みどりの野原

野原の便り

5月8日 カラマツ球果 吐山周辺 ウワミズザクラ コバノガマズミ ツクバネウツギ 左巻きガヤ シロヒトリ

2020年05月08日 | Weblog

経過が気になるカラマツを見に連れて行ってもらった。

 
お~っ!球果はだいぶ大きくなってきた。アカマツなどと違い、カラマツの球果は1年で実る。
    右)改めて全体を見ると、太い幹は上部がなくなっている。折れたのだろうか。
後ろに大きい木があり、前は気づかなかった。
カラマツ、せっかくのご縁なので、これからもたまに成長を見に来よう。

ついでに、吐山あたりを歩くことになった。
どこと決めていないので、思いつくままのウォーク。

 
  「十二社神社・恵比寿神社」         本殿

境内には稲荷神社や他にも小さい社がある。 よくわからない。

近くにフジ(ノダフジ)と白藤の植栽があった。つるの巻く方向を確かめた。
ノダフジ=S字巻き  白藤=Z巻き

 
近くにあった「式内 下部(おりべ)神社」元は違うところにあったが、現在地の春日神社に合祀されたらしい。
さっきの恵比寿神社は下部神社の摂社だという。  右)小判型の台石の狛犬がいた。
ここでお弁当を食べた。

 
出発しようとした時、スズランの植栽に気がついた。吐山にはスズランの自生地があるのだ。
           右)よく見ればつぼみがいくつか見えた。花が咲いているものもあった。
日本のスズランは葉陰で咲くので目立ちにくい。

旧道を通って山の方へ行ってみる。

 
   田植えの終わった田んぼ      田植えの最中の田んぼもあった。
のどかな風景。

 
あの山と山の間が香酔峠じゃないかなという。 パッチワークのような山の濃淡。
斜面にはすでに果実になったショウジョウバカマがいっぱい。ツクバネウツギ(つぼみ)ササユリらしいものもあった。

 
スイバにシロヒトリの幼虫があっちにもこっちにも。
                   右)刺さないのがわかっているので手に乗せてやった。

 
遠くの山裾に見えた寺に行ってみる。参道の階段を登るとこじんまりした境内。本堂があった。
「城福寺」無住のようだが、いい雰囲気だった。

境内から山道を登って、戻ることにした。

 
山道の途中に2ヶ所 イノシシのぬたば? ここで寝転がったような跡があった。

途中から下る。
下りてきた山の斜面にはダンコウバイ(若葉) ツリガネニンジンやウツボグサ(葉)

 
植林地の向こうに集落が見えてきた。 
    右)何気なく写した遠くの白い花は拡大したらガクウツギ?コガクウツギ?

  
    フジが見ごろ        川辺にはクサソテツ(コゴミ)
もう少し早い時期なら・・でもあそこまで降りられないわ。

 
ふと左奥を見ると・・わあ~っ。ウワミズザクラ!満開!
平地ではとっくに終わっているが、ここは標高の高い大和高原。花盛り。
今年はこんなに咲いているのをはじめて見た。しかも間近で。

 
コバノガマズミも見ごろ。今日はあちこちで見かけたが、ここは目の前だ。

 
  ツクバネウツギもよく見かけた。ガク片は5枚ある。

ウワミズザクラ・ツクバネウツギ・コバノガマズミは「今日の花 ビッグ3」

小さい寺に立ち寄り、下りてきたところに・・

 
  偶然にも「天然記念物 吐山の左巻きガヤ」があった。わお!
昔、左巻きガヤを見に行ったことがあったが、ここだったのかな? 
種子の表面の筋が左巻きとのことで、その時拾ったカヤの実は今もどこかにしまってあるはずだ。
近くにハナウドの葉もあった。

 
民家の前の駐車スペースの隅にヒメスイバ群生。
  右)吐山にはなぜか三角の山が多い。山すその植林の深緑色、その上は黄緑というよりエメラルドグリーンの若葉色
何て美しいのだろう。

山の緑、広々とした高原の田、気持ちの良い空気をたっぷり吸った。

コメント
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