みどりの野原

野原の便り

5月8日 西飛鳥 初夏の植物観察 スイカズラ ウツギ ノイバラがもうすぐ満開  

2016年05月08日 | Weblog
この会での年に1度の観察会担当。
いつもは遠いところへ出かけるので、自分の担当の時は近場で、ということで西飛鳥を案内した。
奈良・大阪・兵庫などから29人の参加者があった。
晴天なだけで半分以上は成功。ありがたい。

コースには古墳が3つ。岩屋山古墳・牽牛子塚古墳(越塚山古墳含め)・マルコ山古墳。
歴史は詳しくないけれど、知ってる範囲の説明をし、好きな丹波佐吉の道標や、途中の地蔵道標、帰りにはこれも私の好きな桜井庄蔵の狛犬もお付き合いいただいて、植物を観察しながら歩き、私も楽しめた。

 
櫛玉命神社 石工 桜井庄蔵の銘のある狛犬 左・吽像と同じ石から削り出した子犬が可愛い。

朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で、帝大学生が見つけ、日本初めての発見かと騒いでいた「ゲラニウム カロリニアヌム」ちょうど花も果実もあった。
今ではどこにでもある帰化植物だ。
テレビで見た時、アメリカフウロだと思ったらやっぱりそうで、あんな頃(昭和初期)に入ってきたのかと思ったのだったが、話題性のある植物を紹介できた。

他にはナガミヒナゲシの種子を出す窓やヒナキキョウソウの窓(少し早かったが)、ヤブガラシのツルの出し方、アカネの根を掘ってみたりカラムシの繊維を見てもらったり・・
見るものはいくらでもあるが時間が足りない。


熟れたクサイイチゴが少しあった。甘い。フユイチゴの方が好きという人もいる。

 
ミカンの花のいい香りが漂い、    ウツギももうすぐ匂うがごとく満開になるだろう。
ノイバラももうすぐ満開。初夏は白い花が多い。


メンバーの一人が「オオバコがある~!」と声をあげた。
「久しぶりでオオバコを見た」と感激していた。え~そうなの?私はビックリ。
そう言われてみるとツボミオオバコやヘラオオバコが増えてオオバコの生育地は減っているかも。
知らず知らずのうちに植生も変わっているようだ。

  
スイカズラの蜜を求めてモンキアゲハが訪花       スイカズラの別名は「金銀花」

初夏は虫達の季節でもある。
 
タケカレハ幼虫 刺毛に触れるとかぶれる。       サクラにウスバツバメガ幼虫 

 
ジョウカイボン 肉食昆虫  

 
エノキの虫こぶの中
         右)コブを切ってみたら、エノキトガリタマバエの幼虫がいた。

 
庭に植えられていたオーニソガラムの仲間 先日見たのとは違うのかどうか。
違う庭の隅にはハタケニラも見られた。厄介な畑の雑草と聞いているが、まだあまりはびこったところは見たことがない。

 
園芸の花は「早咲きグラジオラス」と教えてもらった。Fs
帰って調べたが、早咲き 春咲きのグラジオラスの種類は多そう。
「スプレー咲きグラジオラス ピュアベール」(南アフリカ原産)という園芸種が模様も同じだった。
コメント (2)
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