みどりの野原

野原の便り

5月22日 飛鳥川左岸をお房観音までウォーク おふさ観音 大木 橋 

2020年05月22日 | Weblog

明け方、この間(5月11日)の続きを歩こうと思いついた。
(*5月11日は飛鳥川の左岸を北へ、田原本町の福祉センターあたりまで下り、旧の村の中を歩いて帰った)

今日は、5月11日と同じところを出発点とし、飛鳥川の左岸を上流へさかのぼることにした。
10時家を出発

  
家から歩いて飛鳥川へ。先日の同じ場所から反対向きに上流(南)へ。
              中)よく見れば、ネズミムギも花盛り。番茶も出花?
右)ゆったりとした大和中央自転車道はここで途切れ、ここからは車1台通る狭い道となり近鉄大阪線をくぐる。

  
こんなところに堰があったのか。知らなかった。
             中)向こうに見えるのは「高橋」古代の官道「横王寺」が通っている。
今日はたくさんの飛鳥川に架かる「橋」を見た。いつも何気なく通る橋にもみんな名前がついているのだ。
地黄橋・春日橋・高橋・蘇武橋・金鵄橋・神道橋・藤原京橋・・名のない橋もいくつか。
     右)左岸を直進。桜がたくさん植えられ花見の頃は提灯が吊るされ華やかになるところ。

今井町の入り口「蘇武橋」のたもとに出た。
中世末期に寺内町として成立、江戸時代は商業都市として「大和の金は今井に七分」と言われるほど繁栄。
重要伝統的建造物保存地区に指定されている。(伝統的建造物約500件)


「蘇武橋のエノキ」推定樹齢420年 今井町のシンボル的な木。
この付近は昔の「高市郡遊部郷」にあたる地域で、「蘇武」の地名は「あそぶ」が転訛したとの説もある(説明板)
また、「聖徳太子が斑鳩より蘇武の橋を渡り、八木の里を経て橘京へ通う」と書かれた書物もあるようだ。
付近は「今井蘇武橋公園」として整備され、東屋やトイレも設置されている。 

   
「蘇武の井」かつて、蘇武井からは良質の水が沸き、汲めども尽きず、日照りにも涸れることがなかったという。
聖徳太子もここで一休みして蘇武井で水を飲まれ、愛馬黒駒に水を与えられたと伝わるとか。
その頃の朝の水くみの厳しさを唄った歌もある。     
右)飛鳥川はカーブして東へ。近鉄橿原線をくぐり、国道24号線から東へと続く。

 
エノキの大木があった。(階段を下りて撮った) ここから細い地道の堤防になる。
いろいろ木や花が植えられている。ブドウやミカンやビワやモモなどの果樹も混じる。
物干し竿が有ったりもする。

  
   ホシミスジ モモイロヒルザキツキミソウにもぐりこんでいるのはコアオハナムグリ
右)斜面に一面オオキンケイギク 特定外来生物だが、ここまでくるときれいとしかいえない。

  
 地蔵堂や庚申さんが祀られていたり・・ 手入れされた地道は人も通らず、隠れスポット。

  
八幡神社 祓戸大神や神功皇后灯籠 南京陥落祈念の石標もあった。   
     右)クスノキの大木やセンダンの大木 センダンの花は比較的低い枝で見れた。 

センダンの下でお弁当を食べた。バナナとリンゴとグラノーラ2個の簡単昼食

ここからすぐにある橋は「神道橋」よく知っている橋だが、初めて名前を知った。ここは小房町。
神道橋を渡って下り少し右に入ると「おふさ観音」

 
おふさ観音 春はバラ 夏は風鈴 花の寺として有名 塀からこぼれ咲くバラ

  
   
     
境内はバラで埋め尽くされている。鉢植えで、季節が終われば移動されるそうだ。
日頃のお手入れも含め大変なお仕事。
例年なら人があふれていそうだが、参拝の人は数人。私にとっては良かったが・・
本堂裏手にある千手観音様(北向き観音様)は「ひとこと観音」ともいい、一言の願いをよく聞いてくださるとか。
ちゃんとお参りしてきましたよ。

ここから神道橋に戻ってもう少し左岸をさかのぼる。

 
神道橋たもとの大神灯籠から入り、赤い鳥居を進むと間もなく木立の中に「小北稲荷大明神」の小さな社。

  
その先に見える大木。近寄ってみるとエノキだった。
草むらの中の黒い穂、触ると黒い粉が落ちる。花粉なのか?黒穂病? 1本だけでなく他のもみな同じ。
何でしょうか?

しばらく行くと大きい橋「藤原京大橋」今日はここを渡って引き返すことにする。

小房町から八木へ通ったことのない道を選んで歩く。
試し履きの靴も足を圧迫して痛くなっている。ちょっと疲れてきた。

 
JR畝傍駅も過ぎた北八木のあたり「国分寺これより東・・」の道標あり。
  右)国分寺 思ったよりこじんまりしたお寺だった。本堂も新しい。2003年火事があったらしい。

 
すぐ前にあったお寺「金臺寺(こんたいじ)」本堂の大きい屋根は江戸時代のものらしい。
                   右)ソテツ 雄株

横大路に出た。八木駅もすぐだ。電車に乗りたいところ、まだ電車は自粛中・・
頑張って家まで歩こう。 通り道にあった「内膳大師」へも立ち寄り家に向かう。

平地ばかりの5時間ウォーク ちょっと”お疲れ” 靴は慣れないし。 

コメント
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