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いよいよ京都府知事選挙;府民の暮らしを守るきょうとを!憲法を暮らしの中に生かそう!  

2022-02-11 | コロナから命を守るために

                            京都府知事選挙出馬表明・梶川憲氏

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出馬の決意
コロナ禍の選挙です。お亡くなりになった皆さんに哀悼の意を表し、今も闘病中の皆さんに、お見舞いを申し上げます。医療現場や公衆衛生現場、エッセンシャルワークにご奮闘いただいているすべての皆さんに、心から敬意を申し上げ、皆さんの奮闘が報いるには、政治の責任があるとの思いから、立候補を決意いたしました。「失業給付額が少なく、シングルで両親と2人の子ども、両親の年金も少なく生活に困っている」相談に寄せられる声です。「入院できず、しんどそうな患者さんのことを思うと、寝られなかった」医療や保健所に働く皆さんから、労働組合に届いた声です。
コロナ禍2年。今、京都は、重大な岐路に立っていると思います。
知事が府民の声と向き合わず、国待ち、国通りばかりだからです。
保健所を少なくしてきたことを「メリットがあった」といい、「暮らせない」と学生が訴えたことに、「一部の意見」と言い、北山エリア計画で市民の要請に対しても「一部の意見」と返す。目の前で苦しむ府民を、10万筆の署名を「一部」と言うのか。一方ですすめるのは無批判に国の事業です。
北陸新幹線計画や原発の再稼働ではありませんか。
いま問われているのは、人と環境、歴史ある京都の地と街や里山を、伝統と文化と生業を、水を、守れるかどうかです。
いま必要なのは、これまで脈々と培われてきた、府民と職員がつくりあげてきた京都の自治の力です。同時に、国にもきっぱり意見を言い、トコトン府民市民に寄り添うリーダーが必要です。


「府民とともに」人も環境も かがやく京都 をめざします。
いまこそ、知事を交代し、府政集団の底力を発揮する先頭に立とうと、出馬を決意しました。
京都府政が直面している重大な課題と挑戦を、4つ述べます。


一つに、命綱の公共の役割をよみがえらせることです。
熱が出て「感染」と言われ、子どもを抱いたまま、お年寄りを前に、途方に暮れる、府民にとって、いつどんな時でも、命綱が公共の役割です。
保健所を減らし続けてきた国と府政の結果、京都市を含め23箇所あった保健所が8箇所になってしまいました。その結果は、府民にとっては、命の危機に相談する先がない事態であり、職員にとっては、目の前の命に寄り添えない悔しさです。
保健所を地域に再建します。住民の中に入り、市町村と医療機関、福祉関係団体の力を合わせる「かなめ役」=保健所の役割を、コロナ禍の教訓から復活させます。「救われた」と住民が思える孤立しない京都を、府政のリーダーシップでつくる決意です。
当面緊急に、

  • 府知事が専門機関と連携し、予見的・積極的に情報を府民に提供します。

②公的医療体制を拡大し、

  • 自宅療養を健康観察だけでなく、地域の医療者が電話やオンラインも含めて

 

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医学的サポートができる体制をとり、その支援をおこないます。

④介護や障害福祉などケアを必要とする住民に対するサービスが安全・安心のもとで実施できるよう、事業所に対し、予防策と情報の共有・資機材の支援と検査など徹底支援を行なう。

⑤自宅待機者への生活支援の体制を市町村と連携してすすめる。

⑥政令市では、以上の緊急策を行政区単位で実施できるよう、協力します。


土木事務所は災害時の命綱です。災害で途方に暮れる府民のもとへ、災害現場に駆け付けられない悔しさです。土木事務所を地域に配置し直します。
同時に、公共の力で、子どもからお年寄りまで、いのちを守り育むことです。財布を気にせず安心して医療にかかれる、教育を受けられる、無償化の施策をさらに推し進めます。
せめて学校給食ぐらいは全員に、あたたかく、無償で提供できる、市町村の努力をしっかり支える府政をひらきたい。


二つは、格差社会の犠牲をつくらず、地域経済の主役、働く者や中小企業・小事業者を支える府政をつくることです
コロナ禍で格差社会の犠牲が、非正規労働者と女性の犠牲に表出しました。特に京都は、非正規率でも女性の自死率でも高い。どれほど辛い思いが地域を覆っているか。こんな犠牲を繰り返す京都を続けていいのかという課題です。
災害や感染症などは避けられませんが、今回の犠牲は政治の力で避けられます。
女性の副知事をつくります。誰もが普通に暮らせるために、時給換算で1500円をめざし、まず京都府の発注する仕事で、賃金を底上げし安定雇用をつくる仕組みをつくります。事業主が安心して賃上げできる環境は、直接支援で府が支えます。市町村にも働きかけて、そのお金を地域に循
環させて、仕事を興し、中小企業や小事業所の皆さんと地域の活力を蘇らせる。持続可能な循環型の地域経済を作ります。消費税減税やインボイス制度中止など、生業と消費を支え、個人事業主を守る立場から国に地方の声を届けます。
私は、労働運動を通じて、労働者だけでなく、多くの地域経済を支える中小企業の皆さんとも話し合ってきました。従業員を見ながら「彼らに少しでも賃金を上げられたらなあ」とつぶやいた社長さんの顔、コロナ禍で、必死に生業を続けて年を越えた皆さんが、もうだめかと苦しむ。京都は
廃業がたいへん多い、ここに明日の希望を描くのは、府政の仕事ではありませんか。
昨年6月府議会で「直接的な支援を中小企業・小規模事業者へこそ」との国への府議会意見書を、いったい知事はどう読んだのか。私は、コロナ対策の地方交付金を使って、住宅改修助成金や商品券など、本当に苦労・工夫して地域を守り、経済を循環させようと奮闘されてきた市町村や商工会など現場の皆さんの努力に出会ってきましたが、ここに京都の地域を持続させようとする底力をみました。今なら間に合う。府政がここを徹底応援すれば、輝かせることができる、皆さんの苦労に報いる府政をつくりたい。

三つに、原発の再稼働に反対し、なくす先頭に知事が立ちます。
福島原発事故から、10年を過ぎてまた3・11が近づきました。若狭の原子力発電所が、京都府庁と60キロという近い距離にある京都を、もう一度認識したいと思います。

 

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知事の権限の有無は理由になりません。まず言わねば始まりません。私は、原発再稼働は反対です。命の危険には、より実効的な計画を市町村の皆さんと一緒につくる。40年ごえの原発稼働などという無謀ですから、危機感を持って、ダメだと言わないと誰が府民の命を守るのかという思い
です。原発の矛盾を立地県の皆さんに負わせてきた歴史でした。今度は私たちが、もうやめようと表明する番です。気候危機に全世界が向き合うときだからこそ、再生可能エネルギーへの転換の先頭に、京都が立つことを宣言します。


四つに、北陸新幹線延伸計画に反対します。

環境破壊の巨大風力発電や北山エリア計画など、住民の合意なき大型開発はまずストップして、やり直します。
京都の街も里山も自然も環境も水も、そして、人の営みも、脈々と受け継がれてきたものが南北に長い京都府を覆っています。その地域にある産業を育み、伝統産業を受け継ぎ、農林漁業を続けてきました。これを大深度の巨大トンネルを穿つ北陸新幹線計画は、それだけでも、京都をズタズタにします。そして、そのお金のツケは、京都府民全員に将来にわたって大きな負担になります。
この計画は、100 年が問われる失策です。
住民あっての地域・街づくり、この観点から、大型開発は、見直します。
そして、エネルギーを地産地消でつくり、自治体がこれをコーディネートする。それは、新しい仕事興しの挑戦です。里山を次の世代に引き継いでいく、ここに住み農林漁業で働き暮らすことができるよう支援をしていきます。
私は、乙訓の地に生まれてずっと、京都の皆さんに育てていただきました。子育て・保育・教育
から街づくりまで、地域の住民運動の輪の中に居ました。そこには、一人ひとりを大切にする地方政治の姿が、いつも問われていました。
そして城陽市で公立小学校の教員になり、地域のお父さんお母さんと夜遅くまで懇談会、その中で、子どもの顔も見られない深夜労働の親の働き方が、労働組合運動へ背中を押しました。誰に寄り添っていくのか、大切なことを保護者の皆さんから学びました。
いま一番好きなキャッチフレーズは「『一人の仕方ない』から、『みんなで変える』」。
阪神大震災からのボランティアに立ち上がる労働組合や年越し派遣村。「人間の連帯」のすばらしさです。これを京都府は、職員のボランティア休暇制度をつくって背中を押しました。
しかし、あの 2011 年 3・11。福島原発事故以来の原発なくせと集まった首相官邸デモで、私は、一人ひとりが声をあげていく、新しい動きの中から、あらためて、政治・行政の役割を痛感しました。
高校生のとき、知事から渡された憲法手帳があります。当時の知事から託された思い、名前は憲ですが、憲法を暮らしに生かす府政は、私の仕事だと決意を新たにしています。
労働組合出身ですので、無所属で出馬します。梶川プランの趣旨に賛同いただける皆さんは、オールウエルカムです。政党や政治グループ、市民運動や個人の皆さんに、心から一緒にと呼びかけます。
「峠の向こうの春」を呼び込む決意で、知事選挙出馬を表明いたします。

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梶川憲<府政 重点プラン>
「府民とともに」――人も環境も かがやく京都へ

女性副知事実現、声なき声を知事室へ。現場第一、暮らしの身近なところへ府政を。

1、公共の力で、いのちを守り育む。
保健所や土木事務所を地域に再開し、地域のネットワークをつくり、どこに住んでも、感染症対策や災害対策が届き、命と暮らしを丸ごと守る。
医療費・教育費の無償化への流れを拓く。

2、府が発注する仕事で、時給1500円以上と安定雇用、地域経済を潤す。
地産地消を学校給食から。地域の仕事興しなど、市町村の地域経済を守る努力を徹底応援する。
奨学金返済支援、地域の主役、若者の定住を支援。
消費税減税やインボイス制度中止など、地方の声を国に届ける。

3、原発は止めて、なくす。府民を守るために国に対しても行動する。
米軍基地など、いのちや暮らしと両立できないものは、なくす。

4、環境破壊をやめて、持続可能な京都をつくる。
北陸新幹線延伸計画をストップ。
北山エリア計画など街壊し、大型風力発電による環境破壊でなく、公共事業は住民とともに。

 

梶川 憲の経 歴
1959年9月6日 京都府乙訓郡向日町(現向日市)生まれ 62歳
向日市立向陽小学校、事務組合立乙訓中学校(現勝山中学校)を卒業。
1975年 府立向陽高校第一期生 生徒自治会の立ち上げに携わる。
1978年 京都教育大学入学発達障害教育を学ぶ、1982年卒業
1982年 城陽市立今池小学校教諭
1986年 京都教職員組合の専従執行委員、青年部長
1991年 京都地方労働組合総評議会事務局次長(兼務)
2001年 京都教職員組合書記長
2008年 京都地方労働組合総評議会事務局長
2015年 京都地方労働組合総評議会議長 現職
家 族 妻、長女、次女、長男
趣 味 旅行・温泉と音楽、山や自然の写真、スキーなど
京都府向日市に在住

 

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