハナバチに違いない。
 出発したばかりで時間もない上、入山料の記載があったので中の方まで行くのを憚られたが、手前の方にハチの死骸が2・3あったので拾って帰った。
後日、確かめたところ「多分そうだろう」とのこと。 ゆっくり見たかった。

梅雨前の晴天の続く朝、土の中から出て気温が上がり体が乾くとウツギの花の花粉と蜜を集め、土の中の巣に戻り、花粉と蜜で団子を作り卵を産みつけるのだとか。孵化した幼虫はそれを食べてマユになり越冬するらしい。

 
 キンモンガ 何匹も止まっていた。 コアジサイがあちこちで咲いていた。     「林床一面コアジサイ」って言うところもあった。
 
      これはヤマイバラか? 垂れさがったツルに咲いていた。

 
龍鎮渓谷 ポットホール            ムロウマムシグサ

谷を何回もわたり・・ 急な山道を登り・・

 
咲く花に癒されて・・ 左)ガクウツギ?コガクウツギ? 右)タツナミソウの仲間

ヤマセミにも出会え、コチドリの砂浴びの珍しい光景にも出会えた。
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6月5日 能勢 妙見山 

2012年06月05日 | Weblog
イモリやオタマジャクシのいる田んぼの広がる里山から初谷コース 入口へ。

渓谷沿いの道は涼しく、と言うよりも肌寒い。

 
オオルリの声が聞こえる渓谷道 姿も見えた。 砂の川原となっている渓谷。
水は伏流となっているのだろう。谷沿いにはトチノキやホオノキもたくさん見られた。

木や草の開花は平地よりだいぶ遅い。

 
カキの木 雄花ばかりが目に付いた。     モチツツジ満開

 
        ウツギ満開              ミヤマガマズミ?満開  
ガマズミはほとんど花は終わり茶色くなっていた。 

 
       山道                ハクサンハタザオ
花を見、鳥を見していてあまりすすんでないらしい。
何回か谷を渡り、登って登って・・お腹もすいてきた。

 
       コツクバネウツギ       やっと妙見山に到着 鳥居前
鳥居はあるが、ここは日蓮宗のお寺。

お腹がすいた~。それもそのはず1時過ぎてる。予定ではもう少し早く着くはずだったらしい。
座って弁当を食べていると背中の汗が冷えて寒い。

早々に出発。エドヒガンの小道は入り口だけ覗き、ブナ林へ。

 
 階段を登ってブナ林へ。 普通1000m以上の山に生えるブナが、660mのここで見られる。 100本ほどあり、大阪府の天然記念物に指定されているらしい。


オオミズアオが草にぶら下がっていた。まだ羽化したてか翅色も初々しい感じ。

台場クヌギの小道へ。


昔、生活に炭を利用していた頃、クヌギを伐って炭にし、その伐り口から生えた新しい幹を又伐って利用し・・と繰り返してできた姿が台場クヌギ。

 
エゴノキ こんなたくさんの花をつけたのは見たことがない。  コアジサイも見頃

 
帰りは途中からケーブルに乗って降りた。

よく歩いた。お疲れさん。ビールがおいしい。
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6月4日 だんだん草が伸びてきた

2012年06月04日 | Weblog
大阪 某所の植物調べ。
 
途中にはコゴメバオトギリ(左)やセイヨウヒキヨモギ(右)・ブタナなど帰化植物がいっぱい見られる。

調査地は日陰が全くない草原。幸い今日は曇り空で助かり~。
ひと月経ってネザサが繁り、草丈も高くなり「マムシはいないかな?」中に入るのに勇気が要った。クズのツルも伸びていた。

 
花らしい花はウツボグサとテリハノイバラぐらい。
小さい花の他は葉だけの草や木、イネ科・カヤツリグサ科。

日頃、目をつむっているイネ科カヤツリグサ科も。なんとかせねばと気持ちが焦る・・。
 

楽しみにしていたカキランはだいぶ膨らんでいたが残念ながらまだツボミだった。
1ヶ月後には咲き終わっているだろうな。

 
         キリギリスの幼虫        オジロアシナガゾウムシ
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